難しい…ブルアカやってるとついついメモロビやグループストーリーまで閲覧してしまう。いや、良いことなんですけど…。
世界観もあってか、兎に角難しい。子供達がなんで財政とか行政とか警察とか公安とか千年難題とかやってるんですかね…。頭パンクしそうです…。
#ふくしゅう#地獄耳#ノエルの好み#逆光同盟#憤怒のユウカ#回想せよ#被虐のノエルseason1#初めてのユウカ
早瀬ユウカはミレニアムサイエンススクールに通う、部活セミナー『会計』担当だ。
ミレニアム学園には様々な部活に所属する生徒達が存在しており、歴史は浅いものの対立関係にあるゲヘナ学園やトリニティ学園――二校のマンモス学園に引けを取らない勢力から、三大学園としてキヴォトスの知名度と共に大きな影響力を与えている。
最先端、最新単とも述べる技術開発はキヴォトス全域に大きく普及しているのも確か。
セミナー部活の他にも…C&C、ヴェリタス、トレーニング部、野球部、エンジニア部、特異現象捜査部、新素材開発部など……嗚呼、そういえばゲーム開発部もあったけど、人員不足と確かな実績が計れてないことから、廃部は会議にて確定されていたから、正確には消えてしまうのだけど…。
連邦生徒会長が二週間も前に行方不明なってることなど梅雨知らず…私、いや…私達学園は大きな混乱状態に陥っていた。
風力発電所が機能しなくなった…それだけならまだしも、他の学園からやれ不正利用や武器の違法流通が流れてるだの、不良達が他の生徒を拉致したりなど…物騒になってきた。
今まで連邦生徒会長が解決して来たのに、なぜこの時に限ってこうもトラブルが頻繁に起き続けているのか……これに糾弾の意義を唱えるのは自然の理であり、私の他にも各学園から様々な生徒が意義を唱えて連邦生徒会長に反論を、意義を、主張を通しに来た……。
その日が、私たちに大きな変化を齎すなんて…それこそ夢にも思わなかった。
『オイ、其処の生娘…さっきから質問が長い。一つずつ質問をしろ――』
傲慢――その言葉を具現化したような、烏の顔をした大男。身長なんて私より遥かに高くて…キヴォトスの世界に存在してるとは思えない…遥か別次元に住まう、鴉の権化。
キヴォトスの市民には私たちだけじゃなく、自立思考を携えた人型ロボット、柴犬やブルドック、三毛猫などの動物が人型になってるキヴォトス市民が多く存在しており、そんな住民はキヴォトスでは珍しくなかった。
然しこの…大悪魔カロンと名乗る大人は――今まで私が出会って来た人とは違った。
正直言って生娘と呼ばれてすっごく失礼な人だな…って思ったし、それでもこの人からは他者を恐れることを知らない…謎の信頼感と圧倒的な存在感を放っていた。
もう一人は至って普通の…金髪の少女だった。
華奢な身体に美しいブラックドレスコート…眼帯がチャームポイントの隻眼。少女は大悪魔と名乗る鴉頭の人とは違って、常識的な部分もあればキヴォトスに慣れてない雰囲気を見た感じ、外の世界からやってきた先生なんだな…と見解するのに時間はかからなかった。
そんなことより、連邦生徒会長に逢いたかった。
尤も、その肝心の頼れる連邦生徒会長様は不在だったらしく、挙句に二週間前から……丁度、その頃はキヴォトスの各学園から苦情が湧き上がった時刻だろう。
道理で学園自治区の問題が解決されないわけだ。
だけど…連邦生徒会長が不在な今…どうすれば良いのか。
失踪?それなら捜索は?
じゃあこの問題を解決する人は?
生徒会の為に、問題を解決する為に不良達と戦って、権限を復活させるための工芸品を守れ?
ふざけないで…そう怒りが湧き上がった私を静止したのが、あのノエル先生だった。
キヴォトスの事情を知らない、外部の人間…思うこともあるかもしれない。価値観や思想の違い…私達が生徒会長に頼ってばかりなこと自体が、可笑しな風に感じたのだろう。
だけど、ノエル先生の言葉には…説得力と同時に…何処か悲しげな声色だった気がした。
まるで、私も一緒だったんだよ。という同情めいた何か…。
こう、計算によって導き出される回答ではないことに、もどかしさもあるけれど…。
とても、悲しそうな目をしていた。
『結構楽しいんですのよ――願いを叶えるために汗を掻くのって!』
そして同時に――あの人の言葉が胸の奥に突き刺さった。
あの人の笑顔が、何処となく輝いていた。
なんで…私は、あの人の言葉に惹かれてるんだろうと。
何故だかあれだけ生徒会長に頼っていた自分が、何処か馬鹿らしく思えて来た。
生徒会長が問題を解決してくれるのが当たり前だと思っていたから。
それが日常で、自分たちで解決できない問題をなんとかしてくれるのが、生徒会長だったから。
――私…今まで自分の目標とか考えて、それを努力して…楽しいって思う日、あったっけ。
いつだったかな、小さい頃は計算が兎に角得意で大好きで、周りから賞賛の声を浴びてたっけ。
セミナーに所属してから、部活の忙しさや度々重なる部費…領収書の清算……それが当たり前の日常で、何気ない講座とセミナーの活動…。
だから、そんな計算ばかりの毎日…明日もこの確率で迎えるだろうと推測していた日々を――計算ごと狂わせた先生という存在。キヴォトス外部の先生達による介入は、私にとっても大きな誤算だった。
衝撃が大きかったのもあったけど…兎に角一日の日常では体験不可能だった日を送れたんだもの。
……流石に、カロン先生に鎖で簀巻きにされて、戦場のど真ん中に立たされたのは心臓に悪かったけど。
破天荒、不意を打つにしては滅茶苦茶過ぎる…。それも私の確定された計算構図を狂わせてるからこそ、その予想外な展開に何処か興味を惹かれてしまってる自分もいるわけで…。
『ノエルの相手をしろ』
まさかシャーレで速攻、仕事のお手伝いをされるとは夢にも思ってなかった。いや…何よりも幾らなんでも予想外過ぎる。
「えっ!?何で私が…ッ!?いや、その…悪いわけではないですし、断る理由はないんですけれど……」
慌てふためくユウカに、カロンは真っ赤な瞳孔を真剣に此方へと向き合う。カロンの視点から見て心なしか、彼女の頬が少し赤色に染まって見える。緊張からか、或いは嬉しさからか…判別は付かないが、問題はなさそうだ。
「私とノエルは先生という身分…とはいえ、シャーレの仕事をこなす以上、事務作業や書類の清算、PCの扱いも必要だ。ユウカ、お前はその点ノエルの指導は問題ないと思っている」
「確かに…ミレニアム学園所属の身分ですし…事務処理や領収書の清算に、パソコン作業も問題ないですけれど……まあ?私も仮には会計ですし?」
なんだ、仕事の関係…か。
いや、全く問題ない――そもそもノエル先生は15歳と言ってたではないか。そんな彼女がどうして先生と呼ばれてるのか、未だに納得の部分が掴めないが…。
「……キヴォトスに訪れてから、こうしてお前や各学園の生徒達と話せるのは…アイツにとっては奇跡にも等しいんだよ」
「…えっ?」
キヴォトス外部…ラプラス市――大悪魔と契約したノエルは、ラプラス市街地を騒がせる破壊衝動を原理として動く凶悪なテロリスト扱いをされている。
そんな彼女は魔女になったとしても、大悪魔になっても、もう社会にも学校にも歩けない身となってしまった。
ノエル・チェルクェッティというピアノの名門令嬢は、ジリアン・リットナーという親友を除いて、友人が存在しなかった。
それは彼女にとってピアノが全てだったから――周りの人間は彼女を高貴な上流階級のお嬢様としてしか見ておらず、ノエル個人を親友を除き誰も見なかった。
今にして思えば身分もあってか、人付き合いが分からない…普通の女の子だったのだろう。
ちょっと世間とは少し離れた常識の持ち主で、学校帰りに友達と一緒にアイスを食べる、そんな…ありふれた日常を送る、青春を歩んでいた一人の女の子だったのだから。
だからこそ、大悪魔として生まれ変わり…自分達の存在を受け入れてくれる生徒達なら……失ったノエルの青春を作れるのではないか?
先生と生徒という存在を機に、ノエルを始めた他の生徒達と繋がりを持たせ、日常を送らせる…生徒達と寄り添うことで、嘗て手に入れてたであろう青春を、ノエルの想い出を作ろうと。
今まで散々苦労して、復讐を貫き、代償を踏み倒そうとせず契約に…常に相棒と真っ直ぐ向き合った彼女への褒美…と考えれば安いものだろう。
――アイツは大悪魔だが、中身は確かにコイツらと同じ子供だもんな。
「ノエルには、もう…仲間達の所に戻れない。親友にも会えない…今のアイツにはもう、友達とも呼べる存在がいない」
キヴォトスに訪れて、彼女はカロンを除けば一人だ。
リンとの会話で薄らとだが、ノエルは本音を零すのを我慢していた。
仲間達にも逢えない…それが心残りだったのかもしれない。ノエルは契約者ではなく自分と隣を並ぶ大悪魔。契約を結ぶことは不可能だが…それでも、アイツの為に契約ではない何かをすることはできるだろう。
「最初の架け橋として選んだのは尤も他でもない…ユウカ――お前が適任だと感じたのは、それだけ頼りになる証拠だ。お前が、ノエルをちゃんと見てやれ。アイツは無茶をする…私が言っても聞かないバカな部分もある。アイツのことを、ちゃんと知ってやれ。どうかノエルと、仲良くしてやってくれ」
仕事の手伝いに於いて四人の中で適任だと感じたのが最初の理由。
だが仕事ばかりでは彼女にとってもノエルにとっても思考労働させてしまうだけ。
…今日という一日だけでも良い――アレだけ毎日、常に命を狙われていたんだ。もう誰にも狙われず、自由に暮らせるアイツに…心の安らぎと、憩いを与えてやってほしい…。仕事を手伝うという代償の代わりにノエルと自由な時間を過ごすという褒美を与える。
小悪魔がよくやる手口だが…この際今は関係ないだろう。
まあ褒美なんて大それたことを言ったが、ノエルが嫌でなければの話。
次にユウカは割と面倒見が良い。
ノエルと向き合ったユウカなら、少しは彼女のことも理解できるし…多少育ちや生活が違うお嬢様に面倒よく、友人のように接してくれるだろう。
「も、勿論ですよ先生!というか、是非そうさせて下さい!!」
「…あ、嗚呼。存外やる気なコトに却って、驚いてる自分がいるぞ…」
ちょっと興奮気味でノリノリに喰らい付くユウカに、カロンは少し引き気味である。
了承してくれるのは幸いだし、断る生徒など鬼か悪魔かと呼んでしまうんだろうが、逆に待ってました!と言わんばかりの反応にちょっと予想外だった。
「そうですかそうですか…いやぁ、まさかあの傲慢なカロン先生からこんな立派な大人めいたお願いをされたら、このセミナーを代表する私も、無視なんて出来ませんからねッ!!それに、カロン先生って見た目に反して凄く優しいんですね。ノエル先生のことをそこまで深く考えてるなんて…」
「この生娘…少々図に乗ってる様に見えるのは気のせいか…?いや、気のせいじゃないな?」
「あぁ!!また生娘って言いましたね!?折角人様が親切に褒めてるのに!!小さい声で言っても聞こえますからね!!」
「地獄耳かコイツ……」
───────────────────────────
「と、言う経緯で早速ユウカを招待したわけですわね?」
事の顛末を全て把握したノエルは、目を細めながらPCマニュアルと睨めっこしている。
ユウカが隣でPCの基本動作と、シャーレの問題を解決する仕事内容、ソフトの種類とフォルダの整理…きちんと的確に教えている。
「安心しろ、仕事は基礎動作を覚えたらで充分さ」
「カロン先生…本当に良いんですか?私はてっきり仕事を少しだけでも減らしてくれと言うかとばかり……」
「ユウカ――基礎知識を習得することや、タイピング練習、そふと?の使い方…それらを覚えるだけでも割と集中は削がれる。一旦覚えさせてから、復習をこなす。応用編はもう少し慣れたらで良い。これが期日までならユウカの手も借りたい所だがな」
カロンは扉に背を傾けて腕を組みながら、ふぅ…と一息吐く。ノエルに説明した内容に含まれているカロンの本音は伏せておいた。
素直に言えないカロン先生のツンデレさに、ユウカは意外と可愛い一面もあるのだな…と心の中で言葉を漏らす。
「それで?カロンは私に仕事を押し付けて職務怠慢ですの!?あの…えっと、ももなんたらさんと同じ事やってますわよ!?」
「モモカ…ね。お前も一人の大悪魔である以上名前は覚えろ」
「チェルクェッティの名前は覚えられないくせに!!」
「今は覚えている!…っと、口喧嘩してる暇はないぞ、時間は今も秒針共に進んでいる。私はシャーレ内部の構造を探索する。此処に何があるか…あとはそうだな…食料の買い出しだ」
「えっ…あっ……」
思わぬカロンの提案に、言葉を詰まらせるノエル。
それは…今までまともな食料さえありつけなかった…いや、缶詰めさえご馳走だったノエルにとっては、労いの意を捉えた。
「缶詰生活ばかりだと苦言を強いられては困るからな。大悪魔である私達は食糧など必要としない身……だが、復讐を遂げた私達の祝賀会、打ち上げと考えれば…必要なモノだろう?」
ノエルは此処へ訪れてからまともに食事にありつけていなかった。
最後のご馳走なんて、パイソンがもてなしてくれた季節のフルコース以来…か。
逃げ回る毎日、食糧があってラッキー程度…携帯食糧がご馳走だった自分にとって、外に出て食料の買い出しに行ける事さえ有難い。
「あ、それなら先生――領収書は忘れずにお願いしますね」
「…?何故?」
「いや何故って…清算に必要だからですよ!そんな惚けた顔をしても見過ごせませんからね!!会計である以上は――」
「領収書なんて今まで貰った事ないぞ?」
はい?とユウカは言葉を喉に詰まらせる。
テクノロジーに弱い先生だからと言って幾らなんでもこれは…。常識が外れてもう別の領域に達しているではないか。
セミナー会計士――生まれて初めて『領収書を貰ったことがない』という言葉を耳にした。
「嗚呼、その…えっとですね、ユウカ…カロンは基本的に食料や必需品を購入する必要がないんですのよ……それに…キヴォトス外部ではカロンの存在って人目に浴びるだけで結構、そう…大分不味いというか…今の私と違ってお店に行くことすら出来なくて……」
言えない――ユウカに『実は食糧の調達は店から盗んできました』なんて。確かに必需品を必要としないカロンにとって、店を尋ねる機会などないのは本当だ。
飲み食いを必要としないカロンにとっては、食料など無くとも困らないのだ。だが食えないわけでもない…。好物であるウィスキーをラッセルと嗜んだり、シーザーは自分達と対話をする為に嗜んでいた紅茶まで差し出し、スピカに至っては生前が幼女だったのもあってか、飴ちゃんを前におおはしゃぎしたりする。
大悪魔の視点から人間の文化や技術に興味を惹かれてるのも少なくはない。だからなくても困らない…だけどあった方が楽しめる、そんな感覚だ。
「嗚呼…なるほど?ふむ……」
ユウカは考える。
ノエル先生の言葉が嘘でないのなら、カロン先生の常識のなさに納得はいかなくもない…が、ノエル先生と行動を共にしているのなら、せめてそういう経験くらいは…いや、ノエル先生やカロン先生を観察していたところ、キヴォトスとその外部では常識が違う様に見える。カロン先生は少々ぶっ飛んでる気もしなくはないけれど…。
というかこれ、忠告してなかったら絶対領収書貰ってなかっただろう事が安易に思い浮かぶ。
「分かりました。それなら領収書はこれから私の所へ持ってきてください。これでもセミナーの『会計』を担当してるんです。ただでさえミレニアムの財政状況を管理してる身…予算会議や先生方の資金だって無限ではありませんからね。それに……ほら…その、私も先生たちと対等であるのなら…?こういう財政管理も私がやるべき、ですし?足並みは揃えてもらわないと…??」
最後は自分で口に出すのが恥ずかしくなって、疑問文になってしまった。カロンは「ほぉ…言うようになったじゃないか」と真っ赤な瞳を三日月に歪ませる。
「へぇ…ユウカってそんな大きな役職だったのですね」
「…ラッセルも確か、私と組んでた頃は隠れ家で家計簿なるものを付けていたな。アイツも市長の息子といえど、親の力を借りず自立して資金のやり繰りと調整を効かしていたしな…そう言った意味では、アイツは結構マトモな部類だったぞ」
「…それは聞きたくありませんでしたわ…」
実はノエルも領収書を貰ったことがなければ、家計簿など付けたことがない。怪物になる前の純粋だった憎きバロウズがそんなマトモなことをしていたというのは、何というか…余り知りたくなかった。
「あ、買い出しならその…ティラミスを三個…欲しいですわ」
「お前…そんなにティラミスが好きなのか?」
「もう!これはカロンとユウカの分ですわよ!察して下さいまし!!私一人で全部食べるわけないじゃないですのッ」
え?私の分も?
内心ちょっと嬉しく思うユウカは表情こそ必死に隠しているが、ノエルの優しさと気遣いに嬉しさを思う部分がある。
「?私は必要ないぞ。大悪魔である私は…」
「復讐を成し遂げた祝賀会…なのでしょう?その席に貴方が居ないと始まりませんわ。それに、散々逃げ仰てきたから機会が全くありませんでしたけれど…一度、貴方と一緒に好物を嗜みたかった、というのも本音ですから」
「………」
ノエルの言葉にカロンは言葉を発せなくなる。
今思えばノエルの好物など聞いたこともなければ、それを共に口にすることもなかった。
飲み食いを必要ないにせよ、ノエルからこうして言われると、何とも言えない気持ちだ。
「ふん…分かったよ。他は…?最低限の必需品は買い出してやる。希望がないのなら行くが…?」
「紅茶もあれば幸いですけれど…そうですわね、特に希望はありませんわ」
ノエルが告げるとカロンは了承したかのようにシャーレの扉を開け、バタンと音を立てながら部室を後にした。
ふぅ…とノエルが一息吐くなか、隣に座っていたユウカは彼女の顔を覗き込む。
「ノエル先生って、ティラミスがお好きなんですか?」
「へっ?ええ…よくピアノの練習の後にお母様と一緒にティータイムで召し上がっておりまして…。カスタードとマスカルポーネの優しい風味が、私の疲れた心を癒してくれるんですのよ。今となっては余りにも贅沢過ぎて…まともな食事にありつけるのが奇跡なほど……」
ノエル・チェルクェッティはピアノ教室から帰った後も、休日の時もよくピアノの練習を演奏していた。天才にして努力を怠らないその姿勢は、ジリアンから見れば憧れの対象ではあるものの、家族からしては『当たり前』だったのだから。
常に完璧な演奏を弾き続けるというのは、相当な体力と精神を消費する…そんな疲れを癒す甘いひと時だけは、幸せを感じられていた。
「そういえば先生はピアニストだって言ってましたものね…。どうしてピアニストなんかに…??」
「家柄ですわよ。お父様とお母様が有名なピアノの演奏者で、私は生まれた時からピアニストとしての英才教育を受けてきた身ですもの…。ノエル・チェルクェッティは常に一番であるべき――100点以外の演奏は許されない。それが全てであり、当然の結果でしたから」
それは…きっと相当な重圧だったのだろう。
自分は計算が好きでセミナー会計を任される身にはなってはいるが、幼少期からその絶対的なる使命感と『100点以外の演奏は0点と同格』という冷酷な考えは、ちょっと受け入れ難かった。
早瀬ユウカは物事を計算で判断する傾向があり、人様の評価を数値化することも得意なのだが、ノエルが背負ってきたピアノに対する演奏は0と1の二進数のような考え方だった。
缶詰生活だの、まともな食事にありつけるのが奇跡と言ってたので、てっきり財政状況は宜しくないのかも?なんて考えていた。財政管理はしても人様の経済をどうとかを口に出すのは失礼だと考え深く詮索しなかったのだが…。
その考えを打ち砕くかのように、彼女はトリニティに並ぶ名門お嬢様らしい。
「嫌には、ならなかったんですか?そんな重圧と絶対責任のあるような…立場で…」
「う〜ん…もし私がピアニストに向いていなければ、とっくの昔に嫌気が刺して家出していたかもしれませんわね。けれど…私はピアノが大好きだったから。此処へ来てまだ一度もピアノを演奏したことはありませんし…もしお時間があって、ピアノが御座いましたら、ラプラスのピアノコンクールで弾いた『逆光同盟』を演奏してみせますわよッ」
えへん、と自慢気に話す先生。
彼女は上流階級のピアニストお嬢様――天才的な才能と、怠ることのない努力家だ。
「それは…是非とも、心よりお待ちして、楽しみにしますねッ!何だ、ノエル先生って大悪魔って聞いてたけど…私達と何ら変わらないじゃない…」
「その頃は大悪魔じゃなかったというか、此処へ来てから大悪魔になったと言うか…俄かに信じ難いものでもあると思いますが…」
あの七神リンでさえノエルとカロンの成り立ちについて状況を飲み込めるのにやっとの思いだったのだ。
ユウカやスズミ、ハスミ、チナツに同じことを言って納得してもらえるとも想像が付かない。そして嘘を吐く理由もその証拠もないので、本当に本人達が信じる他ないのだから。
パソコンの事務処理、使い方、ソフトの扱い、タイピングと基礎練習を兼ねて隣で教えを受けるノエルは、PC我慢と睨めっこしながらキーボードを打っていく。偶に片方の手がぎこちない動きをするのは、まだ失った手足を取り戻したばかりだからか、感覚が妙に取り戻せないのだろう。そこさえ目を瞑れば、上出来に内容を把握し、覚え込んでいる。
それもユウカの教えが上手だからなのもある。ユウカからして『こういうのはヴェリタス副部長の方がもっと性に合うけれど…』なんて思ったりもする。
「………はぁ〜ッ!これが大人の仕事…結構疲れますわね…いえ、大悪魔だから前よりかはそこまで、ですけれど…」
気苦労とやらだろう。
頭を使えば神経が擦り減るし、集中力も限界が見えてくる。ノエルはカロンとは違って大悪魔でもほぼ生身の人間に近い状態。ほぼ小悪魔と呼んでもいい程だ。
「お疲れ様です先生。後はマニュアルに目を通すのを忘れなければ…そうだ。もしミレニアムに尋ねる機会があれば、PCに関してヴェリタス部が良いかもしれません。ちょっと…というか、大分問題ではありますけれど、副部長のチヒロ先輩はまともですから」
それではまるで問題児集団ではないかという発言。
事実、そうである。
ミレニアムはプログラムやエンジニア、テクノロジーに長けた学園都市…当然、ハッカー集団も存在する。それが『ヴェリタス』――ホワイトハッカー集団と標榜しているが、チヒロ先輩を除いて各メンバーがトラブルを引き起こしている。
常識人であり、乱用するメンバーの抑止力にもなっている為(それでも歯止めが効かない時もある)ノエル先生に教えるのはチヒロ先輩にとっても良い経験になるのかもしれない。……カロン先生のあの機械音痴っぷりには、恐らくチヒロ先輩も頭を悩ますだろうことが簡単に予想付く。
では覚えておきますわ、とノエルは頭の片隅に入れておく。
「ではちょっと休憩しましょう。先生も此処へ来て疲れてるのもありますし、無理するのは身体に障りますから」
「…ユウカは、本当に優しいんですのね。こんなにも人に気遣えができるのは、素晴らしいことだと思いますわ」
「ふぇっ!?そ、そんな褒めたって……!!」
「だって、私達の領収書や財政を気にするのも…私達の為を想って、でしょう?幾ら会計担当だからって、カロンの言ってた対等の立場だからって、普通はそんなことしませんもの…まだ出逢って間もない私達を気にかけてくれるユウカの優しさは、とっても素敵だと思いますわ。本当に、優しい子……」
何でこの人は真っ直ぐ真剣な目で、こう…恥ずかしいことや嬉しいことを言ってくれるんだろう…。
思わず耳まで真っ赤に染め上げてしまうこの熱をどうにかして冷ましたい。
「わ、分かりました!!分かりましたから!!もう…ッ!本当、ノエル先生は……」
調子が狂う。
カロン先生が冗談を言う傲慢な性格だから、ノエル先生と一緒にいることで上手い塩梅が生まれてたんだろう。思わず頬が緩んでしまうではないか。そうだ、とユウカはこの現状を打破する為に話題をすり替えようとする。
「そ、そうだ!!私気になったことがあるんですけど、ノエル先生とカロン先生の関係について知りたいなぁ…なんてッ」
自分でも何を間抜けなことを言ってるのだろうと、後々になって罪悪感のように押し寄せてくる。
「あら、どうしてですの?」
「あ、えっと…ほら、ノエル先生とカロン先生って同じ大悪魔だって聞いて…純粋に……あっ、そうだ。そうですよ、ノエル先生がピアニストだっていう話を聞いて思ったんですけど、カロン先生との関係性が見えてこないというか…ですね…」
この発想が純粋な疑問を呼び寄せた。
そう言えば、ノエル先生はピアニストだというのにカロン先生の話が一切出てこなかった。
キヴォトス外部から現れた先生――それが二人一組…関係ない筈がない。ノエル先生とカロン先生、この二人はどのような関係性なのかを疑問に思っているのだ。
「嗚呼…成る程、ピアノの話を聞いた後だと確かにカロンの関係性が見えてこないですもんね」
そうそう。とユウカは先程の羞恥を掻き消すように、切り替えた話題に積極的になる。
…とはいえ、本当に知りたかったのもまた事実。キヴォトス外部…それも先生達が住んでた世界がどのような光景だったのか、何があったのか、どういう生活を送っていたのか…気になる点を挙げれば幾らでも浮かび上がるのだが、一番はノエルとカロン…この二人の関係性と成り立ちだろう。
「これも話せば長くなりますけれど……私、ピアノコンクールで優勝に選ばれなかったんですわ」
ノエルの冷たい言葉に、興味深そうに聞いてたユウカはしゅん…と表情を青褪める。これ、聞いたら不味いやつでしたか?という視線が送られてくるのが目に見えてわかる。
大丈夫ですわよ――と、微笑を浮かべてユウカの肩に手を添える。
「先程話したように、ノエル・チェルクェッティは常に一番であるべき――失敗は許されない。そして式典奏者の座を逃すのは絶対有り得ない。今思えばそんな重圧な環境にもいたからか、優秀できなかった自分が、信じられなかったから…」
では優勝者は誰か?
それこそ、親友のジリアン・リットナーだった。
貧乏な努力家――その言葉を体現したかのような唯一無二の親友。そんな彼女の優勝が信じられなかったこと…素直に褒められなかったこと…妬み、優劣、現実とは思えない結果。
私は…
『だから今どんな気持ちだと言いたいのでしょう!?チェルクェッティ家の娘が無様な姿を晒す今!このざまを見て優越感に浸りたいのでしょう!?』
「と…最低ですわよね……。自分が優勝することが当たり前だと思い、いざ親友が優勝すれば醜い妬みに嘆いて八つ当たり…あんな姿、とても貴女達には見せられなかった……そして、それさえもまやかしだったんですもの……」
哀れみの瞳を浮かべながら、ノエルは口を閉ざさない。
そんなある日、落ち込んでいた自分に…市長に声をかけられ…秘書に悪魔召喚方法を提示された。
『ステラステージ社長』がピアノコンクールに関わっていた。順位の変動があり、本当はノエルが一位として選ばれていた、と――。
ステラステージ社長はピアノコンクール順位の不正行為を働かせ、ラプラスに蔓延り金を、利益を貪る最悪な企業なのだと。
社長を殺せば、ピアノコンクールの優勝を手にすることが可能だと…。
「そこで初めて遭ったのがカロン…ですわね。あの時のカロンは本当、びっくりする位曲がってましたわよ?きっとユウカなら絶対に嫌いになってた位に…」
こうして悪魔召喚方法を提示させられたノエルは、カラスの血を垂らすだけだったけども、儀式を成功させ、カロンを召喚した。
初めは余りにもの傲慢さと人を見下す悪魔じみた高圧感に、恐怖さえ覚えたりもした。簡単に人の命を奪えるような、それこそ人間なんて所有物に過ぎない、と言わんばかりの。
こうして自分は…ステラステージ社長の死を願い、殺してしまった――。
証拠なんて残らない程のやり方…後日ニュースで流されたのが『突然死』、心臓麻痺や発作などによる急病死で片付けられた。
やった、これで漸く式典奏者になった…思う束の間、両手足を引きちぎられたのだから。
嗚呼、そうですわよね…そんな言葉をしたら、ユウカも恐れてしまいますわよね。
私とカロンに…そう、私は立派に人を殺してしまった身で、カロンなんて人の命など軽く扱える程度…。
だけど尤も恐ろしいのが…実はステラステージ社長はピアノコンクールの順位に関係なくて、市長にとって単に邪魔だったから…私を使って、騙して、契約という形を機にカロンを殺しの道具として利用して、私を使い捨ての駒のように扱った…ラッセル・バロウズ。
「ピアノのコンクールでは、本当に私は優勝だったらしいですわ…けれど、その不正行為を働いたのが…尤も他でもない、バロウズ市長だった。私は望まない願いを望む形で込めてしまい、カロンは知りもしない私の嘘の願いを本物だと思い込み叶えてしまい…二人揃って犯罪者――私を優勝から外せば、自分の都合のいい生贄に出来上がるから………私がどれだけ頑張っても、100点を取っても0にされてしまう…つまり、最初っからまやかしで、意味もなくて、そうなるように仕向けられた、という訳ですわね」
『毎日ピアノの練習ご苦労さん!でもそれ、意味ないんだよね――式典奏者なんて、俺がイエスと言えば西へ、俺がノーといえば東に…どうとでもできちゃうんだよ』
「……………そのバロウズ市長という人、何処ですか?ちょっと、ビンタしないと気が済まないんですけど」
ユウカの眉間が皺を寄せ、珍しく怒気に満ちた表情を浮かんでいる。それは連邦生徒会に対する苦情を述べてた時とは比べ物にならない位だ。
ノエルはまあまあ…とユウカが今にでも立ち上がりそうな勢いを宥めるように止める。
その気持ちは嬉しい…けれど、あの軽率な行動は、今にしても心に痛いほど愚かだった。
ユウカは冷酷な算術使い(命名、モモイ)として、必要のない部費や部活の不必要な経費は出さないようにしている。
常に破産が隣り合わせの学園で、守護者とも呼んでもいいユウカの存在はミレニアムでは重宝されてる人材だ。
彼女は物事を公平に判断し、理由や行動、意見を踏まえた上で、時に採用、時に却下…審判を下している。
評価や物事を審査する身であるユウカは、確かな実績や努力を実らせた結果を出せば、ちゃんと賞賛する。
だからそんな、汚職とも呼べる悪い大人の…それも人の努力を嘲笑い、剰え人生を狂わせ、ピアノを台無しにしたノエルの宿敵に、聞いてるだけで胃がムカムカしてきたのだろう。
「カロン先生もカロン先生です!何でそう言うのを早く言わないんですかッ!」
それはノエルも当初思っていたことで、カロンと意見を衝突して口論した。本人曰く『悪魔がそれを教えてやる義務はない。一方的に契約者に与える代償は私が決める』とのこと。何から何まで傲慢だ。
「だから…かもしれませんわね。ユウカが連邦生徒会長に願いを込めていたでしょう?その…あの時のユウカが、嘗ての私と重ねたから…黙っていられなかった、のでしょうね……」
そしてそれは、市長官邸でバロウズ市長に願いを乞うてた市民達もだ。
『バロウズ市長に、病気の息子を治してあげたいの!邪魔しないで!!』
『お前の復讐は何も残らない…!俺は、家族を養う為に…倒産した会社を建て直さなきゃいけないんだ!!』
『逃げた旦那を取り戻すために…バロウズ市長がいないと、ダメなの!』
それが、死にたいと願うほど後悔してしまう代償を支払われることを露知らない。
その中に、自分を重ねる人影があった。
『ピアノコンクール…式典奏者にならないと、いけないんですの!!その為には…バロウズ市長の言葉が本当なら…』
両手足を失う前…それこそ、騙されていることさえ知らなかった自分を、見てしまったのだから。
復讐を果たした後に、ユウカ達を見て思うことがあったのは事実で…
「貴女達を、過去の私と彼処にいた市民達と重なって……いても立っても居られなかったんですわ…。今思えば、貴女達も銃でお互いを撃ち合うほどの問題だというのに、それも知らずに図々しく語って…生意気だったのかもしれませんわね…自分達で手一杯なのに、それを外部の私たちが口出しして……御免なさい……」
「……じゃ、ないですよ…」
「え?」
「迷惑じゃないですよ!!だって、こんなにも人のことを想える先生が、私達の事を考えて言ってくれたんでしょう?そこに事情なんて関係ないですよ!!そんな先生を生意気だなんて言わない!!」
ユウカは初めて、先生と生徒という立場関係なく、個として接した。
例え先生が取り返しのつかない過ちを犯したとしても、それはキヴォトス外部の出来事であり、悪意のない先生が騙されてしまったから。明確なる悪意とは違う。
「まだ出逢って間もない私達を気にかけてくれるノエル先生の優しさを、迷惑だなんて思う訳がない!!人と真剣に向き合って、生徒を大事に想える証じゃないですか…!今なら分かります、私…あの時、ノエル先生にすっごく恥ずかしい姿を見せてたんだなって…!」
『結構楽しいんですのよ――願いを叶えるために汗を掻くのって!』
軽率な願いを叶えた結果取り返しのつかない結末になって、両手足を失っても尚、誰かに願いを媚びるのではなく、自分達で夢と願いに向き合って、努力で叶えようとする。
嗚呼…そっか。
だからノエル先生の言葉が響いたんだ。
既に証明されてたんだ――ノエル先生という存在が、最初っからこの結論を。
まるで、解けない計算問題を皆んなで討論して解き合うように。
ミレニアムの抱える『千年難題』を、セミナーの皆んなで向き合うように。
シャーレ奪還のためにカロン先生達と一緒に目の前の問題を解決するように。
私も、それが楽しい事なんだなッて気付けたから。
それさえも当たり前だと考えていた灰色のような日常は、心が晴れやかになる蒼色に染まった日常へ――
「ノエル先生が言ってくれた言葉の意味を、本当の意味で漸く理解できましたから――」
感情昂っていたユウカは、優しい笑顔を浮かべてノエル先生の両肩に手を添えながらそう告げた。
『お前が、ノエルをちゃんと見てやれ。アイツは無茶をする…私が言っても聞かないバカな部分もある。アイツのことを、ちゃんと知ってやれ。どうかノエルと、仲良くしてやってくれ』
カロン先生の言ってた言葉も、理解した。
きっと…こういう意味もあって私とノエル先生を合わせたんだなって。
それはきっと、他の三人じゃダメだったんだと。
カロン先生は本当、人を見る目があるんだなと殊更実感させられる。
それは二人一組のカロン先生でもダメだったんだろう。だから…お互いを通じてなかった生徒と先生を通じ合わせる事で、己の理解を得る事が出来るのだから――
「だから、有難う先生。私たちの為に想いを込めてくれて、キヴォトスの先生になってくれて…。私も、先生の想いに応えれる生徒になりますからね!」
「……ッ、ごめんなさい。あら、ちょっと…気が抜けたのかしら……なんだか、ちょっと照れ臭いわね…っ」
思わず涙が溢れそうになるのを必死に堪えた。
先生と呼ばれて初めて、
それは…先生だからこそ見える景色で…――
『これがお前に見せてやれる最後の景色らしい――』
あの沈み行く夕陽に負けず劣らず、なんて…素晴らしい、景色なんだろう。アレが最期だと思って、最後まで突っ走って…復讐というゴールを果たした自分が泣きじゃくりながら死を迎えたと言うのに…。虚しいけれど、それで終わりだと思っていたのに。
こうしてまた、夢を叶える楽しさを知れるなんて…。
失った自分の手足が戻ってきたように、もう二度と体験することのないできない、失った青春まで送れるのだから。
「ふぅ……ちゃんと、青春を送れてるじゃないか」
すっかり二人だけの空間となってしまったシャーレ部室の扉越しに背を向け、邪魔しないように立ち尽くしていたカロンはフッ…と口角を釣り上げながら、ソッと二人を見守っていた。
ユウカを選んだ理由。
・チュートリアルにてメモリアルロビー解放確定。
・人気投票一位独占。
・ユウカ、体操服ユウカと非常に人気が高く、更にASMRで莫大な売り上げをした模様。
・第二章でも割と優しさが溢れてたり、殺伐と鬱展開の多いブルアカの中でも便利屋68に近い安心感がある。
・初めてを奪われた。
どうしてもノエルとユウカの絡みをやりたかったという自分のアレです。
最初のstory1の心境を掘り下げる為と、ブルアカ第二章でも必要だなと思った為、描きました。とはいえ自分の想像しててた当初のstory予定とは斜め上になり、長くなりましたが…。
それとstory1での連邦生徒会長が遺した『理解できない他人(もの)を通じて、己(たがい)の理解を得ることができるのか』に関して、これはリンとノエルの解釈が違う方向で実現してるんですよね。
生徒会長の遺した言葉は、カロンとバロウズにも繋がっています。
そしてそれはノエルとコフィン・ネリスにも。
そしてたった今、ユウカとノエル。
ユウカは自分が今まで送れていた学園生活と、皆んなで解け合う楽しさに漸く理解を得た。
ノエルは先生という立場が不明の中、ユウカ達を通じて初めて先生という己の理解を得た。
この言葉、色々な考えが出来たり、考察も深くて、良い言葉で、結構好きです。
次回、先生!?この領収書は何ですか!?