【現在再構築中】Fate/Grand OrderーHero of the Destineyー 作:定紋練魔
ー仮眠室ー
目を覚まし、ゆっくりと上半身だけで起き上がる。
辺りに目を向けて今の場所を確認する。
寝かされていたのはベッドではなくソファ。
低めのテーブルや資料棚が置かれている部屋だった。
「ここは……仮眠室かな?」
服装は礼装のまま……どうやら倒れた後にこの部屋に運ばれてきたらしい
と、そこまで現状確認したところで扉が開く
「やぁ、起きたね!」
「貴方は……」
入ってきたのは二足歩行する大きな……ネズミかな?
服を着ていて、右目の周りに傷がある。
……受験パンフレットに載ってたな。確か……
「校長先生……ですか?」
「Yes!ネズミなのか犬なのか熊なのか、かくしてその正体は、校長さ!」
A組は入学式に出席してなかったから私のことを知ってるか少し心配だったんだけど、杞憂だったみたいでよかったのさ!と、そう自嘲気味に言って笑う校長先生。
机を挟んだソファの反対側に小さな椅子を取り出してそこに座る
「あ、自分がそっちに……」
「いいからいいから。君は起きたばっかりでまだ体調も安定していない。そっちに座ったままでかまわないよ」
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
そう言って佇まいを正す。
俺の様子を見にくるだけなら、他の先生でもよかったはず。
校長先生が直々に様子を見にくるとなると、何かしらの問題があったと考える方が自然だ
「それで、何のお話でしょうか。様子を見るだけなら校長先生じゃなくても問題ないはずでしょう」
「……やっぱり君は聡明だね。うん、その通り。とりあえず事の顛末から話していこうか」
そう言って校長は俺が気絶した後の話をしてくれた。
まず俺と逢魔君は力を使い果たし、体力不足で気絶。
俺は体力・魔力不足で倒れていたようで、あの後レイ子が運んでくれたそうだ。
逢魔君は喋る杖……多分『杖先生』かな?……が魔法でどこかに飛ばしたらしい。
少し前に本人から電話で無事だってことが知らされたそうな。
負傷者は相澤先生、13号先生、オールマイト、緑谷君の4名。他の皆なは擦り傷程度の負傷で済んだらしい。
相澤先生、13号先生は敵との戦闘にてダメージ。
特に13号先生は"個性"のブラックホールを返されて重症……ただし数週間程度で十分に快癒できる程度の怪我らしい。
相澤先生はバケモノとの戦闘で負傷。ただし骨折もしておらず、敵のスペックから逆算した負傷よりかなり軽い怪我だったそうだ。アンドロメダが仕事してくれたみたいだ。よかった……
次にオールマイトと緑谷くん。
この二人は俺たちが相手してたのとはまた別のバケモノとの接敵で負傷。
現在は保健室で点滴を打って回復を待っているそうだ。意識とかは全然あるらしいけどね。
そして肝心の敵はあのままどこかへ消え去り、再び姿を表すことはなかったそうだ。
流石の敵達も
「……よかった。そしたら誰も欠けることはなかったんですね」
「そこは安心してくれていい。1年A組は負傷者3人を除いて全員ほぼ無傷。その負傷者も今全員回復が確認されたとも」
と、そこまで校長先生が言ったところで仮眠室の扉がノックされる
「あぁ、忘れてたよ。入ってくれて構わないよ!」
「流石にひどくないですかね……?」
校長先生の入室許可と共に仮眠室のドアが開かれ、そんなことを言いながら刑事コート姿の男性が入ってくる
「……あれ?」「おや?」
顔を合わせて互いにそんな声を上げる。
入ってきた人物は、去年の敵騒ぎの時に顔を合わせた塚内警部だったからだ。
「塚内警部?」
「あぁ、やっぱり藤敦くんか!うん、あってるよ」
「おや、顔見知りかい?」
不思議そうに声を上げる校長先生。俺と警部は去年あった事件について説明する
「……なるほどね。君はあの事件の被害者だったんだね」
「まぁ俺達は軽い怪我をした程度で済みましたし……ところで、警察がこの部屋に来たということは校長先生にお話が?」
「いや、それもあるんだが、今回は先に君についての話だ。端的に言えば、君に対する処分の話だね」
俺?それに処分……?
「分かってないって感じの顔だね」
「まぁ、それも仕方ないのさ!彼も、また彼らも必死だったんだ。正直、このことを告げる必要はないと私は思うんだけどね」
「お上の判断で命令ですから。俺たちはそれに従うしかないんですよ」
「あの、一体何の話ですか?」
話の流れから、先の襲撃に関わることであることは想像がつくけど……
そう疑問に思っていると、渋い顔をしていた塚内警部が口を開く
「……まぁ端的に言えば、君を罪に問うか否か。そういう話だ」
「……はい?」
話をまとめると、こうだ。
1:先の襲撃事件で俺と逢魔君が接敵したバケモノは俺の攻撃で生命活動を停止……つまり死亡していた
2:検査や解剖、オールマイトが吹っ飛ばし、警察が回収したもう片方のバケモノに対する検査によりバケモノは何者かに造られた改造人間であることが発覚した
3:俺が殺したバケモノが『元』とはいえ人間であった以上、俺がその化け物を殺したことにより『殺人罪』に該当する可能性がある
4:このことについて襲撃の危険性、襲撃時における反撃の正当性などを踏まえて警察や学校側で競技した結果『正当防衛』が成立。俺や逢魔君に対する処分は『厳重注意』となった
らしい。
「そうですか……死んで……」
「今回は正当防衛が適応されるってことでお上も君たちには知らせずに終わらせることも視野に入れていたが殺人は殺人だ。
流石に何らかの処分はないと話が合わないってことでこうなった。悪いね」
「いえ、妥当なラインかと。お手数をおかけしました」
「「……」」
少しの間微妙そうな表情を浮かべる二人。
正直居た堪れなかったので口を開く
「えっと……そうだ!俺だけじゃなくて校長先生にもお話があるんじゃなかったんですか塚内警部?」
「え?あ、あぁそうだった!報告事項があるんだった!」
「おや、そうなのかい?そしたら……そうだね……」
「あ、自分はもう大丈夫なのでこのまま下校します。お部屋空けますよ」
校長先生が悩んでいたので、そう言って席を立つ。
ほぼほぼ回復したし、着替えて帰るくらいのことはできる。
そう言うと校長先生は少しの間腕を組んで考えて
「本人が言うなら大丈夫だろう。私から見ても血色は良さそうで不調は見えないしね」
「ありがとうございます!」
「ただし、帰る前にリカバリーガールに見てもらうこと!これが絶対条件さ!」
そう言う校長先生。心配してくれているのが、シンプルに嬉しかった
俺は近くにあった
「了解です!ありがとうございます!……では、失礼しました!」
そう言って扉を出ては、リカバリーガールの元へ向かった。
あ、帰りはパトカーに乗せていってもらいました
「……行ったね」
「行きましたね」
「報告もいいけど、先に彼についていくつか話したいことがあるんだろう?」
私がそう言うと、彼は数瞬押し黙り……
「貴方に隠し事はできないですね……」
息をはいてそう言った。そして次いで口を開く
「えぇ、おっしゃる通りです。彼について、と言うよりも彼の処罰について。そして……」
「彼の反応……かな?」
「そうですね」
「うーん、彼の処罰に関しては何の異論もないとも。
ただ、先にも言ったとおりそのことを告げる必要もなかったんじゃないかとは思うけどね」
「自分も同じ意見です。殺さなければ殺されていた……陳腐な言葉ですがそんな状況だったと聞いています。
罪に問う必要はないかと」
「そうだね。ただ……」
藤敦苅間君。今年度のヒーロー科実技入学試験において
"個性"は強力なものとはいえ、それはさしたる問題にならない
疑問なのは、その内容を告げられた時……いやもう少し前か。『自分が人を殺してしまった』と告げられた時だ
「人間、裏に生きて殺しを無感情で行えるような人間でない限り、『人を殺した』と言われた際には大なり小なり反応を示すものさ。それがさっきの会話では一切見受けられなかった……」
「校長先生は彼が裏の世界の住人だと?」
「いや、それはないね。その手の人間ではないと雄英高校は見ているよ。教師生徒問わずね。
きっと彼は『感情を仕舞い込むのが上手い』タイプの人間だね。それも弩級の」
「感情を仕舞い込むのが上手い……ですか」
そうそう、と相打ちを打って私は続ける
「彼の入学にあたり、一通りのことは調べたよ。裏との繋がりがないこともそこでの調査で確認が取れている。ごく普通な青年さ。」
「だからこそ、ですか」
「君は相変わらず話が早いね、助かるよ」
だからこそ、我々の預かり知らぬ場所で壮絶な体験をしたんじゃないかな。
それこそ、死人を何度も見るような……ね
「……」
「だからこそ、私達教師は彼を導く義務がある。彼のことは、よく見ておくとも」
そう言うと、塚内くんは一つ息をついてやや安心したように
「……その言葉を聞いて、安心できたような気がします」
そう言った
黒い霧が何もない場所に現れ、円形を成していく。
そこから一人、男が吐き出された。
先刻のUSJ襲撃の主犯とされる手の模型だらけの男性だ。
苅間に腕を斬られ、残った四肢も
「っ
立つこともできない彼はフローリングの床に横たわりながら呻く
「両腕両脚撃たれたし斬られた…完敗だ…」
憎々しげに、憎悪を込めて怨嗟の声を放つ
「脳無は2体ともやられた…手下どもは瞬殺…!子どもも強かった……ッ!」
その瞳に、悔しさを、怒りを、悪意を滲ませて
「平和の象徴は健在だった……ッ!話が違うぞ先生……!」
そう言って首だけで視線を向けた先には、電源のついたPCが1台
『違わないよ、弔』
そこからは低く、聞くものが聞けば背筋に悪寒が走るような声が聞こえる
『ただ見通しが甘かったね』
「少々舐めすぎたんじゃないかネ?
PCの声に続き、バーのドアベルが鳴り、老紳士……『教授』と呼ばれる人物が入ってきてはそう言う
『おやおや、『教授』じゃないか。どこかに行っていたのかい?』
「何、ちょっとした取引サ。サーヴァントの魔力タンクの中身を補充してきたのだよ」
そう言ってどこからか虹色に光る石を取り出す。
続いてやや嗄れた声がPCから聞こえる
『黒霧、ワシと先生の共作脳無は?回収していないのかい?』
「片方はオールマイトに吹き飛ばされました。正確な位置情報を把握できなければ、いくらワープとはいえ探せないのです。そのような時間は取れなかった」
『ではもう片方は?』
「もう片方はその場で絶命。死亡前に回収できず、戦闘後にはプロヒーローが来たため死体の回収も不可能でした」
『むむむむむ……せっかくパワーも器用さも高性能なものを2体も用意したのに…まァ……仕方ないか……残念』
残念そうに響く嗄れた声。あの改造人間の開発者だろうか?
彼の言葉を聞いて、静かに落ち着き始めてきた男の憎悪が再び燃え上がる
「……パワー……そうだ……3人……気に食わないガキがいたな……オールマイト並の速さを持つガキが一人と器用な方の脳無を殺した二人だ」
『「へぇ/ほォ」?』
彼の言葉に、『先生』と『教授』が興味を示す。
「あの邪魔がなければオールマイトを殺せたかもしれない……あの邪魔がなければガキを一人くらい殺せたかもしれない……!ガキがっ……ガキ……あのガキ共……!」
子供のように、されど大人のように。憎悪を滲ませ怨嗟の声を吐き続ける彼に、『先生』が宥めるように声をかける
『悔やんでも仕方ない!今回だって決して無駄ではなかったハズだ』
そう、過去に戻ることはできないのだからと
『精鋭を集めよう!じっくり時間をかけて!』
そう、人数が少なくても練度が高ければ人数の差はどうにでもなるのだから
『我々は自由に動けない!だから君のような"シンボル"が必要なんだ』
今回のように。世に散らばる悪意を集めるために
『死柄木 弔‼︎次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!』
そう『先生』は言う。計算高く、今後どのようにして宿敵を殺すかのルートをいくつも考えながら。
___な_を_に__て_____
彼は気付けない
真に__い_は_に_に_む
申し訳ありませんでしたァァァァァッ!
(スライディングトリプルアクセルきりもみローリングジャンプ浮遊土下座)
「待て、情報が完結しない。普通にやれ」
はい(スンッ……)
「とりあえず後でお前は獄炎殲滅砲な」
普通に死ぬて!?
「と言うわけで、こんにちはこんばんは。MCのアンデルセンだ」
テレビ番組?どうも、作者です
「で?なぜ遅れた?」
えっとですね。先生、今の俺の年齢言えます?
「17だろう?」
はい。俺早生まれなんで今年度大学受験なんすよ
「ほぉ」
よって勉強その他諸々に時間を取られ書けませんでした
「
アバッバババババババ!?やめっ!電流やめてッ!?
「嘘をつくからだ」
バラエティ番組か何か!?
「で、本音は?」
勉強、FGO、ブルアカ、FGOです!
「
オババババババ!?
「言い残すことはあるか?」
死なんがな!?えっと、次回もお楽しみに"ッ!?(黒こげ)
「まあそう言うわけだ。感想、批評、評価も待っているぞ」
※活動報告にお知らせがあります