【現在再構築中】Fate/Grand OrderーHero of the Destineyー   作:定紋練魔

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ちょい短め(3000文字強)


第十五話 USJ襲撃①

《水曜日・時刻:10:45》

 

今日も今日とて学校である。

今は授業間の休み時間。

 

「代わり映えのしない平和な生活。なんて素晴らしいのか」

「何戦争帰りのおじいちゃんみたいなこと言ってんの」

「うるさい」

 

呟く俺に茶々を入れてくるレイ子前世は波瀾万丈だったからね。仕方ないね。

そんなことを思いながらスマホに目をおとす。

 

「オールマイトは雄英教師になってもなお人助けするんだな……」

「まあだからこそ今なお高い人気を誇るんだろうね」

 

スマホには今日の朝からオールマイトがいくつもの事件を解決したというネット新聞が表示されている。

 

「凶悪敵に轢き逃げ犯、立て篭もり犯の確保……教師になってなお人助けにも注力する量は変わらない。だからこその人気、か」

 

教職に集中するからと、そう言ってヒーロー活動を疎かにするようならわずかではあるがネガティブな記事も書かれていただろう。

が、どこを探してもそんな記事はなく。

 

「流石は『平和の象徴』ってことかな……」

 

目指す頂は、まだ遥か遠くにあるようだ

 

 

《現時刻:12:50》

 

水曜5・6限は『ヒーロー基礎学』の時間である。

相澤先生が教壇に立ち、話を始める

 

「えー、今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう二人の4人体制で見ることになった」

 

……なった?まぁオールマイトが担当する授業で相澤先生が前にいるから特例であることには間違いないんだろうが

 

「先生!何するんスか!?」

 

切島が手をあげ、先生に質問する。

先生はオールマイトがしたようにカードを見せる

 

 

 

『RESCUE』

 

 

 

「災害水難なんでもござれ。『人命救助(レスキュー)訓練だ!!」

 

その言葉に教室がややうわついたようにざわつく

「レスキュー……今回も大変そうだな……」「ねー!」

「バッカおめ!これこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!腕が!」

「水難なら私の独壇場。ケロケロ」

 

 

 

「おいまだ途中」

そんなうわついた状態の教室を、相澤先生が睨み低い声で一喝する

 

 

「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するものもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗って行く。

以上、準備開始」

 

 

救助訓練……

俺が目指すヒーロー像には必要不可欠なものとなる。

この訓練を生かし、経験を身につけて帰らなくちゃ!

 

バスの集合場所には既に多くの人が待機していた

 

「ごめん!俺が最後っぽい!?」

「大丈夫だよ苅間。まだ時間より早いし」

 

極地用礼装って着用めんどくさいんだよなぁ……便利なのは間違い無いんだけど。

飯田君はバスにスムーズに乗れるように列整理をしていた。

 

 

ー数分後ー

 

 

「こういうタイプだった!くそう!」

 

飯田君はよく小中学の校外学習とかで使う4席2列のバスを想定していたようだけど、実際のバスは通常の市営バスと同じタイプだった。

ドンマイ!飯田君!

ちなみに俺は後ろの方の席。

 

「イミなかったなー」

 

追い打ちやめたげて、芦戸さん!

 

今日の護衛サーヴァントは相澤先生の要請を受けて先に訓練場に向かっているそうだ。いざという時のために呼び符はすぐに取り出せる場所に入れておく。

 

前の方では"個性"談義に花を咲かせているようだ。

俺は今日の護衛サーヴァントと召喚可能サーヴァントのスキル再確認。

色々あるからね。出撃させてないとたまに忘れちゃうんだよね……

 

「派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪と藤敦だな」

「ん?」

 

呼ばれた気がして前を向く。どうやら俺の話題が出たらしい

前では爆豪がキレ散らかしている。

 

「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるってすげぇよ」

「テメェのボキャブラリーは何だコラブチのめすぞ!」

「爆豪君……君本当口悪いな!」

 

 

そんな風に気軽なノリで会話は弾み、バスは進む。終盤は俺も雑談に興じていた。

そして相澤先生の一声で全員が黙る

 

「もう着くぞ。いい加減にしとけよ……」

「ハイ!」

 

 

ー《演習場???》ー

 

演習場に到着する。

そこはさながらテーマパークのようで。みんなから『USJかよ!?』という声が上がる

その前には宇宙服のようなヒーロースーツに身を包んだヒーロー、『スペースヒーロー』13号がいた。

 

「水難事故・土砂災害・火事……etc」

「あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です。その名も……」

 

 

ウソの災害や事故(USJ)ルーム!!」

 

((((USJだった‼︎))))

 

ちなみにこの世界にもTDLやUSJは存在する。開園何周年なんだろうか?

そして13号の隣には……

 

「あの、先生。そこの方は……?」

 

本日の俺の護衛でかつ『救助』にも適した技能を持つ……

 

「どもー!お邪魔してます!"英霊"のアンドロメダでーす!」

 

 

ライダー、アンドロメダ(無臨)の姿があった。

このサーヴァント、意外と汎用性高いな?

 

「か、軽い……」

「アンドロメダ?ギリシャ神話の?」

「エロいねーちゃんだ!」「既婚者だからな。不埒な目で見たらその目を潰すぞ」

「藤敦君の"個性"の英霊の方か!」

「あの格好……もしかして"個性"把握テストの時に憑依してた英霊か?」

 

 

「……13号、オールマイトは?ここで待ち合わせのはずだが」

 

13号先生と相澤先生が話をしている。オールマイト、まさかヒーロー活動に精を出しすぎて遅刻ですか……?(半分正解)

 

そんなこんなで二人の話が終わったのか13号先生がこちらを向いて話し始める

 

「えー始める前にお小言を一つ二つ……三つ……四つ」

 

(((増える……)))

 

「みなさんご存知だとは思いますが、僕の"個性"は[ブラックホール]。どんなものも吸い込んでチリにしてしまいます」

 

13号はその"個性"を生かし、多くの人を災害から救いあげた。

時に救助に邪魔な瓦礫をチリにし、時に人を吸い寄せて。その凶悪な性能に反し、数多くの人々を救助してのけた実績のあるヒーローだ

 

「しかし、多くの人を助けられる力である反面、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう。」

「超人社会は"個性"の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる"いきすぎた個性"を個々が持っていることを忘れないでください」

 

爆豪君の『爆破』、轟君の『半冷半熱』、芦戸さんの『酸』。

このクラスの中にも多くの危険な"個性"を持つ生徒がいる。

 

「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り。

オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います」

「この授業では心機一転!人命の為に"個性"をどう活用するかを学んでいきましょう。

君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな。

以上!ご成長ありがとうございました」

 

……やばいな。かっこいいや、13号。

 

クラスのみんなが拍手し、喝采を送る。

素晴らしい小言……いっそ演説にすら思えるような、そんな素晴らしい内容だった。

俺もみんなに習い拍手を送る。

 

「……?……!マスター!」

 

!!

 

アンドロメダの焦ったような声で気付いた。

アンドロメダや相澤先生は既に戦闘姿勢に入っている。

USJの中央広場に目を向けると、黒いモヤが宙に浮き、そこから人が顔を出す

 

 

『カカカカ!きな臭いではないか!きな臭いではないか!』

 

 

逢魔君の懐から『知識の杖』が飛び出してきてそう笑い声を上げる。

 

 

「一塊になって動くな!13号!生徒を守れ!」

 

「なんで……」

「マスター……?」

 

黒いモヤの中から、多くの……どう考えても堅気ではない人々が現れる。

手を身体中につけた男性、血走った目をした異形型の女性、危険物処理班のスーツのようなものを着てガスマスクをつけた角を生やした男、脳を丸出しにした黒いバケモノが2体(・・)そして……

 

「なん……で……君がそこにいるんだ(・・・・・・・・・)!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒い肌/その者は、とある『正義の味方』の別側面

 

 

 

 

坊主刈りに剃った白い髪/その正義に従い、ミッション(殺害)を遂行する『冷徹な正義の味方』

 

 

 

 

鋭い金色の瞳。手に持つのは刃のついた物々しい銃火器/魔性に堕ちたのは、その涙故か

 

 

 

 

 

クラス、弓兵(アーチャー)

 

 

 

 

《"冷徹な正義の執行者"エミヤ》

 

 

 

 

 

かつてカルデアで共に戦った、心強い正義の味方が。

 

 

今度は、俺たち(1年A組)に牙を剥く。




ーあとがきの部屋ー


どうも!作者です!

「キャスター、アンデルセンだ」

アラフィフだと思った?残念、デミヤでした!

「モリアーティが来ると思ったんだが?」

さて、それは召喚をした先生が一番よくわかっているのでは?

「……まぁ、そうだがな。しかし、ヤツが『教授』などと呼ばれるか?」

どうでしょうねぇ

「今回は焦らすな」

焦らした方が面白いので!

「いい性格をしているな全く!今回は何かやるのか?」

やー、正直今回のは短くて解説することもないのでこれで終わりです

「次回をお楽しみに、と言うヤツだな」

そゆこと。と言うわけで、本日はこれで〆です!

「感想・批評・アドバイス・評価は随時募集しているぞ」

それではみなさん!

「【また次回お会いしましょう!】」














老練な瞳は、何を見据えているのだろう

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