ラピとアニス
今回のあらすじ
微妙な会話の変化
(投稿日的に)
メリークルシミマスなツライさん多そう
ワイもその1人やで(哀
どうもプロダクト12のツライさんです。
作戦座標を皆が知っている状況で前進中。
ポイントマンにショットガンナーのピナちゃん、後続にミニオンバスター持ちの隊員にアサルトライフルのラピ、グレランのアニス、機関銃のワイとマリアンが続く。
前の隊員は暗澹としたbroken装備ばかりだったけど、今回は違った。 隊長以外にも無線機を持ち、標準装備の歩兵用レーダーは、多少はエブラ粒子で欺瞞されない様になっている。
武器はPA-11ではなくミニオンバスター携行。
これは徹甲榴弾をフルオート発射可能の小銃で、ラプチャーの装甲に弾頭を食い込ませた後に弾頭が起爆、内側からも破壊するという2段構えの武器だ。 これにて人間の身でも足止め出来るし、集中砲火で撃破する事も可能とする。
細部にも改変が見られるな。 ラプチャーに対抗する武器が更新されているのは良い事である。 悪く言えば、それだけ負担が増えているともいえるけど。
重機関銃手のワイも装備が増えた。
視認性の高いサイトやバイポットを取付、フェンサーのバックパック……ブースターやガンラック兼用のランドセルを背負い、高機動戦闘が出来る様にしている。
これで後方から ひたすら撃ちまくる以外にも、最前線で立体的に飛び回って敵を翻弄、囮になったり引き撃ちも可能に。 予備銃身も余裕がある事で、気合いセミオートやバーストを頻発させる必要も無い。 閉所での戦闘は相変わらず苦手だが。
けれど銃そのものも改造が進み、サイクルが即安定、即射フルオートが出来る。 トリガー引いたら直ぐズダダダダンである。 精度も上がった。 他のニケ装備もアップグレードしているので良い事だ。 前世界線を知らぬ本人らからすれば文句しかないだろうが。
まぁでも、一瞬の判断が生死を分ける戦場にて、直ぐ銃が反応してくれるのは有難い事に違いない。
これも補給ある強みよ、うん。
ストーム1が尽力してくれたお陰である。
アークからの補給は削減されつつあるが。
アークも余裕が無いのと、地上にいながら成果が出ていないのを大きな理由としている。
あとは100年の間にニケが増えて人間が減ったとか、脱走者を匿っているというのを理由にされた。 否定出来ないのがツライさん。
媚び諂うつもりは無いが、アークから来る資源回収班や他地上に上がってきたニケ部隊の手伝いをしていたんだがね、いつの間にか同じ人類側なんだから支援するのが当然みたいな風潮になってサムズダウンよ。
1周目より仲良くはあるが……やはりヒトカス。 ツライさんだねぇ、ヤだねぇ。
逆にエデンは補填支援を開始してくれた。
ワイとピナちゃんのタイムリープの話を知ってしまった以上、何もしない訳にもいかない様子で。 何かを得る打算もあって行動しているのもあるだろう。 或いはアークへの意表返しか。
歴史改変は確実に感じられるも、派閥争いが見え隠れする現状には辟易させられる。
現場は生き残るので一杯だが……今はマリアンの行く末を見届けたい。 リープのキッカケにもなったから。 その原点ともなった彼女を見やる。
その視線が責められている様に感じてか、気まずかったのか、マリアンは礼を言ってきた。 真面目も大変よな。
「……ありがとうございます」
「気にせんで。 仕事やから」
淡々と返す。
あの日と違い、妙な緊張感。
大丈夫、大丈夫……そう言い聞かせる。
「ドライねぇ」
アニスが茶々を入れた。
暗い雰囲気を払拭しようとしてか。 助かるね。
偶に失礼を極めるのが傷だがね。
「あなたとピナは251所属なの?」
ラピが尋ね、ピナちゃん共々首を縦に振る。
「はい。 監視所に詰める事もありますが」
「支援のお陰で、何とか生き延びとるよ」
補足する様に隊員も話し始めた。
地上を生きる人間の意見を聞いてもろて。
「それもあるが、ピナとツライたちニケのお陰もある。 戦闘面でもそうだし、運搬や整備、料理もしてくれるからな」
むぅ、改めて言われると恥ずかしいな……。
聞いたマリアンは嬉しそうに褒めてくるし。
「おふたりは何でも出来るんですね」
「出来る事だけですよ」
「得意不得意もあっけども」
謙遜じゃなく、割とマジに言う。
共に過ごしてきた都合もあって、片方しか出来ないなんて事は少ないが、武器が違えば癖も違う。
フェンサーの高機動戦闘にしても、ショットガンナーのピナちゃんなら、敵に急接近して一撃離脱戦法を取るが、難しい上にリスクが高い。 名の通り、或いは紅蓮の様に自由に華麗にとはいかんのだ。 という訳で好んでバックパックを背負わない。 嵩張るし。
ワイはというと機関銃射手なので、高所から俯瞰して弾をばら撒くのに都合が良い。 ブースターだけでなく弾帯を詰めるガンラックとしても機能するから背負ってる。 逆に近距離は取り回しの都合、詰めたくない。
料理にしても……ピナちゃんの方が上手かな、1周目から鹿を捌いて焼いて食べたりしていたから。
「俺達人間も役立たせてくれ」
「無理はしないでくださいね。 お気持ちは嬉しいですが指揮官を、人間を守る為にニケがいるのですから」
「逆に人間がニケを守っちゃならねぇ、なんて決まりもない。 アークでどうあれ、ここでは働かせてくれ。 それが俺達の存在意義だ」
聞いたニケは、複雑な表情で黙り込む。
これだけで互いの扱いを察せるというもの。
この微妙な距離感を察して指揮官は首を傾げ、堂々説明するは お喋りアニスだ。
多少の明るさを見せつつ、彼の顔を覗き込む様に説明を始める。
「知らないみたいだから説明するわ。 地上に駐屯している人間やニケは、ラプチャー侵攻時にアークに避難出来なかった末裔か、生き残り、或いはアークから脱営した人達なの。 アークはその存在を認知していて人道支援している。 けれど受け入れるまではいかないわ」
「どうしてだ?」
「表向きは人口問題、アーク市民の反発。 限られた資源や寿命を、外の人間の為に削るのは抵抗があるのよ。 実際は悪感情に生きてるだけだけど。 地上を必死に生きる彼等のコトを市民権を得られない負け組だと差別したり、その癖に受け入れたら復讐されると恐れてる」
「…………」
「それでも厳しい地上を毎日必死に生きている。 こうして私達を助けるまでしてる。 内心での彼等の憎しみは、決して軽くない筈なのに。 支援(餌付)されてるとはいえ律儀よね」
説明ありがとうアニス。
付け加えると、人道支援なんてエライさんな言い回しせんで良いぞ。 奴らがそないご立派ァ! な真似をする訳ねぇから。 利益不利益で動いてるのが本音よ。 具体的にはストーム1と因子を受け継ぐ愉快な仲間達にビビっとるんやで。
「まぁマシになった。 どう思うピナちゃん」
「妥協しないとキリがなくなるから」
そうね、律儀というか何と言うか。
タイムリープがまた起こせるかも分からんし、あまりやってラプチャーにバレてもマズいからね。
それに。
ループするだけ積み重なる悲惨な記憶。
誰も覚えていない、信じてくれないから。
『アークから地上へ! 聞こえますか? ラピ、アニス!』
マリアンが不調を訴える間も無く、情報部オペレーターのシフティーから通信。 対して応答するは毎度ラピである。
「こちらラピ。 シフティー、聞こえる?」
『あっ落ち着いた様ですね。 状況はどうですか?』
「新しい指揮官と合流できた。 あとレジスタンスの人達とも。 座標を確認して、今作戦遂行中」
『はぁ〜良かった! 指揮官が負傷した報告を最後に連絡が途絶えたので、びっくりしました!』
それに文句を唱えるはアニスである。
言いたい事はハッキリ言う、それがこの娘の長所であり短所だよ。
「ちょっと、しっかりしてくれる? 敵陣のど真ん中に輸送機送ってどうするの」
『該当地域のラプチャーは対空火器を保有していません。 それで送ったのですが……パイロットが臨機応変に対応してくれました。 ご心配お掛けしてすみません……』
現場の文句にも真摯に向き合うシフティー。
若い娘ぽいのに、真面目可愛いかよ。
「すみません、割り込みます」
ここでマリアンが口を開いた。
「指揮官と共に派遣されたシルバーガン分隊マリアンです。 指揮官及び積荷も私も無事降下、合流出来ました。 細かな部分は現場の判断に委ねる必要があっただけの事です。 今は建設的な話をしていきましょう」
『そうですね。 ありがとうございます』
ムッとするアニス。
良いぞマリアン。 その勢いで分からせろ。
なんて調子に乗ってるとワイが両方に分からされるんですよね分かります。
『では改めまして』
ここで個人通信に切り替わる。
指揮官宛の言葉が並べられていく。
裏山。 そりゃ指揮官ってのは重要ポジだが。
『指揮官、初めまして。 私はアーク情報部に所属するオペレーター、シフティーと申します。 これから作戦をサポートします! EDFの皆様共々、宜しくお願いします!』
「これから宜しく頼む」
『はい!』
地味にEDFと纏められつつ自己紹介終了。
ワイにとっては2度目だがね。 100年振りで記憶も曖昧だから丁度良かったけれど。
問題は歴史が良い方向に改変されてるか、だ。
更新常に未定