脳みそ抜かれて女の子になって人類守るんだよ!   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
偵察と撤退

今回のあらすじ
スノホワと軽く絡みつつ

オリジナルボディの皆さんとの絡みや、雌要素も忘れないようにしたくも……


71.白雪健啖'

 

 

「無茶をするのが趣味なのか?」

 

 

251にて合流、ピナ含む皆の無事を確認していたら、スノホワが来訪しおった。

そんで出会い頭に辛辣なひと言。 容赦ねぇ。

 

せやけどスノホワ様。

当然のように缶詰パクるのやめよ?

大切な基地の食糧やからね?

モゴモゴして可愛いから許されとるけど!

その可愛さは思考転換前に通じるわ。

 

 

「いきなりっすね、スノホワ様」

 

「そう思われて仕方ない事をしたんだ」

 

 

アンタは泥棒と思われて仕方ない事しとるぞ。

というか泥棒よ?

世界線によっちゃ悪いが死んで貰うよ?

電撃ズビビビ〜ッてな!

 

などと言えるはずもなく。

スノホワは話を続ける。

 

 

「お前が向かったのはラプチャーの拠点だぞ。

全盛期のEDFも、奪還を諦めたくらいだ」

 

 

この世界線の話ね。

正史だと凸して失敗しとるよ。

 

 

「周辺状況を本部が知りたがってたんで。

流石に中枢深くには切り込めませんでしたが、生きて帰れたのは儲け物かと」

 

「全くだ。

装備を更新したと聞いたが、少し手を加えた程度の歩兵用火器に過ぎない。

それで突破できたら人類は苦労しないだろう。

……それで、何か得られたか?」

 

 

苦言しつつも、やっぱ気になるんですねぇ。

流石ラプチャー絶対潰すウーマン。

クイーンの情報を求めて100年サバイバルするニケです、面構えがちゃいます。

 

けど、すんません。

大した情報は持ち帰れてないんや。

何の成果も得られませんでした、じゃないが。

 

 

「防衛線が手広い事くらいで。

かなり手前で待ち伏せ喰らいました。

より麓となれば、どうなっていることか」

 

「そうか。

人類が地上から消えても、その守りは薄くなるどころか強化されてそうだな。

最早、正攻法での突破は不可能だろう。

だが一応、情報を共有しておきたい。

座標データを送って貰うのは可能か?」

 

「はい、喜んで。 と言いたいですが」

 

「どうした?」

 

 

ここで素直に応じまい。

したら、ほなサイナラするやろて。

メンテを受けてけ。 せめて補給。

 

孤高のサバイバルに慣れ過ぎなんのよ。

反動で他者との関わりを好まないんか?

アークとの面倒を避ける意味もあるやろが。

せやけどな、1人じゃ限界あるって。

 

 

「……ストーム1とプロフェッサーが間も無く来るので、メンテ受けて下さい。

せめて挨拶だけでもしてくれると喜びます」

 

「ストーム1が?」

 

 

一瞬、目に光が走るも。

プロフェッサーを無視しないであげて?

技師仲間やったんやないの?

ロリホワ時代、嬉しそうやったじゃん?

 

ああ、思考転換で当時の記憶が無いんか。

寂しいのぅ。 しゃーないけど。

 

 

「……現状、戦闘行動に支障は無い。

そうでなくても、自分で出来る」

 

 

逃げんじゃねぇ。

さっきまでワイを責め責めやったのにな。

 

 

「受けてくれたなら、軽食を作ります」

 

「分かった、お言葉に甘えよう」

 

 

判断が早いッ!

なんたる手の平ドリル。

ワイやなくてもツッコンじゃうね。

 

そうしてスノホワは暫し滞在する運びとなる。

住んではくれないやろうけど、歩み寄れた。

タイムリープすりゃリセットされちまうが。

 

そんなツライさんは、もう慣れた。

それはピナも同じようである。

 

 

「……スノーホワイト様、食べ物になると元気なのは、思考転換前からだよね」

 

 

こうして普通に苦笑し合うばかりや。

子を眺める親の気持ちって、こうなんかな?

 

 

「頼もしさの中にあるポンコツが可愛いんや。

ギャップ萌いうか、親の気持ちちゃうか?」

 

「それは言い過ぎじゃない?」

 

「かもな。 実力差的にも。

けども経験だけならワイらが上や」

 

「そうだね、えっちな経験もね」

 

 

ゴフッ。

お、おのれデスピナ……ッ!

隙あらば刺しおってからにッ!

 

 

「なんてことを……!

もう言うなって、なんべんも言わすな!」

 

「ステップアップしたら?

主任来るんだから、妊娠機能を懇願するとか」

 

 

悪魔的閃き……ッ!

無理ッ!!? 生理的悪感……ッ!!!

 

 

「冗談でも2度言うなや!?」

 

 

ざけんな、世界より先にワイが終わるわ!

旦那共々望んどらんて!

ん? 妊娠? なんか忘れて……。

 

 

「ああッ!?」

 

 

思い出したワイ、頭を抱える!

ストーム1、隠し子いるんじゃね説に!

 

盗み聞きした時の記憶がフラッシュバック!

かつての専属オペ子との会話!

旦那の子を孕んどるんやないかって!

 

 

「どうしたの? 雌落ち? トラウマの音?」

 

「ちゃうわ。 専属オペ子の存在や」

 

「先の大戦で、ストーム1の専属オペレーターをしていたっていう、情報部の女性?」

 

「せや。 マジなのか旦那にも聞きたいが、本人と、その腹ン中も聞きたいな」

 

 

最悪、中に誰もいないか確認やな。

こんな時、NIMPHがバグっていて良かった。

じゃなきゃ人のファスナーを開けられん。

 

 

「アークと前哨基地を繋ぐ貨物に潜り込んで、あの女のハウスを探しに行こうかしら?」

 

「……煽った私も悪いけど。

ナニかの復讐に燃えてない?

正史のオスワルドさんとドロシー様の約束みたいな内容をヤろうとしてない?」

 

「してない。 けど向こうの出方次第や」

 

「うん、落ち着こうね?

そもそも君、自称男だよね?

ストーム1が誰かの父親でも良いでしょ?

素直に祝福しようよ、ね?」

 

 

ピナの珍しい慌て振りを見て、妙に落ち着いた。

ふむ、そうやな。 その通りや。

荒波立てて、良い事なんてナニも無い。

そう、ワイのナニ同様に……!

 

 

「……ビビったか?」

 

「へ?」

 

「冗談に決まっとる。 仕返しやで」

 

「……本当かな?」

 

「ホンマやって! 心配性で可愛いな!」

 

「ちょっ、何処触ってるの!?」

 

 

セクハラして感情の起伏を誤魔化した。

股間と目頭が熱いのは、きっと気の所為。

 

そういう事にしておく。




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