その男、商人であり将軍(仮)   作:ハーちみつNEXT

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お疲れ様です。
はい。諸々リアルが忙しくて遅れました。そしてストックはこれで消えました(ワロタ)。
これ以降も頑張って7日に1回投稿を目指します。
投稿してなかったからケツをフルスイングしてもらって……
では本編です。


間章 樂成城
10話 ある朝の一幕


孝覇side 場所:樂成城内、ある屋敷

 

 

「ん………朝か。」

 

目を開けると見慣れた木で作られた天井。

 

(昨日の夜遅くに帰ってきたんだったな……てことは…)

 

僅かに背中に人の温かさを感じる。

 

「あはよう。孝覇。」

 

横を見る、愛しい1人の人が視界に映る。隣に俺と同じ布団に入って寝転んでいる。黒髪が後ろで結ばれており、可憐な人が自分の瞳に映る。

 

「あぁ。おはよう紫夏。」

 

俺はその人を抱きしめる。久しぶりの抱擁である。愛しい人の体温というのはやはり心地が良い。

 

「ふふふ。おかえりなさい。」

 

紫夏も俺の背中に手を回して、抱き寄せてくれる。

 

「ただいま。変わり無かったかい?」

 

「ええ。そちらこそ、会ってきた大王様は変わりなかったかい?」

 

「相変わらず、君への褒美で悩んでいたよw」

 

「ふふ。そうかい。」

 

「ちなみに俺は今回で精算してもらったから。」

 

「そうかい。君のことだから相当デカイお願いをしたんだろうねぇ。遂に大王様は目の上の1つたんこぶが取れたみたいだね。」

 

「たんこぶとはなんだ。それなら命を助けた借りが残ってるお前もたんこぶだろうが。」

 

「私の場合は一生返さなくていいて本人に言っているから、それについて悩むのは大王様の勝手だよ。」

 

「よく言うなぁ〜あの大王様を形成させたのはお前なのに。」

 

俺は紫夏にデコピンをくらわせれようとするが、顔を横にズラされて避けられる。逆に紫夏からのカウンターデコピンをくらってしまう。

 

(いてっ。)

 

「それは違う。あの大王様のあの人格や目標はなるべくしてなってたものだよ。私は最後に花を咲かせるお手伝いをしただけだよ。」

「…………そのお手伝いが大きいんだよなぁ。」

 

デコピンを食らった額をこすりながら返答する。

 

「それは否定しないけど。」

 

「ていうか、お前は俺が夜中に帰ってきた時に布団に忍び込むことは飽きないのかよ。」

 

俺は紫夏の髪を撫でながら質問する。

 

「飽きる、飽きないと言うより、愛おしい人の顔はいち早く見たいし、独占したいじゃない?」

 

「………そう言われたら嬉しくなるな。」

 

思わずドキッとする。未だに紫夏の魅力は色褪せない。

 

「ふふっ。――もしたいはずよ。」

 

「だろうな。――はどうしてる?」

 

「昨日は検診が多すぎて、疲れてたわよ。今も寝てるんじゃないかしら?」

 

「なら、少し顔を見てくる。」

 

背中に回していた手を解いて、立ち上がろうとする。しかし、紫夏の手は自分の背中から解かれない。

紫夏の方を見る。

 

「あら?目の前に愛している女がいるのに、別の女の所に行くのかしら??」

 

とからかわれる。

 

「…………」

 

なにも言えない。からかわれていることはわかっている。しかし、愛している女性にこんなことを言われたら動けるわけがない。

 

「ふふっ。冗談よ。」

 

紫夏は腕を解いて、一度布団の上に座り直す。少しだけ服が乱れている。相当長い時間俺が目覚めるのを待っていたようだ。

 

「私はあくまでも、第二夫人。一応は彼女に許してもらう立場だから。それに、そこら辺は折り合いは嫁ぐ時につけてるわよ。」

 

「…………紫夏。やっぱりお前、いい女だな。」

 

俺も布団の上に座り直す。

 

「あら?それは嬉しいわね。さぁさぁ。愛すべき第一夫人のところへ行きなさい。」

 

「……ありがとう。先にお腹が空いていたら、朝ごはん食べておいていいよー」

 

と俺は立ち上がり、部屋の襖に手をかける

 

「ふふ。分かったわ。」

 

と紫夏も返事をする。その返事を聞いてから俺は襖を開いて、部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

紫夏side 場所:樂成城内、ある屋敷

 

 

襖が閉められたのを確認する。そして、私は布団をたたみ始める。本来はやる必要のないことだが、未だに侍女たちなどに生活のお世話を全てされるのには慣れていない。

先程閉められた襖が開かれる。

 

「あっ!紫夏様、また私たちのお仕事を奪う気ですね!?」

 

と孝覇が出てきたのを確認し、片付けにきた侍女は私を咎めるような声色で話しかけてくる。

 

「ふふっ。だって落ち着かないから〜あの人もそれでいいって言ってるから…構わないでしょう??」

 

「……ならせめて、もう片方の布団はたたませてください。こちらも仕事が無いというのは困りますので。」

 

「分かったわ。」

 

と私がたたんでいた布団ではない、2つ目の布団を侍女はたたみ始める。私はそのうちにたたみ終わった布団を収納へと直す。その上に枕やちょっとした掛け布団をかける。これで終わりである。

 

「残りの片付けはお任せ下さい。」

 

と侍女は言ってくる。

 

(うーーんなるべく自分でしたいんだけどなぁ……しょうがない。)

 

「なら、お願いしてもいいかしら?」

 

「ええ。むしろもっと任せていただきたいくらいです。」

 

「善処するわ。」

 

「……………それ、しないやつですよね。」

 

「あははっ。それは、分からないでしょう?」

 

「はぁ………」

ため息をつかれる。私は生まれてから今まで自分のことはある程度自分でやってきたつもりだ。育ての父に拾ってもらってからも、父は家を留守にすることが多かったのでたまに来るお手伝いに教えて貰いながら自分で生活が送れるようになった。それは、父が亡くなってからも変化することはなかった。ある意味、父に依存しきっていなかったことは幸いと言えた。それ以降は基本的には3人で暮らし、そして縁あってここへと辿り着いた。

 

(やはり、不思議なものだ。)

 

私は思わず、このなんとも言えない感情に浸ってしまう。あの日の夜決断したことが間違いでは無かったと証明するかのように、大王様は成長しつつある。そして、運良くこの終着点とも言える場所に出会えたこと、そのおかげで私は私らしく生きられている。そんな場所へと命を助け、連れてきてくれ、そして伴侶にもなってくれた男のことを今は愛おしく思うばかりである。

 

「さぁさぁ、他のものも今から片付けますから出ていってください。」

 

と背中を押され部屋を出る。扱いが雑に感じるが、こうもしないと私が出ていかないからしてるだけだろう。

自分で言うのもなんだが、私は相当めんどくさい性格をしてると思う。

 

(朝ごはんはどうしよう……一緒に食べたいから、とりあえず散歩にでも……)

 

と思い、玄関へと足を向ける。木の板で出来た廊下を歩いていく中で外に目を向けると、1日の始まりの象徴である朝日が少しづつ顔を出しているのが見えた。

 




はーーい。なんと、オリ主くん結婚してたね!!
そして遂に紫夏が登場しました。

紫夏
オリ主の第二夫人、話し方がこれでいいのか未だに分からない。
未だに家の事とかを自分でやりたがる。というか癖が抜けない。

オリ主
奥さんとイチャイチャ。

羌象と紫夏以外でオリ主陣営にいる原作キャラの存在に気づいている

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