どこかおかしいダスティネス家の後妻は「ほら、私の教育は正しいでしょう?」なんて言っているようです。 作:SUN'S
クルセイダー。
聖なる騎士。高潔な勇士。他にも様々な呼ばれ方や通り名は多く存在するが、私という個人を例える通り名も幾つか存在する。
よくパーティーを組んでくれる男衆はこそこそとおっぱい騎士とか顔だけクルセイダーとかなんか快楽に負けそうな顔してる聖騎士なんて言っているのを知っている。
くっ、快楽には負けにゃいぞ!
……とはいえ。そろそろ本格的にパーティーを組むべきだと友人にして相棒のクリスに言われてしまった。しかし、硬いだけの私とパーティーを組んでくれる人などいるのだろうか?
そんなことを思っていたときだ。
私は運命の出会いというのは実在すると理解した。ああ、この感覚は間違いないぞ。はじめて継母様と出会ったときに感じたものだ。
しかし、冒険者には見えず。この住人にも見えず。とても変わった衣服を身につけた少年。おそらく成人したと同時に出家させられてしまい、途方に暮れているのだろう。
「そこの君、少し良いか?」
「えっ、あ、はいっ!!」
「ふふっ。そう怯えなくてくれ。私はダクネスと言うんだ。君は?」
「カズマです!サトウカズマ!!」
「では、カズマと呼ばせてもらうよ。あまり話すのは得意じゃなくてね、率直に言わせてほしい。私を君の
「はい!よろこんで!!!」
ああ、ほんとに良かった。もしも断られたらショックを受けて、かいか…………悲しくて身体を震わせてしまうところだった。
「えとダクネスさんは、どうして僕のパーティーにはいろうと?」
「なに、ちょっとしたお節介だよ。君と一緒にいた女の子たちが
「そ、そっすか…」
チラチラと私の胸を見るカズマ。
ふっ、継母様の教育を受けている私の美肢体に見惚れてしまうのは仕方無いけれど。まったく、そんなに見つめられると堪らんなく身体が火照ってしまうじゃやいかっ♥♥♥
「あーっ、ダクネスさん?」
「なにかな?」
「ウチのパーティーは正直に言えば終わってるんですよ。自称・女神アークプリーストと爆裂大好き一発屋のアークウィザード、俺も冒険者ですし。ほんとにいいんですか?」
「ふふっ、愚問だぞ。むしろ好都合だ。私も(変態性の進化に)伸び悩んでいる」
そうカズマに言うとホッとしたように笑った。くっ、うぅ、どうしよう。今すぐ本当の私を見せて、この純粋に向けられた尊敬の眼差しを軽蔑と汚物を見るようなものに変えたい!!
しかし、そうなるとパーティーが。
うむむ、ほんとに悩ましい。
〈サトウカズマ〉
転生者。
まだ外面だけ完璧な聖騎士モードのダクネスを尊敬しているけど。すぐに「こいつもか!」という怒りと軽蔑の視線を向け、さらに気に入られちゃうかもしれない。ちなみにダクネスと話しているとき、ずっと胸しか見ていなかった。