228問題の対処
今回のあらすじ
そして100年後……
前書き
水着コスやイベでハブられるモラン……
謎の面子にも一応の説明ありつつ、しれっといるメイデン、バイパーとジャッカルらとの場面は本編からの延長線を匂わせつつ、指揮官の反応にややモヤッたり。 メインやキャラストと時間軸が違うのか悩むことも。
サクラとロザンナはギスギススタートでしたね。 自業自得な面もありますが。
……述懐する場面も。 いつか報われると良いですね。
本編で未解決のアレコレもですが、他にもシックスオー絡みや、さらりと触れられた初代アイドルなど気になるところ。
……幸福な幻覚を見れる麻薬のゴタゴタはスッキリするのか否か……せや!皆に嗅がせて、歪んだ希望を散布したろ!(殴
テトラのニケ多過ぎじゃね問題、ミニゲ、宝物、今後の展開、整合性等もどうなっていくのか。
ラプラスの宝エピは良い話でした。 同時にミシリスの初代CEO、2代目は何をしたのか、何故3代目シュエンはラプラス達を特別扱いするのか少し触れられていたり。
作者のモチベがある内に纏まるのか否か……
某掟破りの歴史改変ドリフト中のゲーム情報にツライさんにもなり……
さても当作。
堂々巡りから脱したいものの。
gdgd緩急ありながら、変化しなければ……
改変要素、救い√増やさねば(願望
アーク内の話もしてないですし。
設定に誤りも出てくると思いますが、小刻みにタイムリープを乱用してでも、前に進んでる感を出さねば。
あと、世界観的にも主人公達を虐めたい(歪
えちえちなのは、警告や規制、削除が怖くて何処まで許されるか分からない中ですが、TS的にも性的問題は完無視せずにイキたいところでもあり。
だからとニケやEDF要素も忘れずにイけたら良いなぁという願望ありつつ。
98.宿舎にて。
歴史をなぞる必要は無い。
EDF6 プロフェッサー
未来の情報を元に、上層部は動いた。
侵食との関連は依然不明だが、差異を無くす事は無駄では無い筈だ。
それがどう転ぼうとも、量産型2名……
敵の正体を探り、最終的には地上奪還を目指すのだ。 代替の効くニケ1体救ったくらいでやり遂げた気にならないで欲しい。
そんな事考えるなら、増員するなり代替を用意すればと思う者も当然いる。
多少腕と運が良いだけの量産型に一任し続けるのは、リスクが高い。
どこにいても"覚えられない同じ顔"。 故に行動範囲が広いのは利点だが、もし捕獲されて尋問されたり、脳スキャンされたらアウトだ。
それ以前に単純に戦闘スペックや性格難でボロが出る可能性だってある。
なので効率良く安全に歴史改変する為、タイムリープさせる戦力を今後は増強、個人に頼らず分隊単位で……と、初期より案は出ていた。
が、しかし。
それらが素直に実行されるほど、EDFと政府の確執、というより人類は一枚岩では無い。
ラプチャー含む敵性勢力に勘付かれる訳にはいかないのは大前提の話。
それには機密を外部に絶対漏らさない強い信頼と力を持つ者の選抜が必要不可欠。
秘密を知る者は少ないほど守られ易い。 が、その不足分を補う強さがいる。
加えて意識のみ飛ばすタイムリープの特性上、その時代に己の存在がいる事が必須。
その条件が満たされても、上手く憑依出来るかも分からない。 下手するとそのまま次元の狭間的な所に飛ばされて自我が消滅するかも知れない。
更に立ち塞がるは人類の皆様。
総人口1千万に急落、地下にて屑は濃縮。
目前の利益追求者が企業浮浪者関係なく上下共に蔓延り、テロ組織等の反社もオラつき、その裏で繋がる政府官僚が跋扈している悲惨な現実。
N6の危機の様に、社会基盤が吹き飛ばされて、己の生命財産に危害が及ぶ恐れがある場合のみ、一致団結を見せたものの。
それだって、見返りやら貸借りの話……早い話が金や地位に拘る者らの駄々に付き合わされたのだ。
末端の兵士たちに配給する兵站や手当、昇給や昇格の話は構わないが、そこから上は腐臭のする暗雲がたちこめる。
癒着、情報操作、横領、汚職……。
特に政府連中からの妨害は懸念事項。 EDFの存在が面白くないのは事実だから。
そんな具合に人類同士が足の引っ張り合いをしているのに、タイムリープなんて知れたら、混沌と化すのが目に見えている。
結局、伝令役は増減なし。
その時代、その時々にいるEDFが報告を受けて対処、様子見する安全策に篭ってしまった。
それでも市民共々腐敗し尽くす訳にいかず。
アーク撤退後、EDFはストーム1含めた生存者たちを即収容、正史通り きたる反抗作戦や拠点防衛、地上偵察に備えて士官学校を設立。
教官を志望したストーム1を就かせつつ、地上奪還の橋頭堡となる
英雄のカリスマ性で、生身かニケかを問わず候補生は纏まる。 また、士官学校なのに射撃教官をしていた血の気の多い曹長のしごきを追加。
やがて優秀な士官を輩出すると、前の世界線より生存率は上昇。
分隊運用の効率も上がり、資源回収量が増えて生活基盤も幾らか変化し、ニケの待遇がマシになる。
ベースの維持が楽になり、それに伴い偵察範囲が拡大、新たな資源採掘地の発見のみならず、早期に地理情報を獲得していった。
ストーム1らの世代が引退後も、教えは受け継がれ、100年後も基本は変わっていない。
それでも堅牢に守られた軌道EVへの接近は困難を極め、敵陣深くに何があるのかを知る事は出来なかった。
歴史の修正力もあってか、正史通り新星はエデンに流れるし、ニケ差別も無くなる事はない。
一方、プロフェッサー方面。
技研や科学者の生き残りを結集、今まで同様に武器装備の開発に勤しむ日々だ。
それに伴い、ベースの武器世代更新。
より強力な徹甲弾や榴弾を使用する銃火器が配備された他、旧式ながら現代改修された兵器等が配備される。
地上勤務も幾許か改善した。
ただ、ラプチャーも黙っていない。
奴らは人類以上の速度で進化する。
EDFが強くなるほど、装甲や武装が強化され、行動にも変化を見せ、地上の支配権を譲る気配は微塵も見せない。
その辺もまた、世界線共通であり続ける。
人々は嘆き、溜息を吐く。
それでも記憶ある者らは頷く。
僅かずつでも変化している。 その事に。
果たして人類が地上を取り返す日が来るのか。
それとも……。
生きていれば望みはあると思うか?
努力すれば世界は変わると思うか?
その行為は報われるべきと思うか?
ただ言えるのは。
どんなにツライ事を率先していても、あなたが正しい事の証明にはならない。
どうもツライさんです。
白い霧が晴れて、虹彩が色を映していく。
「ここは……?」
塔型コマンドセンターが聳え、軍事施設から福祉施設が建ち並び、基地より街といえる光景を形成しておる。
そんな街中を、同じ顔達が武装して巡回をし、店員や保守点検紛いをやって維持しておった。
MPなのか、近未来的デザインなT3ストークバースト小銃を装備、エブラグレネードを腰に下げる者もおる。
「知ってる前哨基地だね」
「体もな。 目頭と胸が熱くなりますねぇ」
「股間は熱くないの?」
「ばっ、何度ち◯ぽを擦る気やねん!?」
「好きでしょ? 旦那様に擦られるの」
「マジやめてくんね?」
「言って欲しいのかと思って」
アレを言えばナニを言う。
油断しとったら、デスピナからの精神的不意打金的を喰らってもうた。
ショックで思考転換したフリして、翼ちゃんの首と胸をニギニギしてやろうかホンマ。
いかん、落ち着こう。 今更発狂しても遅い。
ピナにナニしたら、暗黒微笑のドロシーに始末されるオチが見える見える……。
良くも悪くも毎度の弄り。 今は集中や。
幸い、股間以外は記憶通りの光景。
この分だと、地上も記憶通りや。
まぁそらそうよな。
N6片付けた程度で変化したら苦労せんわ。 寧ろソレが正史に近いまである。
それ故の観測もせねば。 マリアンの状況を知る為に戻ってきたんやから。
「ふざけてないで、コマンド行こか」
「うん。 駄目なら宿舎かな」
ワイがピナと顔を合わせて歩みを進める。
互いにすべき事は決まっとるんでな。
「あのお人好しな新米指揮官に聞くのが平和的でてっとり早い。 前は士官候補生で准尉やったけど、今や正式任官で最低少尉かね」
「そうかも。 そんな士官学校出たての少尉の左遷先に、辺境とはいえ基地の実質指令になるなんて……といっても、そこはニケにとって あまり重要じゃないかな」
「せやな。 2階級特進しようがな」
「縁起でも無い事言わないの」
何人かの同じ顔とすれ違う中、ピナと語る。
ニケには人権がなきゃ階級もない。
正確には分隊長や副隊長の地位、役割はあるが、士官はおらず基本は兵扱いで、同行する人間といえば取り敢えず偉い将校様である。
地上部隊や駆除班の様に兵階級の域を抜けない隊員も大勢おるが、どちらにせよ人間をニケは守るべし、という規則なので良くも悪くも深く考えない。
ゴッデスのリリス隊長は少佐やったけど、ニケの扱いは時代毎に差がある。 とりまニケは人に頭と腰をヘコヘコしとくんや。
「いや、そうとも限らんか」
リングを潜る前を振り返る。
士官学校が更に進化したならば、と。
「元旦那が思惑通りに教官やってたなら、或いは分からんよな」
「どうして?」
「ニケにも親切丁寧にビークルの操縦や整備の仕方を教える人やで。 隔たりなく広めたんちゃいます?」
「うーん、どうだろう。 ストーム1はニケが指揮官になるのを否定しないだろうけど、上層部や政府はどうかな」
「あー……」
落ち込むワイ。
EDFは兎も角、反乱にビビる政府が許可するとは思えんもんで。
EDFは初期の様な傀儡にあらずやが、そんでも政治と軍隊が別れる以上、都合良くいかんやろな。
「そんでも、前はニケ分隊の編成は緩和されとった。 お陰でワイらはカウンターズに入り込める訳で。 今回も何かしら改善したとええな?」
「可能性はあるよ。 前は管理目的としつつ反乱防止に1分隊ニケ3体までというルールに加えて、指揮官は任務毎に変更する決まりを政府は設けていたけれど、支援や任務内容、現場に応じた臨時編成をEDFが許可したから、抜道だらけだった。
お陰で、地上部隊との共同作戦や、駆除班の合流は勿論、他の分隊と行動を共にしたり補給物資を共用するのが容易、生存率を上げる事に役立ったみたい。
今回はそれに続き、何かしらの処置をしている可能性は十分あるよ」
そうであれ。
大した変化がなかったら、ワイらの努力、世界は無駄死になる。
その果てにワイらが死んだらお終いや。
EDFは事情を知っとるし、元旦那なり主任なりが引き継ぎするんやろけども。
「そう願っとこ……ところで、今まで疑問に思うとったんやけどさ」
「どうしたの?」
落ち着くと、ふと浮かんだ言葉を口にする。
問題にならなかったからスルーしとったんやけどな、気持ちを整理する為に吐露しとく。
「リングを潜るってのは、意識をその時代の自分自身に潜らすって事やろ。 でも、その時代に至るまでの己はどうなるん?」
コレや。
リングを潜ったワイらは、見ていた人がいたとしたら跡形もなく消えるのか。
だとしたら、飛んだ先の己とは どういった存在になるんやと。 タイムスリップではなく、リープとする以上、その時々のワイらの歩みが無きゃおかしい。
でも、その記憶はアプデしない。 言われると「あーなんかあったな」となるが。
真面目ピナちゃんは答える。
「どうかな。 周囲の人は不自然に見てこないからね。 リングを潜った瞬間、歴史が辻褄合わせしてるんだと思う。
……それか、別の世界線に移動してるとか」
「答えは分からんよな。 時間を超越すること自体がオーバーテクノロジーやし」
流石に答えは出なかった。
無理に求める気も無いが。
その辺はプロフェッサーがいる内に聞いとくべきやったな。 当人はこの時代、エデンで脳みそだけになっとるんやろうけど。
「ついたで」
喋ってる内にコマンドセンターに到着。
自動ドアが横スライドで出迎え、ワイらは堂々入る。 この先の変化に臆する暇もない。
マリアンが駄目だとしても、その歴史と延長線を観測しなければならない。
今更一々、一喜一憂していたら心が持たない。
感受性を如何に殺して生きれるか。 気楽に生きる方法はそうやと思うとります。
指揮官室の前まで来ると、特に緊張もなく扉越しに声を掛けるピナ。
「プロダクト23、ピナです」
「プロダクト12、ツライもおるで」
「指揮官、宜しいでしょうか?」
すると、好青年の返答が返ってきた。
多少挨拶や断りが雑でも許される感は好き。
「空いてる。 どうぞ」
「失礼します」「入るで」
自動ドアを潜れば、他より広く少し豪華な部屋。
ソファとデスクがあり、シャワー室もある。
人間の指揮官用なんだから分からんでもないが、倉庫みたいなニケ宿舎とは雲泥の差やね。
未来情報を知ったEDFが、地上部隊受け入れ用に介入した場所やから随分マシなんやろうけど。
介入前……正史の光景を見ずにリープしてるから、何とも言えんが。
「どうした? 次の任務はまだ……」
「はい……いいえ。 あの、マリアンさんの事なんですが」
ピナが言い淀みながら聞けば、指揮官は苦も無く和かに対応した。
「マリアンが、どうした?」
……期待して聞くか。
「ブラックスミス討伐の後、どうしたん?」
「宿舎に戻った筈だが。 何かあったのか?」
生きてた……生き延びたんやな!?
「ッ! そうやったか、此方にいるもんやと。 仕事中に失礼したな」
「随分と嬉しそうだな……ツライは同じ機関銃射手だからか。
シルバーガン分隊から出向している彼女だ、いつ原隊に戻るかも分からない。 会える内に会いたいのは分かる」
何やら勘違いされたが、都合が良いので放置。
ピナも意見が合ってか、口角を上げる。
「ほな、行くでピナちゃん!」
「うん。 指揮官、失礼しました!」
宿舎に駆け足で向かい、道中の量産型とぶつかりそうになりながら、運命の扉までやってくる。
ネームプレートには「マリアン」の文字。
「ここがあの女のハウスや!」
「緊張感もないね……」
そんな事ない。
これで空室でもぬけの殻やったらビビる。
「ま、マリアン? 生きとりますか?」
「その言い方はちょっと……」
息を整え、ノックする。 望むは返答。
100年越しに聞く、彼女の声を聞くが為。
「はい! 今出ますね!」
「ッ!」
そうして扉が開かれて。
現れるは、鮮やかな青と眩い白を合わせた軍服を虐待する、たわわなおπ……!
「ツライとピナ? どうされましたか?
今、越して来たばかりで部屋は片付いていなくて……えっ、急に泣いてどうしたんですか!?」
「いや……機体は万全か、心配で、な……!」
嗚呼、良かった。 歴史は改変したんやって。
緊張の糸が切れて、嗚咽が出る。
女の子座りしそうなのを、少しムチっとした太腿で耐える……耐える事なくして、話は進まない……ッ!
「わざわざ心配して?
ありがとうございます、ツライは優しいんですね。 でも大丈夫。 ご覧の通り、怪我はありません。 オールグリーンです!
あっ、太ももの包帯はお守りみたいなもので……。
ですから泣かないで下さい。 大丈夫ですから」
「……ッ!」
マリアンに肩ポンされて慰められる中、声を絞り出し、何度も頷いて答えたる。
ナニが感受性を殺して生きるや。 全然やないかい。 この先、生き残れるか不安やでホンマ。
「ツライは今まで大変だったんだ」
ピナの嬉しそうな語りが聞こえてくる。
それとなく辻褄合わせをしつつ、代弁する。
「地上勤務が長引いて、仲間を失う機会も多くて。 そんな人達を守りたくても自分が生きるのがやっとだったから」
「そうなんですね。
でも大丈夫です。 ここは安全ですし、そして私は生きています。 だから顔を上げてください」
「……せやな」
なんとも陳腐な
今後とも生き残る保証もなし。 仕事も終わる事なく続いていく。
けど今だけは。 今だけは喜んでおこう。
機械なツライさんの目にも涙なんよ。
「無様を晒してもうた。 とりま、互いに宜しく」
「はい! 宜しくお願いします!」
ゴーグル越しとはいえ、泣き顔をこれ以上見せる訳にもいきますまい。
適当に言い訳しつつ、ワイとピナはその場を離れる。 背後で扉が閉まる音を確認のち、息を整えて口を開く。
「……生きとったわ」
「良かった。 でも仕事は続けるよ」
「言わずもがな」
良くも悪くも真面目なピナは前向きや。
ワイも見習わんと。
……マリアンがニケとして生き延びた要因は、なんやったんやろうか。
やはり228のN6が影響してたんか。 今のところ、そう考えるのが妥当か。
「とりま次に気になる事があるんや」
「聞かせて?」
「ネオンはどうなったん?」
「あっ」
あっ、て。 ちょいと忘れてましたね?
仕方ないが。 マリアン並に付き合いの時間が短いし。 いや長いにしても、1回しか任務を同じくしてないのは共通や。
マリアンに代わる形で入隊したネオン。 歴史改変の今、あの眼鏡は来ないんじゃないのかという疑問。
それでも死なれるより全然良いので、最悪いなくても構わんのやが。
とか噂してたからか。
廊下の別扉が開き、中からセーラーなニケが。
「おや。 誰かに呼ばれた気がしたんですが」
「……ども。 ネオンさん」
「普通にいたね」
呑気な顔で拍子抜け。
いんや、良い事やけどな。
ネオンも無事……というか、前哨基地に配置になっとる雰囲気すらある。
まぁ、考えたら変な話でもなかった。 新米指揮官が率いる分隊が、タイラントなブラックスミスを倒したってんで、興味を持ったタクオバが監視目的でカウンターズに合流させてきたんやから。
マリアンが破壊されなくても、十分やってくる可能性はあったわな。
あれ。 となると1分隊3人制は消えた?
まま、ええわ。 今に対処する。
「もしかしてツライとピナですか?
もしかして、という言い回しをするのは
「いや……マリアンとは挨拶したん?」
先輩風を吹かすように、なるべく自然体で聞く。
ついでに情報を得ておこうという腹で。
「勿論です! 発電所の調査任務では一緒になれませんでしたが、こうして同じ宿舎になったので挨拶は欠かしてませんっ!」
「一緒やないとは?」
「前のブラックスミスの討伐作戦で中破、リペアセンターに行っていたからじゃありませんか」
ああ、そういう。
マリアンの修理完了を待たず、ラピとワイらは発電所に突したんか。
そんで後は記憶通り施設が爆発、この前哨基地に左遷されてきたという事やね。
ピナは合わせに入る。
「すみません、ツライは忘れっぽくて」
「なるほど、セルフ記憶処理ですね!」
「ホンマに出来たら苦労せんわ!?」
ワイをフォローしたいの? 落としたいの?
ワイとしてはその辺も纏めて忘れたい。 更には掘られた辺りも含めてな!
「とりま面識あるならええんや。 出向とはいえ、戦列組む以上は仲間やから」
「ふっふっふっ。 そうして苦楽を共にする仲間を増やしていき、最後は魔王城に乗り込むパーティが完成していく、と」
「ホンマにそうやとええな。 けど、全員いっぺんといかんやろ。 部隊編成に制限もあるし」
どさくさに紛れて、それとなく聞き出す。
この世界線の分隊編成事情を。
「そこは指揮官に、火力がダンチな人選をしてもらうのです!
それに、裏技使えば全員で殴り込みだって可能ですよ! 酒場やら馬車やらに待機メンバーがいる必要はありません!」
「裏技ねぇ。 上に目をつけられん?」
「皆ヤッてるから平気だと、社長は言ってました。 あ、ナニか問題になったとしてもEDFが有耶無耶にするそうです」
相変わらずEDFが絡んどるみたいで。
たぶん宿舎に来るまでに話した、臨時編成の緩さ加減の事を言っとる。
引き続き、動き易いのは良い事か。 中央政府は嫌な顔しとるんやろうがな。
なんか卑猥な意味も含みそうやが、ネオンの眼鏡越しの瞳は純粋キラキラ。
ついツッコミたくなるが、立場があるので控えておくワイって紳士。
「……ツライ、鼻の下伸びてるよ」
ピナには無粋のツッコミを受けたんやが。
「体の一部が伸びるとは。 そういえば旧世界の童話で、そんな話もあったと聞きます。
はっ! もしやツライは童話級……!?」
「ネオンよ、一々ツッコミすんな。 互いに脳みそと人生を擦り減らすだけや」
なんつーか、ネオンってこんな奴やったけ?
一々面白反応してくるが、場合によっては疲れてまう。
けど、ツライさんな戦場ではムードメーカーになり得る存在か。 その点、アニスとは仲良く出来るかもな。
「あれ?」
「どうしたピナ」
ピナが引っ掛かりを覚えて、勢いを止める。
ワイが聞く前に、ネオンに質問するピナ。
「ネオンさん。 フェアリーテールモデルをご存知なんですか?」
「ファッ!?」
ナニを馬鹿な、と思いきや。
ネオンは当然、と無い胸を張る。
いや、その存在は知る者は知っとる。 ゴッデスがそうやったし。
せやけど情報規制で一般的ではない筈。
けど、この反応的には普通なんか?
「勿論です! 100年前に活躍したゴッデス部隊がそうだったと言われてますから。
今のどのニケより遥かに強い性能だったそうですよ。 火力も相当だとか!
データが公開されていないので、ストームチーム共々伝承としてしか学ぶ機会は無いのが残念ですが……なぜ、ツライは口をあんぐり開けてるんでしょう?」
「たぶん、太い銃身を咥える練習だよ」
「その言い回しやめーや!?」
隙あらば弄ってくるでホンマに。
デスピナめ、ワイより卑猥になっとらん?
「ほう! 口から弾が出るんですかね?」
「どちらかというと、出される側……」
「黙らっしゃい貴様ら!?
マショマロゲーム的なノリで口にショットシェル詰め込みまくったろうか!?」
もうヤダこの散弾共。
ネオンは事情を知らんやろうけど、この空気を汚して遊ぶ真似はしたくない。
「しかしまぁ、ストームの名も伝わるか」
「悔しくても旦那には反応しちゃうんだね」
「勘弁してくれ」
しつこい。 うんざりや……!
デスピナの侵食が激しい。 誰かタスケテ。
が、意外にもネオンは構わず話した事で、軌道修正は自然と成された。
ヨシ。 最初からそうして♡
「伝説の遊撃班、ストームチーム。 ニケが生まれる前、旧大戦で結成された歩兵部隊でありながら、人外級の戦果を上げ続けたという神話級の部隊ですからね!
特にストーム1は別格だったそうです。 この話も、聞いた事ありませんか?」
「いんや、フェアリーテールモデルもストームも知っとるよ。 地上の隊員からも聞く事あるし。
ただ、駐屯地暮らしが長くてな。 アークのニケ達がどこまで把握しとるか分からんかったわ」
「同じく。 教えてくれてありがとうございます」
「そうでしたか。 お役に立てて何よりです!」
とりま誤魔化せたし、情報もある程度把握したからヨシとしよう。
次はアーク内部の事情を調べに行けたら良いなと思うとりますわ。
……アウターリムとかな。 治安最悪のゴミ捨て場のままなのか、それとも。
「ところで、先ほど旦那がどうこうとは?」
「……聞くな! 深淵を覗く時、深淵もまた此方を見とるんやぞ……!」
敵が増えてたまるかよ……!
後書き
更新常に未定
エロの許容範囲にビビりつつ、面白く出来なかったり堂々巡り等でモチベ低下中……
当作に限らず、えちえちや初動1発目は良くても、長期的には難しい事は多々ありますよね……
当作も迷走し、不時着地点も定まらない中。