怪盗紳士明日翔   作:どこかにいる一般人

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エールフレンドの可能性

~5月13日~

 

ポコポコポコ…バババババン!

 

泡を生み出しの隠れているところに投げつける。

 

千尋「出てきてお兄ちゃん!いつまでも隠れてると、他のみんながジリ貧だよ!」

 

ガサガサガサッ!

 

明日翔「よう、千尋。穏やかじゃねぇなぁ?」

 

木陰から明日翔が出てくる。

 

千尋「お兄ちゃんのαドライバーとしての噂は影ながら聞いてた、新歓戦優勝の話も聞いた。流石私のお兄ちゃん。」「でも、お兄ちゃんを地につけるのは私!今までの鬱憤はここで晴らすよ!」

 

明日翔「そいつぁどうかな?もしかしたら俺がもう一人いるかもしれないぜ?」

 

千尋「?また誰かが変装してるってこと?」

 

エルエル「…。」スッ

 

明日翔が隠れていた木陰からエルエルが出てくる。

 

千尋「!エルエルちゃん…。」

 

明日翔「じゃあ、エルエル。始めるか。」

 

エルエル「うん!」「おてーてーつーないで…。」ギュッ

 

明日翔とエルエルは手を繋いだ。

 

エルエル「エールフレンド、一欠片でも明日翔くんの力を…!」ピカーッ!

 

千尋「まぶしっ…!」

 

エルエルと明日翔を光が包み込む。

 

明日翔「エルエル、かけっこは得意か?」

 

エルエル「うん、いっぱい遊んだもん!」

 

明日翔「へっ上出来だ。…走れ!」ダッ!

 

明日翔とエルエルが別れ、走り出す。

 

千尋「!逃がさないよ!」バン!バン!バン!

 

走る明日翔に向け発砲する。

 

明日翔「おっほほほ。」チュン!チュン!チュン!「家族なら遠慮は要らねぇよな?」チャキッドギューン!

 

千尋「うっ!」ガチャーーン!

 

ドギューン!ドギューン!

 

千尋の持っている拳銃めがけて発砲し、見事命中させ弾く。落とした拳銃に向かって発砲してどこかへ弾き飛ばし取りに行けない位置まで飛ばす。

 

千尋「くっ!流石お兄ちゃん…でもこれだけじゃないよ!」「シャボンアタック!」ポコポコポコ…バシューッ!

 

明日翔「うひぇぁ~!」ピョーンズサーッ!

 

ババババババン!

 

千尋「討ち取ったり!」ポコポコポコ…

 

エルエル「させないっ!」ガシッ!

 

千尋「!」

 

泡を生みだそうとした手をエルエルががっしりとつかみ止める。

 

エルエル「明日翔くん、ここはあたしに!」

 

明日翔「頼んだぜ!」シュタタタタ

 

エルエル「みんなのために、ここは通さない!」

 

千尋「さっきはしてやられちゃったけど…今度はうまくはいかないよ!」「それっ!」ブンッ!

 

エルエル「うわぁお!」ヒュッ

 

千尋の回し蹴りを躱す。

 

千尋「やるね。でも、これだけじゃないよ!」

 

ヒュッ!バシッ!ポコポコポコ…バババババン!バスッ!ポコポコ…ババン!

 

千尋は蹴り技、掌底、泡攻撃をきれいなコンボで繰り出し続ける。それをいなしていくエルエル。

 

エルエル(分かる…どうすればいいのか分かる!)「ていっ!」ガスッ!

 

千尋「わっ!」バシッ!「ひぇ~、鋭い。」

 

エルエル「え~…防がれちゃった。」

 

千尋の格闘コンボの隙をついてトーキックを見舞ったがガードされてしまった。

 

千尋「…まだまだ行くよ!」ヒュッ!

 

エルエル「わぁっ!ちょっとぐらい休憩してもいいじゃん!」

 

バシッ!バン!ヒュッ!ポポンバスン!ブン!ヒュッ!

 

エルエル「んっ!ふっ!とっ!」

 

千尋(この裁き方…!エルエルはプログレスのエクシードをコピーできる。けどまさか…そんなことあるはずがない!)「でやぁっ!」ヒュッ!

 

エルエル「でいっ!」バシィィン!

 

千尋の回し蹴りを右腕で受け止めた。

 

千尋「くっ。」シュッ

 

一度距離を取り体勢を立て直す。

 

エルエル「ふーっ、なんとか見切れたよ!明日翔くんはすごいねぇ~。」「明日翔くん、もうちょっとだけ力を貸して!」スッ

 

そういうとエルエルは体を左半身を千尋に向け右腕を上げて拳を握り正面に向ける独特な構えをとる。

 

エルエル「千尋ちゃん、行くよ!」ダッ!

 

ヒュン!ヒュン!バシッ!シュッ!バシッ!

 

エルエルは右腕を中心に千尋の顔や脇腹目掛けて拳をどんどん打ち下ろす。

 

千尋(この急所を狙った打ち方…!間違いない!)

 

エルエル「隙ありっ!」バシン!

 

千尋「痛い!」ゴツッ!

 

エルエル「えいっ!そりゃぁっ!」ゴスッ!ズバーン!

 

千尋「わぁぁっっ!」ズサーッ!

 

裏拳を額に喰らって怯んだ隙に肘鉄を腹に入れられ拳の打ち上げをモロに喰らって吹き飛ばされる。

 

エルエル「むん!」スッ

 

エルエルは満足そうな顔をしてもとの構えに戻る。

 

千尋「あいたたた…。」ムクリ(間違いない…これは…!)

 

 

千尋(お兄ちゃんの…『バーティツ』!)

 

バーティツ

イギリスで開発された、ボクシング、柔術、棒術格闘、そしてフランス式キックボクシング(サバット)の要素を組み合わせた、格闘術と護身術の要素を合わせ持つマーシャルアーツである。

明日翔は右腕をステッキに見立てて右腕で打撃を行い、相手にダメージを与える独自要素を加えていた。

 

千尋「エルエルちゃん、その構え…なんだかわかる?」

 

エルエル「…?構え?今やってるこのポーズのことかな?」「うーん…わかんない!わかんないけど気がついたらこうなってるんだよね。」

 

千尋(やっぱり…エルエルの能力はエクシードをコピーするだけじゃない…!αドライバーの経験さえもコピーできてしまうんだ…!)(今目の前いるのはエルエルだけど…実質相手にしているのは…お兄ちゃんそのもの!)

 

エルエル「明日翔くんの力はすごいなぁ…でも、この力ももうすぐ切れちゃう。」「だから、みんなが来るまであたしが時間を稼ぐよ!」

~~~~~~~

キンッ!ガイン!スパーン!

 

アルマリア「はっ…!」ズサーッ「…やりますね。」

 

敵A「その言葉、そっくりそのまま返そう。」シャキン

 

アルマリア「まだまだこれからですよ…?」

 

敵A「そうこなくては!」ビュン!

 

キン!

 

~~~~~~~

 

敵B「でぃえーい!」ブンッ!

 

ナイア「いよっと。」バシンッ!

 

敵Bの拳を受け止める。

 

敵C「えいえい!」ポカポカ!

 

ナイア「ほいほいほーい」バシバシバシ!「足元注意!」ガスッ!

 

敵C「わぁっ!」ステーン!

 

敵Cの攻撃を全て弾き、水面蹴りを食らわせて転ばせる。

 

ナイア「うひぃ~、さすがに2対1は疲れるわ~。」「お邪魔グレネードもなくなっちゃったしなぁ~、こりゃどっちの体力がなくなるかの根比べ?いやだなぁ…。」

 

~~~~~~~

 

ギューーーン!

 

敵E「すばしっこい!」

 

敵D「全然当たらないわ!」

 

ステラ「遅すぎる、当たるわけない。」

 

ヒュン!

 

高速で飛んでいると空のバリアが急に切れる。

 

空「は、はらひらほれ~…。」ピヨピヨ…

 

ステラ「空、どうしたの。目が回ってる。」

 

空「ぐるぐるしすぎて目がぁ~…速度を落としてくださいぃ…。」ピヨピヨ…

 

ステラ「む…、すぐ回復して。」

 

ステラは速度を落とす。

 

敵E「お?少しスピードが落ちた!」

 

敵D「ねらえー!」ビュン!ビュン!

 

スピードを落としたステラに対し魔法を仕掛けてとばす。

 

ステラ「まだまだ遅い、当たらない。」

 

空「ひぇ~……。」ピヨピヨ…

 

~~~~~~~

 

天音「はぁ…はぁ…。」ビュン!ビュン!

 

チームのみんなに力を与え続けているが、長時間狙い続けているのと能力の使いすぎで天音はバテ始める。

 

天音(アルマリア…ナイア…!)

 

ガイン!キィン!

 

紗夜「わぁっっ!」ドサッ!

 

敵F「焦っているね、力が入りすぎてるんじゃない?」

 

敵Fとのタイマンで押されて尻餅をつく。

 

天音「!紗夜っ!」

 

紗夜「はぁ…はぁ…!」「まだ、負けてない!」シャキッ

 

敵F「心意気やよしってかんじ、だけど…ここでとどめだ!」スッ「優勝は私たちだ!」グオオオオ!

 

剣を掲げ紗夜に向かって振り下ろす。

 

紗夜「っ!」ギッ

 

紗夜は歯を食い縛る。

 

ピカー…ピカー…

 

紗夜「…?」

 

敵Fのうしろかはカチカチと光が点滅している、それを見た瞬間周りの動きがスローになっているように見える。

 

紗夜(周りの動きが遅い…点滅…光….。)ビリリッ!「ハッ!月光!」ピカーーッ!!

 

敵F「うわっ!」

 

紗夜がオーラのようなものに包まれると閃いたように持っていた剣を使ってフラッシュを炊いて敵Fの動きを止める。

 

紗夜「リンク!ソード・ルミナス!」ザシュッ!

 

敵F「ぐああっっ!」ドサッ…

 

隙をついて敵Fを斬り上げて戦闘不能にする。

 

紗夜「ふぅ…ちょっと、遅いんじゃないの?…先輩。」

 

明日翔「ヒーローは遅れてやってくるもんだぜ?」スタスタ

 

敵Fの後ろで光を点滅させていたのは明日翔、無事に合流できたのだ。

 

紗夜「エルエルは大丈夫そう?」

 

明日翔「俺の特技をちぃーとコピーしたからな、だけっども長くは持たねぇ。」「さっさとこいつらぶっ倒してエルエルと合流だぁ!」

 

紗夜「うん!天音は休んでて!」

 

天音「はぁ…はぁ…う…うん…。」スッ

 

その場に座り込む。

 

明日翔「よく頑張ったな、あとはこの俺様に任せな?」ニヤリ

 

そういって紗夜と明日翔は戦っているメンバーのもとに走る。

 

天音「…。」

 

その後ろ姿を見つめる天音。

 

~~~~~~~

 

紗夜「アルマリア!」ヒュッ!

 

敵A「うわっ!」スカッ「…あいつがやられたか!」

 

アルマリア「!紗夜さん!」

 

紗夜「アルマリア、畳み掛けるよ!」「はぁっ!せいっ!」サッズバババババ!

 

敵A「くっ!」キン!ガイン!カーン!

 

斬り上げ、連続の突きのコンボを食らわせ攻撃の隙を与えない。

 

アルマリア「覚悟してください…。」ガリッ…ゴウン!

 

もう片方の手を噛み血を流し、無数の剣の形をした血の塊を作り出す。

 

アルマリア「準備はできました…ブラッディークイーン」「もうだれも、逃げられません!」ズバババババ!!

 

敵A「ぐああああっっっ…」ザクザクザクッ!ドサッ…

 

無数の剣が敵Aを襲い、力尽きる。

 

アルマリア「少し支援が遅いんじゃありませんの?」

 

紗夜「アルマリアこそ、少し手間取ってたんじゃない?」

 

アルマリア&紗夜「…。」

 

アルマリア「…お互い、遅かったですわね。」

 

紗夜「…そうだね。」

 

アルマリア「こうしてはいられません、他のメンバーにも加勢しましょう!」

 

紗夜「うん!」

 

~~~~~~~

 

ステラ「空、目を覚まして。」ユサユサ…

 

空「ゆらさないでぇ~…三半規管がぁ~…うえぇ~…。」ピヨピヨ…

 

ステラ「駄目、どうすればいい?こういうとき。」

 

空が完全にステラ酔いしてしまったようで、地上に降りて休ませている。

 

敵E「追い詰めた!」

 

敵D「神妙にお縄につけーい!」

 

敵E「お縄て…。」

 

ステラ「!私は負けない、一番になると決めた。」

 

敵E「じゃあ…。」

 

敵D「ここで脱落してもらお─」

 

ズバン!

 

敵D「ああっっ!」ドサッ

 

敵E「えぇ!?嘘ぉ!?」ズバァッ!「ぎゃぁっ!」ドサッ

 

敵D&Eが倒れる、紗夜とアルマリアが加勢に来てくれた。

 

紗夜「ふぅ…危なかった。」

 

アルマリア「さすがにステラさんの能力の特性では1対2は無茶ですよ、よく耐えられましたね。」

 

ステラ「アルマリア、紗夜。ちょうどよかった、空が酔ってる。」ピシッ

 

空を指差す。

 

紗夜「…酔ってる?」

 

空「ほしがいっぱいみえますぅ~…。」ピヨピヨ

 

アルマリア「これは…ステラさん、相当無茶な飛び方しましたね?目回してますよ。」

 

紗夜「目を覚まさせないと…!」

 

ステラ「荷物から水を持ってくる、待ってて。」ビューン!…ビューン!「持ってきた。」

 

紗夜「はや…。」「空、目を覚まして。」ビシャビシャビシャ

 

ペットボトルの水を空の顔にかける。

 

空「ごぼぼぼぼぼ!」「…ハッ!ここはなに!?わたしはだれを!?」キョロキョロ「はっ!敵は!?」

 

紗夜「倒したよ、空は目を回してた。」

 

空「う、うーん…どうもステラさんに振り回されてたところからどうも記憶が…。」シパシパ

 

ステラ「目を覚ましたなら、きっと大丈夫。」

 

アルマリア「あとはナイアさんですが…。」

 

紗夜「ナイアなら、大丈夫。なぜなら…。」

 

~~~~~~~

 

ナイア「うへぇ~い、さすがにバテてきたなぁ。しっつこいんだから。」

 

敵B「塵も積もれば山となる!」

 

敵C「相手の心を摘むんだ!」

敵B&C「でぃえーい!」ポカポカポカポカ

 

ナイア「ほいほいほい…。」バシバシバシバシ!(アヴェンジェリアを使う体力がありゃ一掃なんだけどな…。)

 

ビリリリッ!

 

ナイア「…ほ?」ビリリリッ!「おお、ようやく助けが来たようだ。」

 

敵C「光ってる!」

 

敵B「これは…」

 

敵B&C「エクシード・リンクだ!!!」

 

ナイア「へっへーん、キミたちぃ~。よくもポカポカしてくれたねぇ?アタシのアヴェンジェリアはフルチャージだ。」ゴウンッ!

 

ナイアの左腕に銀色に輝く籠手「アヴェンジェリア」が出現する。

 

ナイア「アヴェンジェリア、仕事だ。」ピョーン「ドカーン!とねぇ!」ズシャーーーン!

 

ナイアはジャンプして一回転し地面に衝撃を叩きつけて吹き飛ばす。

 

敵B&C「うわぁぁぁぁっっ!!!」ビューーーン!ドサァァッッッ!

 

ナイア「おー派手にいったねぇ。」「…援軍が遅かったんじゃない?たいちょー。」

 

ガサガサガサッ

 

明日翔「軍師、お前もちぃーと遊びが過ぎたんじゃねぇか?」

 

ナイア「本気でやったら、この子達が怪我しちゃうでしょー?」「んで?他のメンツは?」

 

明日翔「無事さ。」

 

ナイア「んじゃあとは総大将だけって訳ね、とっとと終わらせてアタシは寝たいわぁ~…。」

 

明日翔「エルエルが足止めを買ってる、あいつすげぇぞ。」

 

ナイア「エルエルが?あの子、やるねぇ。」

 

紗夜「先輩!」スタタタタタ!

 

紗夜たちが合流してきた。

 

アルマリア「そっちは終わりましたか?」

 

明日翔「あたぼうよ、ドカーンと一発さ。」

 

ステラ「エルエルが危ない、もう5分も過ぎてる。そろそろエクシードの効能が切れると推測。」

 

紗夜「よし、エルエルに加勢しにいこう。」

 

明日翔「おっし、いくとすっかぁ!…そーいやぁ、空と天音はどこ行った?」

 

アルマリア「空さんは天音さんのそばについています、天音さんが少し疲労がたまっていたようでして。」「後に合流いたします。」

 

明日翔「まぁ、あんだけ能力つかってたらそうなるよなぁ。」

 

紗夜「エルエルを助けにいこう!」

 

スタタタタタ…!

 

~~~~~~~

 

ガツン!バスッ!シュッ!ドカン!ポコポコ…パーン!

 

エルエル「ひゃぁっ!」「ふー…ふー…。」

 

千尋「ふふっ、さすがにお兄ちゃんの体力まではコピーできなかったみたい。お兄ちゃんだったらまだ余裕だったかな。」

 

エルエル「ひ、ひぇ~…。明日翔くんはすごいやぁ…。」「ぜぇ…ぜぇ…。」

 

汗だくで息を切らしている、明日翔の能力は消えてしまっており見よう見まねのような形で粘っていた。

 

千尋「こればっかりは能力じゃない、経験で勝った。」「強かったよ、エルエルちゃん。エルエルちゃんには無限の可能性がある。」ポコポコポコ…

 

千尋の背後に無数の泡が生み出される。

 

千尋「これもひとつの経験だよ!」「シャボンスプレッダー!」ズバババババ!!!

 

無数の泡がエルエルを襲う。

 

パパパパパパパーーーン!!!…プスプスプス…

 

爆風で砂ぼこりが舞う。

 

千尋「…。」キッ「…!?」

 

砂ぼこりが晴れ目の前あった光景とは。

 

ステラ「間に合った、間一髪。」

 

天音「エルエルがピンチなのに…休んでられないよ!」

 

空「ホライゾン・ブルーです、エルエルさんに手出しはもうさせません!」ゴゴゴゴ

 

泡が襲いかかる瞬間に空と天音を担いだステラか到着し、間一髪空のエクシードで防いだのだ。

 

エルエル「ス…ステラちゃん~!!!空ちゃん~!!!天音ちゃん~~~!」「え~~ん!ありがとぉ~!!」

 

天音「よしよし、よく頑張ったね。」ナデナデ

 

千尋「このメンバーが来たということは他のみんなは全員…!」

 

明日翔「そのとーり、あとは文字通りお前だけさ。」「お前の敗因はズバリ…俺にこだわりすぎた、だな。」

 

ゾロゾロと他のメンバーをつれてエルエルのもとへ到着する。

 

千尋「…うっ…。」

 

紗夜「皆、ここは私にやらせてほしい。」シャキン

 

紗夜が千尋の前にたつ。

 

アルマリア「…。」「…ここは譲ってあげましょう。」

 

ナイア「まぁ、せいぜいがんばれー。」

 

他のメンバーは後ろに下がり1対1の構図となる。

 

紗夜「千尋さん、あなたのことは正直よく知らない。先輩の妹と言うこともはじめて知った。」「ひとつ言えることは、先輩がいなければ私たちはあなたのチームに負けていた。」「正々堂々、あなたをここで倒す!」

 

千尋「…お兄ちゃんだけじゃない、エルエルちゃんの能力があれば私たちも優位に進めれていたかわからなかった。」「私だって、優勝目指してここまで来た。ここまで来たら意地、負けないよ!」

 

紗夜「すー…はぁー…。」「…!光よ、集え!」ピカーッ!

 

千尋「好きにはさせないよ!」ポコポコポコポコ…

 

紗夜には光が、千尋には無数の泡が出現する。

 

紗夜「最大出力で…!」ブンッ!「決める!」ビューン!

 

紗夜の剣が二刀となり、一気に距離を詰める。

 

千尋「いけ!シャボンスプレッダー!」ズババババハバババ!!!

 

パパパパパパパパーン!!!

 

紗夜「…!」スッ!

 

千尋「そんな!?効いてない!?」

 

驚いていると目の前にいたはずの紗夜がスッと消え去る

 

紗夜「私は上!それは私の映し出した影像!」

 

千尋「!?」ガバッ

 

千尋は上を向くと紗夜がジャンプして飛んでいる、光を調整してもう一人の自分を映し出していたようだ。

 

紗夜「勝負ありっ!」「ストライク・ルミナスッッッ!!!」

 

ズバァァァン!!!!

 

千尋「…。」

 

紗夜「…。」

 

千尋は地面に倒れ、攻撃を食らうのを覚悟していたが…紗夜は首と胸に突き刺す寸前のところで止めている。

 

紗夜「…これで、決着だよね?」

 

紗夜は剣を引いた。

 

ザーーー…ブツッ

 

無線機に信号が入る。

 

ナクル「新入生交流プログラム、決着がついたー。」「勝利チームは、紗夜チームー。おーめでとーう。」

 

千尋「…あーん!悔しい~~~!!!」「ここでもお兄ちゃんには勝てないんだぁ…とほほ。」ショボーン

 

明日翔「にひひひ、おめぇもまだまだ修行がたんねぇなぁ?お兄ちゃんの背中はまたまだ遠いってことよ。」

 

アルマリア「このプログラムの締めくくりとして、千尋さんのチームと戦えて光栄でした。」

 

エルエル「…。」ポカーン「ねぇねぇ、優勝?あたしたちが優勝したってことだよね!?」

 

紗夜「うん、エルエルの力がなかったら、優勝はできなかった。すごかったし強かったよ。」

 

天音「…優勝、かぁ…まだ…信じられない気持ち。この前まで、チームでの成績は全然だったから。明日翔、サポートありがとうごさいました。」ペコッ「明日翔先輩がいたから、みんなちゃんと本音で話せたのかなって…。励ましてくれて、ありがとう…お陰で今日はいつもより頑張れた…きがする。」フラッ

 

明日翔「おっとっと。」キャッチ「ことお前は頑張りすぎたな、今日はしーっかり休むことだぜ。」

 

天音「うん…ちょっと…休みた…。」ガクッ

 

天音は緊張の糸が切れたかのごとく意識を失った。

 

明日翔「そりゃあんだけメンバーのために力を使い続けたらこうもなるさ。空、しばらく休ませてやってくれな。」

 

空に天音を託す。

 

空「はいっ、おまかせくださいっ!」

 

明日翔「お前は一緒にいてやんな?目が覚めたとき、こいつも安心するだろ。」

 

紗夜「うん…私からも、ありがとう。」

 

明日翔「いいってことさ、これも仕事よ。」

 

ナイア「いよぉ~し!それじゃ、あとはの~んびりすごすかぁ~。」

 

エルエル「ねぇねぇ、マシュマロ焼こうよ!あとお茶いれて~、お菓子も用意して~。」

 

ナイア「天音が起きてからな~?よ~しよし。」ナデナデ

 

千尋「私も…皆を集めて、お疲れ様会にしようかな。」

 

空「お互いの健闘をたたえて、最後の一夜を過ごしましょう!」

 

ステラ「了解。じゃあ、先に戻る。」

 

ギィィィィィィィィ!!!!ボン!!!!ギューーーン!!!

 

紗夜「あ、ちょっとステラ…もう、結局一人行動なんだから。」

 

明日翔「さぁ~て、戻りますかあ!疲れちまったぜ、こんな日はうまいめ─」

 

ゴゴゴゴゴゴ…

 

明日翔「…?」

 

ゴゴゴゴゴゴ…!

 

空「…ん?なんか…揺れてません?」

 

エルエル「ほんとだぁ、地震かなぁ?」

 

バサバサバサバサ!!!!

 

アルマリア「いえ、揺れが近くなってきて…これは…!」

 

ザーーーッブツッ

 

ステラ「総員退避!戦闘の余波で木々が倒れてくる!」ザーッ

 

バサバサバサバサバサバサバサ!!!!

 

木々がドミノのように倒れてくる。

 

明日翔「うわぁこりゃやべぇや。」

 

エルエル「うわわわわわ、潰されちゃうよぉ~~!!!」

 

ナイア「みんな、下がれ!」

 

空「は、はいぃっ!」スタタタッ!

 

全員影響のないところに逃げる。

 

千尋「…うわっ!」ドサッ!

 

千尋が逃げてる途中で転んでしまった。

 

千尋「…あぁ…。」

 

千尋の目前に倒れる木々が迫る。

 

明日翔「…あんのやろう!」ダッ

 

明日翔は安全なところにいたが走り出す。

 

紗夜「先輩!?」

 

明日翔「千尋ォ!!!」ガシッ「っけっ!」ブンッ!!!

 

千尋の襟首をつかみ安全なところに投げ飛ばす。

 

千尋「へっ…。」

 

バサバサバサバサバサ!!!!!

 

明日翔「…。」ニヤッ

 

バサバサバサバサ!!!ズシャーーン!!!!

 

天音「…え?」

 

千尋「お…。」

 

千尋&天音「お兄ちゃん!!!!」「先輩!!!!」

 

安否はいかに。

 

 




第三章「エールフレンド復調大作戦」 fin
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