脳みそ抜かれて女の子になって人類守るんだよ!   作:ハヤモ

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前回のあらすじ
228騒動終了、仮説立て

今回のあらすじ
タイムリープ

前書き
納涼の季節へ向かう中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
作者はノースキル&ラード塗れのクソ雑魚ナメクジの敗北者じゃけぇと人生を嘆いています(哀

さても原作側ですが……
チアガール、クレイの過去は意外でしたね。
ミルクも卑怯が抜けて成長した感
インタビューで空軍の存在が……?
そして今年もやってくる水着イベント。
一部で反社イベとも言われおり(ry
提供は嬉しいですが、一方で本編の謎や後付等、多くの問題がある中での執筆は難しいですね(堂々巡り
物語としても整合性が今後取れていくのか、ちゃんと完結するのか不安もあります。
それ以前に、ワイのモチベが(ry


97.ベース228問題

 

何度やっても変えられない。

 

救いたかった。 家族だけは……!

 

EDF6 プロフェッサーより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【神話:黄金時代(旧大戦(EDF6)後)】

さあ思い出すが良い地上の郷愁を。 そして平和な時代を。 他に並ぶべき物の無い楽園だった、黄金時代を。 凱旋を讃える歓喜の唄を聞くが良い。

この日、天を抜く一縷の糸に依り、出発する最初の旅人を、科学が隆盛する新時代を見るが良い。

風巻去し世、平和の名の下に発展を遂げ、忽ち倫理は老いさらばえた。

そして、これが人類没落の始まりなのだ。

 

驕りの象徴を誇示し、慰藉の念を忘却した瑕疵は唯我独尊のまま天を仰ぐ。

忽ち逆鱗に触れ、狂喜が顕現した。

大地を浚う天誅を見て、苦痛を知る。 或いは俗世を守護し王への贄と化す。

やがて女神達は己の思想の違いから麓を別ち、断罪と救済、嫣然と怨言の狭間のままに群雄割拠、混沌を極める。

天秤は逡巡する。 王の仰せのままに、身心のままに。 その号令無きままに。

 

(略:束の間の栄華でした)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもツライさんです。

コードN前の時間軸へ帰還。

より詳細としては軌道EV作戦決行前や。

侵食の赤飯と最強の百合が現役。 純粋な幼雪もいる。 聖女は既知より敬虔、淫乱な言動で暴走しない。 紅蓮は正式隊員前。 研究所には無垢な眠姫。

 

襲撃イベ再走かと辟易したが、幸い終了後。

証拠に天井の大穴、水浸しの床、学芸員の右往左往、灰姫は寝台にて眠姫。

電極を何本も体中に繋いで閉目中。 緊急起動による過負荷でメンテ中やね。

 

そんで嫌み主任と希望の英雄様が共にいるという神時期である。

 

相変わらず運が良い。

リングは細かな時間軸となると怪しいんよ。

周回をパス出来て嬉しい……嬉しい……。

リセマラはリスク含めツライさん。

 

故にリングを潜る時にゃ、ガチャ回す際のような、神引きを祈祷するばかり。

考えなし、困った時の神頼み……ッ!

ワイを助けてくれ、救ってくれ、や……ッ!

 

 

「どうした? 放心状態だぞ」

 

 

妙に懐かしい肉声で我に帰る。

見やれば生身のストーム1。

隣に立つプロフェッサーは察し顔。

 

いかんですね、しっかりせんと。

ワイは早速、情報を伝達する。

 

 

「未来のストーム1から言伝(コトヅテ)やで」

 

「俺が? 妙な感覚だな」

 

「同意する……早速だが聞かせてくれ」

 

 

察しが早い2人。 流石先駆者。

共にリープせんと、未来の記憶が2人に無いのは残念やが、理解者の有無はデカい。

 

普通の人相手やったら、頭がおかしくなったと思われても仕方ない。

 

……旧大戦の苦労、想像に難しくないわな。

そう感傷する間もなく、ピナが説明し出す。

 

 

228(ベース)が占拠され、マリアンは侵食されます」

 

「悪化したな」

 

 

結果に険しげなストーム1。

ピナは続ける。

 

 

「はい。 侵食との関連性は不明ですが、貴方の仮説だと───」

 

 

冷静に傾聴を続ける2人。

ワイも黙る。 説明はピナの方が上手いし。

その間、置物になるのは虚しいが仕方なし。

 

一通り終えると、口を開く先見の2人。

深刻が顔に張り付くも、口調は落ち着き払う。

 

 

「228にN6。 それを特殊個体が奪取、アークへの脅しに使用、か。 侵食といい、ラプチャーは底が知れん。

正体は何なのか、何がしたいのか……理解の外にいる存在は不気味だ。 プライマーの軍勢……邪神(クルール)もそうだった」

 

「同意する。 人類を滅ぼしたいなら、さっさとN6を撃てば良い。 100年後まで延期する理由が無い。

それとも大量破壊兵器の存在や使い方を知るまで、100年の歳月を費やしたか?

考え難いな……改良型を短期間で開発、大量投入出来、更には人類側の兵器を鹵獲運用する連中が手間取るか?

プライマー同様に時間戦術を行使しているとは思えないが……EDFを凌ぐ技術と戦力を持ち、各拠点の位置を正確に把握しながら、一貫性が無い。 そこもマーシアン(プライマー)の様に、何かしらの目的で行動していると考えるべきだ」

 

「さてな。 一先ず228も防衛だ。 未来の俺は上手くやるが、問題を先送る理由も無い」

 

「正確にはN6の防衛、または処理。 現段階に置いてはEDFの戦力は底を尽きているから、出来て処理の方向だが……コードN中止なら、基地自体は放棄で良い」

 

「賛成だ。 上に具申する」

 

 

話がトントン拍子に進んでいく。

権限の無いワイらとしては、非常に助かるんやけど、疎外感は否めん。

 

それを配慮してか、ストーム1は意見を求める。

こんな時にも お優しい事で。

 

……そんなやから、ワイは道を間違えたんよ。

 

 

「ツライ、ピナ。 それで良いな?」

 

「構へんよ。 敵の正体も侵食の謎も知れん以上、修正に励んどこうや。 他に手があるなら別やがな」

 

「同じ意見です。 これでアークへの脅威が減るだけでなく、マリアンさんを救えるかも知れません。 そうでなくても、1つの結果を得られます」

 

 

ピナちゃん、相変わらず真面目やね。

そういう話なんやけど。

 

 

「プロフェッサーは?」

 

「彼女達に同意する。 このタイミングで228の問題を片付けて、100年後の変化を見て貰おう。 その上で次にどう動くか考えたい。

リングを多用するのは危険だが、調整は上手くいっている様だからな」

 

「分かった。 ツライ、ピナ。 荒事は俺に任せろ。 このまま100年後の様子を見てきてくれ。 必要になったら戻って来い」

 

「了解っす」「了解」

 

 

面倒事は引き受けてくれるそうな。

けど、ワイなりの意見も混ぜとこう。 何もせず棒立ちからの時間旅行は疎外感がツライさん。

 

 

「ところで主任。 ワイ思ったんやけど、リングの調整上手くいっとるなら、開戦初期に戻って良くない?

そうすりゃ赤道付近の宇宙港や対空砲を守れて、軌道上からの攻撃や降下に備えたり、観測出来るんやない?

なんなら軌道EVの守りを固めて、そのまま宇宙ステーションを抑えるとか。

序盤の被害を抑えれば余力が生まれる筈や。

そっからラプチャーの謎に迫れそうな気がしたんやけど、どうや?」

 

「良い意見だ。 だが、先回りする程にラプチャーは疑問に思うだろう。

()()()()()()()()()()()()()のか、と。

結果、奴らの進化速度を早めてしまうだけでなく、リングの存在に気付かれる。 そうなればお終いだ」

 

「仮定やん、そんなん。 慎重になり過ぎや」

 

「……そうだな。 プライマーの時もそうだった。 時間矛盾(タイムパラドックス)を恐れたあまり、歴史を改変できなかった。

だが、今次大戦で慌てる必要はない。 もう少し情報を収集してくれ。 すまない」

 

 

少し困惑した。

かつて偉そうに説教垂れてきた奴が、今度は頭を下げとるもんやから。

戦闘に貢献出来んとも、伝令係なりの苦労はあるからな。 少しは報われた気がするわ。

 

 

「あいよ。 気難しい事は、そっちに任す」

 

「頼む。 他に意見はあるか?」

 

「では、私からストーム1に良いですか?」

 

 

ピナが挙手。 英雄は促した。

 

 

「俺に?」

 

「はい。 アークに設立される士官学校の教導官になるのは如何でしょう?」

 

「何故だ。 人に教えられる程、器用じゃないが」

 

「そんな事ないです。 ツライも知ってるよね?」

 

 

笑顔でワイに振るなよ。

えーと、英雄が器用に教えてくれた事は……。

 

 

「チ◯コか」

 

「違うよ!? なんでこの状況で言うの!?」

 

 

違った。 勘違いやった。

やっぱワイの脳も股間もオワコンやなって。

 

 

「アークの防衛線で教えてくれたでしょ! コンバットフレームの操作方法とか!」

 

「ああ、そない事もあったやな」

 

 

そういやそうやった。

ワイらにとっちゃ、初めての教官でもあった。

他を知らんが、頭クルクルパァなワイでも動ける程度になったから、悪くないんやないかな、知らんけど。

 

 

「そうか。 そんな事もしたか」

 

「はい。 戦闘だけでなく、元技師として教えられる事もあると思います。

英雄として貴方を慕い、集まる士官候補生も多くなるでしょう。 アーク全体の戦力、戦術向上に貢献出来る筈です」

 

「客寄せになる気は無いが、選択肢に入れておく」

 

「ありがとうございます」

 

 

それを中央政府(お偉いさん)が許すか分からんが。

ストーム1は政府にとっちゃ危険因子。

アークに入れたら、皆を率いてクーデター起こされちゃ敵わんと思うとる。

勿論、そないアホな真似をする男ちゃうし、司令部や情報部が説得、根回しして引き入れるやろうけど。

 

あんの地下空間はドス黒い欲望渦巻く場。

228制圧の為に動いた特殊作戦群の様な連中に、暗殺される恐れも無きにあらず。

 

 

「……怪物は人を殺し、英雄は怪物を殺す。

そして人は、英雄を殺すんやで」

 

 

ふと、どこかで見聞きした言葉を呟いた。

敵は内側にもいる。 油断すんなよと。

 

 

「ツライ、俺は死なない」

 

「死ぬよ。 少なくとも100年後、あんたは脳みそだけになっとる。

でもアークに潜ったら、チリ1つ残してくれんかも知れんのよ?」

 

「俺は嵐だ。 その時は死なずに消えるのみさ」

 

 

暗い顔のワイを、明るい声で撫でる彼。

参ったなぁ、終わった関係やのに。

 

プロフェッサーは皆を見渡し、纏めに入った。

 

 

「他に無いな?

君達は100年後に戻り、マリアンだけでなくアーク含めた様々な環境や、ストーム1の状態を確認してくれ。

情報は多い方が良い。 だが無理はするな。

ストーム1だけでなく、君達も死んで良い存在ではない。 この事は肝に銘じてくれ」

 

「アンタもな」「はい」

 

「結構。 では……幸運を祈る」

 

 

そうしてワイらは別れた。

 

あと何度、リングを潜るのか。

どれくらい別れを繰り返すのか。

 

さても仕事を繰り返すしかない。

出来る事は、それだけや。

 




後書き
更新常に未定
タイムマシンあるなら、開戦初期まで戻って、気になる場所押さえて完!
というごもっともな考えに対する言い訳を混ぜました。
今後、真相が明かされたら、じゃけん即解決に向かいましょうねとしたいですが、今のところ謎だらけで難しそう。
モチベある内に解決するのか否か……。
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