奏と翼の2人からライブのチケットを3枚渡された。まあ、このライブの裏の意味を知ってるから何とも言えない。
「さて、どうしたもんかね。わたしはこういうのはあんまりね。」
「おばあちゃんただいま。」
「ただいま!」
「おかえり・・・・どうしたのおばあちゃんそのチケット!」
「ああ、知り合いから貰ったんだがわたしゃこういうのは苦手でね。あんた達行くかい?」
「「いいの⁉︎」」
「ああ、行っといで」
「「やったぁぁー‼︎」」と響と里奈は大喜びであった。
「まあ、とりあえずは晩飯まで時間もあることだし、宿題してな。」
「「はーい。」」
それから数日後、私は夕飯の支度をしているとたまたまつけていたテレビで緊急速報がやっていた。ツヴァイウィングのライブの最中にノイズが現れたらしい。響達は大丈夫だろうか、電話が鳴る。
「千鶴かい、どうしたんだい。」
『先生、そのことについて急ぎのお話がありますのでアルヴィスまでお願い出来ますか?』
「ああ、すぐに向かうよ。ちょっとまっとくれ。」
と私はすぐに支度して、リディアンへと向かった。リディアンの正門には二課の副司令、板羽史彦が立っていた。
「史彦、孫達は」
「大丈夫です。2人とも命に別状はありません。」
「そうかい、よかったよ。」
「病室に案内します。」
史彦に案内された病室ではベットの上で点滴に繋がれた響とそれを見つめると里奈と弓美だった。
「「おばあちゃん」」
「響はどうしちまったんだい。」
そこから史彦からこの病室に運ばれるまでの経緯を話してくれた、会場で里奈と剥がれた響は大怪我、響を助ける為に絶唱を使いその反動で体がもたず、体の内側もボロボロ、さらには同化現象の末期症状ににより結晶化していなくなった。
そこにファフナー11番機、マークエルフの装着者となった板羽弓美が支援に入り、何とか全てのノイズを全て片付けて、今回の件の被害者を病院へ運んだという。
そして胸部に大きな怪我をあった響の心臓には奏の結晶の一部が摘出不可能な位置に刺さったままだという。
すでに体の組織と一体化を始めているらしい。
「わたしがもっと早く到着してたら・・・・」
「・・・・違うよ。私が手を離してちゃったからもっと早く響を見つけられてたら」
「2人とも自分を責めるんじゃないよ。お前達は自分のやることをしっかりとやっていた。それは確かさだから今はこの子が早く目を覚ますことを考えようじゃないか。」
とわたしは2人を抱きしめるのだった。
一方、別室では
「奏・・・・」2人の男が奏の遺品を見て涙を浮かべていた。
彼らの名前は日野洋治と日野道生、特異災害起動部のファフナー製作者とその息子である。
とある山奥に出現したノイズにより家族を失った天羽奏を引き取られたのは日野の家であり、奏が二課やシンフォギアファフナーと関わることになったのも偶然にも洋治の部屋で見つけた研究資料を見てしまい、彼女の復讐心に火をつけてしまったからなのだ。
「奏、お前誰かを守っていったんだってな。立派だよ。お前」
「ああ、例え血が繋がっていなくとも奏、君は私の自慢の娘だ。」
「親父・・・・」
「・・・・・・・・道生。前からミツヒロから打診されてきたことなんだがわたしは特異災害起動部を辞める。」
「何だってどういうことだよ。」
「前からミツヒロを通して国連からこっちに来ないかと誘われていたんだ。今の日本の中の技術だけではノイズ、そしていつか再びあい見えることになるフェストゥムとの戦いには勝てない。わたしは外の技術を学び、再び帰ってくる。これ以上、奏と同じ様なものを増やさない為にも」
「・・・・・・・・親父、よし、俺もついてくぜ。」
「待て道生、お前まで私に付き合うことはないんだ。弓子ちゃんはどうするお前がいなくなっては」
「大丈夫さ。弓子ならわかってくれるさ。それに結構ピークからは過ぎちまってるが一応は俺もファフナーを装着出来ない訳じゃない。親父に協力出来ると思うんだ。」
「道生・・・・わかった。それでは奏の葬儀が終わった次の日には私は国を出る予定だ。それまで準備を進めておけよ。」
「ああ、わかった。準備しておくよ。」と道生はその場を後にした。
そしてその数日後、道生は洋治に気絶させられ日本に置いて行かれたのだった。
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