脳みそ抜かれて女の子になって人類守るんだよ!   作:ハヤモ

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堂々巡り感を感じつつ。
キャラを3人以上動かすの難しい……
無駄足踏みつつ少し長め。


15.連絡

謎の敵、ラプチャー侵攻。

 

EDF応戦、新兵器ニケ投入。

 

広域封鎖開始。

 

封じ込めに失敗。 防衛線崩壊。

 

多数の兵士と市民が死亡。

 

人類、アーク建設。

 

最後の希望へ撤退開始。

 

 

 

 

 

 

 

EDFはラプチャーに対抗してきたが、奇襲攻撃と圧倒的な軍事力を前に瞬く間に兵力が尽き、正攻法を取れる状況ではなくなってしまった。

企業が開発したニケが投入されたものの、防衛線は次々崩壊、最後の砦である地下都市に群勢が殺到、集中しつつある。

各地に取り残された残存戦力がゲリラ戦を展開、侵攻を遅らせていたが、長くは持たないのは誰の目にも明白であった。

 

この絶望に心身共に蝕まれ、士気はガタ落ち。

脱走兵が発生したり、民間人同士でアークへの移住権利で揉めたり、物資の奪い合いで殺傷沙汰が多発。

警察もまともに機能しておらず、それは軍も同様、機能不全となっている。

 

既に空軍と海軍は壊滅的。

陸軍も壊滅寸前。 生存者の確認も取れず、残された戦力はどれくらいかの把握も困難である。

 

 

「火星人の次は何だ。 どこの星だというんだ。 プライマーにラプチャー、神話の怪物に終末論に女神にと、EDFは呪われている……ッ!」

 

 

本部は頭を抱え、最善と最悪を考える。

既に多くの人は蒸発したか、捉えられて喰われてエネルギー源にされたか。

悲惨で絶望的、逼迫した状況。 死こそ救いだと錯覚するくらい追い込まれてしまう。

 

それでも考え戦い続ける。 他は許されない。

作戦指令本部の司令官は、苦悶の表情の中、戦略情報部の女少佐と連絡を取り合い、最悪の最善、最適化を図った。

 

 

「ラプチャーの圧倒的な科学力と軍事力による奇襲攻撃。 防衛線が次々崩壊する中、ニケが投入され、瀬戸際で踏み止まり封じ込めてきたが底が見えた……EDFは瓦解、人類は絶滅寸前だ」

 

 

情報部とやり取りし、事態を整理。

今更巻き返すのは夢のまた夢だが、想定される最悪の事態……人類滅亡だけは避けねばならず、無様にも足掻き続ける他ない。

 

 

「はい。 その正体、行動目的は依然不明。 ニケ突入後も その勢いは衰えず、エリア全域の放棄が進行中です。 現在、総司令部によってコードNが検討されています」

 

「コードNだと!? どれだけの被害が出ると思っている!?」

 

 

思わず声を荒げてしまう司令官。

コードNとは、それだけの事態なのだ。

超兵器の"大量破壊兵器"N6で地表を敵味方問わず無差別に焼く、そこに希望は残らない。

生存者や前線で戦う兵士への裏切りだ。

勝っても地獄、負けても地獄。

それでも、少佐は言い返す。

 

 

「それ以上の被害を止める為です!!」

 

 

いつも冷静な彼女も、声を荒げた。

 

目的の為なら大を切り捨てる。

その言葉は酷く、重い。

 

司令官も理解するからこそ息が詰まり、そして肯定する事も引っ張る事もせず、現実的に動ける範囲の話へ切り替えた。

 

 

「……残るはアーク。 そこが最終防衛線か」

 

「はい。 アークガーディアン作戦発動、アークと228に部隊を集めて下さい。 これが最後の作戦となるでしょう」

 

「……っ、…………分かった」

 

 

これを聖戦といって良いのか。

兵士を捨て駒にする、こんなのが。

或いは勝利へ続く始まりの1歩なのか。

 

司令官は無線を広域に、全兵士に繋ぐ。

それをどれくらいの者が聞き、どれくらいが辿り着けるのか不明だったが、それでも言うしかない。

 

 

「全部隊に告ぐ、指定座標へ集結、防衛線を再構築! 敵を迎え撃つぞ!」

 

 

息を吐き切るように言い、そして切った。

歯を食いしばり、握り拳から血が滲む。

 

 

「今回は幾らストーム1でも……!」

 

 

かの伝説の兵士の安否は取れない。

異能生存体だ、きっと生きているだろう。

 

それでもこの状況は、かつての大戦より絶望的であり、やり直しは きっと効かない。

 

 

「リング……技研主任は再現を反対していたが……こうなってしまうと、縋りたくなってしまう」

 

 

そんな主任も、行方不明だ。

ラボはラプチャーに破壊され、試作されていたリングも行方不明だ。

 

 

「絶望は受け入れ難い、誰にとっても……」

 

 

祈るような姿勢、劫火を待つ中……。

 

 

「緊急連絡!」

 

 

部下が受話器を持って来た。

今更なんだと、力なく司令官は尋ねる。

 

 

「誰からだ?」

 

「ストーム1です!」

 

「ッ、繋げ!」

 

 

これには顔を上げる司令官。

英雄が生きている事実は、地獄に降りて来た蜘蛛の糸か、それとも。

だがこのタイミングだ。 期待したくなる。

希望に縋りたい。 溺れる者、藁をも掴む。

 

 

「こちらストーム1」

 

「無事だったか!」

 

「辛うじてな」

 

 

その声は昔同様、勇ましいものだったが、次に言う言葉は珍しく要請だった。

 

 

「ゴッデスから連絡があって知ったが、コードNを中止、無理なら延期してくれ」

 

「なに?」

 

「動けるのは自分だけだが、周囲のラプチャーは殲滅した。 座標は───だ。 少なくともその地域への攻撃は意味が薄い事を伝えておく。 エブラ粒子が濃くて確認は取れないと思うが」

 

「いや信じよう。 この機に嘘を吐く事もない」

 

 

アッサリ受け入れている司令官だが、それはストーム1が特別だからだ。

ほぼ1人で大部隊や基地、船団、母艦や旗艦、輸送船、時間移動船を沈めまくり、時間を超越してまで敵を殺戮してきたバケモノだ、今回も似た事をしており存在感が違う。

 

組織での立場上、ストーム1は ただの1兵士に過ぎないが、それでも上記の理由からして特別扱いを受けている為、総司令部から見ても人類にとって重要な存在として見られている。

 

そしてEDFは、そんなヤベェ存在の意見や行動を無視するほど自己中ではない。

大戦中、総司令部の命令で最後の作戦に駆けつけた特殊作戦コマンドや人類の切札の1種とされた潜水母艦3隻全艦が援護に来た訳だし。

 

今回の状況は かなり違うし絶望的だが、それでも何も出来ないワケじゃないならば、何かしてくれる筈だ。

 

 

「総司令部に具申する。 ストーム1の要請とあれば、一考の余地はあるからな」

 

「感謝する」

 

「だが策はあるのか?」

 

「各地の生存者を劫火に抱かれる前に回収、ラプチャーを殲滅しながらアークへ向かう、基地よりアークが最重要だからな。 だから出来る限りコードNは待って欲しい、或いは頻度を減らしてくれ。 防衛線で全ての敵を食い止めるよりマシになる筈だ」

 

「無茶だ、と言いたいが。 お前なら成し遂げるのだろう。 健闘を祈る」

 

「ありがとう」

 

 

通信が切れた。

これが最後でないのを願うばかりである。

 

 

「ストーム1がいる。 つまり希望はある」

 

 

司令官は願う。

人類に再び希望を、と。

 

奇しくも、かつてのプロフェッサーと同様の想いを抱いたが、果たして未来は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもツライさんです。

最終防衛線予定地である臨時監視所に詰めるEDF隊員やニケに話を聞き、ゴッデスの居る方向を突き止めて合流しました。 まる。

 

 

「臨時監視所の伝令プロダクト12のツライさん及び23のピナちゃん現着しました。 伝説のゴッデスに会えて光栄です」

 

 

早速挨拶から。

目の前には100年後も同じ姿の、純白ドレスを纏う天使のようなニケ、ドロシーがいる。

ワイらからすれば知っている人物だが、向こうからすれば初めましてだ。

……その穏やかな表情と柔らかさが、嘘偽りの為に使われないように努力したい。

 

あと今更に「それ戦闘服ちゃうやん」という無粋なツッコミはしない。

オリジナルボディのニケって戦闘向けじゃない格好をしている者が多く感じるし、一見軍服ぽくても、ミニスカとか痴女みたいな格好してる場合もあってチンイラしちゃうよね、もう男を誘ってるとしか思えないんですがそれは……ワイのボディにはナニも無いのが悲しい……悲しい……。

 

 

「私はゴッデスの代理リーダー、ドロシーです。 こちらこそお会いできて光栄です」

 

「はっ。 宜しくお願いします!」

 

 

今はビシッと敬礼、それっぽくしておく。

ピナちゃんも慌てて合わたが、肘で突いてきた。

 

 

「スムーズにする為とはいえ、嘘はよくないよ」

 

「100年後は伝令役だから嘘じゃない」

 

「未来の話をして どうするの」

 

「何を言ってるの、これから更にするよ」

 

「アレを言えばコレを言うね」

 

 

ジト目になるピナちゃん。

昔から真面目優しくて好き。

でもね、特殊な事態を収束する為には、手段を選んでいる暇は無いのだよ。

 

 

 

さても目の前の、伝説の背中は4人。

警戒の為に散り散りになって各方面を警戒しており、量産型がそれぞれ追従している様子。

良くも悪くも記憶通りのメンバーだ。

 

 

 

隊長代理のドロシー。

絶望の中、皆を纏めて任務を成し遂げる。

その後、ヒトカスの所為で闇堕ちしかけるも、ピナちゃんが側で支えて何とかなる。

アークに馴染めん奴や地上に追われた者達による楽園エデンが出来ると所属するようになるけど、その勢いでアークへの怨みからの復讐劇は止めて欲しい、ピナちゃん泣くから。

承認欲求が他より強いのか、頼ったり褒めたりすると喜んでくれる人間臭い部分は、そのままで良いとしても。

 

思考転換が起きたスノーホワイト。

元の性格を想像出来ない真面目クールさ。

後にサバイバルしながら1人、打倒女王の為に戦い続ける。

助けが必要な者は助けるが、干渉されるのは好まない雰囲気を醸し出すので基本、EDF隊員やニケらとは戦列を組まない。

陰から狙撃したりする戦闘スタイルなら、その方が良いのかも知れない。

でもレーション仕掛けるとホイホイ釣られて可愛い一方、空腹で可哀想に見えるので、いつか美味しい物を沢山食べさせたくなる。

ただ荒廃世界じゃ基地の食糧も厳しく、筆舌に尽くし難い重労働(ラプチャー駆除)に耐えても缶詰1、2個分である、未来を変えねば(謎の決意)。

 

酒好き剣士の紅蓮。

銃撃戦の中、刀剣で戦う凄いニケ。

後に自然と共に生き、畑を耕しては隙あらば酒を飲み、さすらっている。

EDFのベースにお邪魔しては、時々酒を隊員らと飲み交わす自由さも備えてる。

ただ刻が進み、隊員の数や顔が変わると、少し憂いもあったかに思える。

あと酔った勢いで医療用/洗浄用アルコールに果汁搾って飲もうとする超ヤバい自殺行為の1種はヤメテ欲しい、ニケなら失明の恐れ無し云々とかの問題ではなく、衛生、精神面に悪い、見てる此方が。

 

修道女な姿のラプンツェル。

髪にジャマー機能、ロザリオと特殊な感じ。

後に記憶が1年しか持たない中、墓作りの為に旅をするが、一方で性欲には負けそうになっている。

うーん、ワイが男のままだったらオラァしてNTRビデオ「いぇ〜い元メン見ってるぅ?」を他メンバーに送りつけたい衝動に駆られてた。

本人も内心嬉々として受け入れそうだし。

あとチ⚪︎コ百烈拳かましてお前はもうイッているからのボコボコッとボテ腹からの快楽プシャァで完堕ち分からせたい。 それもまた本人喜びそうだし。

でも残念、ワイのボディ女の子(泣)。

 

などと紹介してる場合じゃない。

100年後の彼女達の話をしても仕方ない。

 

 

「ほんま懐かし。 はえー、すっごい」

 

「うん。 また一緒になれて嬉しいな」

 

「そうだね、でも1人で無茶しないでね」

 

「君がココにいる。 その限り平気だよ」

 

「記憶通りなら。 でも記憶とは違う行動を既にしている自覚はある。 だから同じ結果になる保証は無い、その意味では油断しないで」

 

「ラジャー」

 

 

何となくワイとピナちゃん、呟いてしまう。

人間だった頃の現代社会の忙しさや不安よりも、今は懐かしさや心地良さが勝る。

死が身近な世界に変貌してしまったのに、なんというか、人情が染みるんだよな。

 

……皮肉な事に、生の実感が湧いてしまう。

そんなワイも、既に狂喜(ラプチャー)かな?

 

タイミング的に隊長のリリーデバイス少佐、指揮官のレッドフードは既にいないですけどね。

あとスノーホワイトは思考転換が起きて、真面目な堅物に変貌しているし。

まぁ……少佐と指揮官、変貌前の白雪に会ったコトないけど。

志願兵となり戦列を共にするタイミングがズレたなら、或いは戦局が変われば会えていたかも知れないけれども、ニケになるタイミングより前なら難しいかも。

その時は……まだ人間、民間人かな。

 

 

「何処かでお会いしましたか?」

 

 

ドロシーが傾げてきたので、適当に対応せねば。

 

 

「あー、いえ、人間だった頃の記憶が混濁しているみたいで。 失礼しました」

 

「ニケになる前の記憶が残っているのですね。 稀にいるとお聞きします」

 

「曖昧ですがね。 相棒のピナちゃんは更に曖昧ですが、それでも記憶が薄らあるのは不思議な気持ちになります……いて」

 

 

ピナちゃんに脇腹をエルボー喰らった。

地味にツライさん。

 

 

「すみませんドロシー様、先程から無礼を働いている事をお許し下さい」

 

「ふふっ、良いのですよ。 仲が良いのですね」

 

 

常に痛覚遮断すれば良いじゃんと思う人がいるだろうけど、無痛だと危機意識の低下に繋がって思わぬ事故に繋がるとして、完全にセンサーを切る事はない。

嗅覚センサーも必要以上に切らないが、共通して言えるのは、脳に「あっ、ワイは人間じゃないんや」と自覚させないようにし、精神崩壊、思考転換を防ぐ為であろう。

 

そんな漫才にドロシー様は笑って許してくれた。

見た目と相まって天使である。 余裕がある内が花なのだが。 戦場では皆共々精神が病むし、人類は勝利の女神だの何だのニケを持ち上げておいて、アークが完成したらアッサリポイするというツライさんな結末。

 

今後統制され都合の悪い情報は規制される中、アーク内世論は崇めて迫害、崇めて迫害を繰り返すという反復横跳びを繰り返していく。

右か左かに傾けば良い問題ではなく、ニケと人間を隔絶している時点で色々起きている矛盾なのだ。

ワイらの行動が未来に影響し、それを和らげる事が出来れば良いが。

既に戦局は絶望的だと思うけど。

 

 

「それはそうと、お伝えする事があるのでは?」

 

 

ドロシーが尋ねる。

よし。 本題に入らねば。

成功すれば、多少展開も変わるかも知れない。

 

 

「そうなんです。 本部に繋いで欲しくて」

 

「本部ですか? 理由を聞いても?」

 

「ワイらの無線じゃエブラ粒子の所為で遠距離通信は無理で、そうでなくても権限なさ過ぎて繋げられんのです。 でもゴッデスなら規模や立場上、繋げられると。 戦局を左右する情報です、お願いします」

 

「息をする様に嘘を吐くね君」

 

 

お黙りピナちゃん!

必要な事だからねコレ。 無理あるけど。

 

 

「……どのような内容でしょうか」

 

 

そらみろ早速疑われている。

ピナちゃんがグチグチ言うからやで!

でも それ以上にワイのトークが下手過ぎたんですね、分かりとぅございません。

 

 

「えーとですね……」

 

 

あかん、考えてなかった!

あんな大見得切って、なんたる無計画!

考えろ、この場を切り抜けるナニかを。

 

 

「そう、アレです! ストーム隊です!」

 

 

ピナちゃんの言葉を思い出した。

全く知識が無いけど、これで適当誤魔化そう。

 

 

「仄聞ではありますが、EDFはエリアを全面放棄、残存戦力をアークに固め始めました。 そこで先の大戦での最高戦力と名高いストームも来て欲しいのです。 その為に連絡を密にしたく。 何とか話せませんか」

 

 

変に早口になりつつ、それとなく並べられた。

我ながら良くやったと思う。

だからピナちゃん、変顔しないでお願い。

 

 

「そうでしたか」

 

 

こうしてドロシーの疑惑は拭えたものの、今度は憂い顔になってしまう。

流石面倒な女1号である、言ったらピナちゃんどころか全ニケとEDFにフルボッコだから言えないけど。

 

 

「お気持ちは分かります。 ですが本部に連絡するには不十分です。 戦乱の中、余計な混乱を招くのは避けたく思います」

 

「ですよねー、軽率でした。 忘れて下さい」

 

「ですが、ストームには連絡を取れるか確認します。 暫くお待ち下さい」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

おお、我儘が通ったぞ!

権限無くても提案はしてみるものダナ!

 

ドロシーは何処かへ向かい、暫し残されるはワイとピナちゃんである。

この隙に互いに ごにょっとこう。

 

 

「これでナニか変わる。 どう思うピナちゃん?」

 

「分からない。 私たち兵士に、特に権限のないニケの言葉が何処まで響くか。 バタフライ効果に頼るしかないかな」

 

 

少し暗い顔のピナちゃん。

この時代は、ニケが崇められている頃だけど、戦局が絶望的なだけに難しさはある。

 

 

「そうだね……アークガーディアン作戦の時、使い捨てにされたからね、ワイら兵士とニケは」

 

 

殿軍として、皆は覚悟の上だったが。

それでも生き延びた者達が報われない。 EDFのベースが機能していたから、皆は希望を捨てずにいられたものの。

 

 

「御二方」

 

 

ドロシーが戻ってきた。

自然と背筋が伸びる。

 

 

「ストーム1と連絡が取れました。 エブラ粒子の影響で戦局の詳細を知らなかったので、お伝えし、あなたの意見も伝えましたよ」

 

「おお、感謝します……向こうは なんと?」

 

「ストーム1は生存者を纏めつつ、アークへ向かうそうです。 それと本部にN6の発射延期、変更を具申すると仰ってました。 あの人の影響力は総司令部も無視出来ませんから、きっと望む形になります」

 

「分かりました。 ありがとうございました」

 

 

有名人のツテは流石って感じ。

ワイら一般兵の待遇も良くなれば良いけど。

 

 

「……これで何か変わって欲しい」

 

 

祈る様に呟くばかり。

ストーム1らしき人物をアーク防衛線で見た事はないから、もし来るならば、本来の歴史とは違う事となる。

というか、こうしてドロシーらゴッデスのいる場所にワイらモブニケがいる時点で既に違うが、それは微々たる差だろう。

ストーム1とやらも、ただの1兵士だから、動いたところで変わらないかもだが。

 

 

「これ以上、最悪にはならないよ」

 

 

ピナちゃんは言う。

それは励ましか、慰めか。 それとも諦めか。

 

今のワイには理解出来なかった。




歴史改変点
ドロシーと やや早めに出会う
ストーム1に連絡がいく
上層部が僅かに希望を抱く
→まだ人類は負けてない!
辛うじて戦線維持
希望が僅かに増えた。
ツライさんをドロシーは不思議に感じている……
→信頼を得られるかは状況次第
ストーム1は、まだ時間旅行者に気付いていない

更新常に未定
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