キヴォトスに転校しました!…皆さん、目が怖いです。   作:KV-1S

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前回のあらすじ

キヴォトスに転校してきた雀瓜ユウヤ君!
華の高校三年生!
何やら彼には悩みがあって、それをみんなに聞いて欲しいんだって!
その悩みとは「皆の目が怖い事!」なんでか理由がわからないんだって!ケッ

そんな彼は、最初に先生と会った時のことを皆に話し始めたよ!

先生が男子生徒が居ることに困惑してたから、優しいユウヤくんはなんでここにいるのか教えてあげたらしいよ!そしたら先生泣いちゃって大変だったみたい!ケッ

先生が泣き止むまでずっとそばにいてあげたんだって!優しいね!ケッ

先生が泣き止んで、落ち着いたから、彼は自分がなにかしたのかって聞いたのね?そしたら先生、また泣いちゃって、ユウヤ君は、父性を刺激されて、性癖が壊れそうになりながらも、慰めてあげたらしい、優しいね!ケッ

それで今後の話をして、行く宛てが無いことを伝えたら衣食住整ったシャーレの居住区に住んでいいって言ってくれて、更にはシャーレに所属しないかって言われたんだって!優しい先生でよかったね!勿論ユウヤ君は承諾したよ!ケッ

更には連邦生徒会まで先生が車で送ってくれるんだって!本当に優しい先生だね!


おや?ユウヤ君と一時的に離れた先生が連絡を取ってるよ?

相手は生徒たちみたい!


…ん?先生大好き倶楽部(ゲマトリア)にも送ったみたいだね?


ユウヤ「ヘクシッ、誰か俺の噂でもしてるのか?ってそれは無いか」

先生「もう二度と失わないし、絶対離さない」


連邦生徒会へ行こう!……先生、空気が重いです。

 

どうも、雀瓜ユウヤです!前回は…そう!先生が車で送ってくれるまでの話をしたんだっけか!

 

先生を外で待ってたら、しばらくして先生が車に乗って出て来たんだ。

 

先生「ごめん!お待たせ!」

 

ユウヤ「全然待ってないですよ」

 

先生「とりあえず乗って!」

 

ユウヤ「はい、連邦生徒会までお願いします!」

 

そして車に乗ったんだけど、良い車乗ってたなぁ先生。

 

なんか武装積んであったみたいだけど先生は気付いてなさそう、どこの開発だろう?

 

ユウヤ「この車、乗り心地良いですね?」

 

先生「自慢の生徒の開発なんだよ、これ。」

 

ユウヤ「え?車を開発?学生が?」

 

先生「キヴォトスだと学生が物を開発したり作るのは日常の事だよ?」

 

ユウヤ「すげぇな、キヴォトス……」

 

この時は驚いたなぁ、まさか生徒がキヴォトスにあるものを開発したりしてるなんてね。

 

ユウヤ「しかし、開発かぁ…興味があるから見に行きたいなぁ……」

 

先生「………ふふっ、多分彼女達も歓迎すると思うよ?」

 

ユウヤ「マジすか、これからが楽しみになってきたなぁ。」

 

先生「うん、楽しみだね!私もこれからの生活が楽しみで仕方がないよ♪

 

この日からしばらくして開発したって部を先生同伴で訪ねたんだけど、その話はまた今度します!

 

そうして先生と話してたら、連邦生徒会に着いたんだ。

 

先生「ここが連邦生徒会、キヴォトスの中核を担う組織だよ。」

 

ユウヤ「うわ、凄っ」

 

ほんとに当時はこの一言しか出なかったね、外の世界より圧倒的に高い建物があってさ、今でもどうやって建てたんだろう?って思ってる。

 

それに街の建物も、外じゃ考えられないくらい凄かったな、特にビル!アレどうやって建てたんだろう?今でも分からないんだよね。

 

先生「ほら、行くよ?」

 

ユウヤ「あっ待ってください!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

リン「さて、先程の先生からのモモトークの通り、転校生というのは【彼】で間違いないのようです。」

 

リン「しかし、彼は記憶を失ってしまった様子だ、との事です。」

 

 

リン「……私達は彼には返し切れない恩と、償いきれない罪を背負っています。」

 

 

リン「彼が二度と、あの様な目に遭わないよう、最善を尽くしましょう。」

 

 

 

 

リン「しかし、貴方達が来るのは予想外でした、アオイとアユムと私だけで今回は対応する事になる、と思っていたのですが……」

 

アユム「あははは…まぁ、会いたい気持ちは分かりますよ。」

 

アオイ「そうね…その気持ちはわかるわ。変な事にならないといいのだけれど…

 

 

モモカ「先輩達流石に酷いよ。」

 

モモカ「もう会えないと思ってた人に会えるんだから、そんなトラブルは起こさないよ。」

 

モモカ「それに今回は私も真面目だよ、あの人には色々良くしてもらったから。それこそ、リン先輩が言ったように返し切れない程…ね。だから、そんな世話になった人に恩返しをしたいのは普通の事でしょ?」

 

 

リン「貴方はいつも真面目にやってくださるといいのですが………」

 

 

モモカ「それに、少しでもいいから久しぶりに話したいし

 

リン「…まぁ、モモカは大丈夫でしょう。」

 

 

 

 

カヤ「その言い方だと、私はダメだと?」

 

リン「貴方は彼に何を仕出かすか分からないからです」

 

カヤ「何故私が彼に不都合な事をするの前提なのですか?」

 

リン「逆になぜそうしないと思うのですか?」

 

カヤ「…いくら私でも、恩を仇で返すような真似はしません。」

 

カヤ「こうして私が今この場にいられるのも、彼のおかげでしたからね。本来なら、私はまだ檻の中でしたし。」

 

カヤ(しかし、この超人である私が気にかけていたにも関わらず、突然消えたことは、本来なら許されない罪ですが、こうして帰ってきたのなら、大目に見てあげます。……もう二度と会えないと思ってたんですよ。)

 

モモカ「カヤ先輩、彼が死亡したって連絡が来た時、部屋にこもって泣いてたもんねぇ〜?」

 

カヤ「……貴方こそ、まともに食事を取れていなかったではありませんか」

 

アオイ「…あの二人本当に大丈夫かしら?まぁ、私だって彼がって話を聞いた時はどうにかなってしまいそうだったけど…

 

アユム「もう私達にはどうにも出来ないので…それに、彼女達だって彼と会える時にそんな粗相はしないかと…

 

アオイ「それもそうね…」

 

リン「まぁ、きっと大丈夫でしょう……」

 

モモカ「そういえばリン先輩」

 

リン「……なんでしょう?」

 

モモカ「目、赤く腫れてますけど」

 

リン「!?」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

目的地に行く途中にエレベーターがあったんだけど、そこから見える景色は圧巻だったなぁ

 

ユウヤ「凄い良い景色だな…」

 

ユウヤ「ってかキヴォトス、凄い広いな……!?」

 

先生「ははっ」

 

ユウヤ「どうしたんです?先生」

 

先生「初めてここに来た時の私と同じ反応だなぁって」

 

初めて来た時と同じ反応って聞いて俺は気になったことを聞いてみたんだ

 

ユウヤ「そうなんですか……ねぇ先生。」

 

先生「どうしたの?」

 

ユウヤ「先生っていつこのキヴォトスに来たんですか?」

 

先生「気が付いたら居た、みたいな感じだったなぁ。」

 

ユウヤ「気が付いたら…って誘拐でもされたんです!?」

 

先生「いや、そういう訳じゃないと思う。」

 

先生「気が付いたら今向かってる連邦生徒会の部屋で寝ちゃっててさ」

 

先生「リンちゃん……連邦生徒会の生徒会長代行の子なんだけどさ、その子もどうやって来たのか分かってなかったみたいで、最初は混乱しちゃったな。」

 

ユウヤ「先生ってさ、ここに来たこと、後悔してない?」

 

先生「後悔してないよ、だって、ここに来たおかげで大事な生徒達と会えたからね…君もその中の一人だったんだよ?何があってももう離さないからね

 

ユウヤ「うん?最後なんか言いました?」

 

先生「ううん、気にしないで。」

 

そうして話してたら、目的の部屋についたんだよね。

 

ユウヤ「この中に、連邦生徒会の人達が?」

 

先生「そうだね、心の準備はできた?」

 

ユウヤ「ちょ、ちょっとだけ待ってください。」

 

先生「分かったよ」

 

 

 

先生『部屋の前に着いたよ、入っても大丈夫そう?』

 

リン『少しだけお待ちください』

 

先生『どうしたの?』

 

モモカ『今リン先輩目元赤く腫れてて、必死に化粧とかで隠そうとしてて…』

 

リン『モモカ!』

 

先生『ちょっと目元が赤く腫れたリンちゃん見たいかも……まぁ分かった、入って良くなったら連絡して?』

 

リン『分かりました』

 

 

 

ユウヤ「先生、心の準備出来ました。」

 

先生「ごめん、少しだけ待ってもらってもいいかな?」

 

ユウヤ「うん?どうしたんです?」

 

先生「今はまだ入らないで欲しいって彼女達が…」

 

ユウヤ「あー、なら仕方無いですね。それなら向こうの準備が整うまで雑談でもしましょうか。」

 

先生「そうだね」

 

まぁ、キヴォトスでは珍しい男子生徒だし、色々忙しいんだろうなって少し申し訳なくなったんだよね。

 

それで、向こうの準備が出来るまで質問させてもらったんだけど、あの質問をした時の先生はちょっと怖かったなぉ……

 

ユウヤ「へぇ、ミレニアムってところなんですね、さっきの車作ったのは。」

 

先生「そうそう、そこのエンジニア部ってところだね。」

 

ユウヤ「へぇ…今度見に行きたいです。」

 

先生「なら今度ミレニアム行く用事があるから一緒に行く?」

 

ユウヤ「良いんですか!楽しみだな〜」

 

 

ユウヤ「所で先生、前このキヴォトスに居た男子生徒ってのはどんな人だったんです?」

 

聞いた瞬間ちょっと空気が重たくなってさ、あ、ヤバいこと聞いちゃったのかなって思ったね。

 

先生「……」

 

ユウヤ「先生…?」

 

先生「ああ!ごめんごめん、前居た男の子だったよね?」

 

ユウヤ「はい、その、もしかして聞いたらマズかったり…」

 

先生「いやいや!そんな事は無いよ!」

 

先生「そうだねぇ、容姿はとても君に似てた…ううん、似てたなんてレベルじゃないね、同一人物だったよ。」

 

ユウヤ「世界に3人は自分と容姿がおなじ人が居るとは聞いた事がありますが、そんな似てたんですね。」

 

先生「うん……それで彼についてだったね。」

 

先生「彼は強くて、真っ直ぐで、それでいて優しくて、でも時折厳しくて、間違った方向に進みそうな子が居たら、手を差し伸べて正しい方向へと導いて、どんな子でも見捨てないで、打てる手を全て打ってでも助けて。私以上に生徒を良く見て、寄り添ってあげていた子だったね。私が彼をシャーレにスカウトした時も、快く引き受けてくれて、まだキヴォトスに慣れない私に色々な事を教えてくれて。私がシャーレとして活動していて、困難な壁にぶつかった時はいつも助言してくれて、危険な時は助けに来てくれて。どんな無茶なお願いであっても力を貸してくれて。それでいてetc…」

 

ユウヤ(な、長い…)

 

先生「な子だったね。」

 

ユウヤ「そ、そうだったんですか」

 

ユウヤ(先生数分くらいずっと喋ってた気がする)

 

ユウヤ「凄い人だったんですね」

 

先生「でも、そんな彼を私は……私達は救えなかった、彼はとある1件でキヴォトスから追放されてしまったの。」

 

ユウヤ「追放?なんでそんな…」

 

先生「冤罪だった…彼は無実の罪で追放されてしまった。」

 

先生「私達はその時、彼がやるわけが無い、きっとすぐ疑いが晴れるって、そう信じてた。けれど、それを証明出来るものは無くて、段々と彼が本当に犯人なんじゃないか?って皆思うようになり始めて…」

 

先生「そんな私達を気遣ってかは分からないけど、彼はキヴォトスから去る選択肢を取ったの。そしてそれは承認されて、彼はキヴォトスから追放になった…」

 

先生「そうして彼は自分の無実を証明できないまま、キヴォトスを去った…」

 

先生「救えなかったんだよ、私は、たくさん助けて貰ったのに…何一つ返せなかった。」

 

先生「それから暫くして、私の友人……になるのかな、から1つの連絡が来てさ、彼は、自分が追放された後も、キヴォトスの為に動いていたって。そうして、彼は私たちの見えない所でキヴォトスを救ってくれたんだって。」

 

先生「私達には彼には返しても返しきれない恩がある。そして償わなきゃいけない罪がある。もし、恩を返して償うまでの間、彼にどんな恨み辛みを言われたとしても、それは仕方のない事だから。」

 

先生の話を聞いていて、前にいた男子生徒は、みんなの為に自分を捨てれる人だったんだろうって分かったんだ。

 

そんな彼だったから、皆惹かれていったのだろうと。

 

そして、おそらく目の前の先生も、その男子生徒のように、自分を犠牲にできてしまう側の人間なんだと思う。

 

ユウヤ「……すみません、嫌な事思い出させてしまって。」

 

先生「ううん、気にしなくていいよ。これは私たちが絶対に忘れちゃいけないことだから……」

 

ユウヤ「でも、一つだけ言わせて下さい。」

 

先生「……何かな?」

 

俺は彼が誰なのか分かってはいないけど、それでも言わなきゃいけない気がしたんだ。

 

ユウヤ「彼が誰なのか、俺には分からないけど、その彼はきっと、貴方達を恨んではいません。」

 

先生「なんで、そう思ったの?」

 

ユウヤ「だって、本当に恨んでいたなら、キヴォトスを助けるなんて事しなかったはず、だから。」

 

ユウヤ「すみません、偉そうな事言って。何故かは分からないんですが、これだけは絶対に伝えなくてはいけないって、思ったんです。」

 

なんでかな、このまま彼女達が一生心に陰を負う事になるのは、望んだ事じゃない、ってのが分かってさ。それで、こんなことを言ったんだと思う。

 

先生「…ありがとう、少しは気が楽になったよ。」

 

 

 

リン『先生、準備が出来ました、入って頂いて大丈夫です。』

 

先生『了解、彼に伝えるね。』

 

 

 

先生「ユウヤ君、向こうの準備が出来たから入っていいって。」

 

ユウヤ「分かりました!」

 

先生「それじゃ、私は外で待ってるね?」

 

ユウヤ「はい!行ってきます!」

 

そして、俺はその部屋に入っていったんだ。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

先生「また、慰められちゃったな……」

 

そう言うと、先生は誰も居なくなった通路で、徐にタブレットを取り出した。

 

先生「アロナ、プラナ、お願いしてた事の結果は出た?」

 

アロナ「はい、今画面に表示しますね。」

 

先生「これは……」

 

プラナ「彼に様々なスキャンをかけてみた結果です。雀瓜ユウヤさんと彼は、記憶喪失ではあるものの、同一人物と見て間違いは無いと思われます。」

 

先生「良かった…彼は帰ってきたんだね…」

 

アロナ「はい、ですが、まさか本当にこんなことが起きるなんて、奇跡としか言いようがありません。」

 

先生「つまり、次失ったらもう二度と帰ってこない可能性の方が…」

 

先生「今度は何があっても彼を守るよ、アロナ、プラナ。」

アロナ、プラナ「はい!(分かりました)」

 

 

 

 

雀瓜ユウヤは覚えていない、自分が何者であったかを。

 

彼は覚えていない、あの日々を、あの悲劇を、あの偉業を、あの戦いを

 

彼女らは覚えている、楽しかったあの日々を、あの悲劇を、あの悲しみを

 

探求者達のみが知っている、あの日の戦いを、彼の偉業を、そして彼に託されたことを。

 

 

 

一度離れた歯車は未だ噛み合わず、空回り続ける。

 

これは、どこか壊れてしまった青春の物語(ブルーアーカイブ)

 

 

 




一応ここまで本編で書いた情報だけまとめ
【彼】は死亡している
【雀瓜ユウヤ】と【彼】は同一人物(身体的に)
【探求者達】と【彼】はとある敵と戦う際に共闘していた
【探求者達】は【彼】からとある事を託された
【彼】は生徒の身でありながら【探求者達】からして偉業と呼ばれる程の事を成した
【彼】がキヴォトスから追放されたのは無実の罪である
【彼】がキヴォトスに来たのは先生よりも前

ちなみに雀瓜は安直に花言葉で選びました。

あと本文をちょっと意味深な終わり方にしてみました、一応意味はあります。

カヤとモモカの口調などが未だに掴めておりません、何度も色々なシーン見返して、本家に似せていくので気長にお待ちください。

しかし、アロナとプラナの同一人物という発言は、あくまで身体的、肉体的な面ですからね。
1度死んでしまった、もしくは記憶を失くしてしまった、またはその両方の人は、本当に彼女達の知っている人なのでしょうか?
本質は変わらないかもしれませんが、本質以外の精神面は変わってしまっているのかもしれませんね…

あ、ユウヤ君のステータスみたいなの貼っときますね
身長:183cm
体重:平均的
容姿:黒髪でウルフカット(後ろが項より上くらいのやつ)、瞳は黒く、筋肉が浮かないタイプの細マッチョ。
戦闘面:???「銃なんてまともに持ったことある方がおかしかった(本人談)」
趣味:ゲーム、読書、芸術、人助け
特技:地雷を踏み抜くこと(無自覚)、不味いこと言ったあとのリカバリー(本人談)、自己犠牲(無自覚)


ここから下は、作者の内心です、1番下の方にはアニメでたまにある、セリフが切り取られてそのシーンが流れてるタイプの次回予告みたいなの作りました

カヤって、個人的な観点ではありますが、自分を理解してくれる人に依存しそうなイメージがあるんですよね。
この場合、彼がその、カヤにとっての自分を理解してくれている人だったんですよね。カヤからしたら彼は自分を理解してくれて、承認欲求も満たしてくれる最高の人だった訳なんですよ。だからカヤは彼に少しづつ、カヤも知らないうちに依存してたんですよ。

そんな彼が、突然冤罪で捕まってしまうんです。カヤは仮にも防衛室長(彼の尽力で続ける事が出来た)ですから、ヴァルキューレの生徒を総動員して、死に物狂いでアリバイや彼が関与してない証拠を探すんですよ。あんな事をしたのにヴァルキューレの部下たちが手を貸してくれた理由は、上司である以前にカンナ達も彼を慕ってましたから、全力で捜査をしてくれたんですよね。そして普段なら絶対しない、カヤ自身も捜査に加わったんです。それでも証拠もアリバイも見つからなくて、カヤやカンナ達の情緒が不安定になり始めた頃、彼がキヴォトスから追放される事になるんですね。自分の理解者であり、依存していた彼を失ったカヤは失意の底に落ちるんですね。自分の実力不足で彼を失ってしまったのではないか?と。


もちろんそれで終わりではありませんよ?失意の底にいた彼女に追い討ちをかけるかの如く、彼の訃報が知らされるんですよ。彼女を理解してくれて、彼女の欲求を満たしてくれた彼にはもう二度と会えない。私が本当に連邦生徒会長のような超人だったら、 きっと彼は今も私の傍にいてくれたかもしれない。そんなカヤのグッチャグッチャになった心情と情緒を想像してみましょう…うん、美味。



でも、彼女は強いですからね、立ち直ろうとするんですよ。
【彼がもし今の弱りきった私を見たら悲しんでしまう、彼のためにも私がいつまでも弱りきったままでいいのか?良い訳が無い。私は絶対に彼が誇れる超人になってやる】ってね、そうして立ち直り始めた時に、ユウヤ君が、彼が帰ってきたんですよ。
Q.もう二度と会えないと思っていた彼が帰って来てくれた場合、カヤ室長はどうなりますか?

A.前以上に依存度が増すでしょうね、それこそ、今度彼を失えばすぐさま後を追うくらいに。連邦生徒会防衛室長なんて立場がなければ、四六時中一緒にいるくらいには依存度が増してます。

……あれ?カヤ、これが普通の物語だったらヒロインレース首位じゃない?


モモカって、良く他人に仕事を押し付ける事が良くありますよね。実際本編世界では先生に仕事を押し付けたりしてる記憶があります。偽りのサンクトゥムタワーの時はお菓子食ってる場合じゃねぇ!と言わんばかりにちゃんと仕事してくれてた記憶がありますが…まぁ基本的に面倒くさがりなんですよ。
そんな彼女にとって彼は、とてもありがたい存在なんですよ。自分が仕事を押し付けても、嫌な顔1つせずにやってくれて、困ってたら助けてくれる、そんな彼に、彼女は段々と興味を持つんですよ。そうして、いつしか彼女はお菓子を彼に分けてあげるんです。皆さん知っていると思いますが、彼女はお菓子を絶対に他の人にあげるような性格では無い。そんな彼女がお菓子を分けてあげることがどういう事か、彼女は知らぬ間に彼に惹かれていたんですよ。彼女にとって彼は、お菓子以上にかけがえのない存在になっていたんです。そしてとある約束を交わしたんですよね、今度暇な時にお菓子を持ってきて一緒に食べようって。普通の子だったら仲良いね、で終わるかもしれませんが、この子はモモカです。お菓子に対してかなりの執着を持つモモカが彼とお菓子を分け合う約束をしたんですよ。




まぁ、その約束は終ぞ果たされることは無かったんですけどね。

彼は冤罪で捕まって追放されてしまいますから。もちろん彼女は彼が捕まった時に、カヤと同じように全力で彼のアリバイや関与してない証拠を探しました。でも、どれだけ探しても見つからない、彼女に段々と焦りが生まれてきます。そして、彼はキヴォトスから追放されてしまった。キヴォトスから追放されたということは、二度と会うことが叶わないということになります。彼女がこの時食べたお菓子はとても塩っぱくて食えたものではなかったそうです。

そして、彼女が悲しんでいる所に、さらなる悲劇が襲い掛かります、この外道め。

彼の訃報が届くんですね。
彼女は、その日からお菓子を食べても味も何も感じなくなってしまうんですよ。そうしていつしか彼女はお菓子を食べなくなってしまうんですよ。

そうして過ごしていたある日、彼女の視界に彼と最後に食べたお菓子が目に入るんです。彼女は最初は気にしないようにしていましたが、脳裏に彼との思い出がよみがえるんです、そうして『モモカってほんとお菓子を幸せそうに食べるよな、見ててこっちまで幸せな気分になってくるよ。』っという彼の言葉を思い出すんです。

そしてモモカは、あまり気は乗りませんでしたが、そのお菓子を食べたんです。


あれだけ好きだったお菓子を食べても何も感じなかったのに彼と最後に食べたお菓子はとても美味しかったんですよ。そして彼女はようやく気付くのです。自分はお菓子を食べる事ではなく、彼とお菓子を食べてるあの時間が好きになっていたということに。そして、自分は彼が好きだったって事に。そして彼女は、涙を流しながら一つ一つ噛み締めるように食べるんです。あの日涙を流して食べていたお菓子は塩っぱくて食えたものでは無かったのに、今食べているお菓子はとても美味しかったんですよ。それこそ、一生食べていたいくらいに。でもお菓子ですから、終わりは来るんですよ。食べ終わった彼女は、とても大きな喪失感を感じました。でもその後、彼女は、前よりも少し元気になったんですよ。


そして、ユウヤ君が、彼が帰ってきました。
彼女はあの日の約束を覚えています。でも彼は、記憶を失くしてしまっていました。

彼女は、あの日の約束を果たせない事に落ち込むんですよね。

でも、ユウヤ君は無意識に地雷(主に涙の)を踏む天才ですから、どうなるか楽しみですね。

次回予告

「これからお世話になります!雀瓜ユウヤです!」

「突然ですが貴方、私の元に来る気はありませんか?」

「幸せそうにお菓子食べますね、普通のお菓子なのに美味そうに見えます。」

「ッ!?」

「私はなんとなく今回の集まりがこうなるのは分かってたわ……」

「あははは…でもみんな楽しそうですし」

「あの、皆さん目がちょっと怖いです」


次回「連邦生徒会の目が怖いです、特にピンク糸目の人」
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