キヴォトスに転校しました!…皆さん、目が怖いです。 作:KV-1S
うわ…私の投稿頻度…低すぎ…!?
本当に、申し訳ない
※プレビューで確認している際に発覚したのですが、1部特殊文字が機能していないようです、現時点でのバグかどうかは判別出来ておりませんので後日また確認いたします
先生"それで、どうだった?"
先生と共に車でシャーレに戻っていたユウヤ
そんな彼に、先生は声をかけた
ユウヤ「どうだった…とは?」
先生"まだ初日だけど、ここについて、どう思う?"
ユウヤは、少し黙ったが、やがて
ユウヤ「良い所だと思います」
ユウヤ「…今はそれだけです」
先生"…そっか"
そこから二人の間に会話はなく、シャーレに着くとユウヤはシャーレ内の自室に戻った
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ユウヤ「…」
(どうだった?…か)
(たしかにここはいい街─都市か?だけど、俺が感じるのは恐怖が大きい)
(俺と大して歳の変わらない少女が、当たり前のように銃を持ち、当たり前のように人を撃つのだ)
(怖くないわけが無い、ましてや自分は生徒なれど先生と同じ、当たり所が悪ければ即死かもなのだ)
ユウヤ「俺は本当にやっていけるのだろうか?」
ユウヤ「…落ち着かない、外の景色でも見るついでに風に当たりに行こうか」
ユウヤは寝ていたベッドから起き上がると、服装を軽く整えてシャーレの屋上へ向かった
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ユウヤ「キヴォトスの夜も、あっちの夜景とあまり変わらないな、あのビルの光一つ一つにきっと意味があるんだ」
ユウヤ「…なーんて、カッコつけにも程があるな」
そう吐き捨てつつ、ユウヤは手元の缶に目線を落とすと、思考に耽る
ユウヤ(連邦生徒会元副会長…そしてシャーレの相談役…俺の前にいた男子生徒について知れたのはこの2つだけだな)
ユウヤ(今日会った人達の様子を見るに、きっと多くの人に好かれるような人間だったんだろう)
ユウヤ「そう考えると、容姿は俺にそっくりらしいが内面は全然違うな」
ユウヤはコーヒーを一息に飲み干すと、それを握りつぶした
ユウヤ「俺は弱い、自己犠牲の精神なんてない」
ユウヤ「───何より俺は聖人じゃない、怪物だ」
ユウヤ「俺は、彼のように生きることは出来ないな」
ユウヤ(だが、みんなの俺を見る目は────)
ユウヤ「──いや、気の所為という事にしておこうか…俺は俺だ、彼じゃない」
その瞬間、後ろの扉が開く音が聞こえる
"ユウヤ!"
ユウヤ(考え事は一旦やめだな)
ユウヤ「あれ?先生じゃないですか、どうしたんです?そんな焦って」
先生"あ…いや、大丈夫、なんでもないよ!"
ユウヤ「そうですか、それならいいんですが…」
先生"…ちなみに、何してたの?"
ユウヤ「風に当たりに来たんです、ちょっとまだ休む気になれなくて」
先生"そう…なんだ、それなら良かった"
ユウヤ「先生もどうですか?今日は暑くもなく、湿度も高くないので風が心地良いですよ?」
先生"うん、そうしようかな"
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ユウヤ「…先生、1つ聞きたいことがあるんですよ」
先生"どうしたの?"
ユウヤ「先生達は僕を副会長と重ねているんですか?」
先生"…"
ユウヤ「僕は、連邦生徒会の副会長だった人をほとんど知りません、それでも凄い人だったのは分かります」
ユウヤ「何故そんな方と僕を重ねているのかが不思議なんです」
先生"それは…"
ユウヤ「…まぁ、それは構わないんですよ」
ユウヤ「ただ、僕は彼じゃありません」
先生"…ッ!"
ユウヤ「なので、僕に過度な信頼は寄せないでください」
先生"そうだね…皆も私もまだいまいち整理がついてないから…"
先生"ただ、ユウヤは私にとって大切な生徒であることは変わりないよ"
先生"これだけは誰であろうと変わることは無いよ"
ユウヤ「…ありがとうございます」
先生"──ユウヤ"
ユウヤ「ん?どうしましたか?」
先生"君も、楽な態度でいいんだよ?"
ユウヤ「まいったな、そこまで見てるとは思わなかった」
ユウヤ「…分かった、それなら俺は先生に対しては素で行かせてもらう、これからよろしくな?先生」
先生"…うん!よろしくね!"
ユウヤ「さて、良い時間だし俺はそろそろ戻らせてもらうけど、先生はどうすんだ?」
先生"私はもう少しゆっくりしていくよ、せっかく仕事がないからね!"
ユウヤ「そうか…明日から仕事手伝うよ、しんどそうだしな」
先生"いいの!?ありがとう!"
ユウヤ(そんな多いんだな、仕事…)
ユウヤ「それじゃあまた明日な、先生」
そういうとユウヤは、シャーレの中に戻って行った
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部屋を訪ねるとユウヤは居なかった、私はすぐに色々な場所を探した
自分の仕事場、トレーニングルーム、エンジェル24、レトロゲーム置き場、カフェ…
そのどこにもユウヤは居なかった
どこかへ行ってしまったのか、そもそもユウヤは本当に居たのか、そういった考えが私の中に浮かんできた
私は一旦立ち止まって息を整え、深く息を吸うと考えを落ち着かせた、これは彼に教わったことだ
先生"『一度自分の思考がまとまらなくなったのなら、思考を切って息を整えて、そこからまた考えろ』…だったよね?"
冷静になって自分の部屋に戻り、シッテムの箱を起動する
アロナとプラナに位置を調べてもらうと、屋上に居るようだった
私は急いでエレベーターまで駆け込むと、すぐに屋上へ向かった
先生"ユウヤ!"
彼は私の方を振り返り、一言二言交わすとこちらへ手招きをした
ユウヤと話をしていると、不意に私達がユウヤを彼と同一視していると言われた、そして別人だとも
分かっている、そんな夢物語が起きるなんてことは普通はないのだと
大人としては、故人が生き返るなんてものは夢物語でしかない事は分かりきっている
でも、私は彼に生きていて欲しい
今のユウヤのようにほぼ全てが一致する人間と会うことなど、ほぼ無いだろうが、他人の空似の可能性はある
私はどちらも肯定出来ない、だから信じたいし縋りたいのだ、そんな儚い希望にさえも…例えそれが叶わなない事だとしても
ユウヤ、君は私の生徒だけれど、私の希望でもあるんだ
ユウヤが去る後ろ姿を見送ってしばらくした後、私は事前に考えていたことをアロナとプラナに相談することにした
先生"…2人とも、ちょっといいかな"
先生"…私は、コレを彼に渡してみようと思うんだ"
プラナ「…なるほど、ですが危険なのでは?」
アロナ「渡す口実はいくらでも浮かびますが、彼が使っていたソレは彼以外が持つには危険なものですよ?」
先生"大丈夫、私を信じて"
アロナ「…後戻りはできませんよ」
プラナ「コレを渡すということは、彼を縛り付けることになります…私はそれでも構わないのですが」
もう私は彼を自分の手の届かない所で失いたくないので
先生"…覚悟はもう決めたよ、私はその罪を背負う"
アロナ「…仕方ないですね、このスーパーアロナちゃんも手を貸してあげます!」
まったく、会長として私の可愛い可愛い副会長くんを助けてあげないと行けませんね!
これは、私の罪、私が背負う業で他の生徒に背負わせるべきでは無いもの
ごめん黒服、貴方の警告を聞いてもなお、私はそれを無視して進むよ
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そうですか、先生
私は貴女ならそうすると思っていました、それは彼とも同じ意見でしたから
私は貴女の覚悟を試しただけです、貴女がそうするのであれば、私もそうするとしましょう
ククク…私としても彼には個人的な借りがあります、彼が居なければキヴォトスでの観察は続けられませんでしたからね…
それに、その奇跡を探究するのはとても楽しそうだと思いませんか?ククク…
…そうと決まれば、私も研究に戻るとしましょうか
そういえば、貴方に1つ言い忘れていました
それは貴女達だけの罪ではなく、私達の罪でもある事をお忘れなきよう…
では先生、また会いましょう
副会長's ノート(キヴォトス1ヶ月目の先生筆)
副会長は受け流しながら反撃を叩き込むのが得意らしく、近接戦だけならキヴォトスで右に出るものはいない…らしい
彼は神秘を弾に乗せるのが得意では無いが、操ることは出来るらしく、予め弾薬を自身の神秘を使って作るらしい
私も御守りをひとつ貰った、窮地に陥った時の為に持っておくようにと言われたので常に懐に忍ばせておいている
それはそうと近接戦闘の時は打撃の際に神秘を圧縮して纏わせているらしい、何ソレ凄く見たい