超 究 極 メ カ 丸   作:からや

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はいどうも合宿とかで忙しすぎて全く筆を動かしていなかったクソ作者です。
 頑張って生きてます。


昇級

 

 

 

 どうも!新入生三輪です!

 今年から晴れて、呪術高等専門学校に入学することになりました!

 なんと、この高校、任務をこなせばお金がもらえるんです!凄いですよね!しかも学費もタダ!貧乏な私の家庭からすると天国です!

 

 しかし同級生が2人しかいません。1年生は私を含めて3人です。私の青春はどこに旅行に行ってしまったのでしょう。多分4年間は帰ってきませんね。

 1人は私と同じ女の子。真依って言うそうです。ちょっと口が悪いかな〜なんてところはありますが、根はいい子だと思います!

 

 もう1人……もう1機?はメカ丸。メカです。なんかそんな名前の番組を弟が見てた気がします。今度帰省したら聞いてみようかな。

 彼は天与呪縛というものを背負っているそうで、学校に来れないので、代わりに術式でメカ丸を動かして出席しているそうです。

 なんと視覚の共有までできるそうな。

 私は術式ないのでよくわかりませんが。そういうこともあるんでしょう。術式って本人の解釈に影響を受けるみたいですし。

 

 それでは!この濃い面子と共に華の高校生活、始めていきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 4月24日

 

 歌姫から、五条悟から返信が来たと伝えられた。

 

 結論から言うとダメだった。流石に特級、多忙も多忙なのだろう。

 

 ちなみに歌姫は傍から見て分かるほどイライラしていた。

 そういえば2人は犬猿の仲だった。失念していたな。

 …今度歌姫に菓子折りでも持っていくか。

 

 

 

 

 

 

 俺はこの2週間と少し、俺は3体の傀儡を並列に操作し、2級任務を受けまくっていた。3体を同時に操っている戦うのも中々慣れてきたものだ。

 これは俺自身の訓練とともに、ある目的のために急遽金が必要になったからだ。

 貯金はビットコインの購入に全て使い切り、今俺の手元にあるのはたった6体のメカ丸だけだ。

 ビットコインが金になるのはバタフライエフェクトを考慮しなければ百鬼夜行の後だ。つまり、今は絶対形態(モードアブソリュート)の制作ではなく、簡易領域など、対真人兵器の開発に注力すべき。

 今回も時間との勝負だ。

 

 また、メカ丸3号機は2018年の交流会で使用したものだ。2級呪霊であれば難なく祓える。

 

 開発以外にもやりたいことがある。しばらくは金稼ぎと自分の能力向上に努めよう。 

 

 

 

 

 5月1日

 

 結構なスピードで任務を片付けていたからか、いつの間にか貯金が目標金額の一千万を超えていた。

 このくらいあれば彼女に推薦してもらえるだろう。

 前回は京都校の教師から推薦されたが、未来を知ってしまった以上、俺は早々に1級に上がらなければならない。

 また、実力は前回までのものを引き継いでいるため、出力も前回の同じ時期とは比べ物にならない。

 天与呪縛を失い、出力が下がってしまう以上、地力をつけていかなくては渋谷で役に立つことができない。

 

 

 

 

 

 

 奴は全くの想定外だ。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 「1級術師、冥冥だナ」

 

 フリーランスの1級術師、冥冥は京都校からの依頼の完了報告のため、呪術高専京都校の廊下を歩いていると、機械的な声に呼び止められ、前に結んだ長髪をたなびかせ、後ろに立っていた究極メカ丸へ視線を移す。

 

 「そういう君は…あぁ、今年入学のメカ丸君だね?噂は聞いているよ。入学してから一ヶ月、既に一人の1級術師から推薦された、気鋭の新人君とね」

 

 冥冥は金の匂いを決して見逃さない。

 それを実現させているのは、彼女の卓越した情報収集力と人脈にある。彼女はフリーランス故、多くの術師と関わる。総監部や、果ては御三家とも。

 基本、彼女は金の為だったら何だってやる。

 

 「耳が速いナ」

 「金の匂いがしたからね」

 「ならば単刀直入に言ウ。

 

 俺を1級術師に推薦してくレ」

 「ほう?」

 

 メカ丸からの依頼。それは、自身を1級術師に推薦しろ、というもの。

 まぁ、冥冥にとって、その依頼は意外なものではなかったが。

 彼女はメカ丸が入学してから途轍もないスピードで任務を消化しているということを知っていた。

 そしてそんな中、彼女にアプローチを取ったということは、そういうことだろう。

 

 「ふむ、如何に東堂君から推薦され、実力に問題が無いとしても、私にも1級術師としての責任があってね。そう安安と――」

 「3ダ。」

 

 冥冥がわざとらしく推薦を渋ろうとすると、メカ丸は傀儡の指で3を作り、冥冥に提示する。

 そして、その意図を察した冥冥は――

 

 

 

1枚の紙をメカ丸に渡した。

 

 「良いよ。分かってるじゃないか。

 これ、私の口座番号。振り込まれたその日の内に推薦しておこう。」

  

 

 

 

 やはり金。金なのだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 6月17日

 

 先日、無事に1級呪霊を祓い、俺は1級術師へ昇格した。

 なぜ1級術師になったかといえば、2重スパイに信憑性を持たせるためだ。そこらの2級術師がスパイやってました、では恐らく上は納得しない。夏油、真人から逃げおおせても呪詛師として殺されるのがオチだ。

 ならばできるだけ信用を得るべきだろう。

 

 全ては来年の10月の為。あらゆることをし尽くさねば。 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 「なーなみ♪………何でそんな嫌そうな顔するの?」

 「いえ、貴方に話しかけられるなんて、9割方厄介事でしょう。辞退させていただいてよろしいでしょうか?」

 「僕ってそんなイメージだったの?」

 

 呪術高専東京校の共用の休憩スペースにて、現代最強の術師五条悟と、その後輩で1級術師である七海建人が話していた。

 ダル絡みではない、というのが五条の談だ。

 

 「まぁそんな事は些事でしょう。それで、用件はなんですか?」

 「僕の中では些事じゃないけどね?まいいや。

 そんで用件っていうか、ちょっと聞きたいことがあってね」

 

 「七海さー、この前準一級の監督官やったでしょ。」

 

 1級術師2名から推薦を受けた術師は、まず1級術師に足る実力を持つかどうかを判断するため、推薦した術師とは別の1級術師といくつか任務を熟し、そこで見込みありと判断された後に準1級術師へと昇級する。

 その後、単独で1級任務を成功させることで1級術師になることができる。

 今回、メカ丸、もとい与幸吉に同伴した1級術師は七海建人であった。

 

 「ええ、やりましたよ。確か与幸吉君でした。それが何か?」

 「そんな冷たくしないでよ。

 まぁその幸吉はさ、二月くらい前に、歌姫を通して僕にアポを取ってきたんだよ。ちなみにどんな内容か聞きたい?」

 「いえ結構です」 

 「そんな事言わないでよななみぃ〜」

 

 こうなったら聞くまで終わらない。そう判断した七海はハァ、とため息を付き、何だったんですかと五条に聞いた。

 すると五条は心底嬉しそうに、

 

 「幸吉はさ、僕に領域展開を教えてほしいって言ってきたの」

 「!」

 

 領域展開。それは限られた者のみが到達できる呪術の極致。呪術師の事実上最高位の1級術師ですら、会得している者はほとんどいない。

 それを入学したての2級術師が教えてほしいと言った。

 普通ならば一笑に付すだろう。だが彼は破竹の勢いで実力をつけ、入学してから2ヶ月で1級術師にまでなってしまった。

 

 「まぁその頃は繁忙期だったし自分の受け持ちじゃない子まで手が回らないからお断りしたんだけどね。

 ただの初心者の興味本位かもなって受け取っちゃった」

 

 「ですが彼は本気だった、というわけですか。

 彼はもう1級術師。実力としては領域展開に手を伸ばそうとしても不思議ではない」

 

 自分はたどり着けなかったが、という言葉を飲み込み、七海は五条に話の続きを促す。

 

 「そ。いや全く、教師としてあるまじきことだよ。僕の受け持ちじゃないとはいえ、彼も立派な高専の生徒だ。その熱意を受け取ってあげないなんてね。 

 いや〜もったいない!歌姫なんかより僕の受け持ちになってたらもっと実力がついてたかもしれないのに!」

 

 バタバタと駄々をこねる五条を横目に、七海は早く話を切り上げようと、本題に入ろうとする。

 

 「歌姫さんをおちょくるのも程々にしておいてください。あなたが絡むと彼女のお酒が増えると家入さんが愚痴をこぼすので。

 それで、聞きたいこととは?」

 「彼、どう見えた?」

 

 一瞬で五条の顔から先程のようなおちゃらけた笑顔が消える。

 

 「どう見えた、ですか……」

 

 1級の任務に同伴するよりも前に、七海の耳にもメカ丸の事は届いていた。

 余りにも早く任務を消化し、実力を伸ばしている術師だと。

 

 「そうですね。戦い方からも垣間見えた事ですが、少々生き急いでいる印象を受けました」

 「生き急いでる?」

 

 七海はクイ、と特殊な眼鏡をかけ直し、話を続ける。

 

 「ええ。戦い方に不自然さがあったというわけではありませんが…なにか、あの任務で祓った呪霊など眼中にない、かのような。

 そんな印象を受けました。

 まぁ、私の受けた印象ですから、彼の心の中なんてわかりませんよ」

 

 七海はそう話を区切った。

 

 「生き急いでいる…ね。

 急ぐのも若者の特権だけど、それで楽しい時期も駆け抜けちゃったら勿体ないなぁー…

 七海もそう思うでしょ!」

 「いえ別に。」

 

 なんだよーと不貞腐れる現代最強。

 

 

 だが、七海を襲う既視感(デジャヴ)

 

 これは―――

 

 「幸吉連れてきて「お断りします」断ると伊地知にマジビンタ」

 「貴方に人の心はないんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2017年 夏

 

 

 呪術高専1年の棘、真希、パンダ、憂太らは、運動場で組手をしていた。

 

 「あ、パンダ、ちょっと憂太借りてってもいい?」

 

 「ん?どうしたんだ悟」

 「高菜?」

 

 真希と憂太の組手を見ていたパンダと棘に話しかけた五条は憂太を課外授業に連れて行っても良いか尋ねる。

 

 「おーい憂太〜

 お前今から課外授業だってよ〜」

 「しゃけ〜」

 

 一旦真希との組手を中断し、真希と憂太が駆け寄ってくる。

 

 「どうしたんですか?五条先生」

 「憂太にはちょっと遠くまで行っては課外授業を行います!

 あ、真希達は組手やっててね」

 

 「何だよ、私達は仲間はずれか?」

 「いやこの場合憂太が仲間はずれになってないか?」

 「昆布」

 

 「フフフ〜ン。

 皆にはまだ早いけど、もう憂太には教えておこうと思ってさ。どうせすぐそのステージに立つんだし」

 

 4人の頭に?が浮かび、そんな4人に五条は笑みを浮かべる。

 

 

 

 「呪術戦の頂点、領域展開について…教えたげる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6月26日

 

 装着型傀儡、究極メカ丸駆動形態(アルティメットメカ丸モードアイアン)が遂に完成した。

 まぁ、まだプロトタイプだが。

 

 駆動形態は端的に言えばパワードスーツ。俺は術式の関係でどうしてもステゴロを鍛えるのが疎かになってしまう。

 五体満足の時を想定して作っているため、これがお披露目されるのは真人と夏油を相手取る時になってしまうが。

 

 勝率を少しでも高めるためだ。手札は作れるだけ作っておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10月27日

 

 領域展開を習得。

 

 

 

 

 




いや…ね?次はメカ三輪回やるから…ね?今回は一応修行パートで勘弁して?
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