その男、商人であり将軍(仮)   作:ハーちみつNEXT

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今回は前話の時刻の時にオリ主くんが何をしていたかです。
一体誰に会うんだろうなぁ。マッタクヨソクガツカナイナー
人に関する伏字多めですので、誰なのか考察沢山どうぞ(難しいけど)。
では楽しんでください。


4話 怪鳥と商人

 

―― side 場所:不明

 

「ンフフフ。一体どなたですか。わざわざ戦に参加せずにこのような場所に来るような御方は。」

 

デカデカとした鎧を身に纏う男が姿が見えないはずの自分へと声を掛けてくる。

バレたのでしょうがなく、姿を現す。

 

「気づかれたかぁ。かなり気配消したんだけど。な?――。」

 

と隣の特徴的な服を来た少女にボソッ話しかける。

 

「うーーんそうだね〜。80点はあげれるくらいは消せてたかな?」

 

隣にいる護衛の少女もボソッと返してきた。少し満足気というか、中々やるじゃんとも言いたげな顔をしていた。しかし、どこかドヤっとしている雰囲気を感じる。

 

「めっちゃ高得点じゃん。俺優秀。」

 

と自画自賛の内容で返す。が少女への受けはよろしくなかったようだ。ムスッとした顔になっている。可愛い。

 

(普段よりも隠密の出来は良かったのにバレるとは……流石の大将軍だな)

 

「……改めまして。初めまして、大将軍王騎様、そして副将騰様。私は通称、伯と名乗っている商人です。本名は――と言います。」

 

俺は王騎将軍の前に立ち、手を体の前で合わせ、ぺこりとお辞儀をした後に自己紹介をした。

 

「ほう。伯とは最近耳にしたことがある名前ですね。騰、分かりますか?」

 

「ハ!最近、――の周りが発展しており、その発展の中心人物が伯という商人であると………」

 

「ほう。商人ですか。そうは見えないくらい闘気が出来上がっていますね。それに身体も生半可な鍛え方ではない。そうは思いませんか?騰。」

 

「ハ!はっきり言って胡散臭いです。そこら辺の将軍と言われた方が納得できます。」

 

「ココココ。それは言ったらダメな言葉ですよ。騰。」

 

「ハ!失礼しました。」

 

言葉と同時に王騎に頭を下げる騰。

 

「私ではなく、彼に謝りなさい。」

 

「ハ!」

 

ぺこりと頭を下げる騰。

 

(いや、謝罪の言葉は無しかい。)

 

もはや漫才を見てる気分である。

 

「………商人が胡散臭いと言われたら、面目もないですね。なら、一つだけ私の秘密を教えますよ。」

 

間接視野でみたら、少し後ろにいる少女がえ??みたいな顔をしていた。中々見れない顔だ。出来れば写真に収めたいものだ。

 

「ンフ………どんな秘密です?」

 

「私の師についてです。」

 

「一体どなたです?」

 

「私の師は――です。」

 

静寂が生まれる。少しこちらを値踏みするような、疑いとこちらの嘘は見逃さないという姿勢が見える。

 

「……本当でしょうね??」

 

「ええ。間違いなく。」

 

「これは珍しい事があったものですねぇ。」

 

「疑うのなら、本人直筆の書状を見せますが。」

 

手を懐に忍ばせながら、そう言うと

 

「いえ。大丈夫ですよ。

あなたの情報ばかり貰っても怖いですし。それに、あなたは私に商人の名で名乗るだけではなく、実名まで晒した。さらに言うとタダの商人がここへとくる理由がない。以上のことからあなたはかなり白いです。」

 

と王騎将軍は説明した。

 

「私は見たいです。」

 

「「………………」」

 

仮にも主が見なくて良いと言ったことを無視し、自分本位で聞いてくる騰。

王騎将軍もジロッと見ている。騰は全くそれを気にする素振りを見せない。都合の悪いことはシャットアウトしてるのだろうか。

 

「はぁ…左様ですか。ならこちらをどうぞ。」

 

私は懐にしまっていた書状を1枚騰殿に渡した。

丁寧に受け取るとジッと書状を見つめている。それを横から覗く王騎将軍。

 

(いや、アンタ見なくていいんじゃなかったんかい。)

 

「確かに、――さんの字ですね。」

 

「一体どこで見たことが??」

 

疑問に思ったことを尋ねてみる。

 

「たまたま網に引っかかったことがあったんです。流石にその書簡には名前は記述していていなかったんですが、内容が内容だったのでね〜。候補は少なく、そこからはこちらから軽く祝いの書状と品を送って、返事の書簡の文字と比較して、確認作業をしましたね。唐突の書状だったので、流石に警戒して自分で書かない人も居ましたね〜。いや〜懐かしいものです。」

 

「なるほど。納得しました。」

 

「確かに確認しました。」

 

と王騎将軍が説明している間に、確認がすんだ騰が書状返してきた。それを受けとり、懐へと戻す。

 

「ンフフフ。どうやら貴方は本物のようですね。」

 

と王騎は呟く。

 

「身に余る評価です。」

 

「どうです?ウチの軍に来たら、軍長として迎え入れますよ。」

 

追撃するように誘いを提示してくる。王騎の隣にいる騰は少し目を光らせ、俺の横にいる少女は口をあんぐりと開けている。

 

「嬉しいお誘いですが、お断りします。」

 

「え!??」

 

隣の少女がビックリしている。

 

「その心は?」

 

王騎将軍は仏教での問答を行うかのように、問いを投げてきた。俺は正直に答える。

 

「私は戦場に夢を求めておりませんし、私は既に望む環境を得ております。それに、私は家族第一主義ですので。」

 

王騎将軍は回答に満足したようで

 

「ンフフフ。そうですか。残念ですねぇ、騰?。」

 

「ハ!誠に。」

 

元気よく、全く残念な雰囲気を持たずに返事をする騰。

やはりこの2人は漫才をしているのではと疑いたくなる。

 

「折角の機会です。この戦の行く末を一緒に見届けましょう。」

 

と王騎将軍は俺に提案してきた。

 

「王騎将軍が許していただけるであれば。」

 

と俺は返す。

 

「ンフ。こちらから提案したのに許さない訳ないですよ。そちらのお嬢さんもご一緒にどうぞ。」

 

「ありがとうございます。」

 

王騎将軍から許可が降りたので、早速少女の手を引いて王騎将軍の横まで進む。少女が

 

「え?!!?ちょっと!!」

 

とか言う小さめの声が聞こえたが、スルーである。

 

「折角一緒に観戦するのですから、もう少し柔らかい呼び方にしませんか?――さん??」

 

思わず俺は驚く。将軍の方を見ると、不敵な笑みが、まるでイタズラが成功したような表情をしていた。

 

(参ったな…)

 

「では、王騎殿と呼びます。」

 

「ンフ。構いませんよ。」

 

王騎は胸を張り、静かに戦場を見つめる。

互いの命運を掛けた戦を4人は見守る。ある意味、戦に全く関わっていないこの4人が戦の行く末を決めれることを、戦場の者たちは知らない。




オリ主
商人として伯と名乗っている。本名は別。なんと師匠がいる。
騰から胡散臭いと言われて、だろうなと思ってる。

少女
オリ主と一緒に着いてきている少女。どうやら可愛いらしい。

王騎
オリ主くんに興味が凄くある。武官でも文官でも引き抜きたい。師匠を知って少し驚く。

騰
オリ主が商人とは見えなかった。普通に現段階の評価でも欲しい人材。ファルファルしたい。

師匠
イッタイダレナンダゼ!!
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