堂々巡り、作風不安定の中。
未だ謎多き原作。悪足掻き…それでも…!
キャラや衣装が増え、童話型第2世代、グレイブの過去が語られようとも、肝心のラプチャーとかクイーンとかニケの正体とかはまだ分かりそうになく、引っ張られ続けられる……でも焦っても仕方なし。
EDFや名有りニケと絡んだり物語そのものに変化をつけねば。原作設定や物語が不明な中なので、今後矛盾が起きるかもですが。
*開戦時に先回り(後回り?)の方向へ。
101.開戦日
判明している元の歴史、正史を振り返ろう。
未来で生まれた火星文明、プライマーの侵略を跳ね除けて数年。 皮肉にも戦争で技術と経済が飛躍的に成長、軌道エレベーターが完成した後。
新たな侵略者、機械生命体ラプチャーが突如として出現。 シャトル発射場等の宇宙関連施設が破壊され、軌道EVを占拠される。 あとは次々と地上の都市部や基地、市民に対して無差別攻撃が繰り返された。
EDFは反撃するも、ラプチャーの圧倒的な攻撃力と装甲、機動力、数の暴力を抑えるのは難しく、更には自己進化による強化を繰り返し、より凶悪な兵器へと変貌を遂げていくと、いよいよ敗走を繰り返すばかりとなった。
この絶望的状況を覆すべく、新兵器となる人型決戦兵器NIKKEの開発開始。 女性の脳を部品にする倫理終了級アンドロイド兵器であったが、開戦から約3、4年頃にやっと適性者によるオリジナルボディが稼働、戦争末期には量産体制も確立されていった。
この時に製造されたのが、今のツライやピナといった量産型だ。 ゴッデスやオールドテイルズのようなフェアリーテールモデルには遠く及ばない性能ながら、人間の兵士より優れた腕力や機動力を持ち、間違いなく数合わせになる戦力として活躍した。
だが戦争末期故、戦力は既に乏しく、対してラプチャーの数とスペックは高く、量産型を頼りに戦局を覆す事は遂に叶わなかった。
やがて人類は敗北者となり。 地上をラプチャーにくれてやり、巨大地下シェルターとなる地下都市アークへ遁走。 以降、100年もの時を引き篭もる事になった。
その間、生き延びた者やアークから繰り出された小規模な分隊……ラピやアニスらカウンターズの様な存在が何度も幾つも編成されては地上に送り出され、地上奪還の糸口を模索したが、上手くいった試しは無い。
結局人類は、EDFはどうするべきだったのか。
その答えもまた、未だ出せていない。
それでも希望はある。
リングによるタイムリープで、物語を書き直せるその限り。 プライマーの2の舞は御免だが、現状に甘んじたくないなら縋る他ない。
一気に遡り、開戦時から手を加えよう。
総司令部に掛け合う。 大丈夫だ、プライマーとの大戦でタイムマシンの存在は上も知り得ている。 ストーム1と私という権限も活用すれば無理も聞いてくれる筈だ。
そうだ。 此処からは私とストーム1も共に。
危険は承知だ。 だがやらねばならない。
毎度脳だけになるのは抵抗があるのでね。
話を戻そう。
軌道EVと、その先にある宇宙ステーションの防衛、奪還は困難でも、点在する宇宙港、シャトル発射場に守備隊を置き、ラプチャーに打撃を与える。
これにより初動を抑え、戦力の消耗を抑える事が出来れば、生き延びる数も変わってくるだろう。
更に政財界の有権者に働きかけて貰い、アークやニケの断片的なデータも合わせ、兵器開発を促進させる。
早期開発が叶えば第1世代のゴッデスだけでなく、シンデレラ達、第2世代の運命も変わるかも知れない。
正史のニケプロジェクトの主要な部分は、私抜きの3大企業によって進められたが、今回は情報を持ち込む都合、割り込めるかも知れない。
……正直いって、人間の脳を部品にする兵器には関わりたくはない。 ウィングダイバーの脳波誘導兵器……ミラージュの類に携わった事はあれ、脳の摘出となれば、いよいよだ。 プライマーのアンドロイドを思い出してしまうのもある。
だが人道を通さない相手に余裕は無い。 戦時の腐食性ガス兵器……バイナリー弾、デスバードといった具合に。
強力過ぎて開発が中断された事があるZEブラスターも、秘匿されてきたスプライトフォールも。 手札は増やさねば。 出来る事を全てやる。 そういう事だ。
分かっていると思うが、開戦時まで巻き戻るのは初めての試みだ。
ストーム1の例を見るに、"自分"と呼べる存在がある時代にはタイムリープ出来ると見ているが、ニケが開発されていない時代だ、自然と君達は生身の人間に戻る事になる。
そうなれば、戦闘力や機動性、記憶の齟齬、違和感を覚えるだろう。 だから無茶をすれば死へ直結する可能性を考慮してくれ。
勿論、私やストーム1も気を付ける。
私たちなら、きっと物語を書き直せる。
……いつもの場所で会おう。 死ぬなよ。
どうもツライさんです。
そんな訳で時間を巻き戻し、物語の書き直しこと歴史改変を試みますよん。
いやまぁ、今までもしてきたんやが。 プロフェッサーが急に思い立ち、自らも時間旅行、一気に開戦前から足掻いてみせようEDFだと意気込んだからね、しょうがないね。
「で、ここは?」
白い霧が晴れて、意識が戻り周囲を見やる。
ベース228の地上敷地。 ワイは懐かしき生身の男性兵士、EDFレンジャーの格好やった。
違和感あるスカスカの胸。 股間で味わう異物。
これだけで、どれだけ自分が女の体……ニケに慣れてしまっていたか分からされてツライさん。
「嘆く暇はないが。 どうしたものか」
今後を悩む。
タイムリープで、ピナやプロフェッサー、ストーム1はそれぞれこの時代の体に意識が移っている筈だが。
何だかんだいつもの場所に収束するだろう。
リングのあるベース251に。 だから心配はしていない。 それより自分の心配をしなければ。
プロフェッサーとストーム1は、タイムリープ先駆け者やし、上手く上と話してくれるやろし、殺しても死ななそうな存在だから放置で良いが、ピナとワイはただの人間に過ぎない。
まだ開戦していない雰囲気はあるものの、入隊から間も無くして戦争になった記憶があるから、油断ならない。
折角、息子との感動の再会を果たしたが、やはりニケに戻らないと戦闘に支障をきたす。 このままじゃ正史通りラプチャーに瞬殺されるがオチだ。 フェンサー装備みたいな重火器じゃないと、連中には効果が薄い。
「いや、エイリアンと戦った歴戦の銃火器がEDFには揃ってる。 量産型ブレイザーのような一般兵士に支給される原子光線銃でも、立ち回り次第じゃ生き延びれる。 PA-11みたいな旧式実弾銃は厳しいが、あれも何やかんや100年後も使用されとるしな。 結局はワイ次第ってか」
それと歩兵火器だけやない。
ビークル……ブラッカーやバリアス、タイタンのような戦車もある。
コンバットフレームもある。 それらの火力と装甲ならば、初期の内は耐えられる。
ラプチャー側が火力と装甲を上げるようなると、厳しくなってくるやろうが、EDFも改修して対抗出来る様にしてくれる。
「何にせよ、前の様にはいかんぞ。 なっても困る。 わざわざ不利な生身の人間に戻った甲斐が無くなってまうからな」
まぁ、最後は皆仲良く脳みそ摘出やろが。
そう思った刹那。
ビーッ!! ビーッ!!
基地の警報が喧しく響く。
赤灯が回転し、一気に緊迫感に包まれた。
『非常事態発生! 非常事態発生!
実弾携行許可! 実弾携行許可!
行動可能な者は直ちに地上に上がれ!
これは訓練ではない!
繰り返す、これは訓練ではない!!』
早速来たか、ラプチャーめ。
せめて心の準備くらいさせて欲しかったが。
敵は選べんし待ってもくれへん。
「さて」
ワイ、近くの自動小銃PA-11を取る。
安全装置解除。 初弾込め。 震え声で笑う。
「ツライツライ、戦争の時間や」
100年越しの正直なるか。
今度は死なん。 死んで堪るかよ……!
後書き
結局は堂々巡り感。
モチベといい、ネタ切れでまた消えそう(殴