【挿絵表示】
チキ・ヨンハさんからの作品です。
私は今猛烈に感動しています。最高ですありがとうございます!初めてのファンアート!最高!小説書いててよかった!最近絵ばっか描いて低迷していた小説の意欲が回復しました!感謝!
あ、受験一応志望校受かったので終わりました。
あ、お気に入り登録や評価、感想にここすきよろしくお願いします(挨拶)
あ、FA待ってます。そのためのDM。そのためのTwitter(乞食)
「彼女の言っていた先生は排除した。あとは空崎ヒナだけだ。瀕死だからと言って油断するな」
崩れ落ちた古聖堂。その光景を生み出した巡航ミサイルの直撃を受け、さらに無数にいるアリウス生徒とユスティナ聖徒会の集中砲火によってゲヘナの最高戦力、空崎ヒナは膝を屈した。
“彼女”の懸念点であったシャーレの先生は倒れ、トリニティの戦力も次期に制圧が終わる。そしてこの場における最大の危険因子であった空崎ヒナはこうして制圧が完了した。しかしそれで油断する彼女ではない。
彼女───アリウススクワットがリーダー、錠前サオリは鋭い目線を向けながら、ユスティナ聖徒会たちにとどめを刺すように命じた、その瞬間。
風が吹いた。
「おいおいおい。酷い有様じゃないか。なあ?」
軽い足取りで瓦礫の山に降り立ったのは、1人の白い悪魔。彼女は周りが見えていないのか、まるで散歩でもしているかのような自然体で歩みを進める。
「……戦華ヒバナか。今更何をしにきた?もう貴様の楽しめる“イベント”は終わったぞ」
「ヒバ…な……?」
戦華ヒバナ。ゲヘナ風紀委員の元副委員長であり、かつてエデン条約に反対して蜂起を起こした張本人。そんな彼女はサオリに向けて『僕は面白い方につく』と言っていた。しかしすでに事はほとんど終わったような状態。今更何をしにきたのかとサオリは少し警戒しながら彼女に声をかける。
「……」
「……おい。なにを──
しかし彼女はサオリの言葉を無視して歩みを進め、そして地面に倒れた先生のそばに腰をかがめ、見下ろした。
「やあ。君というものがいながら、随分と酷い有様じゃないか」
「……ひば、な…ちゃん……?」
そんな彼女の煽りとも捉えられるような言葉に、先生は朦朧とした意識の中であろうにも関わらず顔を上げて返事をした。そんな彼女の様子にヒバナは笑みを浮かべるでも顔を顰めるでもなく、ただただ変わらない普段通りの優しげな表情で見つめるだけ。
そしてしばらくして、彼女は手を差し出してこう言った。
「助けが必要かい?先生」
そんな彼女の手に、先生は掠れた声で答え───そして彼女の真っ白な手を自らの血で汚した。まるで、悪魔の契約書に血のサインを描くように。
「……どういうつもりだ」
錠前サオリもそれを黙ってみているわけではなかった。想定外の出来事に、銃口を彼女に向け、引き金に指をかける。彼女はわかっていた。戦華ヒバナの実力を。
あの蜂起。いつものゲヘナの日常で不良があっけなく制圧されると同じように、戦華ヒバナも空崎ヒナによって制圧された。だがそれは戦華ヒバナがそこらの不良同様に取るに足らない存在ということにはならない。空崎ヒナがイレギュラーなだけで、彼女もまた十分な脅威であり、ゲヘナ風紀委員No.2の名は、ゲヘナ風紀委員副委員長の名は伊達ではないのだということを知っていた。
「悪趣味なお遊びか?それとも、本当に我々を裏切り奴らにつくつもりか?もしその意思がないのなら武器を捨て両手を上げて───
「……さっきから黙って聞いていればチピチピチャパチャパと。人が喋っている時は邪魔しちゃダメって習わなかったのか猫ちゃん」
しかし彼女の声は、ゆっくりと立ち上がる戦華ヒバナの声によって遮られた。
「ああ、そうだな。そうだ、あの時僕はこう言った。『楽しそうなほうについてやる』。そんなこと言ったっけな」
ヒバナはそんなことを言いながら頭をガリガリかき、片手に持った剣状の杭をくるくると回す。
そして───
「だったらさぁ……───わかるだろ?」
「───っな!?」
瞬間彼女の姿はかき消え、風が吹く。
振り向けばそこには、空崎ヒナにとどめを刺そうとしていたはずのユスティナ聖徒会達が無数の杭に穿たれ消えゆく姿と、気怠げに髪をかきあげ、血だらけの空崎ヒナを抱き抱えた戦華ヒバナの姿。
「悪いけど、“俺”はダチを傷つけられて楽しさを感じるほど腐ってるわけじゃぁねーんだわ」
“……この後の話を確認するのは怖かったよね“
“ごめんね……今は、生徒たちを助けてあげなくちゃ“
”またあとでね。セイア“
朧げな意識の中。誰かが、誰かと会話している。
誰?だれ?ダレ?わからない。けれど、そのうちの1人は、とても見覚えがあって、その背中は私に安心感を与えてくれる。
“さあ、行こうか。ここからは私の仕事だから“
そう言って彼女は私に手を差し出した。顔もわからない彼女。白い靄がかかった……そんな、彼女。
私はランタンに寄せられる蛾のように彼女の手を握りしめて、気づく。
ああ、これは私だ。
「やあ。ようやくお目覚めかい?ねぼすけさん」
「……ヒバナちゃん」
薄暗い病室の中。彼女は目を覚ます。
「随分と遅いお目覚めで」
「……」
「お見舞いの品はもらってるよ。おっと、そんなに欲しがってももう遅い。これは僕のものだ」
「……」
「……はは。冗談はここまでにしておこうか」
そう言って彼女は足を組み直し、語り出す。
「君が呑気に寝ている間、何があったと思う?」
──ティーパーティのナギサ、シスターフッドのサクラコ。そして万魔殿のマコトに風紀委員会のヒナちゃん。各組織のトップに身を置く彼女らが意識を失い不在の中、トリニティ……そしてゲヘナは大混乱さ。ハナコちゃんやシスターフッドの子達が何とかしようと動いているみたいだけど、無駄無駄。焼け石に水をかけたって意味がない。
──愚かなゲヘナの害獣どもはもちろんのこと。トリニティのバカさ加減にも驚いた。思わず笑ってしまうほどにね。信じられるかい?この状況で、ゲヘナ相手に宣戦布告をしようとしているバカがいる始末。あの古聖堂を破壊した巡航ミサイルや、湧いて出てきたガスマスクどもがゲヘナじゃなくて、“アリウス分校”だって奴らだって証拠が出た上で…だ。笑っちゃうよね。愚かにも程がある。
「……その鎖は?」
「ん?ああ、これかい?」
じゃらり。ヒバナが向かれたリンゴの乗った皿とフォークを持った両手をあげるとぶつかり合う鎖。彼女の腕には金属製の手錠がかけられていた。
「仮にもゲヘナだからね。あのバカどもは怖いんだろうさ……それに、僕は奴らの計画を知っていながらも黙っていた裏切り者だからね。……くく。あー愚か。わざわざワイワイギャーギャー騒がなくても、僕に聞けばそれで済む話なのに。ゲヘナのいうことは信じれないーってさ。笑っちゃうね」
「…………」
「……へぇ?面白い顔をするようになったじゃん」
夢の中で何があったのかは知らないけど。そう言って彼女はりんごをひとかけら口に含んだ。
シャリ。
心地のいい音が小さく響く。
「さて。君はこれからどうするつもりだい?せっかくだ。その“ごっこ遊び”に付き合ってあげる。“契約”通り、僕は君を助けてあげよう」
そう言いながら笑って、手のひらにべったりと残った黒い血の跡をなぞりながら、ヒバナは先生に手を差し出した。
しかし、彼女はそれを取らない。
“……ヒバナちゃん”
「!」
彼女のニヤニヤとした顔が、途端に崩れる。
”私は今から『先生』として、やるべきことをするよ“
「………」
”でも、今の私には少し荷が重たい。だから私は先生として生徒のあなたにお願いしたいんだ“
”私を……
逆に差し出された手のひら。ヒバナの手と平行になるように出されたそれを、彼女は少し眺め、そして握った。
「……はは、ははは!いいよ!乗ってやる!私は1人の生徒として、君を、先生を助けてあげる!」
“……ありがとう”
見たかったものが、あの時己を焼いた光が見えた。その光が、自分をまっすぐと見ている。不純物のない、純粋な光が。その事実に、“先生”に対して今までむけていた感情が吹き飛ぶほど、ヒバナは歓喜していた。
『あの時お前がいれば』
『あの子にお前がついていれば』
そんな言葉が浮かばないほどに。彼女が自分を、彼女が望む形で必要としているこの状況を喜んでいた。
『僕ができないことを簡単に成し遂げる。そんなお前が。僕を必要としている!』
その状況、そして事実に。
「くく……急にどうしたのさ“先生”。そんな、らしくなっちゃってさぁ!?」
“……必要だったから。私は先生で、今生徒たちが苦しんでいる。彼女たちを助けるためなら私はどんな物でも捨てるし、どんな物にも成るよ”
それに──
「生徒が、私の助けを必要としていたからね」
便利屋68のイベントきましたね!!最高じゃんね!ガチャは正月ハルカ出たじゃんね!
……why????
まあかわいいからいいんですけど!アルちゃん早くきて!先生の石はカツカツだよ!!!!!