翌日午後。作戦開始を目前に、621はエアと最終ブリーフィングを行っていた。
作戦内容に変更はなかった。最終目標はバスキュラープラントへ衝突コースをとるザイレムの撃墜。
そのためにザイレムの下層動力ブロックに分散配置されたジェネレータを破壊し、今度は上層街区まで上がり、ラムジェットエンジンを壊す。
解放戦線の側より、僚機が1機来ることが伝えられていた。誰が来るかは一目瞭然だった。
《もう一点。解放戦線からもブリーフィングメッセージが来ています。送り主は
エアが解放戦線より送られてきたブリーフィングを再生する。
『我々はついにこの日を迎えた』
普段は落ち着いた声音のフラットウェルだが、今日ばかりは熱がこもっていた。
『これよりルビコン解放作戦を決行。全域で戦闘に入る』
送られてきたブリーフィングは、621の声明と同様、すべてのルビコニアンへ向けられたもの。
『特にバスキュラープラント周辺の敵は守りが堅い。背水の陣で抵抗を行ってくる筈だ』
そしてフラットウェルは言った。
『最後の戦いだ。必ず勝利し、未来を創ろう』
短いブリーフィングメッセージの再生が終了する。
《……そろそろ頃合です。行きましょう、レイヴン》
「ああ。レイヴン、発進する」
灼けた
その一番高いところに、621の姿はあった。
オーバーシアーがザイレムに入力したベクトルは単純で、バスキュラープラントに向けゆっくり上昇、突き進むというものだ。
現在の高度はおよそ25000m付近。成層圏を飛行していた。
ザイレムの格納庫から直接屋外へ出た621は、隔壁のすぐそばで空を見上げていた。
西日が傾きはじめ、青空には若干ながら朱が混じっている。
その傍らに1機のACが飛来、着地した。
「久しぶりだな。生きてるか、はこっちの台詞だ、ラスティ」
スティールヘイズに比べると直線のラインが多い、芯の通った立ち姿。
ヒロイックな機体は紺と黒で塗装され、左肩には口を開けた狼のエンブレムが貼られている。
『主賓のお出ましらしいな。──お互い様だろう、
AC「スティールヘイズ・オルトゥス」、コールサイン、ラスティ。
『その機体、似合っているよ』
「そうかい。わざわざエンブレムを貼った甲斐があった」
レイヴンのライセンスにも、エンブレムはあった。翼を広げ、獲物を啄む鴉を真横から見たシルエット。
黒くはなく、白かった。横に集中線が引かれており、スピード感を演出していた。
621はこれを両肩に貼った。ちょうど左右の翼面にエンブレムが存在するかたちだ。
『良いエンブレムだ。──さて、地上を見てくれ』
621はラスティとふたり、雲海の隙間に覗くグリッドの森を眺める。
「まだ静かだな」
『嵐の前さ。君の魂の叫びで全てのルビコニアンが立ち上がった』
ラスティは続けた。
『彼らに見せてやろう、灼けた空の向こうに未来はあるとな。──時間だ』
強い出力で無線が入った。フラットウェルの声だった。
『同志諸君、作戦行動を開始。これよりルビコンを解放する』
『帥叔、待ったをかけるなら今だぞ』
それに対し、ラスティが珍しく煽った。
『帥父の頼みでも今のお前たちを止めやしない。──各自攻撃態勢に移行。企業勢力を打ち払え!』
『ラスティ了解。さあ
「そうだな、ラスティ。援護を頼むぞ、
『任せてくれ、
鴉と狼が、灼けた空の上で狩りを始めた。
『メインシステム、戦闘モード起動』
作戦開始時刻を迎え、621はアサルトブーストで空中へ飛び出した。ラスティもそれに追従する。
『ここまで計画が狂うとは思ってなかったが……再び君と機体を並べることができたんだ。それが一番の吉兆だよ』
「舌をかむなよ、
500オーバーのアサルトブースト速度。自前の翼は矢のように空を駆けた。その感覚を味わいながら、621はラスティに声をかける。
『はは……本当に速いな、君は』
そのまま隔壁に入って、右へ。
「レイヴン、交戦」
3機いたMTを瞬く間に消滅させ、621は奥の空間へ飛び込む。
《今のは……RaDのMTのようでした》
空中回廊で待ち構えていたドローンは数秒で消えた。回廊の奥を右へ。
《目標を確認。あれがスキルミオンジェネレータです》
『片付けよう、
「ああ」
周囲に配備されたMTをほとんど同時に片付け、621は柱のような形状をしたジェネレータを蹴りつける。
穴が開き、炎が噴き出した。
《ジェネレータ1基を破壊。残り3つです》
「おや……順路を間違えたな。引き返す」
もうひとつのジェネレータは屋内に入って左にあったのだ。そこまで飛ぶ621の耳に、地上で戦う戦士の声が入ってきた。
『こちらバスキュラープラント制圧部隊。我々は技研都市への突入を開始した』
『ダナム、上のカラスにも見せつけてやれ──地を這うばかりがルビコニアンではないと!』
『了解しました、帥叔。──聞いたな、同志諸君。バスキュラープラントの包囲を完成させるぞ』
その通信を聞いていたラスティが言葉を発した。
『灰に塗れた警句にルビコンを変える力などなかった……。君が燃え殻に火を点けたのさ』
「……そうか、おれは燃え残ったものに火を点けたわけだ」
火を点けろ。その言葉が灰に塗れたわけではないことを、621は知った。
目の前のジェネレータを足蹴にして壊す。これで残りは2基。
『プラント包囲! 前線を押し上げます!』
『頃合だな。シュナイダーACを投入する。飛んでこい、ツィイー』
『了解! 行くよ、皆!』
『付近のMTは同志ツィイーを援護しろ! ペイバックタイムだ!』
技研都市の方も順調に進んでいるようだった。
「ツィイーか……上手くなったらしい」
『下でも派手にやっているようだな。いろいろと仕掛けてきた甲斐があった』
「おれの機体も?」
『その通り』
フラットウェルがシュナイダーに食い込み、そしてラスティを送り込んだのだろうと621は推測する。
スティールヘイズ・オルトゥスは、そのシュナイダーのデータをもとにエルカノとファーロンが結託したものだった。
オウンウィングスはシュナイダーの試作品をそのまま持ってきたらしい。それにしては個人仕様の塗装がされて、やたらと至れり尽くせりだったのが気になるが。
そんなことを考えつつ、621は屋外に出た。ドローンを墜としてプラズマ砲台へ。その途中にいた四脚MTもろとも、ラスティと協働で破壊した。
『土着のくせに動きがいい……どこにこんだけ蓄えてやがった⁉』
『喋ってる暇があったら撃て! ……あの2機を崩すぞ。もうちょい上のLCを回してもらえ! 本部に連絡!』
『駄目です! 繋がりません!』
マーカーに従って狭い通路を上り、下る。やや開けた場所に出た。
右手に地上が見れた。花火大会をやっていた。曳光弾が飛び交い、爆炎がそこらじゅうで上がっている。
《あの機械はグリッド086の……》
正面左手、船内輸送に使われる道路の上に、解体作業用無人重機──デスルンバがいた。
『随分と硬そうな相手だな。壁越えの再現といこう』
「了解。狙いは正面と上部だ。炉の中に金属を放り込め」
『なるほど……開口部か。こちらで注意を引く──君は撃ち込んでくれ』
ジャガーノートより狙えるところは少ないが、鴉と狼は分散編隊を組んで突撃する。
「いくぞ」
『行くぞ!』
前はラスティが軽かったが、今回は621の方が軽い。上をとるのは621の役目だった。
ラスティが地上で敵を引きつけ、上から621が投入口に鉛玉をぶち込む。
程なくして敵機は最初のスタッガーに陥った。
「硬いところにぶつけるなよ、
『そいつは気を付けるとしよう、
621は正面の湯口にブレードを振るが、二撃目が横にずれた。アサルトアーマーで追加のダメージを確保する。
この間に、ラスティも上空からレーザースライサーで攻撃を加えた。
2機の一斉攻撃により、デスルンバの仮想APがあっという間に30%ほどまで減少する。
《敵機、損傷拡大しています! あと一押しです!》
『効いているぞ。仕上げに入ろう、
機体を掠めAPを持っていく不純物を無視して、621は上空からの攻撃を続行。
早々にスタッガーをとると、ブレードを当て、湯口に蹴りを入れた。
デスルンバが大きくのけぞり、背中から爆炎を上げる。同時に全身から力が抜け、関節が重力に従って垂れ下がった。
《スマートクリーナーの撃破を確認》
「へえ、そんな名前だった──」
《待ってください、ザイレム前方に敵性反応……艦隊が接近しています!》
前回の仕事と同じように、アーキバスの要撃艦隊が出張ってきたらしかった。
『連中がやる気を出してきたようだな……私たちの死を望んでいるはずさ。艦隊は私が対処しよう。君は為すべき任務を終わらせてくれ』
ラスティがアサルトブーストに点火、ザイレムから離脱していく。
『……託したぞ、
「任せろ、
621はデスルンバ──スマートクリーナーがいた道路の先、隔壁を開けた。
《これより動力ブロックの中枢に入ります。伏撃にはご注意を》
停止したエレベータの昇降路を飛び降り、屋内へ。出迎えは早かった。
《スキルミオンジェネレータは残り2基です。ここである程度の動力を奪えば、あとはラムジェットエンジンだけ》
四方八方から飛んでくる攻撃をかわしつつ、お返しもする。高速で飛び回りながらも、621はエアの話を聞いた。
《ジェネレータを破壊し、船外へ出ましょう》
「コピー」
そこかしこに隠れているMTを潰しながら、621はジェネレータを探す。
動力ブロック中枢は暗く、構造体の色も似ていることから、通路と壁の見分けがつきにくかった。
『被害甚大です! 要撃艦が次々落とされています!』
『目標はAC単機! 識別は……ラスティ。……V.Ⅳ⁉ 死んだはずだ!』
『弾幕を張れ! これ以上近づけるな!』
『運が悪かったな。私を捕まえられる人間はひとりしか知らない』
これは暗闇に捕まるわけにはいかんなと思いながらも、621はジェネレータを見つけるのに苦戦した。
ようやく1基見つけて破壊すると、屋内が赤色灯に切り替わって更に暗くなった。
《あとひとつです!》
「はあ……ここを設計した人間、なにを考えていたんだろうな」
ぼやく621。しかし地上は活気に満ちているようだった。
『進め進め! バスキュラープラントまで一直線だ!』
『俺たちの
『我が方の戦力危機的状況にあり! 既に80%を喪失!』
『やむを得ん……HCを出せ。もっと早くやるべきだったな』
4基目のジェネレータがある小部屋は、なんと3基目のすぐ目の前にあった。
それに気がつくまで少しばかり時間を要した621は、アサルトブーストで一気に前進。プラズマミサイルを浴びせる。
《全てのスキルミオンジェネレータを破壊! 脱出しましょう、レイヴン。動力ブロックが爆発します》
小部屋にサイレンが響き、小刻みな振動も起きていた。周囲のケーブルや配電盤から火の手が上がる。
『悪い知らせだ、
奥の小部屋へ抜けた621は、そこでラスティからの無線を聞いた。
『あんなに速い機は初めて見る……バルテウスの改修が終わっていたんだ!』
「バルテウス? なんであれが──」
《レイヴン、早く船外へ退避を!》
「そうだな。まずは出るか」
近くに放置されていた補給シェルパを借り、621は小部屋に入って左に見えた通路の先、隔壁へとアクセスした。
例の粘着質な声を聞いたのは、アクセスが終わった瞬間だった。
『……独立傭兵レイヴン。貴方は私の思っていたような
二重の隔壁が開くのを待ち、分厚いコンクリートで囲われたトンネルをくぐって屋外へ。
《はっ⁉ あの機体は!》
最初に見えたのはパルスアーマー。続いて見覚えのあるリング状の構造。
それが左手から青白いブースタを吹かして離陸する。
『貴様は駆除すべき──駆除すべき害獣だ!』
飛び出していった空飛ぶリングは旋回し、ブーメランのような軌跡を描いて621の方まで舞い戻ってきた。
先んじて発射したプラズマミサイルがそれを追尾し、パルスアーマーにダメージを与える。
《敵データを解析。AAP07A、アーキバス・バルテウス。搭乗者、V.Ⅱ スネイルです!》
「今更それか」
バルテウスも、今となっては苦戦する相手ではない。
本家のガトリング感覚で放出されるパルスガンやプラズマライフルを避けつつ、621はバーストライフルでパルスアーマーに穴を開け、早速スタッガーを取った。
ブレードの連撃を直撃させ、後ろから蹴る。プラズマミサイルを浴びせたところで敵機の硬直が解けた。
「ふむ……2割削れたかどうか、だな」
即座にパルスアーマーが張られた。態勢の切り替えが速い。そのあたりは改善されているようだ。
『ザイレムを葬る。いいでしょう』
振り向きざまに放たれたパルスアレイからの一撃を浴び、621はスタッガー。
『苦心して吸い上げたコーラルがこんなガラクタで煙に巻かれては困る』
そこへプラズマライフルが飛んできた。APが一気に削られる。
『リペアキット、残数2』
『地を這う猿どもを煽り立てたのも……苦しいことですが、まあいいでしょう』
硬直を脱した621はバーストライフルで反撃。スネイルの言葉を聞き流しつつ、ただトリガーを引いた。
『HCが出てきたぞ!』
『皆、囲むんだ! 最優先で攻撃して!』
パルスアーマーが剝がれた。ブレードで切りつけ、アサルトアーマーで更にダメージを加える。
浮上した敵機にプラズマミサイルが着弾。同時に621は背部ブロックを蹴とばした。
その瞬間、敵機が振り向いた。
『そう、貴様の罪はこの私を殺そうとしたこと。
敵機のコアに光が宿る。パルスエネルギーの光が。
スパークしながら、光は急激にその強さを増した。
『この害獣め、駆除以外の選択肢はない!』
敵機がアサルトアーマーを発動。621は後退を試みたが、少しばかり遅かった。
「今のはいただけないな」
《敵機、エネルギー出力を大幅にアップしています!》
これでも、半分は削ったわけだ。
『所属不明AC! 敵方に増援です!』
『斯様なまでに集いし
『……六文銭! 来てくれたのかい⁉ 助かるよ!』
『一飯千金。今こそ同志ツィイーの恩義に報いる時よ。猛者との剣戟──
本家の方はここからが一応の本番だ。こいつも同じだろう。
解放戦線の無線を聞きつつ、621は改めて敵機に集中する。
『消えろ、害獣!』
叫び声と共に、敵機がプラズマの光線を吐き出した。火炎放射器のかわりに、高出力のENユニットを装備していた。
色はプラズマだが、性質はレーザーのそれも含んでいるようだ。ビームの着弾後、エネルギーの網が弾け、追撃しようとした621の薄い装甲を焼いた。
『あの裏切り者、第4隊長……。頭の悪い本社の連中……』
攻撃を終えたあと、敵機は喋るばかりで動かなくなった。浮いているだけだ。
『そして何より──貴様だ、火種を撒き散らすルビコンの害獣……』
621は敵機をぐるぐると周回しながらパルスアーマーに銃弾を与える。
『もううんざりだ! どいつもこいつも!』
抵抗がない。敵機がスタッガー。621はお構いなしに攻撃を集中した。
スネイルが普段の形相をかなぐり捨て、叫ぶ。
『死んで平伏しろ!
《敵機、損傷が拡大しつつあります!》
そこで我に返ったのか、敵機はパルスアーマーを再展開。
621はアサルトアーマーが再使用できることを確認し、敵機に接近して発動。パルスアーマーに大きな負荷をかける。
『もう旗艦に……。旗艦が持ちません!』
『全機出せ! カバーが要る!』
パルスアーマーにバーストライフルをぶち込み、敵機に仕上げの攻撃をかけようとする621のもとへ、ラスティから無線が入った。
『ふう……分かってはいたが……。骨が折れるな、
「墜ちるなよ、
『……もちろんだ。君も、やり遂げるのだろう? ならば、私も恥じないように翔ぶまでだ!』
「幸運を。──さて」
621はパルスアーマーの剝がれた敵機を見つめる。振りかぶった左腕には、既にパルスの刃が光っていた。
「あんたは不運だった」
左腕を振り下ろす。敵機の頭から背部ブロックにかけて、袈裟懸けにパーツが溶ける。
『そんな……。私……は……
途方もない高出力を発揮していた還流ジェネレータが破綻を迎え、エネルギーが暴走を開始。
『最後の……プラン……を……』
敵機が青白い光に包まれる。
『え゛あ゛あぎぐあ゛あ゛っ゛!』
狂気を煮詰めたような断末魔と共に、光が弾けた。その中から燃え殻がぽとりと落ちる。
エアが静かに言った。
《確認しました。V.Ⅱ スネイル……ダウン》
ザイレムも、今はすっかり静まり返っている。その静寂を、無線が破った。
『……HCの撃破を確認。こちらバスキュラープラント制圧部隊。展開する敵性勢力を排除。作戦成功!』
無線機の向こうは喧しかった。大勢の人間が、地上で歓びの声を上げていた。
『終わったようだな』
「よう
落ち着いた雰囲気のラスティの声に、621も応答する。
『ああ。こちらも……どうにか片付い──』
何か飛来する音。そして衝撃音。それらが過ぎると、無線が切れた。
「
《ラスティの反応が……消失しました!》
「……脱出に成功してるといいが」
西日で全体が赤く染まった空を見上げ、621は言う。
「この戦いも、まだ終わらないようだな」
《……ええ、レイヴン。ザイレムの撃墜を急ぎましょう》
その言葉と同時に、621は傾斜を捉えた。
「これは? ピッチが増している……自動操縦か。──エア、それほど気負う必要はない。落ち着いてやろう」
主動力を失ったザイレムは、指定された推進ベクトルを維持すべく必死に自身のコントロールを試みている。上昇しようと船首を上げているのだ。
成層圏でこんなことをすればどうなるか。
ザイレムは翼で揚力を得ているわけではないから、一時的に高度こそ上がるものの、容易く失速するだろう。
「ザイレムは本当にアーレア海に墜ちるんだろうな、エア?」
《はい、それに関しては問題ありません。落下時の角度は大きくなるでしょうが……》
この時点で、ザイレムの墜落は決定的となった。待っているのは、スネイルの言った最後のプランだけだ。
「エア、たぶん戦闘になるぞ。一度格納庫まで戻りたい」
《確かにそうですね、レイヴン。一度帰投しましょうか》
最後の戦いに向け、鴉は余命わずかな巣へと帰っていった。
収入:630,000
基本報酬:630,000
報酬加算:0
支出:77,952
修理費:36,252
弾薬費:41,700
報酬減算:0
収支:552,048