そして、当日に特急「スーパービュー踊り子」に乗っていたという鉄道マニアの小学生が東京駅に来ていた。
「へぇー、スーパービュー踊り子かぁ。」
「うん、この間お父さんと一緒に乗って来たんだけどね。」
「いいな、俺も一度は乗ってみたいよ。」
と、健太と昭と友人が言った。
「それに、伊豆で事件があった見たいらしいな。」
「知ってるよ、伊豆の海岸で女性の水死体が発見されたんだろ。」
「ああ。」
「うん、大変だったよ。」
「それで、どうだった。」
「うん、個室があったら売店もあったからすごく広かったよ、しかも二五一系の新型特急なんだよ。」
と、健太は写真を見せた。
「うわーっ、凄いなぁ。」
「いいよなぁ。」
「スゲぇ。」
そこへ、南と高山がやって来た。
「あ、ちょっと、君いいかな。」
「えっ、何か。」
「実は、我々は鉄道公安隊のものなんだけど、話を聞きたいんだけといいかな。」
「えっ、いいけど。」
と、言って健太は話を聞くことにした。
「えっ、特急「踊り子」で殺人事件。」
「ああ、個室で若い女性が殺害されてね。」
「それで、犯人は見なかったかな。」
「うーむ、怪しいと言えばサングラスをかけた長い髪をした男が乗っていたな。」
「なるほど、それで君はその男を目撃していたんだね。」
と、南は健太に言った。
「うん、写真持ってるから見せてあげるよ。」
「えっ、本当か。」
「僕、その写真を見せてくれるか。」
「うん。」
と、そういって健太は南と高山に写真を見せてもらった。
「この男が渡辺かな。」
「ちょっと、似ていますね。」
「ええ、でもどうやって踊り子に乗ったのかな。」
「そこなんだよね。」
と、高山は言った。
そして、次の日。
「ほう、確かに特急「踊り子」に乗っていたのは確かみたいだね。」
「でも、何か怪しくなってきたみたいだわ。」
「えっ、それどう言う事。」
「今回の事件で、伊豆の水死体と特急「踊り子」の殺人、その男は変装したのではないかな。」
「ほう、なるほど。」
「はっ、そうか。」
「わかったよ、犯人は個室で殺害後にトイレで着替えて何気なく特急「スーパービュー踊り子」に乗っていた。」
「そうか、犯人と知らずに変装していたって事か。」
「そうですよ。」
「なるほど、犯人もその方法を使っていたとはな。」
と、菅原は言った。
「しかし、問題はどうやって特急「スーパービュー踊り子」に乗ったのかな。」
「そこなんだよね。」
「うーむ。」
と、その時だった。
「犯人は、新幹線に乗ってそこから特急「スーパービュー踊り子」に乗ったんじゃないのかな。」
「えっ。」
「あっ、そうか犯人は新幹線に乗って、そこからスーパービュー踊り子に乗ったのか。」
「そうだよ。」
そして、謎は解けるのか。
ついに列車トリックとアリバイは崩れるのか。