エクソダスの封印は、もう目前に迫っている……
★★★(リルファ)
馬を駆る。
エクソダス城内部を。
タイル敷きの床、溶岩、そして光のバリア。
これまでに得た力を駆使し、一直線に駆け抜ける。
溶岩も、光のバリアも、印を押さないと通れなかったんだよね……!
辛かったけど、あの苦しさの集大成が今なんだ……!
「すげえぜ……エクソダス城の障害が全く何の役にも立ってない……!」
ルロードさんも興奮気味にそう言っていた。
無数の魔物たち。
それに関しても、時の砂を使用することにより、停止している。
何の障害も無い。
私たちは駆け抜けた。
祭壇に向かって。
エクソダス……どんなヤツなんだろうか?
そして、とうとう
「見えてきたぞ……」
ウッドさんの言葉。
いよいよなのか……
緊張で、震える。
あれが……祭壇!
私が想像していたのは、おどろおどろしい台座。
大悪魔を封印するための祭壇だもの。
当然でしょ。
……だけど
そこには
石の台が4つ、あったんだ。
それだけ。
……?
「あの……」
あまりにもあんまりなので、思わず隣のウッドさんに。
「あれが本当に台座ですか?」
聞いてしまう。
すると
「そうだが?」
ええ~?
あんなのただの石の台だよね?
ありがたみ、なくない?
私が納得いかないって顔をしていたら。
「まぁ、待て」
ウッドさんは説明してくれた。
あの祭壇は真の姿じゃ無いんだ。
あの仮の祭壇の前で祈りを捧げると、真の祭壇が出現する。
なぁんだ、そうか!
だったら早くそう言ってくださいよ!
では早速……
私は手を合わせて、指を組み……
「まぁ、待て」
ん?
まだ、何か?
「その前に、最後の祭壇の護衛がいる」
その言葉に。
私の緩み始めていた心が一気に引き締まった。
それは……
エクソダス・ガーディアンだとか
エクソダスの影とか
エクソダス(不完全体)とか
そういう恐ろしいヤツがいるんですね?
私は天の剣を握りしめる。
例えどんなヤツが相手でも。私はもう負けないんだから!
魔法だってある! 生命力もある!
近接武器なのが不安だけど、一応威力は高い天の剣もある!
みんなある! 準備万端!
「どこから来るんです!?」
私は油断なく周りに視線を走らせる。
どこだ……? どこだ……?
「もう、いるぞ?」
え……?
どこに?
そのときだ。
ドンッ!
いきなり、私に腹パンを入れてくる者がいた。
突然なので面食らう。
だけど……
そこに、何もいないんだ。
一体、私は何に殴られたの……?
そんな私を見て、ウッドさんは緊張した面持ちになる。
そして
「来たぞ……」
ウッドさんはこう言った。
姿の見えない護衛……フロアだ!
フロア:
特殊能力。姿が見えない。
以上。
体力ゴブリンなみ。攻撃力海賊程度。
(先に言っておきます)