転生したら最強種族だった件   作:月影シオリ

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落とされた先

*「…おい、起きろ」

 

 

何度目か分からない揺さぶり。

ハッとして目を覚ますと、見慣れない場所…。

 

なんだこの、カラーリングの濃い世界…。

 

 

*「お前、何者だ?なぜ上から降ってきた?」

 

 

声のする方を見ると、見覚えのある緑の顔のたらこ唇…。

 

間違いない、パイクーハンだ。

 

そんな彼に説明しようとして起き上がると、なんか違和感…。

 

 

『(あれ?)』

 

 

なんかやけに手足が短くなってるような…?

 

手を突っ張って起き上がってるのに、やけに地面と近い。

 

 

『(…ま さ か…)』

 

 

バッと勢いよく顔を上げれば、返事のない私にもう一度声をかけようとして手を伸ばしていたパイクーハンが、ビクリとすくむ。

 

 

『ねえ、パイクーハン!私、何歳に見える?!』

 

*「は………?」

 

『いいから答えて!』

 

 

意味がわからん、という顔になりながらも

私の気迫に気圧(けお)されて渋々と答えるパイクーハン。

 

 

*「…俺は地球人の事はよく知らんが、少なく見積っても10歳以下だな。

4~5歳ってところか」

 

 

oh......やっぱりそうなのか。

 

なんかやたら手が小さいし、腕や足が短いしそうじゃないかなー…とは思ったけど。

 

 

『(初登場悟飯くんと同じ歳…!)』

 

 

ヨヨヨ…とへたりこめば、「なんなんだ、一体…大きい声出したりしょげたり、忙しい奴だな」という パイクーハンのぼやきが聞こえてくる。

 

 

*「おお、居た居た」

 

『「?」』

 

 

突然の声に不思議に思って目を向けると、大界王がこちらに歩み寄って来ていた。

 

 

*「!だ、大界王様?!」

 

 

先程の声が大界王の声だと知るや否や、慌てた様子で(ひざまづ)くパイクーハン。

 

 

*「ああ、パイクーちゃん。別にかしこまらなくていいのよー。

ちょうど君がこの子を介抱しててくれて助かったよー♪」

 

 

大界王はニコニコしながら話しかけてきた。

 

 

*「…ユキナちゃん、だよね?

話は聞いとるよー」

 

『え?』

 

 

え、誰から?

そう思ってぱちくりすると、誰かを呼ぶ大界王。

呼んだ方に目を向けると、綺麗な女の人がいた。

 

緑色の髪をしていて、耳は界王神のようにとんがり…目はエメラルドのように透き通って…。

そして界王神と同じような…それでいてドレス風の服を着ている。

 

こんな人…原作やアニメにいたっけ??

 

 

【丈夫な体に再構築されたおかげか、無傷でよかったですね。ユキナw】

 

 

しゃがみながらこっそり言う彼女。その声はどこか聞いた事のある声…。

 

次の瞬間、彼女は見た事のある笑みで ニィ…と笑った。

 

 

 

 

 

 

『っ、真r』

 

【黙っていたまえ。また転生させられたくはないだろ?w】

 

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