ストーム1、アサルトになる。
今回のあらすじ
引き続き
ゲームのシナリオ通りは、今更感もあるので、とりまネオン合流まではさておき、あとはオリジナルに行きたいなぁ(妄想
モチベのある内に原作側のアレコレが完結するのか否か。 厳しい……
───絶望するには、まだ早い!
戦闘を続行せよ!
EDF5世界線 戦争末期 司令官より
光学迷彩の恩恵の外。 そこは人の法も神の加護もない無慈悲な荒れ地。 更に進めば、地熱の上がる赤褐色の土地が広がった。
まだ人類がいた頃、この辺がどこの国でどういった場所だったのかは不明だ。 ただ言えるのは、今の支配者は言葉も通じぬ狂喜であるということ。 更に言えば火竜ニヒリスターの領域だ。
他には双方の残骸が散見する程度。 人の気配はまるでない。 侵略者の支配。 その手から取り戻せていない現実が延々と広がる。
けれど、それが気に入らないかと言えば、違う。 戦場にも空は青く草木が揺れる。 動物もいる。
ラプチャーは確かに危険だが、プライマーほど悪質ではない。 進化する点や核のような
いずれ正体が明かされる日がくる筈だ。
それがプライマー同様に宇宙人で、地球を跋扈するだけの理由があるのか不明だが。
「イザベルが偵察にでている。 が、いきなり実戦で良いのか? 疑う訳ではないが」
「構わない」
彼、ストーム1は即答。
「あのお転婆娘は火遊びが過ぎる。 直々にお灸を据えたく思っていたところだ」
「火竜をお転婆扱い? 火傷じゃ済まないわよ」
ハランが割と真面目に言う。
これから交戦予定なのはクイーンの先鋒と呼ばれるヘレティック。 火竜ニヒリスターだ。
エデンを燻り出すように暴れ回り、火炎を撒き散らし、装甲ごと溶かしてくる。 そうでなくても熱伝導で内部構造を焼いてくる。 その攻撃は広範囲に及び、防御や回避は困難。 ニケより大きいコンバットフレームは尚更に不利だ。
インヘルトは何度も討伐を試みているが、今日まで上手くいっていない。 脅威的な再生能力が邪魔するのだ。 その様は先の大戦における怪生物との戦いを彷彿とさせる。
それでも彼は言うのだ。 いつも通りに。
「俺が何とかしてやる」
根拠はない。 けれど誇らしい自信だ。
その堂々足る振る舞いは、皆を前向きにさせてきた。
「ストーム1なら、本当に何とかしてしまうのかも知れませんね」
ドロシーは言った。 昔の彼と重ねてもいた。
100年前、皆の憧れであった彼。 絶望的な戦局でも、雄々しく戦い続けていた日々。
それは今も尚続いている。 そう思うと不思議な喜びと勇気が湧いてくる。
確かに生身は亡くなり体は変わった。 だけど異端さは健在だ。 寧ろ増した。 ある種のニケ化ともいえる。
「ふーん。 まぁ体は大きくなった癖に私の盾より丈夫じゃないみたいだけど? まぁ、そこは偉大なノア様が守ってあげる。 光栄に思ってよね!」
「ありがとう、ノア」
メスガキムーブも鳴りを潜め、微妙に朱色に染め、デレ混じりのノア。 普通に礼をいう彼。
頃合いを見て、ハランは純粋に質問してきた。
「ところで、なぜゼロなのかしら?」
唐突な、けれど疑問に思うもの。
ゼロ。 それは彼が新たな体を手に入れた際、機体に名付けたコード。
「前の名前を捨てたかったの?」
「そうじゃない。 ただのイメチェンさ」
「ふぅん?」
「……真面目に言えば、前の名は曰くが過ぎる。 有名税を払いたくないんだ」
滑ったので、真面目に答える彼。
特に
「プークスクス! なになに、機械になっても女の子にモテた〜いとか思っちゃう? やっぱ男は捨てられないのかなぁ?」
「……股間にはセンサー類しかないが。 ああ、ある意味では女にも反応するが、
「ちょ、それセクハラだから!? やめてよホント! 気持ち悪いよ!?」
煽ったら下ネタで返されてしまった。 幼心的にはダメージである。
彼は若い子らにはウケが悪かったか……と落ち込んでいるが。 そこは例によりヨハンがフォローに入る。 貴重な男枠だ、見捨てるのは忍びない。
「だが確かに、ストーム1を知る者は未だ多い。 もしその名を冠した者が活動しているとなれば探りが入る筈だ。 中央政府は特に恐れているからな、聞けば落ち着いてられないだろう……それは俺としても、エデンとしても良い事ではない」
「名はさておき、功績は御伽話扱いだがね」
彼は乗っかり付け加える。
大昔の伝説には尾鰭が付くものだと、大半のアーク人は半信半疑だ。 敵の名前に神話の怪物の名が付けられていたのも疑惑を増長させる要因となっている。
そうでなくても、ほぼ1人の歩兵が大群を殲滅したとか、船団を沈めまくったとか、挙句に
「そんな訳だ。 作戦中は
「複雑ですね。 いっそアークを
ドロシー、超悪そうな歪んだ笑顔。 闇堕ちした世界線でも見せる悪意ある表情。
ストーム1なら、単騎でアークを滅ぼすのも可能だ。 その気になれば。 だが断るのも彼だ。
「
「貴方様ならそうお答えすると思ってました。 ですが、もしその時はご協力を惜しみません。 気楽にお声掛け下さい」
「……そうだな。 なら今の状況に協力してくれ」
刹那。 オペレーターのセシルが警告。
『ッ! 高熱原体接近!』
冷静な彼女らしくない、慌てたような声。
が、ヨハンたちは慌てず隊列を整える。
『コードネーム:ニヒリスター! 来ます!』
空気が激しく揺らぎ始める。
轟音が遅れて響き、雲が割れていく。 その
「コンバットフレームを中心にフォーメーションを整えろ。 初動を抑えた後、ゼロが遊撃に入る。 俺たちは正面きって殴り合うぞ。 イザベル、聞こえているな? 隙を見てゼロを援護しろ。 "元
「元? 俺は現役だ」
軽口が終わるが早いか、轟音を立て、砂埃を巻き上げて流星が墜落、否、着地した。
衝撃波と共に視界が晴れたなら、クレーターの中心にしゃがむ真紅の女。
「よぉ、エデンから直々に会いに来てくれるなんて。 ありがてぇ話だよなぁ?」
彼女は、舌で軽く唇を舐めずって濡らしていく。
その視線はインヘルトのニケたち、そして
瞳はより熱っぽく、獲物を見定めた猛獣だ。
「しかも人型まで居るとは、嬉しいねぇ!」
叫ぶ。 同時に巨大化が始まる。
質量を無視した大きさとなり、その姿は巨大な火竜となっていく。 ヨハンも叫んだ。
「
「急に説明口調とは。 熱くなり過ぎるなよ」
それぞれが戦闘態勢に入る。
各々が己の役割を果たしていく。
「直ぐに壊れてくれるなよ? どうせ逝くなら、オレを愉しませてからにしろよなぁ!!?」
「ゼロ、戦闘態勢に移行。
銃弾が、
構わず放たれた火炎ブレスは、弾幕を飲み込みながら、ノアの
飛び散った炎が周囲を火の海にした。 その陽炎に揺らめく彼。 カメラアイが妖しく光る。
「火遊びは終わりだ、お嬢さん」
更新常に未定
ゼロ「質量保存の法則はどうなっている? ニケサイズの体は高密度の状態なのか?」
セシル「目の前に集中して下さい。 死にますよ?」
一方、カウンターズ方面……
ツライ「発電所が吹き飛んだ。 ウケる」
ピナ「えぇ……」
副司令官「全員、前哨基地に左遷だ(要略」