怪盗紳士明日翔   作:どこかにいる一般人

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夜を彩る弾丸の雨

~4月1日·夕方~

お昼は紅茶を楽しんだ、夕方だがユーフィリアが話したいことがあると連絡してきたので、待機することにした。

 

ユーフィリア「お待たせしました、明日翔さん。放課後にすみません。」「実は、明日翔さんにお手伝いいただきたいことがございまして。」「お時間いただけないでしょうか?」

 

改まって彼女は聞いてきた。おそらくウロボロス退治だろう。

 

 

明日翔「いいぜ、例のやつがまた現れたんだろ?」

 

ユーフィリア「おっしゃるとおりです。…ウロボロス退治になります。」

 

彼女は申し訳なさそうに言った。

 

明日翔「そういえば聞きそびれたんだけんどよぉ?ウロボロスって何なんだ?教科書にも乗ってなかったぜ。」

 

ユーフィリア「無理もありません。…今、青蘭島は毎日ループしてしまう状況なんです。」「ウロボロスはその現況なんです。」「存在するだけで、日付が変わる前に24時間前に時を巻き戻してしまう。」「これでは観測もできません。」「皆さんは気づかぬうちにその日をループしてしまってるんです。」

 

明日翔「時を巻き戻す、かぁ。そいつは難儀なもんだな。ちょっとまえの俺なら信じられなかったが、お前さんがいる以上、それは真実なんだろう。」

 

ユーフィリア「はい。その上ウロボロスは毎日現れます。昨日はたまたま一体だけでしたが、一体ではありません。」「1日5~10体ほど、現れます。」

 

明日翔「うわぁ、多いこと。昨日一体にあ~れだけ手こずっちまったってのに5~10か…」

 

ユーフィリア「でも、ヒト形だけがウロボロスではありません。蜘蛛のような形や鳥のような形のウロボロスもいます。」「装甲の薄いウロボロスであれば、明日翔さん本人でも倒せると思いますよ。」

 

明日翔「なるほど。こいつら群れで動くタイプで昨日はたまたま一体だけだったってわけか。」

 

ユーフィリア「改めて、なんですけれど…」「ウロボロスを倒すにはαドライバーである明日翔さんの力が必要なんです。」「無茶なお願いなのはわかっています。これからもウロボロス退治に協力してくれませんでしょうか?」

 

ユーフィリアは俺に頭を下げる。俺の答えは決まっていた。

 

明日翔「構わねぇぜ。乗りかかった船だし、何よりお前は俺のことを待ってくれてたんだ。それに報いないとな。」

 

頷く俺を見てユーフィリアはその言葉を聞いて安心した顔をした。

 

ユーフィリア「………ありがとうごさいます。貴方なら頷いてくれると信じてました。」

 

明日翔「よし、早速いこう。善は急げだ、面倒なことはなるたけ早く片付けた方がいい。」ジャキッ

俺はホルスター付きサスペンダーを装着しマガジンを拳銃に押し込みスライドを引いて弾を装填し、ホルスターにしまった。

 

ユーフィリア「では、二人だけのウロボロス退治に…」

 

???「ちょっとまった!」

俺の部屋のドアがあき、俺たちはドアを向いた。空がいた。

 

空「話し聞かせてもらいましたっ。」「先輩、抜け駆けは許さないですよ!」「そのウロボロス退治、私も協力させてもらいましょうか。」

 

明日翔「空…。まんまと話を聞かれちゃったわけだ。」「ユーフィ、二人ではなくなったが強力な味方が現れたぜ。今は人がほしい、いいよな?」

ユーフィリア「はい。空さん、よろしくお願いします!」「では、行きましょう。裏山にいきます、ついてきてください!」

俺たちは出発することにした。リビングにいるソフィーナに声をかける。

 

明日翔「ソフィーナ、ちと散歩にいく。すぐに戻ってくるぜ。」

 

ソフィーナ「あら、こんな時間に?すぐ戻ってくるのよ、あまり夜をうろつくと風紀委員が飛んできちゃうから。気をつけて」

 

明日翔「りょ~か~い。」

 

 

リビングを出て玄関から出る。これから裏山へと向かう。

 

~一方その頃・裏山~

 

???「だー畜生、どこなんだぁここは。道に迷っちまったようだ。」「真っ暗で気味が悪い、それによ…」「囲まれちまったようだ…」

 

謎の人物は様々なウロボロスに囲まれる。

 

???「5体か…。」「遊んでやるぜ。」ジャキン

 

~裏山~

 

空「でぃえーーーい!」グシャァ

 

クモ形ウロボロス「ギギィ!…」ブーン…

 

フットスタンプで踏み潰し、機能が停止する。

 

明日翔「ほらよぉ!」バシャァッ「焼き魚の時間だ!」ボッ!ポイ

 

魚型ウロボロス「チチチチチチチッッッッッ!!!!」ボオオオオオ

 

アルコールをぶちまけ、マッチを擦って投げ、引火させ炭にする。

 

ユーフィリア「セラフ・レイ!」ビリビリビリ

 

ヒト形ウロボロス「ギュゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!」パーン!!!!

 

ヒト形は感電し爆発四散した。

 

ユーフィリア「全ウロボロス機能停止を確認しました。」

 

明日翔「よし、終わりだ。空、昨日ユーフィリアがやった攻撃を真似るなんてな。お前さん勇気だけじゃなくて胆力もあるんだな。」

 

ユーフィリア「空さんがいたお陰でスムーズに済みました!」

 

空「えへへ。お褒めに預かり光栄です!」

 

ユーフィリア「でも…おかしいことがあります。」

空「おかしいこと?それは?」

 

ユーフィリア「事前調査のはずでは8体を相手にするはずでした。ですが実際目の前に現れたのは3体だけ…数がずれることはあるにせよこんなにいないことはないのですが…」 「間違いなく全機能停止は確認できているのですが、もうすこし調査をしてもいいでしょうか?」

 

俺たちはもう少し調査をすることにした。数分進んでいくと、とある光景が広がっていた。ウロボロスの残骸が落ちていたのだ。

 

ユーフィリア「ウロボロスです!…数も一致します。誰かに機能を停止させられたようです。このまま、粒子分解いたします。」

 

空「誰がやったんでしょうか?この数を一人で相手にするんなんて、検討もつきませんっ。」

 

俺は残骸を見る。個体によって様々だが一体だけ急所と言える部分を正確に射ぬかれかれている。他の残骸はどっちかと言うと同士討ちのような形で機能を停止させられたようだ。

 

明日翔「こいつは…」

 

俺はあるものを見つけた。空薬莢だ、刻まれていたのは文字は「.44REM MAG 357」

 

明日翔「どうやらこいつらをやっつけたやつは、マグナムを使っているらしい。それも高い威力のな。」「こいつもドジったな。空薬莢なんて放置したら大変なことになるぜ。」

 

ユーフィリア「ですが、結果的には味方してくれているようです。ラッキーでしたね!」

 

空「その持ち主も気になるところですけど…今日のところは帰りましょう!」

 

明日翔「おう、そうだな。風紀委員に見つかる前にとっととずらかろうぜ。」

 

俺たちは足早に裏山をあとにする

 

???「聞き覚えのある、銃声だったな…」

 

~4月2日・朝・青空寮リビング~

 

ソフィーナ「明日翔、空、貴方たちに青空寮生として、最初の任務を与えるわ。」

 

明日翔「任務?」

 

ソフィーナ「今までは私が担当した任務よ。これからは、その役目をあなたたちに譲ろうと思ってるの。」ジャラ…

 

そう言って彼女は鍵を渡してきた。部屋の鍵だ。

 

空「この鍵は…!?」

 

ソフィーナ「美海の部屋の鍵よ。」「貴方たちには、美海を起こしてほしいの。」

 

話を聞いたところによれば、今まではソフィーナが美海を起こしてなんとか遅刻を免れたらしい。

 

明日翔「それを俺たちに任命しようって訳か。でもよぉ、レディの部屋に立ち入るのは失礼にあたらねぇか?」

 

ソフィーナ「あら、明日翔。ちゃんと弁えてきてるのね。」「けれど、今回は特別なの。先輩の新学期はもう始まってるの。」「ちゃんと起きないと、また明日翔が起こしに来るかもしれない…」「という羞恥心を与えれば今後、美海は起きてくると思わない?」

 

空「た、確かに…一理あるかもしれない…」

ソフィーナ「とりあえず、休日のうちになれてもらいたいの。お願いするわね。」

 

~美海の部屋の前~

 

ということで部屋の前まで来た。

 

空「美海さーん?朝ですよー?」

 

明日翔「起きてくる気配なし…か、じゃあまあいっちょ入りますか。」ガチャ「お邪魔しまぁ~す。」

 

空「来週から遅刻をさせないために私たちは心を鬼にして、起こすしかないんですっ!」「美海さ~ん?朝ですよ~?起きてくださ~い。」

 

美海「むにゃ…もうちょっと…あと五分だけ…」

 

明日翔「にょほほほ、まるで起きる気がないって感じだ。こいつぁ手強いぜ。」

 

空「ここは先輩の手を借りるしかないようです。」「聞こえるはずのない場所から聞こえるはずのない声が聞こえる…。ソフィーナさんの言う通り、効果テキメンのはずです。さぁお願いします!」

 

明日翔「おう、任してみろって!…とはいったものの、どうすっか」「向こうのダチ公起こすときはかんしゃく玉鳴らしてたたき起こしてたもんだ。」

 

空「ずいぶん物騒ですね…。」「わかってるかもしれないですけど、ここではそんなものは使えませんよ。」

 

明日翔「しょうがないここは俺の渾身のセリフで起こしてやるか…」

 

美海の側に近寄って、椅子に座り俺は語りかける。

 

明日翔「なぁ、美海。起きてくれよ。じゃねえとキッスしちまうぞ?」

 

ベタだか口説くときのセリフを優しくそう語りかけた。

 

美海「……え?」「……えっ!?明日翔くん!?」

 

彼女は俺の存在飛び起きた。

 

明日翔「にょほほほ、おはようさん。お前を起こしに来たんだ。」

 

空「ソフィーナさんから、美海さんを起こす役目を私たちが授かったんです。」ジャラ

 

そういって預かった鍵を見せた。

 

明日翔「まそういうことよ、恨まんでくれよ?」

 

美海「うぅ…恥ずかしいよぉ。これからは明日翔くんと空ちゃんがお越しに来るのぉ?」

 

ソフィーナ「そういうことよ。珍しくすぐ起きれたみたいね。」ガチャ…

 

ソフィーナが入ってきた。一部始終を見ていたようだ。気にしてくれていたんだろう。

 

美海「ソフィーナちゃん!これどういうことー!?」

 

ソフィーナ「どういうこともなにも、後輩に仕事を譲っただけよ。いやなら余裕持って起きればいいでしょう?」

 

美海「うぅ…そうだけど。そうなんだけど。お布団と仲良くしたい朝もあるじゃない?」

 

ソフィーナ「それは貴女の自由よ」「そういう日は、明日翔と空に寝顔を見られることになるでしょうけど。」

 

美海「はぁ………これから頑張るしかないかぁ…」

 

ソフィーナ「ふふ、そうして頂戴。」「あ、それと…明日翔」ギュッ

 

明日翔「いててててててて!」ピーン

 

俺の耳を引っ張り小さな声で話しかけてした。

 

ソフィーナ「台詞の距離が近いわよ。もっと距離感を持ちなさい。」「ああいう台詞はせめて私だけにしてちょうだい。」コソッ

 

ソフィーナ「じゃあ、明日翔、空、お疲れさま。朝食の支度はできてるから、皆の朝食をしましょう。」

 

ソフィーナはリビングへ戻っていった。空は話しかけてきた。

 

空「先輩、ソフィーナさんが美海さんをわざわざ起こしていたのは、もしかしたら………」「遅刻の心配をしてたんじゃなくて、朝の時間を一緒に過ごしたかったから。なのかもしれないですね。」

 

明日翔「かもな、意外と寂しがり屋なんだな。あいつ。」「さ、飯にしよう。戻ろうぜ。」

 

俺たちは朝食を食べる。また、俺たちの一日が始まる…。

 

~一方その頃・商店街~

 

猫「にゃー」

 

???「なんだ、猫。俺の顔になんかついてるか?」

 

猫「にゃーにゃー。」

 

アンドロイド「にゃー。にゃーお。」

 

猫と会話をしている不思議なやつがいる。

 

???「…嬢ちゃん、なにしてんだ?」

 

アンドロイドは気がついた。

 

アンドロイド「!」「コホン、何をしているかと言えば、この商店街の主との対話を試みていました。」「残念ながら、結果として商店街の主は去ってしまいましたが…」

 

???「ははっ!悪い、邪魔したな。」

 

アンドロイド「気にすることはありません、商店街の主は毎日この時間を通ります。」「また明日、実験することにします。それよりも…。」「私はあなたに興味があります。」

 

???「あぁ…?俺をか?おもしれぇ!」

 

アンドロイド「私のデータにはあなたはいませんでしたが、並大抵の人ではないと感じています。」「何者ですか。」

 

???「…リュウセン・ジョウル、日本名は」「城琉竜泉だ。」「お前さんは?」

 

セニア「私はコードΩ46セニア。」「私と、おしゃべりしませんか?」

 

城琉「おしゃべりか、生憎喋りは下手なんだ。お手柔らかに頼むぜ。」

 

セニア「ありがとうございます。では、おしゃべりしましょう。」「では、ひとつ質問をさせてください。」「城琉は、αドライバーなのですか?」

 

城琉「わからねぇ。たが、その素質があるとして俺はこの島に来た。」

 

セニア「αドライバーは生物上の男性にしか発現しないとされています。大変興味深いです。」

城琉「そのαドライバーってのは何なんだ?この島にきたはいいものの何も聞かされてないんだ。」

 

セニア「αドライバーは私たちプログレスのエクシードの強化に繋がります。」「私は興味があるのです。」

 

城琉「なるほど、して。お前さんは強くなりたいのか?」

 

セニア「強くなることに興味があるわけではありません。ですが私が興味があるのはその過程です。」「αドライバーとプログレスの絆。それか深まるほど、エクシードはより強化されると学習しています。」「その特殊な条件に私は興味を持っています。」

 

城琉「成る程。つまりは相性ってわけだ。」「んで、お前が俺と話すのは打算的なものってことか?」

 

セニア「人間関係の始まりは打算的なものからではないですか?」

 

城琉「はは!ちげぇねぇ。」

 

セニア「城琉、あなたのクラスは?」

城琉「2-Cだったはずだ。」

 

セニア「記憶しました。私は2-Aです、今度行くのでおしゃべりしましょう。これからの学園生活が楽しみです。」「…商店街の主がやってきました。では、これで。」

 

城琉「気をつけてかえるんだぞー!」「…さて、俺も動くとするか。」「そろそろ、例の化け物たちが動く時間だろう。」「また、面倒ごとに巻き込まれちまったらしいな、明日翔」

 

~明日翔御一行・夜・裏山~

 

明日翔「今日も今日とて、ウロボロス退治の始まりだ!もう慣れたもんだよ、さぁかかってきやがれ!」

 

空「先輩、落ち着いてくださいっ。ウロボロスに居場所がばれてしまいますよ。」

 

ユーフィリア「今日のウロボロスの数は9体、魚形が3・蜘蛛形3・ヒト型が3になってます。囲まれたら助かることはないので気を付けないと。」

 

明日翔「完全に地面ベッタリって構成だな。」「この辺木や草が生い茂ってて視認し辛く分かり辛い。一瞬で足元つかまれちまうぜ。」

そう言っていたとたん奴らは来た。

 

蜘蛛形「ギギッ!!!」ビュッ

 

ユーフィリア「きゃっ!」ビシィッッ「なにこれ、うごけない!」グググ………

 

やつは糸を飛ばしユーフィリアを拘束した。

 

明日翔「でやがったか!」ドギューン!ドギューン!

 

クモ形「ギギィ!!!…」パリン!ブーン…

 

クモ形の頭についている液晶が割れ機能が停止したようだ。異音を発している。

 

空「むぎぎぎぎぎ…何ですかこの糸!全然とれません!」

 

明日翔「こりゃ針金だ。あいつらクモ糸感覚でこんなもん飛ばしてきやがんのか。」「待ってろ。すぐほどくからよ。」パカッ

 

俺は靴底を開けてヤスリを取り出した。糸を削っていく。

 

空「どんなところから取り出してるんです…?」ジトー

 

明日翔「えぇ?ああ、これはちょっとした…」

ヒト形「ギュオーーーーン!!!!」ドシンドシン

 

そうこうしているうちに敵が来てしまった。

 

明日翔「ちっ、タイミング悪いなぁ。…」チャキッ「しかも後ろにもいやがる。」

 

ヒト形が3体・クモは2体。なるほど、やっこさんも知能があるらしい。大方、クモがとらえてヒトが倒す。最後に魚が痕跡残さず食べて終了ってところか。唯一魚がいないのは救いか。

 

明日翔「空、あとどのぐらいかかりそうだ?」

 

空「あと2本です!2分ほどください!」ガリガリガリガリ

 

明日翔「なるべく早くしろよ!」ドギューン!ドギューン!「あ!逃げんじゃねぇ!」

 

クモ形のウロボロスをいち早く仕留める。一匹取り逃した。

 

明日翔「ヒト形には打つ手だてがねぇ!おりゃーっ!」ピョーン

 

ヒト形C「ギュオーーー!?」ブンブン

 

ヒト形の顔を捨てられた布で覆い被り複雑に結んだ。前が見えなくて暴れてるらしい。力ずくでとらない限りはしばらくとれない。

 

明日翔「こいつはとりあえずいい。他2体を相手しねぇと!」ドギューン!ドギューン!

 

他2体に発砲し意識をこっちに向ける。どうやら最後に攻撃した人間を攻撃するプログラムらしい。

 

ヒト形A・B「「ギュオーーーン!」」ドスドスドスドスドス

 

明日翔「うわぁ!2体も相手すんのもおっかないぜ!」「空!切れたか!?ヒェッ」ビュン

 

俺は紙一重でヒト形の攻撃を躱し続ける。

 

空「この針金普通のより硬いんですよー!」ガリガリガリガリバキッ!「やった!切れました!」

 

ユーフィリア「明日翔さん!引き付けてくれてありがとうございます!戦闘に復帰します!」「セラフ・レイ!」ビリリッ

 

ヒト形B「ギュゴゴゴゴゴゴ!!!」ビリビリビリビリ

 

明日翔「援護さんきゅー!」「お前らはそいつをやれ!こっちはなんとかひきつけっから!」

 

ユーフィリア「空さん!私と二人で一体ずつ仕留めましょう!」「明日翔さんが2体を引き付けているうちに!」

 

空「はい!」

 

その時だった。

 

クモ型「ギギィ!」ビャァァァァッ

 

空&ユーフィリア「!」ギュッッ!!!!

 

明日翔「あ!仕留め損なったやつ!あいつめ!」ドギューン!ドギューン!

 

クモ型「ギギギ…」パリン!ビー…

 

空「あ!ヒト形が!」

 

空とユーフィリアにヒト形Bが向かっていく。

 

ユーフィリア「このっ!全然とれない!さっきよりきつく絞められてる!」

 

明日翔「ああ!ちくしょ」「ゲハァッ!!!!」ボカァッズシャァァドゴン!

 

俺はヒト形の攻撃をまともに食らっちまって気に背中から激突した。

 

明日翔「ゲホッ!ゲホッ!」

 

ヒト形A「ギュオーーーン!」ドシンドシン

 

そっとヒト形が向かってきた。そして目の前にたつ。

明日翔「はは、これもしかして万事休す?ガハッ!」ガシャッガラっ

 

のど輪をされた。抵抗のために思わす拳銃を離してしまった。

 

空「この針金も硬い…!……あっ」

 

彼女たちの前にヒト形が立つ。そして拳を振り上げた。

 

ヒト形B「ギュオーーーン!」スッ「ギュオーーーン」ギュオオオオオ!!!

 

ユーフィリア「ぐっ!!!」

 

空「ひっ!!!」

 

明日翔「やめろーーーー!!!!!」

 

やられた。この場のみんながそう思った。その時、それは聞こえた。

 

バゴォォォォォォォン!!!!!!

 

???「また、面倒なことに巻き込まれちまったようだな。明日翔」

 

ヒト形が振り下ろしたはずの拳が、いや腕が地面に落ちていた。それに気がつくのに数秒かかってしまった。

 

ヒト形B「ギュオオオオオ!?!?!?」

 

ユーフィリア「腕が…なくなってる?」

 

ヒト型が激しく動揺している。エクシードでもない攻撃でダメージを受けたからか、それとも腕がとれていることなのか。

 

ヒト形B「ギュオオオオ!!!!!」ドスドスドスドス「ギュオオオ」バゴォォォン…ドサッ

 

???「すこしおいたが過ぎたな。デカブツ。来世はいい機械に生まれ変われよ。」

 

ヒト形Bは逆上しそいつにつっこんだが、頭に穴を空けられて機能が停止した。

 

明日翔「間違いねぇ。来てくれると信じてたぜ!。」

 

黒のマリンキャップを被ってひげを生やしタバコを咥え、男前でマテバリボルバー片手に助けに来てくれるダンディーな男!

 

明日翔「城琉!遅かったじゃねぇか!」

 

城琉「へっ!お前が速すぎたんだよ!」バゴォォォォン!!!

 

俺の首をつかんでいたヒト形Aの足を撃ちぬいてバランスを崩させ跪かせた。

 

ヒト形「ギ………ギュオーーーー」バゴォォォォン!!!ドサッ…

 

城琉「悪いな、デカブツ。相棒に今死なれると困るんだ。」

 

額にマテバを押し当てそのまま撃ち抜き昨日を停止させた。

 

明日翔「サンキュー城琉!お前が来なかったら全員やられてたぜ。」

 

城琉「昨日聞き覚えの拳銃の声がしてな…」ヒョイッ「ここで待ってればここに来ると思ったんだ。」

 

明日翔「俺もお前がこの島に来たのは検討はついてたよ。」ジャキッスッ「昨日ここで見つけたものだ、回収し忘れると風紀委員に目ェつけられちまうぜ?」ポイッ

 

拾ってくれた拳銃を受け取りしまったあと、空薬莢を渡した。

 

城琉「あ!なくしたと思ってた薬莢だ!ちっ、こんなところで見つかるとは。」

 

明日翔「少なくともこの島でマグナムなんて使うやつはいない。いるとしたら島に上陸したお前だと思ったんだ。」

 

城琉「めざといやつだ。…で、他は?」

 

明日翔「そこに転がってるやつだな。」

 

ヒト形C「ギュオーーーン!!!!」バタバタバタ

 

布を被せられて転げ回ってるヒト形Cを指差した。そこに向かってヒト形Cの頭にマテバを突き付けた。

 

城琉「おつかれさん。出番なくてすまんな。」バゴォォォォン!!!!

「今度こそ、こいつで全部か。」

 

明日翔「いや、あとは魚みたいな形したやつが3体いるはずなんだ。」

 

城琉「魚?ああ…」ゴソゴソ「ここに来るまえに襲って来やがったから締めておいたぜ」ドサッ

 

そういって城琉は3体連結して縛ってある魚型をドサッと地面においた。

 

明日翔「さすがだな、これで今日の分は終わりだ。」「で、お前なんでこの島に?」

 

城琉「ああ…俺はとある調査できたんだ。」「その前に、俺にもわかるように説明してくれないか。なんなんだこのバケモノは。」

 

明日翔「ああ、ちと長くなるぜ。こいつらは」

 

空「ちょっとーーー!!!!」「先輩!!!!私たちのこと忘れてませんか!?!?!?」

 

ユーフィリア「早く助けてください!!!!」

 

明日翔「あ、ごめ~ん。すぐにほどくから、ごめんなぁ~?」パキン!パキン!パキン!

 

結ばれた針金をヤスリで一つずつ切っていく。

 

城琉「なんだ、お前のツレか?」

 

明日翔「そう、お前がいない間俺をずっと助けてくれた俺の相棒さ。」ギュッ

 

空とユーフィリアの肩を抱いて寄せる。

 

空「そのわりには私たちのこと忘れてませんでしたか?」ジトッ

 

ユーフィリア「私たちの出る幕なかったし…」プイッ

 

明日翔「いやぁごめんって」「ユーフィも拗ねないでって」

 

城琉「ははは!女に振り回されるのはどこでも共通だな!」「腰を落ちつけてゆっくり話そう。お前らの話も聞きたい。」「近くにアジトがある、そこにいこう。」

 

俺たちは裏山を抜け第2居住区へいく。

 

~城琉のアジト~

 

城琉「ほぉ~時間のループねぇ。にわかには信じがたいな。本当なのか?その話は。」

 

明日翔「ああ、ユーフィは俺が学園にくるまで3月31日をずっと繰り返していた。行動パターンを暗記してしまうぐらい。」

 

ユーフィリア「はい、私は時間のループを直すためにウロボロスを倒しているんです。」

 

城琉「で、そのループを抜け出すためにあの化け物を倒してるって訳だ。感心するね。」シュボッ…「…ふぅ~。」

 

タバコに火をつけ加えて煙をはく。

 

空「………」ジトー

 

城琉「おっと、失礼。煙は苦手か?」ジュッ

 

タバコをすぐさま消す。

 

空「あの…未成年喫煙はいけませんよっ、助けてもらったことは感謝しますけど、それとこれとは話が違いますっ!」

 

明日翔「にょほほほ、言われちまったな城琉。気を付けなよ。」

 

城琉「今さら注意されるとは思わなかったぜ。」

 

タバコとジッポを机の上に奥とユーフィリアが口を開いた。

 

ユーフィリア「今、私と空さんと明日翔さんの三人でウロボロス退治をしています。でも、先程みたいにピンチになるかもしれません。明日翔さんの相棒であるならそれを信じて訪ねます。」「ウロボロス退治に協力してもらえませんか?」

 

城琉「面倒事は嫌いだが…明日が来なくては俺も困る。同じ酒は何度も呑みたくないからな。」「ただし、俺の事情も聞いた上で、だ。」

 

ユーフィリア「ありがとうございます!」「お力になれるかどうかわかりませんが…どういったことでしょうか?」

 

城琉「俺は、ある組織を追っている。」「明日翔、お前とじゃかきゃ出来ない仕事。」

 

明日翔「俺にか?…ああそうか。城琉、耳貸せ」

 

城琉「ああ?」

俺たちは部屋の隅っこに移動しこそこそ話す。

 

明日翔「俺はここでは泥棒ってことは隠してるんだ、仕事の話ならサシでしよう。」

 

城琉「あぁ…お前なんてバカなことしてくれてたんだ…。」

 

明日翔「しょうがないだろ、バレたら即風紀委員にお縄なんだからよ。」

 

俺たちはユーフィリアと空のもとに戻り話をする。

 

城琉「で、俺のおってる組織ってのが、グリューネシルトのもっと深い組織なんだ。」「明日、お前たち時間はあるか?説明の時間がほしい。」

 

明日翔「明日?なんかあったっけか。」「空、明日何かあったか?」

 

空「明日は新入生のプログレスやαドライバーを歓迎する新歓パーティがありますっ!行けるとしたら夕方ごろかと!」

 

俺は時計を見て、立ち上がる。もう21時30分だ。

 

明日翔「よし、城琉。明日学校で落ち合おう。俺たちは門限で戻らないといけないんだ。」

 

城琉「なんだ、寮住まいか?」「気を付けて帰れよ。」

 

明日翔「おう!じゃあな。」ガチャ

 

空「あ!失礼します!」

 

ユーフィリア「お助けいただきありがとうございました。失礼します。」バタン

 

~道中~

 

空「先輩!今日はおいてけぼりでしたよ!ちょっとは私にも出番ください!」

 

明日翔「それはだからごめんって、俺もピンチだったしいいじゃないの。」

 

空「未成年なのにタバコ吸うし…風紀委員に捕まっちゃいますよ!」

 

ユーフィリア「すごい人でした。射撃の精度・技術も白の世界のアンドロイド並みかそれ以上。明日翔さんの相棒なのも納得です。」

 

明日翔「だろ?クールで男前、そしてやるときはやる義理堅くて頼りになる相棒さ。」「城琉も味方に加わったんだ、あとは『アイツ』がくれば完璧だぁな。」

空「まだいるんですか…。」ガックリ

 

明日翔「おほほほ、空にとっちゃ面白くないかもな!」

 

そんな会話をしつつ青空寮に戻った。俺の相棒が仲間に加わったんだ、これからが楽しくなるぞ。




朝起きたら書類が届いていた。内容が…「退学勧告」!?
どういうことか聞くために新歓パーティに潜入して生徒会長に接触したところ「編入試験」があったらしい。おいおい、そんなんやれと言われた覚えはないぜ?
そして城琉がこの島に来た目的はいかに。

次回「退学勧告は突然に」

また会おうぜ。
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