あぁ神様、お願いします   作:猫毛布

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==わーにんぐ!わーにんぐ!==

どうも猫毛布です。

今回は読まなくてもいい様に先に文章にして纏めるぜ!

フェイト視点
ユウ君に依頼をする為にリンディさんとユウ君を訪ねる。
依頼内容は無限書庫で【闇の書】を調べること。
ユウ君がいつものように頑張って自分優位にたってから取引。
取引内容は
自分の安全と
時間拘束を地球時間の午後五時までにすること

リンディさんとフェイト帰宅。

以上内容。

フェイトがまだ学校に行ってないのに無限書庫話題が出てるのはスメラギ君の頑張りだよ!
決してこの回を書いてる途中で
「あ………」
とか思ってないよ!



ふむ…今回はさすがにアウトっぽいが…あれだよね?警告が来てから削除な流れだよね?
スイマセン、お巡りさん私です!お巡りさん早く!




リンディさんは犠牲と…生け贄となったのだ……

ごめんなさい。反省してます。
でもさ、仕方ないじゃない。だって触手だもの。

誤字訂正
特もない→得もない
報告感謝。


16 本日の営業は終了致しました

「……は?」

「お願い!少し協力してほしいんだ」

「いや、管理局の仕事を協力しても俺に一寸の得もないんだけど?」

 

寝起きなのかいつものボサボサした髪の毛がさらにボサボサしていて、アクビを噛み殺す事もなく普通に出しているユウ。

 

「ダメ?」

「ダメ。ちなみに内容は言うなよ。聞くと強制送還されるから」

「えっと、実は」

「アーアーきこーえなーいー」

 

耳をしっかりと塞ぎ声を出される。

 

「第一、プレシアの司法取引で俺には関与できない筈だろ?」

「えっと、それは」

「プレシアさんの取引内容は1日の自由と定期的に送受される手紙が誰から着てるのかを秘匿、及び差出人に関与しない事になってるわ」

「…………誰?」

「初めまして、御影夕君。私、リンディ=ハラオウン。フェイトさんの上司にあたります」

「どうも。さようなら」

 

ユウが自宅の扉を閉めようとする。

咄嗟に足を入れて、ドアノブを引く。

 

「ちょ、待ってよユウ!」

「残念。本日の営業は終了いたしました。お帰りください。明日から営業しませんので悪しからず。足どけろ」

「だって足どけたら扉を閉めるでしょ!?」

「扉が開いてたら閉めるだろ。まったくプレシアはどういう教育をしてるんだ……」

 

呆れた口調でユウは溜め息を吐く。

扉を引く力は強くならないが、少し辛くなってきた。

 

そんな私の後ろでリンディ提督…リンディさんは溜め息を吐いた。

 

「……別にアナタがそういう態度を取るなら、こっちも手があるのよ?アンヘルさん?」

「……」

 

ユウの力が少し弱まる。

扉が開いきボサボサした髪をカリカリ掻いていたユウは非常に面倒そうに

 

「面倒だな………入れば?」

 

訂正、面倒と普通に言って私達を部屋の奥に招き入れた。

 

 

 

 

 

 

 

「で、俺をアンヘルとして逮捕でもする気か?管理局」

「それは本当に最後の手段。私としては穏便に済ませたいと思ってるわ」

「どうだか…」

 

そう言いながら、しっかりとユウはお茶を淹れてリンディさんと私の前に出す。

 

「砂糖は必要か?甘党さん」

「ええ、ありがとう」

「…マジだったのか」

 

母さんからリンディさんの事を聞いて半信半疑だったのだろう。残念ながら、真実です。

砂糖が入る度にうわぁ…と漏れていた声が四回程聞こえた後、リンディさんがお茶を飲んだ瞬間にうわぁ、が、うおぉ…になった。

 

「これは、なかなかスゴいな」

「あなたも飲むかしら?」

「残念ながら甘い物は苦手なんだ」

「あらそう、残念だわ」

 

リンディさんはユウに微笑み、ユウもニヘラと笑う。

 

「敵意のある人間が出すモノを飲むのが悪いよな」

「え?」

「あら、何も入ってはないのでしょう?」「え?」

「さぁ自分で入れてたじゃないか」

「砂糖は入れたわ」

「知ってるかい?砂糖を大量に摂取すると50年後辺りに癌を患う可能性が増えるんだぜ?」

「あらあら気を付けないと」

 

あはははは

うふふふふ

なんだろう、この私の置いていかれてる感じ。

いや、まぁ置いてきぼりだけど、たぶん着いていっても追い付けない。

 

「さて、と。冗談混じりの世間話はこの程度で大丈夫か」

「えぇ、そうね」

 

急に空気が張り詰める。

 

「取引は内容を聴かずに却下だ」

「あらそう、なら捕まえるしかないのね」

「管理局が俺を?罪人を管理落ちした世界へ幽閉する程度が限界の管理局が?」

「なんの話?」

「知らないのならいいさ。お帰り願おう」

「ユウの力が必要なんだ」

「他に頼め、他に」

「ならアナタを捕まえ、」

 

私の横にいたリンディさんが消える。いや、赤黒い彼の触手によって後ろの壁に叩きつけられていた。

 

「リンディさん!」

「大丈夫よ。この映像も」

「サーチャーなら全て解析して、さっきの世間話を話題を変えながら垂れ流してるぞ」

「……聴いてた通り、スゴいマルチタスクの数ね」

「……聴いてた?」

「プレシアさんから少しね」

「漏らさないって言ってる人間がどうして漏らすのかねぇ……」

 

確かにユウのマルチタスクの数はスゴい……というか、一般的に言われているマルチタスクでは多分出来ない。

 

「まぁいいや。で、管理局のオバ……あー、お姉様?」

「何かしら?」

「首だけ出てるのに気丈だねぇ…取引をしようか」

「お互いにリスクが伴う取引なんて愉快だわ」

「笑ってもいいんですよ?」

「あらあら、そうなの?」

「えぇ、取引に笑顔は付き物ですとも」

 

あはははは

うふふふふ

もう私はこの二人に着いていく事を諦めてる。というか、無理。

どうして命を握ってる側と握られてる側でこんな会話が成立してるんだろう。

 

「一つに付き一つの望みで大丈夫そうですか」

「ええ、無理なモノは無理って言わせてもらうけれど」

「大丈夫、無理なんてない…今回の内容での俺の安全の確保」

「出来るわ。では今回の件を確実に応と」

「応。冗談さ、睨むなよ……ある程度の自由…そうだな、ここの時間でいう午後五時にはこの家に帰りたい」

「出来るし、元からそのつもりよ?」

「……あれ?もしかして無駄な労力割いてる?」

「あら、気付いたのかしら」

「まぁいいや。管理局は嫌いだし」

「そう…」

「では、最後に………………いや、ふむ……」

「どうか、ン…したのかしら?」

「いやいや、ナンデモナイデス。ハイ」

 

何故か顔の赤くなったリンディさんと何故か片言なユウ。

 

「では、まぁ内容を言ってもらいましょうか」

「実は、無げ…やめなさい!」

「え?何もしてませんけど?何か?」

「触手を早く!アァ…、どけなさい!」

「いや、安全確保は最優先だから、無理だって」

「……ッ、フェイトさん、説明をぉ!」

「は、はい!」

 

何故か痙攣したように動くリンディさんを尻目に、私は今回の事を軽くユウに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、闇の書と無限書庫……ねぇ」

「ダメ、もういやぁ…いきたくないのにぃ……っ!」

 

えっとリンディさん、どこに行けませんよ?行ってませんよ?

 

「まぁ取引もしたし、仕方ないか」

「ユウ。リンディさん」

「あ、……えっと、大丈夫ですか?なんかスゴい顔が赤いですけど…?」

「大丈夫、大丈夫だから早く、早く!あぁ、」

「えっと……アンヘルが粗相してるのかな。アンヘル…戻れ」

 

ユウがそう言うと触手は声に反応してユウの左手に戻っていく。

へたりと床に座り込んだリンディさんは息を荒くしていて、今にも倒れそうな程疲れていた。

 

「リンディさん大丈夫ですか?」

「大丈夫…大丈夫よ。えぇ…」

「なんか…アンヘルがスイマセン……まだ俺の意思じゃ上手く動かせなくて」

「いいのよ…えぇ……大丈夫だから」

 

深呼吸を数回して、どうにか呼吸を戻していくリンディさん。

 

「少しぐらい休んで大丈夫ですよ?お茶を淹れます」

「あ、ありがとう」

「いえ、よくはわかりませんがアンヘルが悪いんだったら俺の責任ですから」

 

ユウはテクテクと少しだけ機嫌よさそうなお茶を淹れに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、じゃあ取引は成立ということで」

「ええ。明日は空いてるかしら?」

「大丈夫です」

「ならフェイトさんに迎えにきてもらうから、フェイトさんもいいですね?」

「あ、はい」

 

お茶を飲んで落ち着いたのか、リンディさんはいつものようにテキパキと指示を飛ばして席を立った。

 

「では、指示はまた明日に」

「了解です」

「じゃあ、ユウまた明日ね」

「ああ、また明日な」

 

 

 

そうして私とリンディさんはユウの部屋から出ていった。

 

少ししてから、何かの叫びが聞こえたような気がしたけどたぶん気のせいだろう。




~本日の営業は…
もうくんな!

~アンヘル
誰が今現在のアンヘルに意思が在ると書いたか……否である

~リンディさん
トラウマ第一号。もう本当にごめんなさい。触手でくるんでたらこう……うん、ごめんなさい。自重します。

~今回
エロなんて一切ない。よくわからないけどリンディさんが赤くなって、痙攣して、何処にも行ってないのに「いくのは嫌」って言って、解放したら息が荒かっただけの話。
エロなんて一切なかった!
気付いてもアレな、皆でエロなんて一切なかったって書いておけば大丈夫!
いいか、エロなんて一切なかったんだ!




ごめんなさい、反省してます。精進します。
(=´・ω・`=)

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