脳みそ抜かれて女の子になって人類守るんだよ!   作:ハヤモ

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注意:
エイプリル・フールネタ。
面識や時系列の矛盾は気にしない……

アーク法第4条第1項
三大企業のCEOは地上の状況を把握する必要がある

アークアイドル⭐︎シュエンちゃんとプリティーオペレーター シフティーちゃん、地上へ行くの巻。


♡シュエン&シフティー

 

 

「ツライ! 助けてくれ!?」

 

「ミシリスのニケでしょ!

CEOの私を守りなさいよッ!!?」

 

「ファッ!?」

 

 

地上で邂逅したカウンターズの指揮官と、何故かいるミシリス・インダストリーの社長、シュエン両名に涙目で縋られた。

 

いや、どういうこと だってばよ!?

 

 

「えっえっ、ドウイウコト!?」

 

「シュエンにエイプリ……こほんっ、地上を視察させる為に連れ出したんだが、肝心の護衛のニケがいない状態なんだ!

だから頼む! 助けろ下さい!?」

 

 

おい、こやつエイプリル・フールって言いかけたぞ、どこをどうやったら、小さな嘘が こんな命懸けの状況になるんや!?

 

シュエンもシュエンで、普段高慢な癖して、なんでナチュラルに地上にホイホイ出てきちゃうかなぁ!?

 

これで死んだらエターナル・フール?

エブリデー? フォーエバー・フール?

 

アークと地上両方の笑い者やでホンマ!?

 

 

「帰りのエレベーターが故障して、アークに帰れなくなったのよ!

別のエレベーターに辿り着くまでの間、私を護衛しなさいっ!」

 

「いや、あの、なんで護衛いないん?

普通いるでしょ? カウンターズの皆は?

社長もワイみたいな鉄屑じゃなくて、お抱えのメティス呼べばええやん!」

 

「エブラ粒子が濃くて呼べないのよ!

いいから助けなさい! いいわね!?」

 

「俺からも頼む……!

狼少年状態で、誰も来ないんだ……!」

 

 

はー……アホくさ。

こんなんで優秀指揮官&CEOとか笑っちゃうんスよね。

 

世も末である、けれど ここで見捨てて死にました〜⭐︎なオチはアークにとってもワイにとってもツライさん。

 

 

「分かりやしたよ、でも期待しないで下さいよ!」

 

「感謝する! 生きて帰ったら1杯奢る!」

 

「私からも、礼を送ってやっても良いわ」

 

 

おいやめろ。 なんで死亡フラグ立てたの!?

君達、自殺志願者なの?

だから地上にいるんでしょ間違いない。

 

 

「とにかく移動しましょう。 この先にもエレベーターがあるんで、それを使えば……」

 

 

先を見やる。

地面が見えないほどのラプチャーの群れが犇いていて、その真ん中で爆音が響いていた。

 

その度にラプチャーが紙切れ同然に舞い上がっては、次々に機能を停止していく。

 

 

「あっ、指揮官! 今年も地上に出てきました!」

 

 

その隙間から覗かす可愛い笑顔。

白を基色に、明るく爽やかな水色の髪、ヘッドセットを着けた小柄な女の子。

 

 

「シフティー!?」

 

 

指揮官が驚く。

えっシフティー? 情報部の?

人間だよね? ニケじゃないよね?

 

この地上の場において、ニケがワイだけ?

でもシフティーはラプチャーをマシンピストルやらミニガンで紙吹雪のように散らしていて……。

 

馬鹿な馬鹿な馬鹿な……!

ホント、ドウイウコト???

 

なんや、この理解不能な理不尽は……。

まるでストーム1に近いナニかを感じる。

 

まさか、あの人の血が入っとる?

まさかまさか……子孫!?

いやいや、まさかな……。

 

 

「去年同様、アンダーソン副司令官から、オペレーターも地上を体験するべきということで上がって来ました!

今回も指揮官が私の為に こういった"イベント"を用意してくれたんですね!」

 

「……そういう事にしておく」

 

 

純粋な笑顔に対し、歯切れの悪い指揮官。

前にもナニかあったのか!?

てことは、指揮官もシフティーも懲りてないなり勘違いを起こしてる系?

 

いやもう、ツッコまんぞ。

というか、下手に指摘したら別な意味で世界が崩壊しそうやもん、怖いって。

 

 

「では指揮官!

あの時同様、私を指揮して下さい!」

 

「……どちらにせよ、目の前のラプチャーを倒さないとエレベーターに乗れない。

シュエン、ツライ。 戦闘指揮をするから、頑張ってラプチャーを倒してくれ」

 

「ちょっと!? 私にも戦わせる気なの!?」

 

「その護身用の光学小銃があるだろ!?

生体認証の関係で俺が使えない以上、君が使うしかないんだって!

君が死ぬ時は俺たちも死ぬ時だ!

一蓮托生! だから頑張って……!」

 

「頑張ってじゃねぇ、お前も頑張るんだよ!?」

 

 

思わず変なツッコミを入れている間にも、シフティーがミニガンを股間辺りに構えて乱射しまくった。

 

漏れなくラプチャーが舞い上がった。

シフティーは叫んだ。

 

 

「いやー! どうなってるのー!?」

 

 

それはワイのセリフなんよなぁ……。

 

 

「ひぃー!? なんで私が戦うのよぉ!

り、リロード……リロードくらいアンタがやりなさいよッ!」

 

 

で、シュエンは涙目、鼻水だらだらしながらも、ブラインドファイヤ。

光線は四方八方に飛び散るばかりで、1発もラプチャーに当たっていない。

 

 

「これは夢や。 悪い夢や。

悪い夢なら……はよ目覚めんとな……ほな」

 

 

横になったらシュエンに蹴られた。 痛い。

 

……痛い? 夢じゃ、ない?

いやあああ嘘だと言ってよピナあああ!?

 

 

「寝ぼけてないでアンタも戦いなさい!?

それでもニケ!? ウチの製品なの!?」

 

 

銃撃と爆音の恐怖に涙目、鼻水垂らしになったシュエンが容赦無くバシバシ蹴る。

くそっ、こんな時まで上から目線か、実際に上なんやけどな、物理でも地位でも。

 

 

「いや、ワイ中身男やから」

 

「あーもう! メティス! 早く来なさいよー!」

 

 

無線機に泣き叫ぶシュエン。

このまま眺めてるのも良いか……。

 

 

「ツライ頼む!?

これも現実なんだ、向き合うしかないんだ!」

 

「ざけんなゴルワァ!?

お前が蒔いた種やろがい!?」

 

 

思わずガバッと起きてツッコミ入れたら、指揮官まで涙目になっていた件。

 

 

「見捨てないでくれ! 頼むから!?」

 

「わかった、わかったから!」

 

 

宥めつつ、やっと機関銃を向けた、が。

そこにはラプチャーの屍の山に立つ、ミニガンを持って笑顔のシフティーがいるばかり。

 

 

「指揮官! "的"は全て倒しましたよ!

他にはありますか?」

 

 

えっ、1人でアレ全部倒したん?

この戦果は、無茶苦茶っすよ……?

 

やっぱ夢だわ、うん。

 

 

「……いや、以上だ。 アークに帰ろう」

 

「分かりました!」

 

 

そういって、ルンルンでエレベーターに乗り込んでいくシフティー。

 

なんや、なんなんやこの世界は。

 

 

「あ、あんたたち……私をこんな目に遭わせておいて、タダじゃ済まさないわよ!?」

 

「取り敢えず帰ろう。 それが最善の選択肢だ」

 

「この世界線は無かったことにしよう」

 

 

不思議な夢を見たなぁ。

ワイは、そう思うことにしたのでした……。




他にもエイプリル・フールネタはあったと思いますが、とりま今回は こんな感じに……場合により削除しますがね(殴
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