その男、商人であり将軍(仮)   作:ハーちみつNEXT

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初投稿です。お手柔らかにお願いします 
つけて欲しいタグなどがありましたら、教えてくれると幸いです。
とりあえず原作からのスタートです。オリ主君の過去もある程度の設定を用意してあるので、いずれ書きます。
誤字や脱字は報告して下さると嬉しいです。
では、本編どうぞ。


原作 第一章 王弟の乱
1話 始動


大王陣営side 場所:とある古びた建物

 

「大王様。一体この後、どこに向かわれるのですか??」

昌文君が問いかける。

 

「無論、援軍の場所だ。まあ、確実な味方では無いがな。」

 

「どういうことでしょうか?」

 

「今、俺たちの陣容は成蟜にはるかに劣ってると言える。なにせ、今の朝廷の大半は成蟜に掌握されている。その上、俺たちの味方は今ここにいる者たちしかいない。」

 

「いえ、他にもお味方はいるはずですぞ。」

 

昌文君は声を少し張り上げる。

 

「いるかもしれないが、成蟜と丞相である竭氏に反発できるほどの勢力は持っていない。いや、1人いるがやつは動かない。」

 

大王である嬴政はそこに希望を見出していないようだ。

 

「呂不韋ですか。」

 

「そうだ。」

 

「誰だよその呂不韋とか言うやつ。」

 

と信は尋ねる。

 

「お前、無礼だぞ!」

 

汚い言葉遣いに思わず壁が注意する。

 

「よい。そいつとその横の変な被り物をしているやつの教養の無さは分かっている。お前たちも許してやってくれ。」

 

周りは政の言うことに無言でうなずく。数名は納得していないが、主君の言うことは守らねばならないため、言葉には出さない。それに加えてこの状況で、教養を求めること自体が無理なものである。人が足りてない中での人員は貴重なのである。

例え、それがみすぼらしい下僕とも言える少年であっても。

被り物を被っている河了貂は政に頭を下げる。

一方、信は謎の意思の強さから、頭すら下げない。しかし周りの圧力の空気に耐えれずに

 

「…………で!その呂不韋とかいうやつはなんなんだよ。」

 

声を少し荒らげ、会話を元の話に戻した。

 

(こいつ、頭下げたくなくて話を戻したな……)

 

周りは半ば呆れていた。

 

「先程、大王様が名前を上げた竭氏と同じ丞相の地位にいる文官だ。朝廷の派閥の中では1番と言っていいほどに影響を持っている。」

 

「ならよーそいつに援軍頼めばいいんじゃねぇの??強いやつ頼る方が早いだろ。」

 

信は至極当たり前のことを尋ねる。

 

「それは、無意味だ。」

 

「なんでだよ!そいつは王であるお前も助けれて更に出世??できるかもしれねーのに。」

 

「やつは敢えて、この反乱を見過ごした節がある。」

 

「どうゆうこった!??」

 

信の頭は?でいっぱいである。

 

「つまり、敢えてやつは首都である咸陽を空けて、軍事の視察という名分で地方に移動。そして反乱を起こさせる。そして俺が死んだことを確認したあとに俺の敵討ちという名目で、成蟜を討伐し、自分自身が王になろうとしている。」

 

政の説明を聞いて信は絶句しながら

 

「なっ………それは大罪てやつじゃねぇのかよ。」

 

と尋ねる。

 

「無論、大罪だ。しかし、それを訴えるやつがいなければその罪はないも同然だ。あくまでさっきの話は仮定の話だがな。特に王になりたいかどうかは本人にしか分からないところだ。」

 

政の話を聞いて信は思わず

 

「じゃあ、どーすんだよ。今までの話聞く感じ味方1人もいないぞ。このおっさんたち以外。」

 

と少し声を荒く張り上げてしまう。昌文君はムッとしながらも黙っている。

 

「そうだぞ、政。いくらお前が聡明だろうと、いくらなんでも反乱を鎮圧するには戦力が足りない。」

 

変な被り物をしている河了貂も追い打ちをかける。

 

「そうだ。お前らの言う通り、常識の範囲内では俺に味方はいないに等しい。だから、その常識の範囲外から援軍を呼ぶ。」

 

「????」

 

信だけでなく、昌文君や壁も頭に??が浮かんでいるようだ。

 

「一体、どこの誰に助けを求めるんだ?」

 

河了貂が口を開き、質問する。

 

「秦の西に広がる山岳地帯に住む山の民だ。」

 

「「「山の民!???」」」

 

一同は驚愕した。

(情報は国に残っている書庫から集めた。それにあいつの情報からも可能性は高いはずだ。)

政は半ば確信している。自分が上手くやれば山の民はほぼ確実に味方に付けられると。

政以外は不安に一気に駆られることになるが、言い出した張本人は至って冷静だった。

 

 

 

 

 

 

 

―― side 場所:とある執務室

 

「殿。大王様は無事に、昌文君との合流地点に辿り着いたようです。」

 

「そうか。」

 

男は部下からの報告を書類とにらめっこしながら聞き流す。

報告しに来た部下はしばらく沈黙を貫いたあとに

 

「なぜ、大王様を助けないのですか?」

 

と疑問をぶつける。

 

「うーーーん。大王様のためかな。」

 

「大王様のため?ですか。」

 

「そそ。」

 

「はぁ………」

 

部下は理解できないという顔をしている。

 

「ほら、王族・文官・学者とかって書面上の戦は知ってるけど、実際の戦は知らないでしょ?一応2個前?の王様の昭王とか、文官でいうと昌文君とか、例外も実在するけどね。良くも悪くも、心地のいい空間で育てられた人達は、現実を把握出来ていない。せっかく国に仕えるなら、戦とかの痛みが多少分かる人がいいでしょ?詠。」

 

部下はほんの少し苦い顔をする。

 

「それはそうですが…死ぬかもしれませんよ。それにもう俺は国そのものに仕える気はありません。」

 

「そっかー。それもそうだよなぁ。うーーーん。まぁ、大王様が死んだらその時はその時だよ。あの大王はとして足らなかったてことさ。情報は渡したしね。」

 

「もし、死んだ時はどうするのですか?」

 

「うーーん、適当にしてればいいんじゃない?どうにかなるさ。あーーでも呂不韋が上につくとややこしいかもねぇ〜。相手が俺に気づいたら、その時は大人しくあっちの土俵に上がってあげるだけかな。」

 

「商談をふっかけるのですか??」

 

「そんな生優しいことしないよ。商売って土俵で博打をふっかけるのさ。」

 

口角が上がってるのが自分でもわかるくらいに、俺は少しワクワクしていた。

 

「…………殿。良くない顔をしていますよ。」

 

「悪い悪い。想像したら少しだけ楽しくなった。とりあえず、情報を取ってきた子にはきっちり報酬渡しといてね〜。あと網は今よりも、少し西に移してって――に伝えて。」

 

「分かりました。――様に伝えておきます。」

 

「よろしく〜。報告ありがとうね〜。」

 

「では、失礼します。」

 

バタッと部屋の扉は閉められる。

俺は椅子を後ろに傾けながら、片付いた机の上に足をおきながら、天井を眺めた。

(いよいよか〜。さぁて、――に行く準備をボチボチしますかね。)




感想欄などでの考察などはご自由にどうぞ。
あと、原作で不遇だったりしてオリ主君の陣営に取り込んで欲しいキャラも教えてくれると嬉しいです。
今のところ原作キャラを7人くらいは取り込む予定です。
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