脳みそ抜かれて女の子になって人類守るんだよ!   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
メスガキ撃退

今回のあらすじ
ワードレスと共に


お喋りの陰謀/N6無力化
89.ベース228へ。


 

 

───基地防衛最優先!

 

ミサイルを死守しろォッッ!!

 

EDF6 DLC1 Last Days Code:Nより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第228駐屯基地(ベース228)

山岳に囲まれた田舎の軍事施設。 地上部は小規模な資材集積所といった様相だが、地下には巨大な通路や倉庫が広がっている。

 

それはEDF全体の基地に共通する話で、ここだけが特別という訳ではない。 宇宙(そら)から飛来する外敵からの発見を防ぐ為、爆撃の被害を軽減する為の工夫だ。 こうした造りの地下基地が世界中に分散して建てられてきた。

これらの拠点の多くは戦時中に十分役割を果たし、今もなお、地上部隊の拠点として使われ続けている。

 

だが、228は狂喜(ラプチャー)に占拠された。

破壊では無い。 占拠だ。

 

コードNが中止、3周目のこの世界線では2周目より早々に臨時監視所(最終防衛線)基地(残存)戦力が移動。 入れ替わるようにラプチャーが漬け込んだ。 以降、そこにずっと居続ける。

かなり前からだったが、最近はトーカティブ(おしゃべり)という特殊個体が、この基地方面に移動するのを見たという情報も入って来た。

 

ミシリスのシュエン(メスガキ)はどこ経由か知らないが、この情報を入手。 前哨基地の部隊を駒として使い、捕獲を試みようとした。

会社の業績を上げる為、研究しようとしたのだろう。 最も指揮官が素直に従わなかったので頓挫したが。 けれどもあのメスガキだ、この程度で諦めやしない。

 

情報部はこれに強い危機感を持っている。

情報の漏洩やシュエンの問題行動もだが、228には()()がある為だ。

 

ギガンティックアンローダー・バルガ(巨大人型荷役機械)

いや、それよりもっとヤバいもの。

 

 

N6。

 

 

月まで届く大量破壊兵器

分かりやすく直球に言うならば。

 

何発もの核ミサイルが保管されているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報部は仮説を立てた。

ラプチャーもまた、何らかの手段で人類側の情報を得ており、228にあるN6を奪取、または使わせないよう封じたと。

しかし近年になって戦法を変え、N6の弾頭先をアークに向けた。 そして上層部に脅しをかけた。 交渉の結果、攻撃しない代わりにマリアンのようにニケをわざと侵食させ、生贄として捧げるように言われた。

2周目にマリアンの侵食が無かったのは、コードN(自爆)中止とアークへの移動命令が少し遅れた為だ。 それにより228の残存戦力が侵攻を食い止めた。 N6が敵の手に落ちる事はなく、脅しも効かず、侵食もなかった。

 

であるならば。

228を制圧ないし、過去に戻り占拠を阻止。

この世界線で確認するなら前者。 もし仮説が正しいならば、基地を奪還すればアークから出撃したニケの侵食率に変動がある筈だ。 或いは誰かしらのアクションがある。

疑ってるのは管理AIエニックだ。 彼女ほどの要職ならば、地上と地下との検閲をパスできるし、EDFや企業の監視の目を躱わすのは容易だ。 都合が悪くなれば揉み消す事すら出来る。 物理的にも。

 

こうして情報部と作戦指令本部による協議の結果、どうせ諦めないシュエンの制御と内通者からの隠れ蓑という意味も含めて、ラプチャー捕獲任務に(かこつ)けて部隊を向かわせた。

ツライとピナを含めたカウンターズも合わせて派遣。

 

気付かれない程度にバックアップの準備もしつつ、結果を見守るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワードレス(言葉要らず)と合流しました。 これよりベース228の調査へ向かいます」

 

 

ラピが諦観ムードで言い、視線の先から2人のニケがやってくる。 片や鎖付きの首輪で拘束具のような露出多めの服装の長身女性のミハラ。 片や調教師なのか鞭を持つピンク髪少女のユニ。 SMプレイ部隊と協力せんとアカンってマ?

 

 

「初めまして。 私はミハラ。 こっちが……」

 

「ユニだよ! 今日は宜しくね!」

 

 

明るい挨拶に対してワイらは重い腰。

しぶしぶ銃火器共々声を上げていく。

 

 

「もー! なんで結局なのよ!」

 

「これが運命なんですかね?」

 

「まさか司令部がシュエンに許可を出すなんて思いませんでした」

 

 

カウンターズの面々も不満顔。

ワイらもソーナノ。

 

 

「なんやねん! 上はシュエン(メスガキ)に屈したんかい?」

 

「そう考えたくないけれど。 何か考えがあるんじゃないかな」

 

 

どうだか。

チクられてビビってたメスガキが、一転して喜んでドヤってる顔ばかり脳内にチラついてしゃあないわ。

 

 

「あー……ガキが。 舐めてると潰すぞオラ」

 

「妄想に囚われてないで行くよ」

 

 

ワイの苛つきを置いていく部隊員ら。

わかった。 やりゃ良いんしょ。 やりゃ。

 

こうしてワイは懐かしの228へ向かう。

特に思い出もないんやが、改変と改善をイコールにしていた所為でツライさんな目に遭うとは、この時のワイは知る由もなかった……。

 




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