【現在再構築中】Fate/Grand OrderーHero of the Destineyー 作:定紋練魔
お久しぶりなのに短めでーす。
イドに心を抉られてました。
ではでは〜、第五話『退院』
どうぞ
先の面談から数日後、俺は晴れて退院となった。
入院中の暇な時間は石を魔力から抽出したり、本を読んだり、アンデルセンにネタを提供したりして過ごしていた。
最も、そのアンデルセンは今朝から姿を見ないのだが。
今は相模原先生に見送ってもらうところだ
「お世話になりました」
「一応言っておきますけど、何度も入院するような無茶はしないでくださいね」
「善処します」
そう言って苦笑する俺に、先生は軽くため息をつき
「まあ言っても無駄なんでしょうけどね……
君の目、見覚えがあります。自責の念と憧れる心、あるいは誓いや約束とで板挟みになって揺れている人の目です」
「ッ……!?」
至近距離で俺の目を覗き込む先生。
心の奥底を見透かされてしまいそうで、俺は半歩後ずさる。
「私は君が何を抱え込んでいるかは知りません。
君が何に憧れて、何が君を責め立てるのか。私が理解できることはほとんどないでしょう」
先生は顔を離して続ける
「なので話してくださいとは言いません。ですが、忘れないでください。
君の周りには、相談に乗ってくれる人が、教えてくれる先人がいます。
君のお見舞いに沢山人が来たのがいい証拠です。
その中には、きっと君の未来を相談できる人もいるはずです。」
入院中はレイ子のみならず、萌さんやクラスメイト、担任の先生などいろいろな人がお見舞いに来てくれた。
「……はい」
それでも、簡単に人に相談できるような気はしなかった。
相談しようと思えば、俺は前世のカルデアのことを含めて過去を赤裸々に話すことが前提になる。
そう簡単に話そうとは思えないし、話した時に引かれるのが、見放されるのがひどく恐ろしい。
「……そうは言っても、その様子を見ると簡単に相談できる様子でもなさそうですね」
先生がそう言うと、白衣の内側から一枚のカードを差し出して言う
「これは……タロット?」
「デフォルメされた簡易版のようなものですがね。
私のお守りです。君に貸すので、君が進む道を決めたら返しに来てください」
そのカードには、二人の男女が手を繋いでいる絵が描かれていた。
縁が白くなっており、長い間所有していたことがわかる、それでも綺麗で、大切にされていたことがわかるような状態だ。
「6番、『
君の選択に後悔がないように。そう祈ってそのカードを託します」
「選択に後悔がないように……」
「えぇ……おっと、そろそろいい時間です。私にも仕事がありますし、そろそろ戻りますね。
君の行く先に、星の導きがあらんことを」
「はい、先生もお元気で!」
そう言って俺は病院を出て、家に向かった。
そして玄関先で待ち受けていたものは……
「遅かったな。待ちくたびれたぞ」
「どこに行ってたかと思えば……先に帰ってたの?」
「まぁな。お前が帰るとあれば準備も必要故にな」
「……?」
「ついて来い」
今朝方いなくなったアンデルセンだった。
そしてそのまま踵を返して家の奥に進み始める
「あ、ちょっと待ってよ!」
急いで鍵を閉め、靴を脱いで彼に続く。
廊下を渡り、リビングを通り、主人のいない書斎に入る
「えーっと確かこの辺に……」
そして本棚に収められた本を物色するアンデルセン
「何してるの?ここにあるのは本だけだけど?」
「うん?わかりきった話だ。
「…………はぁっ!?」
そう言うと同時に、アンデルセンが本を触ると重いものが動く音がして、本棚が回転扉のように開いた
「はぁぁぁぁっ!?」
顎が外れるかと思うほど口を開いて絶叫する。
今このサーヴァントはとんでもないことを言ったぞと。
「緊急につき、少々無茶をして地下に工房……もとい召喚室を作った」
そう言いながら先に進み、先にあった階段を降りていくアンデルセン。
その足音で我に帰った俺もそれに続き、急いで追いかける
「自己紹介でも言ったが、基本的に俺は戦闘では不能だ。前回は近くに味方がいて尚且つ相性が良かったからなんとかなった。 が、毎回同じ状況が連続するとは考え辛い。お前の相談役にもちょうどいいと思ってな。ここいらで戦力増強ついでに召喚してしまおうと言うわけだ」
「いや、許可くらいとってよ……」
「時間がもったいなかったものでな。」
「えぇ……」
そんな話をしているうちに階段は終わり、扉の前についた。
扉を開くと、そこには馴染み深いカルデアの召喚室が広がっていた
「うわ、すごい。カルデアの召喚室まんまじゃん」
「少々手こずったがこれで問題ないだろう。『陣地作成』と言うやつだ」
「無茶苦茶するなぁ!?」
本当に無茶苦茶である。確かにアンデルセンは陣地作成と道具作成のクラススキルを所持しているが、こんな大掛かりな作成は出来なかったはずなのに。
「何。お前のバカ魔力のおかげだ」
そう言いながら取り出したるは聖晶石……俺が作ったやつ!
「ちょ、それ俺の石!」
「言っただろう、魔力リソースになると。9つほど一気に使ってな。それだけあればこの程度はなんとでもなるわけだ」
「本当に無茶苦茶するなぁ……」
「そう簡単でもなかったがな……さぁマスター、時間が勿体無いぞ!さっさと召喚してしまえ!」
「いきなりだなぁ!?」
「部屋の中心のくぼみに例の本を嵌め込め。それが召喚陣と触媒の代わりを同時に果たす」
「わかったよ……」
……あれ?
召喚陣って本だったっけ?
若干の違和感を抱きつつ、俺は言われるがままに本をくぼみにはめる
「何回回す?10回?」
「馬鹿か。魂はともかくお前の体はまだ1度しか召喚できていない。
10回も召喚すれば血を吐いて倒れるぞ。2回程度にしておけ」
「うげ、それは怖いなぁ……そうするか……」
そして俺は石を6つ本の周りにおいて召喚を始めた
注:今回のあとがきの部屋では奏章IIのネタバレを若干含みます。
ご注意ください
ーあとがきの部屋ー
(アンケート確認中)
やっぱりこっちの小説に注力した方が良さそうですな。
受験前に新シリーズ開始は死ぬて
「残念だ。無理矢理にでも書かせようと思ったのだが」
げぇっ
「誰が鬼か誰が。で、今回は期間の割に短かったな。どうした?」
忙しくて……あと1月くらいイドの復讐者ロスで死んでた
「……まあいい。これからは気をつけろよ」
善処します
「気をつけんか!で、次回更新予定はいつだ?」
え、そう言うの作っちゃうんですか?
「貴様は作らんと書かんだろうが。書け」
また殺生な……一応来週中は予定してますよ。正直間に合う気はしてませんが。
「言ったな?間に合わせろ。これは命令だ。さもなくばスマホのデータを消す」
ご勘弁ください!頑張りますんで!……したら今日はこの辺で。
ちょっと新学期で疲れてこれ以上先生と会話してられませんわ……
「全く……まあいい。次回をお楽しみに、と言うやつだ。」
えぇ、次はもうちょっと早く出せそうなんで。お楽しみに〜!
報告:今までのサブタイを一部変更しました。ご了承ください
「ネタが尽きたか」
うるさいですよ先生
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