説教受けてツライさん
今回のあらすじ
前世の思い出混じり
スランプの中……
ゲームの時間軸、アークの話とかしたいですね
それもあって、ストーム1の時代とツライさんの時代を行き来したかったり
「リングの調整を終えた」
遂に望む報告がされた。
これまでと違い、昨日や明後日に飛ぶ事が出来るし、ワイらのいた元の時代に戻る事も出来るという。
「つまり好きな時間に行けるのですね?」
ピナが嬉しそうにすれば、主任は頷いてみせる。
それを見たストーム1も満足そうや。
「先の大戦では過去に飛んでやり直すばかりだったが、今回は未来にも行けるのか」
「そうなるな。
だが飛べるのは自分が生きている時代に限る。
生まれる前には行けないし、死んだ後にも行けないことに留意してくれ。
肉体も、その時代のモノとなる。
私と相棒の場合、最悪は脳だけの状態で動けないなんて事態も有り得るという事だ。
記憶も今あるものだ。 気を付けてくれ」
「……その恐怖は身に沁みて理解している。
どうだ、君もブレインになってみないか?
もしかしたら先の大戦におけるアンドロイドの気分を味わえるかも知れないぞ」
アンドロイド?
プライマーもニケみたいなのを使ったのか?
が、プロフェッサーは首を横に振った。
「遠慮する。
エデンにいるセシルという者は信用できると聞いたが、だからと脳髄を抜かれるのは良い気はしない。 そうだろう、ツライ?」
振られたので肯定しとく。
ブレインファッ◯はハードでツライさん。
「せや。 ワイなんて気が付いたらニケやぞ」
こんなになっちゃった、たはは……である。
メス堕ちの危機もあり災難は未だ続く。
そんなワイの気持ちなんぞ此奴らは知らんが、歩み寄ろうとはしてくれた。
その例に、ピナはこの機会に尋ねてきた。
「そういえば、ニケになる前は何を?」
「言ってなかったか。
一応はEDFでレンジャーやってたで」
「えっ」「なに?」「本当か」
三者三様の反応されたんやが。
そんな妙に映るもんかね?
「意外だったな」
「所属と階級は覚えているか?」
「えーと、228で二等兵やった。
入隊間も無くしてラプチャーが侵攻してきて即ブッ殺されてな、後は脳みそ勝手に抜かれてニケにされたって流れ」
「228?」
反応するはストーム1。
何かあったんかな?
「俺にとっても縁がある基地だ。
これも運命なのかもな」
聞いてみっか。 この機会やし。
「民間ツアーもやっとりましたね。
それでストーム1も行った事が?」
「仕事でな。 最もその日は開戦日だったが」
わお。 それは不幸な運命というか。
ストーム1は続ける。
「民間人時代、ビークルの修理で訪れた。
そのタイミングでプライマーの侵攻。
多数の敵が基地を攻撃、俺は軍曹……今の大尉、ストーム2たちに助けて貰いながら脱出した。
最後のループの時は色々と吹っ切れてな。
記憶を頼りにコンバットフレームで基地内を暴れ回り、先輩の助けを受けてバルガを地上で乗り回して暴れまくった。
その甲斐あって基地の防衛には成功したよ」
「ほ、ほぅ? 滅茶苦茶やったんやなって」
さすがストーム1、凄い人や。
そういや思い出した。 基地の先輩らが言うてたな、開戦時に凄い民間人がいたと。
それ、ストーム1の事やったんやなって。
合点がいく間も、主任が思い出に参加。
ワイ、なんだかハブられ気分。
「相棒がそうしてくれたお陰で、私の信頼もあがった。 バルガの実戦投入も早まり、改修計画が前倒し、ウォーバルガだけでなくアーマメントの開発も出来た。 感謝している」
「昔の話だ。 今は今を足掻くだけさ」
「そうだ。 当時みたいにな」
「歴史の生き証人ですね……」
しんみりの英雄に感化されとるピナ。
同じ時代にいたら、ワイはどうしてたんだか。
「はえー、すっごい。 さすが英雄様やね。
けどバルガってなんぞや?」
「知らないの!?」
ピナにビビられた。
そのテンションでワイまでビビる。
「ギガンティックアンローダー・バルガ。
人型の巨大クレーンだよ」
「は? クレーン? 工事現場とかの?」
「そう。 全高47m」
デケェなオイ。
ラプチャーもデカいが、そこまでの奴はそうそう相手にした覚えはない。
「架橋工事を想定していたみたいだけど、いざ運用の段階で問題が発生して、殆ど使われる事なくEDFの倉庫に死蔵されていたんだ」
めっちゃ語るやんけ。 前もそうやったが。
ストーム1も便乗して言い始める。
「戦時に質量兵器として見出されてな。
戦車砲も効かない怪生物相手に投入された。
実戦用に改修が進み、最終的に武装もついた。
アレらがあったからこそ、人類は優勢に立てたといって過言では無い」
「開発した甲斐があった。
今次大戦では、動かす間も無かったが」
また2人の会話になってもうた。
ピナは聞いていて楽しそうやけども。
「起動出来たなら、軌道EVの防衛網に風穴を開けられそうだったのだが」
「そう上手くいったら面白くない」
「ストーム1、これはゲームではない」
「? 戦意は大事だぞ、プロフェッサー」
「考えるのも大切だぞ、ストーム1」
コントかな?
ワイを置いてくの止めて貰って良いっスか?
「取り敢えずやりたい事リストは増えたね」
ピナがワイに気を遣って語ってくるが。
仕事が増えるのは嬉しくないなぁ。
「バルガというニケの先輩を助ける、か?」
「サブミッション程度に、頭の片隅に置いておくだけで良いと思うよ」
「先の大戦で猛威を奮ったパイセンなら、自力で何とかして欲しいんやがな」
「有人機だから仕方ないよ……そうだ、女の子の体が嫌なら、バルガに脳を引っ越すのはどう?」
「勘弁してくれ。
人型なら何でも良い訳なかろうて。
大きさも見た目も人間とは違うんやろ?
今度こそ精神崩壊を起こして死ねるわ」
「冗談だよ」
笑うピナやけど、ホンマに冗談やろな?
よく男女ネタで揶揄ってくるけど、偶に本気なんやないかってトークをされるから怖い。
コンバットフレームもそうやが、ニケがパイロットやる方が安全やろう。
効率は落ちるやろうけど、ニケは人間のフォルムじゃなきゃアカンって常識は並行して考えとこ。
せやからと、雌堕ちは嫌やけどなッ!
「話を戻そう」
プロフェッサー、眼鏡を直して改める。
アカン。 負の感情で本題忘れとった。
「タイムリープをする目的をハッキリさせる。
過去に戻り、人類を救う。
それには技術や情報が必要不可欠だ」
ワイでも分かる説明に、素直に頷いて見せる。
「兵器や戦術を進化させ、敵の正体を探る。
だが、私達の力は弱く、敵の力は強大だ。
こちらが中途半端な手を打っても効果は望めない、寧ろ自らの首を絞める結果にもなりかねない。 奴らは自己進化するからな。
今回はプライマー以上に長い戦いになるだろう」
「長丁場だな。
まぁ先の大戦より気は楽だ、のんびり行こう」
旦那は言うけどな、さっきから先の大戦について言われても分からんのよ。
その感覚は本人らにしか分からんから。
「確かに、アークという人類の活動基盤が100年は続く。 リングも手元にある。
だがいつだって油断は禁物だ。
時間戦術を敵に知られる訳にはいかない。
そうなれば、プライマーと同じ末路を辿るのは想像に難しくない」
「だろうな。 絶対に避けたい道だ」
「ツライとピナも気を付けてくれ。
こうした話は絶対に外部に漏らすなよ。
例えストームやゴッデスであってもだ」
「分かってますって」「気を付けます」
「……ピナ、ツライをしっかり見ていてくれ」
「はい」
はい、やないやろピナちゃん……!
擁護しない当たり、同じ意見かい!?
なんかワイ、信用なくないですか?
そら、なぁなぁで過ごして来たちゃらんぽらんでヘチマなニケかもやけども!
「で? リング使うて、次はどの時代に?」
「君達の元の時代、100年後だ」
えっ。 過去やないの?
「何故か。 簡単に言うと実験だな」
「モルモットでツライさん」
「ニケだからこそ出来るんだ。
ボディや脳の劣化はあっても、満足に動けるのは君達くらいだろうからな」
「そうだよツライ。
これは私たちにしか出来ないんだよ」
ホンマ、損な役回りでツライさん。
「そんで100年後でナニすると?」
「技術進捗や、マリアンの容態の観察。
アークのEDF総司令部と、エデンのセシルに状況を報告、情報を交換してくれると助かる」
「えー……口下手なんやけど」
「面倒でもやってくれ。
なに、脳スキャンで直接頭に聞ける時代だ、会話の食い違いの心配は大きくない」
簡単に言ってくれちゃってまぁ。
技術の進歩は便利になり過ぎて涙が出るね。
「最悪は私がフォローします」
ピナも辛辣でツライさん。
「宜しく頼む。
情報が纏ったら、リングでこの時代に戻って私達に報告して欲しい。
その結果次第で、次の行き先と改変を決める」
「ラジャーっす」
ピナと共に敬礼してリングに向かう。
よもやこんな大役を任される刻が来ようとは。
「久し振りの里帰りだね」
「知らん光景になってたら笑えるわ」
こうしてワイとピナの時間旅行は続く。
さて、ワイらの戦いは これからや。
打ち切り風に(殴
更新未定