忍界とか言う割とハズレな世界に関して   作:アルピ交通事務局

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忍界とか言う割とハズレな世界に関して3

 

「いざ、尋常に勝負!!」

 

「あのね……一応は忍なんだから隠れろよ」

 

「そうは言うけどよ、カカシ先生から鈴を奪わなきゃ強制的にアカデミーに戻るんだろ?だったらこうして真正面から堂々とカカシ先生から鈴を奪った方が効率が良いってばよ!」

 

「カカシ先生、こうは考えてはどうでしょうか?ナルトは先生のスペックを見る為の標だと」

 

「う〜ん……まぁ、考え方によっちゃ間違いじゃないけども……」

 

 カカシ先生の合図と共にサクラとサスケは木陰に消えた。

 姿は消せているが気配は丸わかりなものでカカシ先生も何処に居るのか熟知している。そんな中で僕とナルトはカカシ先生に真正面から挑む。

 カカシ先生は忍なんだから先ずは隠れろよと当たり前のことを言うけれども今回のミッションはカカシ先生から鈴を奪うこと。ミッションを失敗させるわけにはいかないのは当然だが、カカシ先生との正面衝突は避けては通れない道だ。

 

「サスケ!サクラ!何処かで見ているのだろう!ナルトが戦うから色々と考えておいてくれ!ナルト、先ずは影分身の術だ。数の利を活かそうじゃないか」

 

「おう!影分身の術!」

 

 影分身の術を使っている10人に分身するナルト。

 サスケとサクラは驚いている。上忍クラスの忍者じゃないと使えない禁術をサラリと使ったのだから。

 

「ふ〜ん……分かってるじゃないか」

 

「へいへい!俺が10人集まれば先生なんてケチョンケチョンだってばよ!」

 

「待つんだナルト、分身体がどれかは知らないが本体は殴りにいくな……本体に加えて分身体を1体残して攻めるんだ。なに数の利ではこちらが圧倒的に有利なんだ」

 

「分かったってばよ!!」

 

 8人のナルトはカカシ先生に向かって走っていく。カカシ先生の視線はナルト……ではなく僕に向いている。

 ナルトを上手く利用しているという点で評価をしてくれているのだろうか……ナルトだけを利用しているから本当の意味でチームとして一体化していないから失格か。

 

「あ、ヤバいな……栞挟むのを忘れてた……何処だったっけな……」

 

 突撃してくるナルトに対して警戒心を向けていない。

 イチャイチャパラダイスを取り出して栞を挟む事を忘れてしまったのだと慌てており何処のページだったか調べている。ナルトは自分の事を全然見ていないカカシ先生に苛立ち躊躇いなく殴りかかりにいくのだがカカシ先生はヒラリと躱していく。

 

「ナルトは使える忍術が少ないが体術は平均以上だ!」

 

「なにやってんだ!そこの俺!カカシ先生を殴るんじゃなくてカカシ先生の動きを止めに行くんだってばよ!」

 

「う〜ん、今のお前が何人束になって掛かってきても俺から鈴は奪えないよ」

 

「フー……でしょうね……最初からナルトがカカシ先生に勝てれば貴方の威厳が無い以前に上忍や中忍のシステムは存在しない」

 

 どうあがいても3人が束になって掛かってきても勝つことが出来ないぐらいには上忍と下忍の間に力の差はある。

 火影の血筋や忍者を生業としている一族ならばワンチャンあるのだろうが、少なくともカカシ先生はナルトとサスケを制御出来ると上が判断を下した実力派エリートな忍だ。

 

「んじゃ、ちょっと真面目にやるか」

 

 カカシ先生はそう言えばクナイを取り出し……一瞬の内に分身体のナルトを倒した

 

「まだまだぁ!」

 

「影分身の術はチャクラを等分割する忍術……幾らお前でも使い続ければヘバるよ」

 

 まだまだ戦えると影分身を作り出すナルト。

 疲労らしい疲労を一切見せていないがカカシ先生は影分身の術で出来たナルトだと分かっているので躊躇いなく死ぬ一撃を分身体に与える。

 

「くそぉ……あ、そうだってばよ!」

 

 なにかを思いついたナルトは煙玉を投げた。

 煙玉を投げれば辺り一帯は煙がモクモクと包まれていく……なにが狙いなんだ?

 

「影分身の術!」

 

 ナルトは煙の中でも影分身の術を使う。

 流石に影分身の術でカカシを倒すことは出来ないと言うべきかと思ったがナルトの閃きを先ずは見ようと思いつつも周囲を警戒するが僕の気配探知も暗部にいたカカシ先生がその気になれば突破できる。チャクラとか意識を探知するタイプじゃない気配を察するレベルだから仕方がない事だと思う。

 

「なにを考えてるかは不明だけど、忍が背後を取られちゃいかんでしょう」

 

 煙が晴れるとカカシ先生はナルトの背後に居た。

 ナルトはヤバいと思っていたが既に遅い。カカシ先生は両手を合わせて人差し指と中指を突き立てる。

 

「見よ!二代目火影考案の木ノ葉秘伝体術!千年殺し!!」

 

「ギャアアアア!!」

 

「……ウスラトンカチが2人」

 

「カッコつけてるだけでただのカンチョーじゃない」

 

「ありゃ、分身の方だったか」

 

「な、なんて恐ろしい体術なんだ」

 

 千年殺しをナルトに決めた。

 カカシ先生は運悪くナルトの分身体に千年殺しを決めるのだが、千年殺しを受けたので影分身の術が解ける。影分身の術はオリジナルに情報などが蓄積されるのでナルトは千年殺しの威力の恐ろしさに体験したも同然で恐怖に怯える。

 

「お、怯えるな!逆に俺達が千年殺しを決めてやるってばよ!!」

 

「フー…………成る程ね……」

 

 ナルトの狙いをあっさりと見抜く。分身体のナルトはカカシ先生に向かって手裏剣を投げたがカカシ先生は器用にキャッチする。

 キャッチされることは読んでいたのだと分身体のナルトはカカシ先生に殴りかかりにいくがヒラリと躱していくカカシ先生……

 

「影分身の術をここまで使ってまともにやれるのは中々だ、チャクラだけなら下忍で1番だろうな……だが、チャクラの多さや使える忍術が豊富だからと言って勝てるほどに世の中は都合好く出来ていない…………」

 

「忍なら裏の裏を読めって言うんだろ…………だったら俺の裏を読んでみろってばよ!!」

 

 ナルトはクナイを投擲した……カカシ先生は自前のクナイで弾いたその時だった。

 カカシ先生の足元に置いてあった石がドロンと煙を出した

 

「な、なにぃ!?」

 

「動きを抑えたってばよ!!」

 

「へっへーん!千年殺しの恨み、返すってばよ!」

 

 足元に置いてあった石はナルトが変化の術で化けた石だった。

 カカシ先生は驚く素振りを見せて本体のナルトが千年殺しをしにいくのだが、カカシ先生はドロンと消えた。

 

「え!?」

 

「この程度の罠なら世界にゃゴロゴロとあるぞ」

 

「フー……ナルトに対抗して影分身の術ですか?大人げない」

 

「世界の広さを教えるのが俺の役目でもあるからな………………赤羽、お前はさっきから見ているだけだが」

 

「ええ、見ていますね……ここで心理フェイズ、僕はなにを企んでいるのか?僕という異物が居るおかげでカカシ先生の思考の1%でもナルトから奪える。それだけで御の字だ」

 

「嘘つけ、色々と気付いてるんだろ…………ふ〜む…………さらば!」

 

 カカシ先生は煙玉を投げて消え去った。

 瞬身の術で消えたので今の僕たちには追い掛けるのは不可能、取り敢えずは煙が晴れるのを待っていればカカシ先生が居ない。

 

「あんの野郎!逃げやがって!!」

 

「落ち着くんだナルト……先生も流石に最初から最後まで逃げの一手に費やす程に鬼じゃないさ。チャンスは何処かにある……あ」

 

「ああ!!」

 

 直ぐ近くの木の下に鈴が落ちていた。

 ナルトはニシシと笑えば鈴を取りに行くのだが当然だがそれは罠で簡易的なブービートラップに引っかかり逆さに吊られる。

 

「ナルト、今の状況だと影分身の術でワザと罠に引っかかってから本体で取りに行けば勝ててたよ…………………?」

 

 原作ならばカカシ先生が出てきて呆れるがカカシ先生は出てこない。

 これはもしやと思ったので僕が鈴を拾いに行けば……あっさりと拾う事が出来た…………………フー

 

「全く、意地が悪い人だ」

 

「赤羽!俺のロープを解いてくれってばよ!」

 

「あんな見え見えの罠に引っかかったならこんな脱出が簡単な見え見えのロープから自力で脱出してくれ……」

 

 助けてくれと言っているナルトだがその気になれば自力で脱出することが出来る筈だ。

 僕は丸太の後ろでなく森の中に消えればサクラの悲鳴が聞こえた……カカシ先生、幻術攻めは些かやりすぎじゃないかな?

 

「ありゃ、鈴を取ったのになんでこんなところにいるんだ?」

 

 どうしたものかと考えているとカカシ先生が現れる。

 既に鈴を取ったのに寛ぐことをせずに森の中にいる僕に対して疑問視する。

 

「強いて言うならば未知への挑戦ですかね……カカシ先生、人が悪いですよ……ワザと置いていきましたね?」

 

「ん〜なんの事だ?」

 

「ナルトとサスケとサクラが束になっても現段階ではカカシ先生が絶対に勝つ。それこそ人質を取るレベルの反則行為を行わなければまずカカシ先生の負けは無い。ナルト達が得意なフィールドを用意してトラップまみれでもだ……貴方が、いや、下忍を受け持つ上忍が確かめたいのは忍として戦う覚悟とチームワークと言ったところですかね」

 

「…………ふーん、分かってるじゃないか……なら、どうして鈴を置いていったのか分かるか?」

 

「単純に僕はカカシ先生の物差しで合格と……争いの火種を作る感じか、カカシ先生に戦っても勝つことが出来ないのだと悟らされて鈴の奪い合いを行う……鈴の奪い合いが発生すればチームワークを乱せる」

 

「ならお前はどうするんだ?」

 

「午前を捨てますね。サクラが悲鳴を上げてから少しだけ時間が経過していると言う事はサスケも倒した。ナルトはお得意の影分身の術でナルトなりに知恵を働かせたみたいですがカカシ先生に勝てなかった……先ずは相手が格上である事を認めて1人の力じゃ無理だと判断させる。これから下忍である僕達は格上を挑むのを前提に動かなければならないですから」

 

「ほぉ……一部の実技の授業は悪くて筆記は満点に近いが……実力を隠していたのか?」

 

「現段階でカードを隠していると聞かれればその通りですが授業は真面目にやってましたよ……僕は火の意志というのがあまり好きじゃなくてね、エリート忍者にも興味は無い……ただ物心がついた頃には親は居なくて忍の血筋だったから忍をやっているだけに過ぎない……それとアカデミーの授業では分からない個性もある。チャクラ量と言う観点ではナルトはぶっちぎりのトップでしょう」

 

 アカデミーだけが全てじゃない。その事に関してカカシ先生は納得をしてくれる。

 カカシ先生は割と柔軟な思考をしているからありがたい……上司としては立派な人だろう。

 

「うん、お前()合格だ……自力で気付いている……」

 

 カカシ先生はイチャイチャパラダイスをポケットに入れた。どうやら僕はカカシ先生の物差しでは合格基準を満たしているようだ。

 

「合格祝いに真面目にやってやるよ」

 

「では、お言葉に甘えて」

 

 僕は両手を合わせれば刀が出現する。

 

「…………時空間忍術か?」

 

「ええ……と言っても四代目火影の様にマーキングしたところに移動する術でなく異空間に物を入れるだけの忍術です。道具が嵩張るのはスマートじゃないですからね」

 

 またの名をアイテムボックスと言われればその通りだ。

 人間以外、生きている生物以外を異空間に閉まったり取り出したりする事が出来る時空間忍術、武器を口寄せの術で呼び出す巻物を持っておけばいいのではと言う考えもなくはないが、コレは割と便利な術なんだ。アイテムボックスは割とチートなんだよ。

 

「口寄せの術以外で時空間忍術を使うとは……」

 

「この術自体はそこまで難しくないですよ……ただ物を出し入れするだけの攻撃性は皆無に等しい忍術です」

 

「いや、それは違うな。その忍術で豊富な武器や食糧なんかを隠し持っていけば戦争で圧倒的に有利に立てる……四代目火影の代名詞である飛雷神の術とは方向性は違うが時空間忍術として凄まじい効力を秘めている」

 

「……そこまででしょうか?」

 

 物を出し入れするだけの忍術で本当に攻撃性は皆無だ。

 この術はアイテムボックスな術で、それ以上でもそれ以下でもない。ただ単に無限ではなく一軒家レベルの大きさの異空間というなの倉庫に物を入れるのと出すことが出来るだけの忍術だ。

 

「もっと恐ろしい攻撃性が秘めているものもありますが……」

 

「武器と飯が無くならないのは戦争を体験した世代じゃ恐ろしい事さ…………へぇ、黒い刃か。チャクラ刀か?」

 

「名刀、秋水……恐竜が踏んでも壊れない切れ味抜群な刀です」

 

 刀を鞘から抜けば刀に興味が向いた。

 これこそ僕が貰った転生特典の1つ、ワノ国の伝説の侍、リューマの刀である秋水だ。カカシ先生は武器としては超一級な物だと認めればクナイを取り出し、僕は足にチャクラを纏わせて高速移動をするが当然の如くカカシ先生は追いつく。

 

 本気で挑まなければ勝つことが出来ない相手だ。

 カカシ先生は秋水で斬りかかる僕と拮抗に渡り合う……いや、違うか。カカシ先生の代名詞である写輪眼が出てきていない。それが出てきたら上忍クラスの忍のカテゴリーから出ていってしまう。

 

「太刀筋は悪くはないが実戦経験少ないのがバレバレだな」

 

「そうでしょうね」

 

 地獄の転生者養成所で鍛え上げたけれども、まだまだ僕は青二才だ。

 経験値が物を言う部分でカカシ先生との間には現段階では純粋な剣術で勝つことは出来ない。かと言って力任せや転生特典に頼りまくりもよくは無い。

 

「でも、この状況を待っていた」

 

 カカシ先生と鍔迫り合いに、押し合いになる。

 この状況が最も僕が臨んだ状況だとカカシ先生がクナイで押して来るが、そこから生まれる僅かな隙をついて……逆にカカシ先生を押し倒すがカカシ先生は押し倒された事を察して直ぐにクナイを投げてきた。

 

「それが噂に聞く蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)とやらか…………名前と技術、全然噛み合ってないな」

 

「四代目火影のクソダサいネーミングセンスよりはマシですよ……カカシ先生レベルでも通じるのが分かっただけでも上出来だ」

 

 僕の十八番である蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)を受けたカカシ先生。

 カカシ先生は名前と技術が噛み合っていない事に関してツッコミを入れるのだが四代目火影よりはマシ……

 

蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)の何処が悪いんですか?徐々に徐々に毒が効いてくるかの様な必殺技……戦う者ならば必殺技の1つでも持っているものだ」

 

「重心移動を利用して相手を突き飛ばす圧倒的なまでの技術(テクニック)の体術、末恐ろしい才能だよ」

 

「じゃあ、今度は僕の風遁の術を見てもらえますかね?」

 

「え、なに?性質変化の忍術も出来るの?」

 

「なんとか風遁を極めて現在土遁の性質変化に挑んでいるところですよ」

 

「全く……サスケがルーキーNo.1だと思っていたが、お前がルーキーNo.1だったとは」

 

「チャクラならばナルトに負けます。血ではサスケに負けます。知識ならばサクラに負けますよ」

 

 僕はそこまで万能な人間じゃない。器用ではあるが。

 秋水を異空間にしまえば僕はこの世界で極々普通に売られているライターを取り出した。

 

「未成年が喫煙はよくないぞ」

 

「生憎、僕は煙は好まないよ……ただ風遁の術を使うだけさ」

 

 僕はそう言えばライターを着火し……カカシ先生が炎に包まれた。

 流石にコレはやりすぎた感がある。カカシ先生もいきなりの術で真正面にくらっている

 

「嘘はよくないぞ」

 

 カカシ先生は……閉じていた左目を、写輪眼を開放していた。恐らくは水陣壁の術を応用した忍術で僕の風遁の術を防いでいた。完全に防げなかったために服の一部が焦げていた。

 

「俺に写輪眼を出させるとはな……なにをした?」

 

「……火遁の術を会得しているのならばわざわざ使わなくてもいい効率が悪い風遁の術を使っただけですよ」

 

「一流の火遁の術と呼んでもいいレベルだったが…………秘術か?」

 

「まさか……カカシ先生、貴方は焚火をする時はどうしますか?」

 

「ん?そりゃ先ずは種火を起こして息を吹き…………………お前、まさか」

 

「ええ……風遁の術で空気を調整しライターで種火を点火してそれを対象物まで燃やしただけに過ぎない」

 

 忍術名はまだ浮かんでないがやってることはロイ・マスタング大佐の錬金術と似ている。

 錬金術と言うチートを使っておらず錬成陣を用いていないがやっていることはロイ・マスタング大佐の焔と同じだ。

 

「風遁の術で火遁の術並の炎を起こすか……様々な術を考案したニ代目火影でも考えない事だぞ」

 

「でしょうね……そもそもでこの術は火遁の特訓をしていないから会得した術でそれこそサスケの様に最初から火遁の術が使えるならば覚えておかなくてもいい、火遁の術を会得しているのならば覚えておかなくてもいい術……風遁の術で火遁の術をパワーアップさせる術の派生形だと思ってくださいよ」

 

「風遁でありながら火で攻撃する忍術か…………弱点は湿気だな」

 

「さて……合格ラインを満たしているみたいなので僕はここで失礼させてもらうよ」

 

「ありゃ、挑んでこないのか?」

 

「高周波ブレードや弦魔境や百歩神拳と色々と用意してますが、それを用いなくても問題無く戦っていると下忍として問題無いスキルを持っているのが分かれば御の字です」

 

 写輪眼を出したカカシ先生を今の自分じゃ、アレを使わなければ絶対に勝つことが出来ない。

 初見殺し系の術もかなりあるが写輪眼は初見殺しが通じないチートな瞳術だ……カカシ先生も写輪眼を使い続けたらバテるので僕がもう挑んで来ないと分かれば写輪眼を額当てに隠した。

 

「赤羽以外、忍をやめろ」

 

 僕がナルトが縛られているところに戻れば時計が鳴った。

 お昼を告げる時計であり一旦集合だと言われれば集合する面々。カカシ先生は僕以外は忍者をやめろと言ってきてサクラ達は説明を求める。

 

「俺はお前達のチームワークを試したんだ」

 

「チームワークって、鈴が3つしかないんですよ!?早い者勝ちじゃ」

 

「俺は誰かが鈴を取れば合格と言っているが、鈴を取った人だけが合格とは言っていない」

 

「フー……卑劣な」

 

 鈴を取れば合格と言っているが全員が鈴を取らなければ全員合格しないとも言っていない。

 後になって色々と言い訳を用意している。隙の無い二段構えをしている……ものは言いようと言うが、流石は卑の意志だ。

 

「で、でも赤羽だってチームワークを取ってないじゃないですか!」

 

「赤羽は最初にナルトに対して色々と指示をした。影分身の術を効率良く使うように誘導し、お前達2人に俺がどれくらい戦えるのかを見せた……だがお前達はどうだ?単独で突っ込んでいく、赤羽の力を自らで借りない、サスケだけを探す…………チームワークは0,赤羽も答えを教えるのは良くない事だがヒントは沢山与えていたぞ」

 

「……」

 

 思い返せばと思い当たる節が多々あるのかサスケも言い返せない。

 ナルトがカカシ先生と戦っている姿から情報収集が出来ていたのでそこから打とうと思えば幾つか打てる手はあった。それでも全員が独断で突っ込んでいった……下忍3人、上忍1人の四人一班(フォーマンセル)の意味を全くと言って理解出来ていないとカカシ先生は説教をする。

 

「午後からは厳しくいく……赤羽、お前は一切の手を貸すな」

 

「フー……カカシ先生、ナルトとサクラとサスケは馬鹿にしてはいけない。それぞれがそれぞれのリズムを刻んで尖っていますが1度纏めれば上手くチューニングすれば素晴らしいハーモニーを生み出す…………」

 

「だといいんだがな……全くと言って意味を分かってなかったから赤羽と俺以外は昼飯抜きだ……30分後にな」

 

 カカシ先生はそう言えば消えた。

 弁当を分け与えるという事は僕はしない。ここで弁当を分け与えてもカカシ先生が満足する事は出来ないのだから。流石に3人前の弁当を食べるのは辛かったがこれも3人の為で午後から演習が再開、連携をしなければならないと午前の間に思い知らされている……伊達に主人公じゃないなと午後の演習では活躍をしたのかカカシ先生から鈴を1つだけ奪うことに成功した。

 

 また微妙な感じな原作ブレイクをしたが一先ずはナルト達は下忍になることができた。




作者は万人受けな小説は書けないのです。
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