ありふれた設定かもですが暖かい目で見てください
作者は社会人なので次話はすぐに投稿できないかもですができるだけ早く続きを出せるように頑張りますのでよろしくお願いします
『(あれ、ここは何処だ……
何も見えない、何も聞こえない、俺は何処にいる?)』
黒い闇が広がる、何も無い、何も見えない、何も聞こえない
いつの間にかそのような謎の場所にいた
俺は怖くなり助けを呼ぼうと声を出す……声が出ない
ならばと体を動かしこの場がどのような場所か特定するため手足を動かそうとする
だが手足が動いた感覚がない
何も見えない、声も出ない、体も動かない
俺はそんな恐怖に泣きそうになった
だが泣くことも出来ない
何も出来ない、何も無い、その事が俺に恐怖を与える
俺はこのまま、この闇の中で死ぬまで過ごすのだろうか
いやそもそも死ぬ事が出来るのだろうか
どんどんと嫌な可能性が頭に浮かんでいく
誰か、誰か助けてくれ
そう思っていると、どこからともなく声が聞こえてきた
『ーーー、ーーー!』
誰か!俺はここだ!助けてくれ!
そう思う度に声が次第にはっきりと聞こえるようになってくる
『ーーー様、ーーー様!』
あぁ、名も知らぬ誰か、俺はここだ見つけてくれ
『直哉様、直哉様!』
声が完全に聞こえてき更に視界がはっきりと晴れてきた
目を開けると自分を心配しながら覗き込む和服姿の女性と少し離れたところに酒を飲みながらこちらを見ている男性が1人
『目が覚めたか、ワシのことがわかるか』
酒を飲んでいた男がこちらに近づいてきて声をかけてきた
俺はまだ頭の整理ができておらず男性に
『あの、貴方は誰ですか?
そして僕は誰ですか』
と記憶が無いことを伝える
なぜ自分がここに居てなぜこの人たちに介抱されていたのか分からなかった
自分の言葉に男の人と女性は驚き目を見開いたが男の人はすぐに落ち着き
『俺は禪院直毘人、オマエ、禪院直哉の父親にあたる
他に聞きたいことはあるか?』
禪院直毘人……禪院直哉……
頭の中でこのふたつの名前が渦巻く
そして2つの記憶が溢れ出る
1つは自分、禪院直哉としての今までの5年間の記憶
2つ目は別の誰かの記憶、恐らく前世の自分の記憶
その2つの記憶が一気に溢れ出た
その衝撃に気を失いそうになるが何とか持ち堪える
そしてこの世界が呪術廻戦の世界で自身が呪術廻戦に登場するキャラの1人
クズの中のクズ、人の心とかないんかなどと色々と人気?があったキャラ
《禪院直哉》
に憑依あるいは成り代わっていることを理解する
そして恐らく今回気を失っていたのは術式が発現したのと同時に何故か《僕》の魂が宿り《僕》という存在が禪院直哉の身体に受肉した為魂が一時的になくなり仮死状態に陥った為気を失うように倒れたのだろう
だがそんな事は後回しだ
今は直毘人に、父親に大丈夫と伝えなければ
『いや、もうないわ
すまんかったな、心配させてもうて
記憶も気を失ってすこし混乱しとっただけや、もう問題ないわ』
と伝える
すると父親である直毘人は
『そうか、ならいい
それで直哉よ、術式はどのようなものが発現したのだ』
僕の心配はあまりしておらず術式の事を気にしてきた
俺は答えるため自身の術式に意識を向ける
まぁ、どうせ投射呪法だろうと思い何も考えず答えようとした
が、自身の術式の情報が頭に流れてきた瞬間驚き声を上げてしまう
『はぁ!?どういうことやねん!?』
と声を荒らげてしまう
直毘人は怪訝そうな顔をしどうした、術式が無かったのか?と聞いてきたが僕は驚きのせいで言葉も出ない
禪院直哉は禪院直毘人と同じ投射呪法のはずだ
蓋を開ければどうだろう
『い、いや
術式はあったんよ、パパ』
と術式がある事は伝える
だが、僕はまだ混乱していて術式のことを伝えれていない
『ほぉ、ならどの様な術式だったのだ?
俺はどの様な術式でも構わんがな』
と少し遠回しに早く言えと急かしてくる
だが僕はまだ頭が、理解が追いついてない
何故ならば僕の術式は
原作同様《投射呪法》と禪院家相伝の《十種影法術》という本来有り得ない術式の複数持ちだからだ
何度、確認し直しても頭に浮かぶ術式の情報は変わらず僕は困惑しつつもパパに伝える
『パパ、僕の術式なんやけど
ちと、有り得んことがあってな』
とありえないことが起きたと前置きを伝える
これで少しでもパパが冷静に対処してくれるとありがたいが……
『む?どのような事だ
よっぽどのことじゃない限りワシは驚かんぞ』
と言ったので僕は決心しパパに術式を伝える
『あー、僕の術式はパパと同じ投射呪法』
と伝える
少し身構えていたパパだが僕の言葉を聞き疑問をうかべる
『それのどこがありえん事だ
俺と同じ術式、相伝を引き継いでるのは普通だろうて』
と言ってきたので僕は続けて
『あと、十種影法術
つまり投射呪法と十種影法術のふたつの術式を持っている
本来の術式の法則から外れている』
と伝えるとパパはさすがに予想外だったのか
目を大きくし手に持っていた酒の入っていた酒瓶を落とす
そして数秒固まるがすぐに僕に
『それは真か?戯言ではすまされんぞ
本当にオマエは投射呪法と十種影法術の2つの術式を持っているのだな?』
と聞いてきた
俺はその言葉に玉犬黒と玉犬白を呼び出し更にパパに勝手に投射呪法を使い証明した
投射呪法の1秒のフリーズから戻ってきたパパが僕の肩を掴み
『おい、直哉
オマエが投射呪法と十種影法術の両方が使える事はまだ他の家のヤツらには伝えるな
次の会合、3ヶ月後に伝える
それまでの訓練を呪力操作の精密性などの強化だけに当てろ
いいな、俺はすることが出来た
オマエは部屋に戻って休んでろ』
と言い部屋から出て行った
俺はパパの言うことを聞き玉犬をどちらも戻し部屋に戻った
部屋に戻るとすぐに布団を敷き横になり今日のことを色々考える
謎の黒い空間になぜか居て、その空間から出れたと思ったら禪院直哉に成り代わっていた
それだけじゃない、術式が2つもある
ただ単に禪院直哉に成り代わっただけなら何も考えなかっただろう
だけど
『僕が相伝の術式を2つも得たのには何か意味が理由がある筈や
それを突き止める
そして、この2つの術式を使ってより良い未来にしてやる』
そう決意し俺は術式や呪力を初めて使った疲れから深い眠りに落ちる