機動戦士ガンダムS to F ~転生したら、なんか違う設定の時間軸の宇宙世紀0088で、チートエースパイロットに転生して、プル姉妹に命かけて萌える件~   作:さじたりうす

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第四話「プルとプルツー、アーガマへ!!艦内はラブコメの舞台へ?!!」

 

 

「さぁ、いくぜ!!!」

 

「サジ!!!サポートする!!!」

 

「あたしは左側の部隊をやるっ!!!サポートなんか不要だ!!!」

 

 俺とプルはまず眼前のマシンガンをぶっぱなしはじめたゼクアイン2機に向かって、ビームライフルとハンドランチャーの速射撃を見舞ってやる!!!

 

 

 

 ピィピピィイイイイイィィィウッッ!!!

 

 ダダダシュゥウウウウウゥッッッ!!!

 

 ゴバァッ、ゴバァァガアアアアアアアッッ!!!

 

 

 

 その2機の爆発を皮切りに、俺達は遠方宙域よりビームスマートガンを正確にぶっぱなしてきやがる部隊に向かう。

 

 俺達は機体スレスレを走るビームに半ば遊び感覚にそのスリルを感じながら躱す!!!

 

「うほー!!!機体スレスレ!!!ひゃっふー!!!」

 

「ひゃっふー!!!ぷるぷるぷるー!!!」

 

 

 

 出た。

 

 たった今、俺の真似しながら隣で言ってくれた……

 

 伝家の宝刀、「ぷるぷるぷるー」

 

 

 

 ……俺は

 

 

 ……これを聞く為にこの世界にきたのかっ!!!!!!!!!(嬉泣)

 

 

 

 

 感動っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 一方、プルツーはビームライフルを速射撃してくるゼクアイン部隊にキュベレイマークⅡの機体を飛び込ませていく。

 

「機械の分際でこの狙い……ざかしいね!!!」

 

 プルツーのキュベレイマークⅡはファンネルを一気に放ち飛ばした。

 

 展開したファンネルが1機のゼクアインに集中してかかり、瞬時に取り囲む!!

 

 そして高速連速射のビームが撃ち注がれた!!

 

 

 

 ビギュイイッッ!!! ビビビビビビビギギュィッ、ビビビビギュギュギュイイッッ!!!

 

 ゴバァアアアアアアアァッッ!!!

 

 

 

 

 そのゼクアインは、たちまちハチの巣され、爆散した。

 

 次の瞬間にはプルツーは他のファンネルと共にハンドランチャーと合わせて攻撃。

 

 

 

 ダダダダダダダダダダダダシュバァアアアアッッ!!!

 

 

 

 その光線は扇状に拡がり突き進む……いわばガンダムXディバイダーのハモニカ砲方式のビームだ。

 

 

 ディディディディディディディディディヴィギュギュギュギュギュギュギュギュギュギァアアアアアア……

 

 ドッッゴババババァアアアアアアアッッ!!!

 

 

 

 あっという間にプルツーはゼクアイン4機を撃破していた……さすが!!!自慢の勝気な嫁!!!

 

 

 

 

 ……多分本人の前でそれを言ったら……「誰が嫁だぁ!?!」とか言われて間違いなくムッコロされるだろうWWW

 

 だが、それもいいっっ……むしろ、ご褒美だっっ!!!

 

 

 

 

 とにもかくにも、プルとプルツーと夢みたいな共闘が現在進行形で実現している。

 

 てか、いーのか?!!こんなイケイケとんとんびょーしに駆け抜けてよ?!!!

 

 あとで逆どんでん返しのオルフェンズの二期みたいな流れになるんじゃねーだろーな?!!!

 

 仮にそーだったら、俺がそのシナリオを断ち切る!!!絶対にプルとプルツー……否!!!更にはいずれ巡り会うだろう、リンやレイ、ノン、そしてマリーダ達の悲劇をひっくり返してやらぁああああ!!!

 

 俺が!!!ガンダムと共にプル達を救う!!!

 

 俺が!!!俺がガンダムだぁああああ!!!

 

 ……って、言いたい!!!刹那みたいに言いたい!!!うおー!!!プル達のヒーローでありたいいいいいいいいい!!!

 

 ……とか脳内での妄想にのぼせ上がっていたら遂に俺は機体を掠めて被弾する。

 

「おわ?!!のぼせ上がってる場合じゃなかった!!!」

 

「サジ……!!!っ、きゃああ!!!」

 

 プルのキュベレイマークⅡの肩にも被弾!!!

 

「あ!!!あいつらぁ……!!!」

 

 感情に任せて飛び込んでいけば、連続被弾は必至!!!だが、構わん……プルに被弾させた野郎共!!!覚悟しやがれ……あ、無人機に覚悟もクソもないかぁー。

 

 レフトアームのダブル・トラストシールドでガードしつつ、俺はゼクアイン共に加速していく。

 

 おう、おうおうおう!!!ディギャン、ディギャン、シールドに中たるぅうう!!!

 

 そんな俺のZガンダムの後ろにはちゃんとファンネルがついてきてくれていた。

 

 まるでZガンダムがフェンネル搭載したかのような構図WWW

 

 それにしても正確に中ててきやがる……!!!

 

 いよいよ攻撃射程に入ると、俺はすかさずビームライフルを叩き込む!!!

 

 同時にファンネルもビギュン、ビギュン撃ってくれる!!!

 

「ファンネル!!!サジを援護してあげて!!!」

 

 

 

 ビビビビビビビビビビギュギュギュギュギュィィィィ!!!

 

 

 

 ビームスマートライフルの銃身を破壊した直後には、すでにそのゼクアインの機体がビームに射抜かれていた。

 

 続いて左側方向から撃ち込んでくる奴のビームをガードしながらに三発側方にビームライフルを撃つ……否、狙い撃つ!!!

 

 

 

 ピピピゥウィイイイイイインッッ!!!

 

 ディディディディディヴィギュギュギュギュィイイイイイインッッ!!!

 

 ゴババババァアアアアアアアッッ!!!

 

 

 

 ビームが冴羽氏の銃弾のようにクリーンヒットした上にファンネルのビームの雨が降り注ぎ、そのゼクアインも爆発四散!!!

 

「っしゃあ!!!ナイスプル!!!」

 

「えへへへ☆」

 

 

 

 

 

 その声、反応……かわいい~!!!

 

 

 

 

 

 あ……って、のおおおお!!!?

 

 いかん、いかん!!!気が緩みすぎてビームの直撃受けるところだった!!!

 

「ここまで来たら……ここからは俺の距離だあああッッッ!!!」

 

 ダブル・トラストシールド構えながら懐に飛び込み、シロッコよろしくゼクアインの胸部に直撃させる!!!

 

 ギシャアアアッとなった胸部から一旦先端を引っこ抜いてからの、もう一発ボディブロー!!!

 

 無駄に胸部がグシャグシャに破壊されたそいつはモノアイの光を失った。

 

 さあ、ビームライフルを左マニピュレーターに持ち替えながらビームを躱し、一気にブースター加速して懐に右拳を突き出して突撃!!!

 

「バーン・ナッコゥウウウウウウゥゥル(ナックル)ッッッッ!!!」

 

 

 

 ディガギャアアアアアアアアッッッ!!!

 

 

 

 懐かしき餓狼伝説の技をブチかまし、胸部に深々とライトアームをめり込ませる……!!!

 

「グレネードあったよねぇ……Zガンダム……!!!」

 

 零どころかマイナス距離の攻撃火器……男ならやりたくなる!!!

 

「ちょっと違うが、いったれぇええええッ!!!爆熱!!!紅蓮腕(ぐれんかいな)ぁああああああ!!!ヒートエンドォォオオオオオオオオオオッッッ!!!」

 

 

 

 ディドォゴバガアゴオオオオオオオオオオオオッッッ!!!

 

 

 

 あの志々雄真実の必殺技がGガン要素を纏って、宇宙世紀の宇宙に轟く!!!

 

 ゼクアイン、大爆散!!!見たかぁ……って、あれ???あああああ!!!あわわわわわ!!!

 

 Gガンみたいなノリでやったら、ライトアーム吹っ飛んじゃったああああ!!!!

 

 隻腕のZガンダム……ここにあり。

 

 ガンダリュムやガンダニュウム合金だったら屁のかっぱーだったんだろな……間違いなく……。

 

 敵部隊を撃破したが、あくまでもモビルスーツ……いや、モビルドール部隊!!!こいつらを放った母艦がまだいる。

 

「……どうした?Ζガンダム、片腕になってるぞ。早速ヘマしたのか?お前?」

 

 敵母艦のモニター反応を見ていたらプルツーがイタいとこついてきた。

 

「え?!!あ、ああ、必殺技の代償だよ!!必殺技の!!」

 

「はぁ……必殺技とか……あんたホント中二病とかいうやつなんだな……しかもその遊び半分で自機の軍事兵器ぶっ壊すとか……」

 

「げはー!!!痛いコメント!!!」

 

「なんだ??げはーってリアクション……聞いてるこっちが恥ずかしい!!」

 

 小学校高学年相当の女の子に中二病と言われるパワーワードを浴びる俺がいた……否、痛っっ!!!でも、プルツーに言われるならかまわない!!!

 

「ちょっとプルツー、サジをあまりイジメないでよー」

 

 あ、プルが庇ってくれたー☆

 

 でもだ、プルツーにケナサレルのもまたクセになる!!!

 

「別にイジメちゃないよ、プル姉。当たり前のこと指摘してやってるだけだ」

 

「そーそー、世の中そう言われて嬉しい特殊なヒトもいるんだよー(指摘してくれるプルツー……なんかうれちー)」

 

「何ソレ~へんなのー、サジ~」

 

「それを変態と言うんだがな……」

 

 プルツーの言葉がやたら痛い!!だが、プルツーの言葉故に、この心の痛みに興味があるぅ!!!

 

「ゲフン、ゲフン……とりあえず残りの反応の連中、十中八九ニューディサイズ……地球史上主義のティターンズ残党群のサラミス級だろうな……さて、景気づけに撃沈してこようka……」

 

「ちょっと待ちな!!あんた、いくら腕立つからって、機体が手負いだろ?あんたが守備すべきアーガマだってまともな状況じゃないとみる。ここは深追いを避けて退くんだね!!」

 

 プルツーが、またド正論なコト言ってくれたぁ!!

 

「そ、それもそーだっ……な!!あっははははは!!!じゃー帰還すっかー!!!」

 

 (なんかサジ、プルツーの尻に敷かれてなぁ~い???)

 

 

 

 当然のごとく、アーガマに戻って待っていたのは、ブライトの罵声だった。

 

 改めての尋問ついでに説教タイム。

 

「馬鹿か、き貴様はぁ!!!ただでさえ戦力が困憊してる中、Zガンダムを自ら損傷させるとはどういうことだ??!!幸い、貴様が戦っている間ようやく補給・補充のメドがたったからいいものを!!!」

 

 やらかした内容からして当たり前だが、目くじら立てて怒鳴る怒鳴る、怒鳴る!!!

 

「そりゃもちろん俺が悪ぅーございましたー!!!ごめんちゃい!!!」

 

「なんだ?!!そのふざけた謝り方は?!!舐めているのか?!!!」

 

 更に調子こいた返答しちゃったもんだから、更に火にアブラカタブラWWW

 

 ブライトさんが怒ったならばアレを敢えて要求してみる!!!

 

「なぐりたきゃ、殴って下さい!!!こんなヘタレな俺自身が嫌いなんです!!!」

 

 何言ってんだ、俺?!!あ、ブライトさんのパンチが……

 

 

 

 バキッ!!!

 

 

 

「グハ!!!ふふふ……殴ったね?……親父にもぶたれたこと……」

 

「自ら要求してからに……!!!殴って当然だ!!!そういえば昔にも約一名いたな……誰が父親に殴られずにいちにんma……」

 

「……あるわー!!!親父に算数のドリル見てもらいながら、ふざけ笑ったら、親父に頭はたかれたわー!!!」

 

 実際のエピソード交えて謎な逆ギレする俺は、ブライトのミゾオチめがけ拳を打ち込む!!!

 

 

 

 ドォグボッッッ!!!

 

 

 

 俺は倍返しレベルのミゾオチパンチをブライトに見舞ってやった!!!

 

「ぐふぅおっ―――!?!?貴様っ……な、にを……?!!!うっ……」

 

「……悪く思うな……一回は一回だ……」

 

 決まった!!!俺の中で「アンチ親父にもぶたれたことないのに」なヒイロの名決めセリフが決まった!!!夢と野望が叶った!!!

 

 

 

 ……

 

 

 

 って、バカァあああああ!!!なにやっちまってんだぁあああああああああ?!!!

 

 ブライトさん、気ぃ失っちまったじゃねーか!!!マジでやらかしまクリスティーナマッケンジー!!!

 

 俺はやらかした責任とるべくブライトさん担ぎながら医務室を教えてもらうように叫んだ。

 

「アーガマクルーの方ー!!!医務室教えて下さい!!!自分がやらかしたせいで、ブライト艦長が気絶してしまいました!!!」

 

 すると異様な光景に直ぐにクルーが駆け寄る。

 

「お前は、Ζガンダムに乗り込んでいたやつ!!!一体何があったんだ!!?」

 

「確か君は改めて尋問を受けていたんじゃ??」

 

 二人のクルーに俺はそのまま答えた。

 

「いやぁ……ブライトさんの説教グーパンにミゾオチカウンターしちゃって……」

 

『なにやらかしてくれてるんだぁああああ!?!!!』

 

 見事な事に二人同時に息ピッタリに突っ込まれた。

 

 一方のプル達はというと……。

 

 

 

 

「とりあえず、あなた達は本来なら立場的にネオ・ジオンの捕虜の扱いになってしまうんだけど……特別に保護扱いなんですって。これからは監視役っていうのは表面上で、お世話係として私が任命されたの。よろしく。ファ・ユイリィよ」

 

 ブライトの考えで、急遽ファがプルとプルツーの監視役とは名目上の世話係になったようだ。

 

 ……俺じゃねーのかっ!!!(←サジタリウス、メタの叫び)

 

「よろしく☆ファお姉ちゃん!!あたし、エルピー・プル!!こっちは妹のプルツー!!」

 

「よろしく。確かに立場上、あたし達が捕虜となるのはやむえないし、別に特別扱いされなくても捕虜だってかまわない。それに信用はこれからの行動で示せばいい」

 

「プルちゃんと比べて随分と大人な妹さんなのね……」

 

「ふっ、よく言われる」

 

 ファはその見た目に合わない大人な捉え方をするプルツーに思わず感心する。

 

「もー!!あたしがお姉ちゃんなんだからねー!!」

 

「わかってるって、プル姉」

 

 プルの頭を撫でるプルツーの仕草に、ファもホッコリした表情を見せた。

 

「ふふっ……こうして見てると、とてもモビルスーツに乗っていたなんて思えない可愛さね。なんだか先の大戦で疲れきっているアーガマを活気づけてくれそうな姉妹だわ!」

 

「そー??あはは♪だってさー、プルツー☆」

 

「なんか、調子が狂うな……ついさっきまで敵認識していたアーガマに居心地の良さすら感じてしまうなんてな」

 

 プルツーは周囲を見回しながら感慨深そうにし、追加で心配していた思いを吐露した。

 

「それに……とりあえずファさんが監視役っていうことで安心した。サジなんとかの変態がプル姉に余計なことしてくる確率が減る」

 

「あぁ、あいつね……てか、実際にそんなことしてきたら、変態通り越して犯罪だわ……今ごろブライトキャプテンに絞られていると思うわ」

 

「二人ともサジの悪口言わないでよ~……あたしは会いたいよ~!!あたしはサジからのキュンキュンを求めてるの~!!」

 

 サジタリウスの事を求めるプルに、ファは実体験を踏まえて改めてプルの両肩に手を沿えて警告した。

 

「いい?あいつには近づいちゃダメ!!!実際に私は、あいつに……胸揉まれたんだから!!!あなたにも手癖の悪い毒牙がおよぶことだってあるのよ?!!」

 

「うわ、マジか?!!ガチで最低だな、あいつ!!!」

 

 ファのその発言からサジタリウスには致命的な悪い印象をプルツーに与えられてしまった。

 

 だが、プルに対しては予想斜め上から明後日の方向にいくような感情を与えた。

 

「えぇ……あたしよりも先にファお姉ちゃんのを……!!!なんか、悔しい!!!あたしだって、サジに揉まれたい!!!もっとキュンキュンしたい!!!」

 

『はぁ?!!!』

 

 ファとプルツーが息ピッタリに反応した直後、プルはファの手を振り払って、部屋を飛び出して行ってしまった。

 

「は?!!え!?!はぁ?!!えぇええ?!!!なんで?!!!なんでそうなっちゃうの?!!!」

 

「ファさん!!狼狽えてないで、プル姉を追うぞ!!!きっとあいつの部屋に飛び込む気だ!!!」

 

「あ……しっかりしなきゃ!!!私!!!」

 

 先に追いかけたプルツーの後にファが続く。

 

 予想を超越するプルの感性に、アーガマの艦内で女子・追いかけっこ戦がはじまってしまう。

 

「プル姉ったら……言い出したら聞かないんだ……」

 

 こうなった時のプルは非常に速く、アーガマの艦内通路を素早く怒り口調の低音気味な「プルプルプルー」を言いながら駆け抜けていく。

 

「プルプルプルプルプルゥゥッッ……!!!」

 

「ん??って、おわああ?!!こらあああ!!!艦内を走るなあ!!!って……今のはさっき投降して来たっていうネオ・ジオンの女の子??!」

 

 プルとぶつかりそうになったアーガマクルーに更にプルツーとファまでが後から来てぶつかりそうになる。

 

「っ!!!すまない!!!」

 

「おおおおう?!!」

 

 プルツーは素早く軽快に彼を躱して駆け抜けるが、今度は仰向け気味に尻もちをついてしまう。

 

「あったたたたた……もう一人?!!もう早くも脱走か……??おわあああ、ファアアアアア?!!」

 

「きゃああああ!!!」

 

 更に躓いたファが思いっきり彼にうつぶせになる感じに倒れた……お約束フラグである。

 

 ファが倒れた拍子に思いっきりクルーの手が彼女の胸を掴んでしまっていたのだ。

 

「いったたた……って、きゃあああ!!!何で同じ日に二人の男に胸触られなきゃならないのよ!!!」

 

 

 バキイ!!!

 

 

「ぶぎー!!!」

 

 ファの極めて言いがかり的理不尽なパンチがクルーに炸裂する。

 

 ちなみにプルは持ち前のニュータイプ能力を活かして簡単にサジタリウスのいる場所をつきとめ、そこをめざして駆ける。

 

「プルプルプルプルプルー!!!みーっけっ!!!サジー!!!」

 

 

 

 アーガマクルーと三人でブライトさんを担架で搬送していたら後ろからプルの声がっ……!!!

 

「え!?!プルっ……おふぁああああ!?!」

 

 背後から抱きつかれ、背中にプルの可愛いふくよかな胸の感触がっっ!!!

 

 無論、そのせいで体勢が大分崩れる!!!

 

「うわ!!!バカァ!!!怪我人搬送中に抱きつくな!!!何考えてるんだ!!!」

 

「危うく、ブライトさん落とす所だったぞ!!!見りゃわかるだろ!!!」

 

「え?!!あ……う……ごめんなさい……」

 

 プルが泣きそうになってる!!!かばうに決まってる!!!

 

「プル……すんません、全て俺の責任です!!!」

 

「え?!!君は悪く……ないわけないか、君がブライトさんを殴って気絶させなきゃこんなことにはならなかったからな!!!」

 

「滅相もありません……(汗)」

 

「全く……ションベン臭い小娘のガキもはしゃぎやがって……!!!」

 

「っっ……ひどいっ……!!!」

 

 

 あ……プルの目に涙……サジ、怒りのスーパーモード……突入!!!!!!

 

 

 怒りがみなぎり過ぎて、俺は暴言吐いたクルーの首を掴み上げ、片腕で持ち上げる!!!

 

「貴様っ……!!!プルになんつー暴言吐いてんだ?!!!あぁ!?!!このクソ野郎っっ?!!!」

 

「がぁあっ……!?!」

 

 とても転生前のモヤシ弱々な俺からは想像もできねーパワーだ……と頭半分思いながらもう頭半分はブチブチキレていく!!!

 

「謝れ!!!なぁ?!!!」

 

 最早、覚醒した浦飯幽助の仙水無双のワンシーンのようだ!!!

 

「乱暴はやめて、サジ!!!そんなサジ、嫌だよ!!!あたしは……悲しい……!!!」

 

 暴走する俺を抱きつきながら止めたプルのその言葉は、俺を一気にクールダウンさせる……好きな女の子の言葉が唯一の暴走解除ワードなんだ……!!!

 

 俺はギリギリ絞め落としたクルーを下ろし、振り返りながらプルに謝る。

 

 しかも彼女の両肩に手を置いていた。

 

「……ごめん、プル。こんな怖いとこ見せちゃって……」

 

「うぅん……あたしものぼせちゃってて、急に抱きついちゃってごめんなさい。でも、プルの為に怒ってくれて嬉しかった……」

 

「プル……!!!っ?!!」

 

 プルが俺に正面から抱きついた。

 

 俺も思わず抱き寄せた。

 

 ああ……プルのぬくもりが伝わる……純粋に嬉しい……胸の感触が胸板に触れているが、純愛がそれを上回っ……。

 

「プル姉??!サジ野郎、貴様ぁああああああ!!!」

 

「あいつ……!!!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、っく、遂にやったわね、不純異性交遊!!!」

 

 プルの背後からプルツーとファが走ってきた。

 

 凄まじいマイナス印象を与えてしまいながら……。

 

「へ??!いいっ?!!!」

 

「プルツー!?!」

 

「プル姉、離れろ!!!」

 

 今にも俺に攻撃しようと走って来るプルツー!!!

 

「やだ!!!まだまだサジと抱きつき続けるんだ!!!」

 

 だが、プルが駄々をこねてくれて、振りかぶっていたプルツーの右パンチにブレーキがかかる!!!

 

「うぅぅっっ、プル姉!!!もう、何でそんな奴が!!!」

 

「理屈じゃないの!!!好きなの!!!プルツーも触れたらわかるから!!!」

 

「あ、あたしは、嫌だよ!!!」

 

「なんでー?!!」

 

 うぅーっ!!俺、嬉しいー(号泣)あら……ファさん……!!!

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……サジ何とか!!!あなた、もう宇宙に棄ててもいいのよ!!!」

 

「……う、うるさーい!!!俺とプルの両想いの何が悪ーいっ!!!」

 

 顔真っ赤になってるんだろーなと思いつつ、勢いで言ってしもーた!!!

 

「な、何開き直ってるの!?!!」

 

「キャー☆両想いって言ってくれたー☆」

 

 更に抱きしめてくれるプル!!!

 

 我、勝利者なり!!!我が人生に一辺の悔いなし!!!と、俺は感涙の涙を流しながらじんわ~りした動きで、あのラオウのポーズする。

 

 プルツーが俺に抱きついてくれてるプルを引っ張り、ファは呆れ紛れにへたり込む……

 

「はぁ……なんか、もう、すごい疲れてきた……」

 

「プル姉ったら、離れろ!!!てか、サジ野郎、何のポーズだソレ?!!!」

 

「あのー……ブライトキャプテンを~……」

 

 ドタバタハチャメチャラブコメデーな状況に向かい、聞こえ切れない声でもう一人のクルーが語りかけていた。

 

「あのー……ブライトキャプテンを~……運びましょ~……」

 

 ギャーギャー言って誰も聞いてない。

 

「ん……やかましいな……??くっ……何の騒ぎだ??」

 

 ブライトさん、何気に気を取り戻していた。

 

「ああ!?!キャプテン!!!気づいたんですね!!!」

 

「ああ……まさか奴のカウンターで気絶するとはな。面目なかった……それにしても……」

 

「はい?」

 

「目の前の光景の情報量が多すぎる……ふっふふ……はははははははは!!」

 

「キャプテン?!!え?!!大丈夫ですか?!!」

 

「はははは……いやな……グリプス戦役の後で暗くなっていたアーガマがこうも賑やかになるとはな……サジタリウス……つくづく不思議な奴だ」

 

「はぁ……」

 

 ブライトに笑いをもたらす程、先のグリプス戦役時には考えられないようなドタバタコメディーが巻き起こるアーガマ。

 

 その一方、順次にエンドラ、ミンドラであの方の説教が起こっていた。

 

「マシュマー……貴様はカミーユ・ビダンとは別のそのどこの馬の骨かわからん奴が乗ったZガンダムにエンドラの戦力をボロボロにされ敗走したというのか……本来は偵察任務のはずを戦闘に持ち込んでおいて、恥を知れ!!!」

 

「申し訳ありません!!!ハマーンたまっ……失礼っ、ハマーン様!!!」

 

「……死にたいのか?何が『ハマーンたま』だ!!!マシュマー?!!」

 

「め、滅相もありません!!!舌がもつれました!!!」

 

 現ネオ・ジオンの摂政にして総帥に相当する立場にいる女戦士、ハマーン・カーン……否、みんな大好きハマーン様である。

 

「ガザDはともかく……貴様に与えたRギャギャはそれなりに手をかけた機体だったはずだ。それほどに奴が強力だった……ということか??」

 

「はっ!!!非常に奇抜な、支離滅裂な戦法を仕掛けてくる奴でありまして、油断に圧倒と唖然が重なり……!!!」

 

「言い訳はいい!!!次は必ずアーガマごと仕留めろ。それが貴様の責任だ。せめてもの情けで非常に強力な力を投入させてやる……いいな?まずはアクシズに帰投せよ」

 

「はっ!!!ありがたきお心遣い、感謝いたします!!!」

 

 エンドラへの通信を終えたハマーンは引き続き、グレミーに対して深刻な空気を出す。

 

「さて……マシュマーよりも問題は貴様だグレミー。プルとプルツー、そして2機のキュベレイ……どうしてくれるつもりだ!!!?地球侵攻の大事の前に作った戦力をみすみす失うとは!!!」

 

「はっ!!!その件につきましては、責任をもって対策致します!!!既に策はできております故……!!!」

 

「ほう……して、いかように責任を取るつもりだ??グレミー……」

 

「あの小娘二人は我々に無謀を起こし離脱しました……責任を持って相応の戦力を持って奪取、コトによれば処分いたします!!!そして、ハマーン様!!!別件で恐縮なのですが、この映像をご覧下さい!!!」

 

「なんだ?この映像は?」

 

「遠方からのデータ観測の映像で、Ζガンダムと交戦中に現れた所属不明の第三の勢力……おそらくはティターンズの残党かと思われます」

 

「ティターンズ……まだ性懲りもなく地球圏をうろうろしているというのか……」

 

「今後脅威になる可能性もあります……!!!」

 

 

 グレミー曰く、ティターンズサイドも動きを見せつつあった。

 

 所属不明信号を出していたサラミス改3隻の先行を航行する艦で通信が行われていた。

 

「……機体は全て失ってしまいましたが、戦闘データは取れました。新開発のモビルドールシステム、大量生産をすれば確かに人員不足を埋めてくれる存在になり得ますよ!!!特に第二種兵装を基本的装備にお薦めします、ミスター・トッシュ!!!」

 

「そうか……ご苦労であった!!フロバーツ技士。大事の前だ。戻ったらエアーズ市のアナハイム系列の工場での本格的なモビルドールの製造の稼働指揮を頼む」

 

「はっ!!」

 

「我々ニューディサイズは人員が限られている。モビルドールの大量生産こそがカギだ。期待している!!」

 

「ありがたきお言葉……!!心に染みます!!それでは……ふぅ……ガンダム05が巻き起こした爆発に巻き込まれたと思ったらこの宇宙世紀とかいう世界にいた……訳がわからんかったが……もう、どうでもよい!!!ここならばっ、いや、この世界でこそモビルドールを成功させてやる!!!ふはははは!!!」

 

 サジタリウスの懸念が当たる……アフターコロニーのあの技士長が転生していた。

 

 

 

 

 つづく

 

 

 

 

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