──────"あにき"。それが弟との別れの言葉であった。再開以来喋ることの出来なかった弟はその言葉の通りに口を動かした。
だが幼少からそう呼ばれ続けてきた兄はそれだけでも分かった。瞬間、弟の身体がパァン! と破裂した。
「……? ……???」
(な、何が起こった……?)
兄はまだ、何が起こったのか理解ができない様子。彼は物言わぬ肉片と化した弟を前に立ち竦む。
「コラソン? おい!」
(あの実ってのは、ヤツらの罠だったってのか?!)
未だ実が偽物だったという可能性を信じている彼、しかし身体が爆発するという症状は実をひとりで2つ食べた際に起こるものと一致する。
呆然自失の兄だったが、ふと思い返す。
「俺の能力でっ……」
彼はひどく焦った様子で弟の肉片をかき集める。
『ぶ、
そして自らの悪魔の実の力を使い、弟の姿をした人形を作り出した。しかし彼はまだ練度の足りないイトイトの実では歪なヒトガタしか作れない。
「ろ、ロシー!!」
しかしそんな形でもそれを見た瞬間、兄はそれを弟と認識し、普段のように話しかける。しかし言葉どころか動くことすらおぼつかない糸人形。
「お、おい……お、お前ら! これは……どうなってる! 何故コラソンが……動けなくなっている……?」
「若……」
そんな様子を見て何も言えない部下の者たち。
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そして、それから数十年か経った。
「よぉし、お前ら、もうすぐ追っ手が来る。急げよォ〜宴だ〜!!!!」
「「うぉおおおおおお!!!」」
その日は麦わらの一味及び同盟を組んだロー、そして海軍G5でサンジが作った料理を飲み食いし、立場を気にせずに楽しんでいた。しかしそのとき……。
「"家族"は……、大事にしねェとなぁ……」
全身を白のスーツで纏い、その上からピンクのファーで包んだ男が飛んできたのだ。
「じ、ジョーカー!?」
パンクハザードの科学者でありルフィに叩きのめされたシーザー・クラウンがその姿を見て驚いた。そしてドフラミンゴは一直線に研究所内へと向かった。
「なんだ? アイツ、来たと思ったら壊れたあん中入っていってよ」
「アイツは……!」
ルフィはただ奇妙な目で見ただけだったが、スモーカーとたしぎ、ローは違った。
「あれは……!」
「間違いねェ……七武海にしてドレスローザの国王……」
「ドンキホーテ・ドフラミンゴ……!」