【現在再構築中】Fate/Grand OrderーHero of the Destineyー 作:定紋練魔
あの煙敵の襲撃から三日が過ぎた。
俺が倒れた後、レイ子が頑張って病院まで運んでくれたらしい。
今は病院で療養中。全治まで最低でも一月は必要。少なくとも一週間は入院という診断結果を出された
「妥当だな。むしろあの腕力で壁に叩きつけられて骨の3、4本程度で済んだことを幸運に思うんだな」
「辛辣だなぁ……」
この間召喚したアンデルセンは俺に付き添ってくれている。
本人曰く「念のため」だそうだ。今は執筆に勤しんでいる
「何を書いてるんだ?」
「備忘録のようなものだ。お前の人生は物語のそれだからな、ネタには事欠かん」
先日の戦闘の後から少しずつ魔力が増加している感覚をている。
ただ、正直魔力に関しては宝の持ち腐れとなっている。
今はアンデルセンの現界魔力にしか魔力を消費していないからだ。
するとだんだん一日経てば完全回復するが為に『勿体無い』と感じるようになってくる。
そこで考案したのが……
「あ、魔力が溜まった」
「ふむ、なら生成でもしておくか」
「いやぁ、アンデルセンがキャスターでよかったよ……」
「いや、補助ありきだとしても自前の魔力を圧縮して聖晶石を生成するお前の魔力貯蔵量がバケモノ級なだけだと思うぞ……」
余った魔力を圧縮して高純度の魔力隗である聖晶石を生成することだった。
一応前世の説明では疑似霊子結晶って正式名称もあったらしいが、正直俺にとってはただのガチャ石である。
魔力補充にも使えるから魔力ストックにもなるだろうとアンデルセンからもお墨付きをいただいた。
アンデルセンによればまだまだ魔力量は増加傾向にあるとのこと。ゆくゆくはもっと多くの石を出せるようになりたい。
カルデアの英霊達って1人2人じゃ効かないからね
「おい、そろそろ回診の時間だろう。俺は霊体化するぞ」
「あ、本当だ。了解」
気付けば回診の時間だった
流石に面会が許可されていない時点で人がいるのはまずいということで回診時には霊体化してもらっている
ちょうど扉がノックされる
「藤敦さん、回診の時間です。入っても?」
「どうぞ」
「失礼します」
扉から現れたのは今回俺を担当してくれている先生だった。
名前は……相模原先生だったか?印象が薄くて……
それから少しの間診察をしてもらう
「ふむ、すでに5割ほどが治癒していますね。これなら面会なども許可して良さそうです」
「本当ですか!」
「……というよりも、許可しないと割と面倒な状態なので。許可せざるを得ないといいますか……
まぁ実際面会許可できる程度には回復しているので問題ないでしょう」
……許可せざるを得ない?それは一体どういう……
「どうぞ、お入りください」
先生がそう言うと七三の黒髪で、茶色い……いわゆる警事コートを着た男性が入室してきた
「失礼する。藤敦苅間くんで間違いないね」
「あ、はい。そうですけど……」
「紹介しましょう。塚内直正警部補です。今回君への面会を強く要求してきた人の一人です」
「……相模原先生、今は警部です」
「これは失敬」
随分と相模原先生と仲が良いようではあるが……
……警部?はて、俺が何かしただろうか。警察のお世話になるようなことをした記憶はないんだが
「挨拶が遅れたね。改めて、私は塚内直正。今は警部として"ある事件"を追っている」
「はぁ、藤敦苅間です。それで、その警部さんが俺に何の御用で?」
「まあ端的に言うと事情聴取だ。君が三日前に遭遇した敵について話を聞きたい」
……あぁ、そう言うことか。
「俺が接敵した敵がその事件に関わっている可能性があると?」
「そうだね。私が追っているのは違法薬物……『個性因子誘物質』と言うものでね。
"個性"による力をブーストさせ、同時に理性を薄くするというシロモノだ。」
「なるほど、俺を襲った敵がその薬を使っていたのではないか、と言うお話ですね」
「話が早くて助かるよ。参考までに、話を聞かせてもらいたい」
そういうことなら、と俺は塚内警部に一連の流れを話した
ちなみに相模原先生は途中でそそくさと退出していった。
「ふむ、個性『幻煙』……しかしそこまで長時間かつ大規模なものとなると薬の関連を否定しきれないな」
「そこは同意ですね。幻を見せる"個性"……ただし普段から通学している俺たちを欺けるレベルの精密さと誘い込むまで、そして誘い込んでからも発動していたと仮定するとかなりの長時間の個性使用が考察できます」
「超精密かつ長時間の持続。途方もない訓練をしたか何らかの手段で"個性"をブーストしていたと考えるのが妥当だろうな」
そんなこんなで40分ほど話をして、塚内警部は去っていった。
その後少しして、レイ子がやってきた
「苅間!」
「ちょ、声が大きい!ここ病院!」
「あっ、ごめん」
「全く……あの後は大丈夫だった?」
「あ、うん。苅間があの敵を倒してくれたおかげで無事帰れたよ」
「それは重畳。無事で何よりだよ」
その後少し雑談をした後、レイ子が思い出したように尋ねてくる
「あ、そういえば。あれって何だったの?」
「あれ?」
「ほら、苅間が敵を倒したやつ。苅間って準無個性じゃなかったの?」
「カードゲームの"準バニラ"みたいな言い方するね……間違っちゃいないけど。
まあ端的にいえば俺に"個性"が発生したみたいなんだよね」
そういうとレイ子は少しの間固まって
「えッ!?」
とても驚いていた
「まあ名前をつけるとしたら……"個性"英霊。過去の……個性黎明期以前の英雄を呼び出す個性って感じかな」
「何それ」
「ほら、よくおとぎ話とかで聞くような聖剣持った王様とか、世界を一新させた発明をした人とかを呼び出したり、
その力を借りたり……ようは憑依的なことができるわけ。」
「何それ」
まあそうなるよな、唐突にそんな話をされたら。
宇宙猫状態だったレイ子が戻ってきたのはそれから数分してからのことだった
「要するに苅間のすごい"個性"が覚醒したって認識でいい?」
「まあだいぶ大雑把だけどその認識でOK。だいぶ大雑把だけどね」
「なんで2回言ったし」
「だって本当にそうだし……」
そんなことを言っては笑って話して、時間は過ぎていく。
俺の"個性"について深く質問されたり、『今日○○がダイナミック転倒した』だの『みんなが心配してた』だの、
色々な話をして笑いあった。ふと気がつくと、レイ子が訪れて1時間が経過した
「あ、やば。ちょっと長くいすぎた!病院の人に怒られちゃう!」
「本当だ。もう1時間か。気づかなかった……」
病院のお見舞いの滞在時間は30〜60分が常識と聞いたことがある。
そろそろレイ子が病室を訪れて1時間が過ぎる。そのことにレイ子が気付き、急いで帰宅の準備を始めた
そして準備が整った後、ふと気がついたように聞いてきた
「ねぇ苅間。"個性"が発現したんならヒーローを目指す気はないの?」
「……俺がヒーロー、ねぇ……」
俺は前世で、
そんな俺に
「正直、目指せるとは思ってないかな……俺は
俺がそう言うとレイ子は少し寂しげな目をして
「そっか……」
そう言うと扉の前まで歩いて行き、扉に手をかけると一度手を離して振り向いて言った
「昔からさ、苅間はヒーローになれない、ヒーローは目指さないってよく言うけどさ。私にとって、苅間はヒーローだよ。少なくとも、この間の苅間はヒーローだった。もう少し、よく考えてみてね」
そう言うと、レイ子は帰っていった
「……いい友人じゃないか」
「……急に出てこないでくれよアンデルセン。心臓に悪い」
霊体化を解除したアンデルセンが俺に話しかけた
「悪かったな。だが、そこまでお前がヒーローを拒絶する理由とは……まさか、
「……バレたか。まあそれだけじゃないけどね」
「大方、異聞帯の切除についてだろ。汎人類史を救うために異聞帯を犠牲にしたから……とか考えている……違うか?」
全く……文豪英霊には敵わないか……
「参ったな、そこまでお見通しか……そうだね、俺達が生き残るためには、異聞帯の切除が必要不可欠だった。でも、それは世界単位の大量虐殺に他ならない」
「だがそれはお前が世界を救うためにかけずり回った証拠に他ならない」
「俺はこの見えない血が塗りたくられた手で人が救えるとは思わない」
「その思考こそお前が傷つき、抱え込んだ証左だ。それはお前が他人のことを心から思いやれる印だと俺は思うがな」
「……」
「反論はそれまでか?」
「俺は……」
俺が言葉に詰まると、アンデルセンはため息をついた後に口を開く
「今ここにはカルデアの職員も、他の英霊共もいない。キャラではないが俺が言ってやろう。これはカルデア所属の存在全員の総意だと思え。
藤丸立香改め藤敦苅間。
そこでアンデルセンは言葉を切り、そして俺に投げかける
「……」
「まあ、今すぐに答えを出せと言うわけじゃない。まだもう少し時間はあるだろうしな。他の英霊を呼ぶ余裕もあるだろうさ……お前の友人じゃないが、もう少しよく考えてみろ」
そう言うと、アンデルセンは霊体化してその姿を消した。その日、彼が現れることはなかった
「俺は……」
ーあとがきの部屋ー
(アンケート結果を見ながら)いやー、みなさん麻婆豆腐好きですねぇ……
「何を呑気にアンケートを開いているバカ作者!」
グッフォ!?鳩尾ドロップキックはoverkill……!
「続きを書かんか続きを!貴様、またも締切を大幅無視しおって……!」
だってボックスイベント!だって福袋!だって年末年始!だって補修!だってサムレムコラぶぉっはぁ!?
「やる前に執筆だろう!補修はとっとと終わらせんか!」
それ、正論?俺正論嫌いなんだよね
「よぅし歯を食いしばれお前の大好きな単体バスターのバーサーカー宝具だ」
ごめんなさいヘラクレスはやめてくださいしんでしまいます
「よろしい……と言うか貴様、この小説をほったらかして他の作品の設定を書いてないか?」
え、いや、そのぉ……はい、他の方の作品に触発されてチョロチョロっと書いてるのが一作と前のアカウントが飛んで0から作り直してるのが一作ございます……
「正直でよろしい」
だって聖晶石3つと触媒として聖杯用意されてたらビビるじゃん!それFGOの聖杯じゃなくてsnの聖杯だし!
バーサーカー呼ぶ気満々じゃん!
「逃げられたら困るからな。後その二作に関しては書いてもいいか読者に許可を取るんだな。さもなくばバーサーカーを召喚する」
それだけはご勘弁を
「アンケートを取って書けという意見が一定数を超えた暁には……」
暁には?
「喜べ、お前の負担が増えるぞ」
全く喜べないぃ!
「まぁ今日のところはこれぐらいにしておいてやろう」
感想、評価、批評などお待ちしております!
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お手柔らかに……ではでは〜、次にお会いするときまで〜……ドロンッ!
Xやってます。もしよろしければ。
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