政side 場所:山の民の拠点
「俺は中華統一を成す王となる。そのための第1歩がこの反乱の鎮圧であり、また山の民との新たな友好への道の第1歩も今回の反乱の鎮圧だ。」
「ほう。しかし、先程の様子を見ればわかるが我らは友好を求めておらんかもしれんぞ?」
と楊端和は切り返す。
「確かにこの場全ての山の民たちが友好を目指している訳では無いはずだ。しかし、楊端和。あなたは違うはずだ。」
この発言に平地の言葉が分かる山の民たちは、一斉に自分たちの王である楊端和の方を見る。
楊端和は少し沈黙を作ると
「その根拠は一体どこから来るものだ?」
と楊端和は尋ねる。
「俺の勝手な考察と、信頼出来る筋の商人からの情報だ。名前を――という。」
名前を出した瞬間に、楊端和と楊端和の周りを固めている山の民たちが僅かに反応する。しかし、なにも言葉は発することなく、再び沈黙が流れる。その答えを聞いてもなお、楊端和は仮面の下から政をじっくりと興味深そうに見つめていた。
沈黙が続く中、耐えきれずに山の民の長老が
「お前らには、500年前から続く山の民の無念が分からないだろう…一体何人の山の民がお前らに魅せられた理想と夢に酔いしれ、儚く散っていったのか。そヤツらのことを考えるとお前らと手を組むことなんぞ出来るはずがない!」
と怒りを滲ませながら発言をした。俺がすかさず反論をしようと口を開こうとしたタイミングで、隣からブチッと音がした。
「無念無念って、さっきから何回もうっせェんだよ!!」
隣に縛られていた信が縄から抜け出して、立ちながら声を荒げた。
「だいたい!一番の無念は夢見てたものが幻に終わったってことだろうが!!」
長老は気圧されている。その後にも信は言葉を紡ぐ。
「……………もしも、お前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら」
信はここで1呼吸おいて
「死んで行った奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!!」
と力強く言い放った。大勢は決した。政は再び強い眼差しで楊端和の方を見る。
楊端和は口を開くと
「秦王よ。1つ確認しても良いか?」
「なんだ。」
「我らは手荒い! 玉座奪還の際に王宮は血の海になるやも知れぬが構わぬか?」
つまり、今回の援軍を引き受けるということだ。長老たちは慌てている。
「もとよりそのようにして奪われた玉座だ。同じように奪おうが誰も文句は言えぬはずだ。」
と返答をすると、楊端和は仮面を取りながら立ち上がる。思わず目を見張ってしまった。なにせ山の民の王が女性だったのである。さっきまでの会話は声をあえて低くしていたようだ。何事も無かったかのように楊端和は山の民呼びかける。
「閨槭¢?√%縺ョ譎ゅr謖√▲縺ヲ謌代i螻ア縺ョ豌代?遘ヲ縺ィ蜿句・ス繧堤オ舌?縲ゅ◎縺ョ謇句ァ九a縺ォ邇矩?縺ォ縺?k邁貞・ェ閠?°繧臥脂蠎ァ繧貞・ェ縺?ソ斐☆??シ√b縺ョ縺ゥ繧!!
(聞け!この時をもって我ら山の民は秦と友好を結ぶ。その手始めに王都にいる簒奪者から秦王の玉座を奪い返す!!分かったか!!)」
「「「「おぉーーー!!!!」」」」
演説が終わると直ぐに部屋に居た戦士たちの叫び声とも、歓声とも感じられる音が充満した。
(勝負はここからだ。)
気を緩めてる暇はない。次のことを政は思考する。
目指すは咸陽、自らが追われた王都である。
―― side 場所:咸陽付近
数日前。
男たちは馬を走らせていた。
「殿。」
「ん??」
「わざわざ出向く必要がありますかね?」
「……………確かに。しかも早く着いちゃったしね。でも、厳戒態勢敷かれる前に入っておいた方がお得だから。」
男たちの前には、首都の周りを囲む第1の壁が見えていた。些か主に問いかけるのが遅かったかもしれないが、兎にも角にも現在魔境と化している(政治的にも軍事的にも)王都に入りたくないというのが部下たちの内心である。
本人からすれば、呂不韋のいる王都のほうがよっぽど魔境なのだがそれは部下たちには関係のないところである。
「まぁ。とりあえず入ろうか。」
とあっけらかんとした様子で殿と言われた男はいい、馬を進める。
部下たちは半ば呆れながらも、特別手当が出ると聞いているので文句を言わずに男について行った。
嬴政
原作通りに山の民との説得に成功。
山の民の情報源が国の歴史と商人だって!??イッタイダレダヨ
信
原作通り。素晴らしい演説。
楊端和
原作通りだが、商人の名前に聞き覚えが………
オリ主
未だに名前が分からない。半ばノリで王都へ。嬴政たちが来るときほどの厳戒態勢は敷いていない。王宮周りはピリつきまくりだが…王都に出入りは可能。
本作では不明な人名や場所の名前、伏せておくセリフは
―― を使用しています。分かりにくい場合は??などに変更を考えます。