そうそう、皆さん勿論分かっていると思いますけど
リオだけじゃなくトキも居ますからね?
AL-1Sを拿捕してから、エリドゥに戻り。この後どうするべきか、考える。おそらくはAL-1Sを奪還するためにヴェリタスや「先生」が来るはずだ。それを捌くことのほうに意識を向けるべきだろうか?
「……C&Cは離反したようね」
どうやら、あちら側につく様子だ。それはそれでいい、どちらにせよ。あちらに着いたところで。結末は変わらない、誰が相手であろうと。私のやるべきことは変わらないもの
「……さあ、来ると良いわ」
そう思いながら、静かに待つ
───エリドゥ入り口付近にて
「この調子この調子〜!」
C&Cであるアスナ、アカネ、カリンはドローンを撃墜し。派手に暴れ回っていた。これは揺動作戦であり、此方に注意を引き付けてゲーム部と協力者をエリドゥへと送り出すための作戦である
「この調子で行けば、引きずり出せそうですかね?」
「今のところは、上手く言っているが……止まれ」
ドローンとAMASを撃墜していること数分、前方に人影が見えたことを確認したカリンが周りに静止を呼びかける
「……お出ましか」
「──お待ちしていました。先輩方、いえ。侵入者の皆様」
目を閉じ、ただその時を待っていた人物。トキはゆっくりと目を開けつつ、目の前に現れたC&C…否、侵入者に視線を送る
「思ったより早い登場でしたね」
「──」
アカネの言葉にトキは答えない
「私達が此処に来るのは予想してたわけだったか」
「────」
カリンの言葉にも、トキは答えない。訝しげな視線を送る、それもそのはずだ、トキはアカネ達を真正面から見据えつつも。アカネ達を見ていないような視線を
「──茶番は結構です、早く姿を表してください」
「っ!?」
トキが声を出した瞬間。ノータイムで
「──随分と手荒い歓迎じゃねえか、
「貴方方の流儀に合わせただけですので
あとから来たネルもまとめて葬り去る気だったトキは、想定内。というような顔で。ネルの方を見つつ、醒めた視線を送る
「ハッ!!そうか、そういう対応……チッ!」
トキを煽ろうとしたネルがその場を素早く飛び跳ねて砲撃を交わす、この場にはC&Cしかおらず。狙撃手のカリンはこの場にいる、とすると、誰が狙撃していることになるのか?という疑問がそれぞれに浮かぶ
「侵入者の皆様は、私を此処で足止めすれば。他の侵入者の方が中に乗り込める、とお考えのようですね、ですが……侵入者の皆様。お忘れでは有りませんか?ここはエリドゥ、
トキがそう言うと、4人の元へ狙撃、砲撃が一斉に飛んでくる
「さっきドローンは粗方潰したはず…!!」
「数が!多いね〜ぇ!!」
カリンとアスナは互いに連携し、アカネは周りを爆破させ。ネルは手数を持ってさばいていく。それをトキはただただ無表情で眺めている
「ドローンは常時生産しています。そして…都市ですので、
トキはさっと、後ろに飛び退きつつ。アカネ達に冷笑を向ける、他が怪訝に思っている中。ネルが顔を上げてどうもくる
「おいおいおいおい、そこまでするか!?」
「
上空から襲来したミサイルが、無慈悲にC&Cを襲った。とっさの回避は間に合わず、止む終えず迎撃するが、軌道が違うミサイルが数段、着弾する。轟音を立てながら着弾したのを確認したトキは、静かにアビ・エシュフを起動させうる。これならば起動する際の隙も晒すこともない
「げっほげっほ……随分、派手にやるじゃないか。なら……こうしよう」
カリンの言葉を皮切りに、それぞれが別方向に飛び出て撹乱を仕掛ける。C&Cの特製は、連携の取れた戦闘力の高さに有る。ゲヘナやトリニティにはない強みだ
アスナが撹乱し、カリンが逃げ道を塞ぎ。アカネが爆破をして追い込みをかけ、ネルがとどめを刺す。これが本来の戦い方であり、C&Cのお決まりの鉄則だ
だが、彼女たちの想定はリオを遥かに下回っていたのだった
「言ったはずですよ、エリドゥそのものが敵である。と」
トキの言葉に連動するかのように、エリドゥが牙を剥く。地面が盛り上がると、格納庫と思わしきハッチがあり、そこから大量のドローン。そして重装備のAMSAが出てくる
「此方の戦力は無尽蔵…貴方方はお忘れですか?ミレニアムの戦いというのは、腕の良い技術者が居るかどうかで決まると。リオ様は生徒会長、つまりそれに連なる物のトップに居るということです。その意味を、理解するべきでしたね?さて、参ります」
蹂躙が始まる
──一方その頃、エリドゥ地下。地上付近にて
『此処から先がエリドゥです、皆さん。お気をつけくださいね』
ヒマリの声が道中を歩いている生徒の耳に響く、階段を駆け上がり。ドアを開ける
『ここがエリドゥ……ですか』
要塞都市エリドゥ、リオが制作した。いつか来る脅威に対抗するための場所。ここのタワーの最上階に居ると思われるリオの元へと。一行は進む
……筈だったのだが。
「遅かったわね」
「リオ…!?」
当の本人、リオは一行を待ち受けていたのであった。リオの視線は、どことなく冷たく。どうでも良さそうな顔をしていた
「アリスは、無事なのか?」
先生の問いかけに、リオは答えることはない。
『リオ、貴女の思想は些か急すぎます。判断を決めるのは早すぎると思いますよ?』
ヒマリの声に、リオは耳を貸さない
「アリスを返して!私達の仲間なんだから!!」
「……リオ会長、お。おねがいです、アリスを返してあげてください」
「……いざとなれば、実力行使で」
ゲーム部の願いにリオは答えない
暫くの後、リオは静かに口を開いた
「ヒマリ、貴女には出来る?今の居場所を捨てることが。そして、必要とあらば親しい相手を殺すことが。ゲーム開発部、貴方達は。自分の感情を優先して、ミレニアムだけじゃなくキヴォトスに死に絶えろ。そう言いたいのね?そして先生。貴方、自分が何でも変えられる、なんて思い上がった思想してるのね、反吐が出てしょうがないわ」
それは恐ろしく、感情の機微が乗っていない無機質な声であり。先生一行を酷く見下していた、その無機質っぷりに、思わず誰も何も口を開けずに居る。それを見ながら、リオは言葉を続ける、今度は静かな激憤を滲ませながら
「それで──仮にそうなったとして、その後始末をする人間の気持ち。かんがえたことが有るかしら?貴方達は都合のいい妄想を掲げているだけでしか無いわ。そうならないという保証もないし、そうなった時の備えもない。そういう時、貴方達みたいな人間がなんて言うと思う…?こんなことになるなんて思わなかった。こんなはずじゃなかった、という無責任な発言よ。……アバンギャルド、起動」
話し合いなどするつもりはない、そういうかのように。言い切るリオは、自前の駆動兵器を起動させる。砂塵を巻き起こして現れたのは。四脚ロボット、武装はアサルトライフルにグレネードのオプション装備。大型のショットガンと折りたたみ式のバズーカ切り替えが可能に。シールドにはEMC機能、背部にはブースターと打ち切り用に多連装ミサイルポッド。明らかな過剰戦力、到底人に向けて使われることを想定していないだろうそれが。先生一向に向けられる
「──消えなさい、貴方達のような人間が居るから。それを代わりに背負って全てを捨てるような人間が生まれるのよ」
──絶望が、幻出する
ほんへのサブシナリオのあれは前フリだったんですよね、ああいう感じでネタを仕込んであるので。色々と見返してみると良いかもしれません。
さて、ここからは無理ゲーの始まりです。ゲームの都合上でやってことなかったであろうことをやりまくってきます。
ちなみにヒマリは捉えられていません。それをする必要もないというリオの判断です
Q.プレ先ルートバージョンが仮にあったとしてどうなるの?
A.次の話で先生の死体が転がって終わりです
『蒼望ニア』に救いはあると思いますか?
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ある
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ない
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あってもいい
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なくてもいい
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どっちでもいい