【改変点】
マリアン生存。
前哨基地はEDFの介入で最初から発展。
シンデレラの目は侵食してないという事で、赤ではなく青としています。
当作のニケやヘレティックがナニかに囚われているのは、ストーム1やツライのデータを参考にしている影響で……?
少し前、落雷停電でエアコン止まり、部屋で蒸されてやべぇよやべぇよとなりながらも深夜復旧。 電気ないとツライさんなのを味わいつつ。
別媒体のEDF6は、ゲーム内容の外側のせいで悪い評価の様子でツライさん。
トレンド上位にファッとなってウケる事が出来る内は平和やなって(白目)
某射撃競技に出場した無課金おじさん、格好良かった……!
アイン可愛いですね。 デカπに疲れてきた者にとっても救いやも。
メインではアナキオール、いや、シンデレラが。
性格がまさかのナルシーちゃんで、ゴッデスに無事合流してたら指揮官の胃がヤバい事になってたんじゃ……?
でも美しさを、鏡を求める理由がヘレティックの記憶が絡んでるみたいでツライさん。
グレイブはピナ説もありますが、どうなのか。
否定意見もありますが、初期の量産型らしいですし、謎は多いですね。
新たなヘレティックも登場しましたし。
一体何体存在するのでしょうか。
さても原作側の話は広がれど、未解決多数。
主人公指揮官の正体もその1つ。
アークのエネルギー源も謎。 エレグとトロニーは何を目撃したのでしょうね。
とりまアークの謎もありつつも、調査の為に潜っていきます。 とりま前哨基地やら外縁部のアウターリムの調査任務もしなければ。
平和を願う者もいるが
現場はそれどころではない!
EDF5 本部より
ラプチャーに意思は無いとされる。
何者かに入力され、命令通りに動く。 それだけの存在。 殺戮兵器だ。
プライマーが繰り出してきた兵器群と変わらない。 形状と性能に富み、進化を続けて人類を圧倒した点も類似する。
小火器が通じない堅牢な装甲。
圧倒的な火力と索敵能力。
自己進化を繰り返し、多種多様な形状を持つに至る高性能兵器。
現場で繊細な戦術行動をしないというだけで、人類はアークに籠るまでの約5年間、辛うじて抗戦出来たに過ぎない。
偶然か、旧大戦も5年という歳月を経た。 運命とまで言わないが、皮肉だな。
では、そんなラプチャーを開発、製造、制御しているのは何か。
自然発生したと言い張るには無理がある。
人類を攻撃するのにも理由があるはずだ。
必ず下手人がいる。 戦争の元凶となった、人類を地上から駆逐した元凶が。
宇宙人か。 AIか。 人間か。
何にせよ、いつしか元凶を
希望さえあれば、目標さえあれば、生きていく理由になる。
しかし、本当にそうだろうか?
固定観念に囚われていないか?
凄まじい進化速度、鹵獲能力。
ニケを支配する侵食と裏切りの仕組み。
そのニケの製造過程も謎に包まれている。
何か重要な何かを見落としている。
そんな気がしてくる。
女王が物理的な存在かも不明だ。
データの様に実体の無い存在かも知れないし、1人だけとも限らない。
ヘレティックの1種と考察する者もいるが、それならばニケが生まれる前、開戦初期はどう説明する?
こうした疑問を解明する事なく1世紀経過。
地下とはいえ、社会基盤が整備された生活を維持、世代交代を重ねる内に、考えるのを止め始めた。
平穏が未来永劫保たれる。 その保証も無しに。
だが幸か不幸か、我々は時間を巻き戻せる。 やり直しは有効だ。
ならばその限り、ツライとピナ……蝶達の羽ばたきが巡り巡って神風を、嵐を起こす日を祈ろう。
……危機感の欠如は否定しない。
これではプライマーと同様か。
オチまでバッドエンドなら、いよいよだ。
だが我々は1度、運命を乗り越えた。
2度と出来ない道理はない。
歴史をなぞる必要はない。
100年前の、あの日の様に。
ツライに言われて再び思い出した。
慌てるなと言ったが、動くべきかも知れない。
タイムパラドックスを恐れている暇は無い。
尻尾を掴まれては元も子も無いが、状況は必ずしも楽観出来ない。
戦争を終わらせる、回避する光明。
手掛かりはニケが生まれるより前、開戦時にあるのかも知れない……。
人類の生活圏、アークより上層の前哨基地。
地上任務やアーク侵攻に備えた、即応の予備戦力及び駆除チーム、並びに分隊が共同生活する場。
ニケと僅かに生身の隊員が入り乱れ、その都合、福祉施設が多く見られる。
お陰か、ニケも人も次々と欲と精が出る。
かつてより活気に溢れて、生気が漲る。
宿舎から出て耳を澄ませば、裏路地から
「ああんっ、ニケなのにお尻浮いちゃう♡」
「規格外でお股裂けちゃうのおおぉ!」
「またボディ交換になっちゃうううう!」
「そのカタチ、らめぇ!」
抽送される度に粘り気のある水音が響き、涎に塗れた唇をわななかせては、ゆばりを放ちながら気を遣る女神たち。
赤ちゃん作れないのに出会い頭にエンカウンターでチンチェインドするとか、オ◯ホとディ◯ドの関係を否定出来ないんだよなぁ。
いや、ニケが一方的に絞ってやがる……ッ!
もうね、性欲が暴走してクッソ哀れだね!
隊員も屈強な体と凶悪なナニかで激重ニケを串刺しして地面から浮かせるとかびびるわぁ!
持ち上げたら中折れ(物理)しない? 大丈夫?
てかメンテしてるテイで故障箇所増やすとか、これワケわかんねぇな?
破損して最悪ボディ交換でリペアセンターに搬送されたら、なんて説明するの?
無様過ぎる格好。 頭ラプなら見逃せないね。
でもね、ワイと同じ顔のプロダクト12や、ピナと同じ23のアヘ顔まで見るのはツライさんなんだけど!?
パコりでズレたゴーグルの隙間から覗くハート目が泣けてくるんですがそれは。
ナニ? 元旦那ともあーなってたの?
生き恥晒してツライさんやないの?
脳内大興奮からの冷や水コンボでツライさん。
「…………
「マリアンは生きてるし、そんな事ないはず。 皆、したたかに、生きる喜びに溢れてるだけだと思うな、たぶん」
「したたか? どちらかというとイキる悦びにマシマシコールじゃね?」
「……仕事に誇りを持って。 君は皆に希望を与えたんだ。 そう思わないとヤッてられないよ」
「ヤリ場まで与えてないんだよなぁ」
耳を塞ぎたくなる、歴史改変による汚穢。
持ち得る技巧の全てを凝らし、筋肉質で屈強な隊員様がニケを屈服させては、脳内万華鏡のままに花を散らして絶頂合戦。
男と女。 共同作業。 合体技。
頭ラプンツェルも乱舞狂乱する素敵仕様。
ヤリサーどころじゃないんですがそれは。
なぜ、こうなった?
金! 暴力! S◯X! の3段活用からの反乱起きて流血沙汰より健全……なのか?
……逆に考えるんや。
だってしょうがないじゃないか、と。
明日も知れぬ娘達だ、ジョイスティックに股開いても咎め難いじゃない。
花も恥じらう純情ニケがウッカリ見たらトラウマやが、遅かれ早かれ指揮棒で更生ノックされて、大人顔負けに媚びる尻振りニケに変貌するんやって。
そうやって次代の脳に英才教育を施し、基地のハッテンに貢献して歴史に残るならナニも問題ないね(錯乱)!
それに、堂々合体出来る場はアークには無い。
アウターリムの歓楽街、バッドドリームにはあるかもやが、ここまでフリーダムで穴に無料案内所が乱立してる様は他に無い。
てか、旧世紀にも記憶にもあらへんやろ。
……あってたまるか。
その意味でも、ここは楽園なのだ(白目)。
最悪、脳内ナノマシン君にシナプスを切ってもろて忘れたらよろし。
風紀? 思考転換? 知らんな。
そんな裏手ヤリ場、穴場な
本来の用途は地上からの物資運搬コスト削減を目的とし、アークと地上を繋ぐ中継地として建設された。
中央政府主導の元に計画されたんや。
が、アークの防御壁の外側、地上に近い為にラプチャーの襲撃が頻発。
壁や地面から現れては、こっちの都合も考えず関係ねぇ、戦いてぇと現場を引っ掻き回すのだ。
工事は進まず、リスクとコストが見合わないとして、政府は早々に放棄。
ほぼ使われないままEDFに譲渡した。 辺境の地を押し付けた形であった。
ところが、EDFは渋る事なく嬉々と受け入れた。
最初は敗戦のショックでドMにでも目覚めたのかと高官は引いていたが、そうではない。
こうなる事を分かっていただけだ。
そして、最初から計画していた通り、万全の迎撃体制の中で建物がポンポンと建ち並び、迅速に整備が進められ、今に至る。
ツライとピナの、時間戦術が齎した結果である。
ヤリの穴場になったのは副次的なナニかだ。
ビークルが往来し易いように道も整備され、物資運搬用の貨物駅も開通。
地上に幾らか近い為か、どこからか紛れ込んだ植物が隙間に根付き、飲水に足る水が川のように流れ込み、青々とした光景も見てとれる。
いよいよ軍事基地というより街の雰囲気。
相変わらずラプチャーが襲撃してきて安全ではない辺境の地だし、その意味で左遷先というのは分からないでもない。
それでも心根腐るアークより開放的だ。
ここに差別はない。 仲間がいて仁義がある。
穴もあって棒もある。
虐げられてきたニケ達が根を下ろしたのは、"
ここは彼女らの家であり楽園だ。
地上のように奪わせやしない。
私達の家。 守るべき場所。
ここだけは諦めろ。 色んな意味で。
「……前の世界線でも せやったが」
気を取り直し、改めて見渡すワイ。
裏でヤッてばかりではなく、表じゃ小銃や散弾銃を携行した歩哨も見かけたから安心!
え? ヤリ場をチン圧してないって?
管轄外なんだよきっと(白目)
数は前より多い。
武装はニケ用ではなく、
「
一部の装備はレンジャー装備で、ラプチャー相手には心許ないけれど、生身とニケ相手なら十分だね」
「そういう目的やろ。 地上じゃ、素手よりマシいうて持たされる事も多々あるが」
ピナ共々観察しては駄弁る。
物資に余裕の無い地上じゃ、ニケも隊員の兵装を仕方なく使用する場合がある。
が、兵站の整う場所のニケが持つとなれば、話は変わってくる。
ニケ用の銃で逆賊を撃つのはオーバーキルやし、建造物に被害が出る恐れがある。
ゴム弾を使用する方法もあるが、使われずにいる銃と弾薬が勿体無いから、せめて警備用に回しとけの精神。
EDF製というのもあってか、ラプチャーにも一定の効果を望めるとして、対人と対ラプチャー両用の側面もある。 気休めやがな。
もし被害が出ても構わんから、形だけでもっていうコストカットも否めんが。
上の倫理がイカれたアークだ。 ニケはあってない命だからね、仕方ないね。
それを抜きにしても取り回しの良さがある。
生身が扱う銃なだけに、軽量で反動も少ない。
距離があると威力減衰で打撃力に欠けて、アーマーやガッテシウムを貫通出来ないが、着弾時の衝撃は相当や。
あそこの、細身のアンテナが目立つエリシオン製ソルジャーO.W.なんか、武装はM2RER。
PA-11より少し短銃身。 フォアグリップ付。
連射性能が高く、軽量弾。 精度は悪い。
弾をばら撒くスタイルか。 ニケ用装備がサブマシンガンやから、そのチョイスなんかもな。
ペアのバイザー付、F.A.も似た理由か。
ポンプアクション式ショットガンのスローターE21LSに、背負うはフェンサーのディフレクション・シールド。
地面に刺せるように、下部にはギザギザの刺突アンカーが付けられている。
チラ見えする裏には、物理運動を反転させる磁場発生用のディフレクター起動トリガー付の取手。
盾の裏は使用者に合わせてオプションを追加出来るようレールが付けられとる。
彼女の場合はシェルキャリアが並んでおるなど継戦能力を意識、実戦的にカスタムしておる。
フェンサー装備でも運用出来るのは、ニケの強みよな。 ホンマ、華奢な体のどこに力を入れているのやら。
今更疑問に思うモンでもないがね。
職業病というか、つい装備を見てまうのよ。
仲間相手にジロジロって。 ツライさん。
「いるのは量産型だけやない。 あっちに銀髪三角巾がおるねんな」
「本当だ。 でも何処かで見た気がする……」
ピナに促した先、非武装のニケが。
とはいえ非番って雰囲気でもない。
ゴーグルの望遠モードで拡大すれば、より詳細に把握出来た。
エプロンに、掃除用なのか三角巾を被っとる。
透き通る青の双眼、隙間から綺麗な銀髪が見え隠れするも、形の良い双山はどうしようもなく曝け出されておる。
服装通りか掃除用具を持っておるが、変わってる事に手鏡も持ち歩いていて、何度も己の顔を確認しておった。
旧世界やと、ショッピングモールで掃除してたり、スーパーで陳列作業をしてる格好に似るも、身なりを気にする意識高い娘なんかも知れん。
ワイら量産型よりも、顔もスタイルもええオリジナルボディやから、すぐヤリ盛りが寄って集ってナイトフィーバーじゃね?
「せやかてピナちゃん、オリジナルのデカパイ率高いからなぁ。 乳比べはムズイで?
寧ろ貧乳がステータスなまである」
「着目点が相変わらず貧相だね。 そういう癖に豊胸で喜んでいたし。 そんなだから旦那に逃げられるんだよ」
「なんでや! デカさ関係あらへんやろ!」
隙あらばイジるデスピナに矛盾反論。
元旦那が胸で選んでたら、貧乳時代のワイは抱かれなかったやろ!
それとも尻か? 尻なんか!?
いや、あの人は誰かれ構わず食っちまう男で……あれ、なんか涙が出そう。
「パイ語る暇あったら、この世界線の情報1つくらい収集せんかい!」
「あっ、都合悪くなって話逸らした」
「喧しいわ。 誰かさんが弄るからやぞ」
仕事を逃げ道に使う卑怯さんとなりつつ、ワイらは銀髪手鏡ニケに寄る。
量産型と異なり、パッと見は非武装の彼女の方が話掛け易いかと思ってのコト。
基地以外にも、地上やアークの情報を聞ける可能性はあるからな。
「ちょいとお嬢さん。 宜しいか?」
「ナンパかな?」
ピナのツッコミを無視するも、銀髪彼女は此方に視線を向けて反応してくれた。
手鏡を仕舞い、静かにワイらを見る。
「……なにかしら?」
「いやナニ。 ワイら配属されて日が浅くてな。 ここの基地の連中って、いつもこうなのかなと」
怪しまれないよう、それっぽい言い訳を並べて尋ねれば、彼女は答える。
「そうね、私は遠慮してるけど」
「なんで?」
「だって美しくないもの」
詩的表現かな?
やっぱ意識高い? 地雷臭もしない?
逆に美しかったらヤッてたの?
夜景の綺麗な部屋でベッドインに憧れてる?
「まぁ、貞操とロマンスな夢は否定せんよ」
分かるで、その気持ち。
ワイも記憶の外でラブハメされたから。
すぐそこじゃ、同じ
「私の場合、好きな人と過ごしたいわ。 でも、その人はもう此処にはいないの。 それでも共に過ごした日々を大事にしたい。 その記憶を他の人で薄めたくない」
憂いをチラ見せしてくる銀髪ちゃん。
好きな人とやらは戦死したんかな?
そうか。 君もツライさんなんやね……。
「基地に思い出あっての駐在か?」
「ええ。 だから、時間がある時は思い出の場所を綺麗にしているの。 あの人と繋がった、バーの裏手、駅舎……」
「は?」
あれ。 雲行きが怪しくなったよ?
他の量産型と同類の腐臭がしてきたよ?
「喫茶店にホテル。 発電所の裏。 そうした思い出の場所が、他人の体臭で塗り潰されている事がよくあるから……」
「真顔でナニ語り始めてるの!?」
予測可能。 回避不可能。
撒かれた種は想像より成長していた。
「それアブノーマルなヤリ◯ンマンじゃね!?
てか、アンタもヤる事ヤッてんじゃねえか!
その上で他人の事後処理して回ってるとかインフェルノ罰ゲームやろ、ええ加減にしろ!?」
「それを大声で言う君も大概だよ」
聞き手に徹していたピナも、思わずツッコミを入れてきたが、受けた衝撃に比べたら微々たるもの。
ワイよりツライさんじゃね?
事後処理とか、本人らに任せりゃええやん。
基地は夜の店ちゃうでホンマ。
「ったく、どんな野郎やったんや」
「写真があるわ。 見る?」
そういって、端末を見せてきた。
画面にはエアレイダーが映っとる。
このタイミングで? まさか。 いやまさかな。
「ヤるだけヤッて、ナニも残さんかったか」
「思い出を残してくれたわ。 それだけでも十分、私には価値があるの」
「純情やねぇ」
「ずっと付き添ってくれた王子様。 ニケが生まれる前から活躍していた英雄……」
そこまで言われて、ますます奴やん!
いやまだ分からん。 他人かも知れん!
「そ、そうか。 良かったなぁ」
「ツライ、声が震えてるよ」
シャラップピナちゃん!
ワイだって純情、夢みたっていいじゃない!
「認めなよ。 ニケが生まれる前って、100年以上前、第1次侵攻より前の英雄ともなれば、いよいよストーム1だよ」
「あー! 聞こえない! 聞こえない!」
ニヤニヤ言うなや! 虐めて楽しいか?
脳が。 脳が爆発しちゃうやろがい!
悶える間、2人は話を始める。
やめて。 ワイのライフはとっくにゼロよ!
「あら、知っているの?」
「はい。 有名人ですから」
「そうね。 でも、なんで其方は耳を塞いで蹲っているのかしら?」
「気にしないで下さい。 苦しむのがマイブームみたいなもので」
「美しくないわね」
人をドMみたいにいうなや。
思ったが言わんかった。 気力が無い。
「いや、待てよ」
が、別の思考が ある予想を立てた。
棒仲間と話すのは少しツライさんやが、あの人と関わりがあったオリジナルともなれば、限られてくる筈。
なので聞いてみる。 たぶん、合ってるやろ。
「あんた、童話型と関わりある……?」
「童貞型?」
「黙れ……ッ! ソコは真面目にヤれや!」
しつこいピナとの睨み合いを他所に、彼女は淡々と答えてくれた。
それまた衝撃的であったが。
「ええ、私は第2世代。 シンデレラよ」
「えぇ……」
格好が地味で分からんかったわ。
今更ながら、驚愕が重なったよ。
シンデレラ。 100年前、エリシオンの研究所にいた、短期決戦型のフェアリーテールモデル。
この時代やと、228奪還過程でゼロ共々戦っていたな。 かなり上空か、後方にいたせいでハッキリ見えなかったが、火力は100年経過しても凄まじいものやった。
歴史改変で味方のままで、ホンマ良かった。
だが、それはそれで気になる疑問が増えた。
あの研究所、別のニケもいた筈。
ヘンゼル、グレーテル、セイレーン。
彼女らはどうなったんや?
破壊された? それともヘレティックに?
ピナはワイの疑問を知ってか知らずか、冷静に対処して話を整える。
「知らずに失礼しました、シンデレラ様」
「良いのよ。 でも基地の皆にはあまり言いふらさないでくれると 有難いわ」
「隠しているのですか?」
「そうではないけれど、中央政府は私の事を狙い続けてる。 彼らからすれば、私はロストテクノロジーだもの。
興味を惹かれるのは無理ないわ。
それでもストーム1の名前や、EDF上層部の恩恵で今日まで平穏でいられたけど、今後もそうとは限らない。 あまり荒波を立てたくないの」
「理解しました。 言わないようにします」
ワイも了解で頷いとく。
まさかシンデレラが身を隠し、基地で他人の事後処理をしとるとは。
有名人が下々の汚れ仕事をしているのは、なんだかショックやが、それで上手く生き延びてきたなら正解なんかな。
「……今じゃ、正式に出撃なしなんか?」
「一般の任務に従事しないだけ。 総司令部からの命令か、同等に最上位の作戦コード権限を持つ者に従うの」
「……ゼロか」
「現場ではね」
ゼロ……名を変えエデンに越してからも、総司令部に認められ続けとるんやなって。
まぁそうでなくても、必要な事は無理矢理でもやるんやろうけど。
味方相手でもハッキングとか、不正アクセス上等な雰囲気すらある。
いや……例えやが。 あの人はワンマンアーミーな兵士やけど、デジタルな面まで無双は出来ないやろうし。
「そろそろ良いかしら?」
「はい。 ありがとうございました」
「こちらこそ、久しぶりに人と話せたから。 また何処かで会いましょう」
そう言ってシンデレラは去った。
またガラスの靴を履く日が来るんやろうか。
ピナは彼女の背中を見やりつつ、口を開いた。
「シンデレラも無事だったね」
「せやな。 歴史の修正力でヘレティックに戻らなくて良かったわ」
「他のニケの行方は分からないけどね」
ワイも思う屈託を、ピナも共有する。
その件は仕方ない。 調べるなら、研究所に客員として招かれていたプロフェッサーに聞くのが良かろう。
今は想像の域を抜けん妄想を語るばかり。
「死んだのか、生きているのか。 生きとってもヘレティックになっとったら ツライさん」
「もしそうなら、出会わない事を願うよ」
「せやな。 ワイらじゃ束でかかれどスクラップの道以外あらへん。 ゼロなら説得しそうではある」
「そう都合良くいかないと思う。 そういう時は逃げる方が良いかも」
「状況次第や。 ランドセル蒸して逃げ切れるかも分からんが」
駄弁りながらアーク行きのEVへ乗り込んだ。
ここより下も調べなきゃならん。
ゴミ捨て場、スラム街なアウターリム。
ヒトカス蔓延る欺瞞の楽園、アーク。
「正直行きとぅない」
「仕事だから。 それに、皆が悪い人じゃないでしょ。 この時代のEDF隊員とか、多くはアークか外縁部の出身だよ」
「……せやな」
確かに全てがそうではない。
けれど、全てではない、良い人もいるという言い回しは好かん。
大部分、根底、基本が駄目だと認めとるもん。
仕事だから、という言い回しもや。
根本的解決に至ってない、諦観意見やもん。
「いざ、楽園の底へ」
そんでもやりますけどね。
何かやらんと落ち着かない。 そうなるというのは、それだけ社畜染みとる犬や。
コト今に至っては、軍の機密下で駒となる。
人に使われるのは嫌やねぇ。
でも使われんと、生きれない。
反抗すれば殺されるか、放逐されて死ぬ。
ニケは道具、か。
強ち間違いじゃない。
童話級であるシンデレラも、その域やった。
掃除しとるのは可哀想可愛いが……。
「戦争が終わったら、ニケはどうなるんかね」
そんな日が来るのかは、知らんけど。
後書き
更新常に未定
堂々巡り感は否めず。
作品の初期に書く内容を今更感。