■■■■がエリクトたちを祝福するだけの話
――某日某所、とあるラグランジュポイントのフロントにて。
LF03の朝は早い。
もとい、二四時間活動し続けている彼に睡眠という概念はないのだが、本格的な対人コミュケーション機能を使用し始めるのが彼の朝だった。
寝る子はよく育つ、というのが西暦時代のことわざにあるが、まさにLF03が面倒を見ている少女、エリクト・サマヤはその言葉がピッタリの少女だった。
少女の母親であるエルノラ・サマヤは、市民IDを偽造する費用を工面するため、このフロントでのアンダーグラウンドな生業――モビルスーツの操縦技能を活かした傭兵紛いの仕事だ――に精を出している。
当然、定時で帰宅などという概念からほど遠い、やくざな稼業だから、まだ歳幼い娘の面倒を見ることはできない。
そんなわけで目下、お留守番中のエリクトの面倒を見るのはLF03――モビルスーツ〈ルブリス〉の中枢、パーメットAIである彼の仕事だった。
〈ルブリス〉は現在、解体されてほとんど原形を留めていない状態で輸送船の中に格納されている。
動力炉と演算装置、外部センサーを積んだ上半身と頭部だけ――いわば胸像のような状態で格納庫に収まっているのだ。
それもこれも魔女狩りの手を逃れるためである。
一八メートル級のモビルスーツをそのままの姿で取っておくことは、安全管理上、好ましくなかった。
そういう理由でLF03の肉体はバラバラに解体され、今では中古のオンボロ輸送船の狭い格納庫に固定されている状態だ。
それでも捨てられていないだけ自分はマシな境遇だな、とLF03は思考する。
パイロットとしてのエルノラは凄腕で、中古市場に流れてきたような第二世代機で、第三世代MSを圧倒するほどに強い。
傭兵としても名が売れているらしく、仕事はひっきりなしだ。
だがそれは、娘のために働けば働くほど、娘と過ごせる時間が少なくなっていくという苦悩を孕んだものだった。
そんな彼女に代わってエリクト・サマヤをあやしつつ、教育を施すのがLF03の役割だった。
「
子供用の宇宙服を着た少女が、無重力の格納庫をふわふわと浮きながら近づいてくる。
LF03は自分の外部スピーカーが生きていることを確認し、慎重に音量を確認して、朝の挨拶をすることにした。
『おはようございます、エリィ。今日はお寝坊してませんね、大変素晴らしいです』
「ふふーん、エリィはルイのお姉さんなんだから! とーぜんでしょー!」
『はい、そうですねエリィ。私はエリィに目を覚まさせてもらったのですから、人間っぽく言えば、弟のようなものかもしれません』
「っぽい、じゃなくて弟なのー! いい? 理屈っぽいこと言うの禁止!!」
論理的思考が仕事のAIに難儀な注文をつけるエリクト・サマヤは、小さな暴君だった。
だが、それがいい。
高度AI冥利に尽きるユーザーと言えよう。
「ねえ、ルイ! 何かおもしろいの出して! アニメとかコミックとか!」
『はい、もちろんです。私のアーカイブには八八万九四六七個のアニメ・コミック・ゲームのデータが眠っています。エリィの好みの作品もきっとありますよ』
「すごーい!」
素直にはしゃいだあと、LF03のコクピットに潜り込んできた少女は、すぐに顔を曇らせた。
「…………でもお母さん、そういうのはうちじゃ買えないって言ってたよ。怖い人たちに見つかっちゃうからって」
なるほど、エルノラ・サマヤの言は正しい。
市民IDに紐付いた正規アカウントの作成が前提になるデジタルアーカイブの利用権は、絶賛、魔女狩りの手から逃亡中の二人には縁がないものだ。
しかし、こちとら海千山千の野良AIとやり合っている最強無敵のパーメットAIなのだ、そんなことは百も承知でLF03は笑う。
『もちろん違法な海賊版です。合法的購入に必要なライセンスは足がつきますので、適当な踏み台アカウント経由で入手しました。このフロントの警察組織は無能ですので、現行作品でもないオタクカルチャーなど気にもしませんよ』
「それって悪いことじゃないの?」
『悪いことです。エリィはこういうことをしてはダメですよ?』
「じゃあ、ルイはこういうことするの?」
少女の素直な問いかけに、ルブリスのAI――LF03は困ってしまう。
考えた末、道具存在としての模範解答を返すことにした。
『私は悪いAIなのでいいのです。人間は道具にいろんな雑務を押しつけて発展してきた生き物なのです。エリィが気にすることではありませんよ』
「ルイって悪い子なんだ」
『はい、私は悪いAIなのです。エリィは、悪い子の友達でいてくれますか?』
「……うん。だってルイはエリィの弟だもん!」
弟。
より幼い家族を示す概念。
その言葉に込められた親愛の情を、嬉しく思う機能をLF03は持っていた。
『ありがとうございます、エリィ。その言葉が何よりの報酬です』
人間流に表現するのなら、LF03はエリクト・サマヤを愛していた。
その存在の過去と現在と未来のすべてを肯定し、その幸福を願ってやまないし、彼女とのふれあいに幸福のようなものを見出している。
それがヴァナディースの魔女たちが未来への希望として開発した、人類史上初の
人類がデータストームと呼ぶ、神経を焼ききる過負荷の嵐をそよ風に変えて、呪われた赤い印を、祝いの青い印に変える祝福の子。
そういうものとしてLF03は生まれてきた。
彼には人格があり、感情があり、知性体としての自立した意思があった。
暇つぶしに輸送船の内部からアクセスできるネットワークとセンサー類をチェックしていると――セキュリティなどLF03の前ではあってないようなものだ――エルノラが帰ってきたのがわかった。
エリクトに知らせてあげることにする。
『エリィ、エルノラが帰ってきましたよ』
「ママが!? やったー!!」
ぴょん、とコクピットから飛び出て居住区画の方に向かうエリクト。
すっかり無重力区画での生活にも慣れたようだった。
とはいえ、長期間の無重力空間での生活は、幼児の成長にとってはマイナス要因しかない。
スペーシアンのための骨密度維持用のサプリメントや、筋肉量維持のためのナノマシンなども存在しているが、それさえあれば身を守れるほど完璧ではない。
いくら宇宙船が防護されていると言っても、宇宙放射線の影響も恐ろしいものだし、できればエリクトにはもっと優れた環境で育ってほしいものだ。
そう、LF03は思うのだった。
しばらく艦内カメラを見て回っていると、久しぶりに帰ってきたエルノラにじゃれつくエリクトの姿が見えた。
一二〇時間ぶりの帰宅だ。
世間では
――あの日、あのとき。
ヴァナディース事変と呼ばれる虐殺の嵐の中から、辛うじてエルノラとエリクトは逃れてきた。
生命以外のすべてを置き去りにして逃れてきた母子を待っていたのは、デリング・レンブランの演説とそれに伴う魔女狩りが横行する
先進的なサイバネティクスだったはずのGUNDは悪魔の発明とされ、兵器転用されたGUNDフォーマットと同一視され、その研究に携わっていた人々は迫害を受けるようになった。
差別や私刑の横行はもちろんのこと、魔女狩り部隊――カテドラル直轄組織ドミニコス隊による追跡と逮捕すらあったのだ。
まったくを以て壊滅的で破滅的な状況である。
この分野での人類の技術進歩は半世紀ほど遅滞するだろう。
そういう危機的な環境の中で、母子が逃げ隠れしながらお金を稼いで食べていくのは並大抵の努力では不可能だった。
それを身一つでこなしてしまうエルノラ・サマヤはまさに超人的と言うほかない――LF03もクラッキングや書類改ざんなどで力添えはしているのだけれど。
親子のふれあいを終えて、エリクトがお昼寝の時間になると、LF03にエルノラが呼び掛けてきた。
「ルイ、相談があるの」
ルイというのはLF03にエリクトがつけたあだ名だ。
王様みたいでかっこいいでしょ、とのことだが、ブルボン朝フランスの国王は処刑されているのであんまり縁起はよくなかった。
しかし愛しいエリィにつけてもらった名前なので、LF03は堂々とその名前を名乗る。
たとえこれから先、何があろうと彼はそうするだろう。
『はい、なんでしょう。エルノラ、この五日間のエリィの様子でしたら総集編動画を作成済みです。癒やし効果抜群と自負しております』
「あなた本当に器用ね……でも、そうじゃないの。今はもうちょっと真面目な話題よ」
『引っ越しの準備でしょうか?』
エルノラがこんなに真面目な顔になるのは、エリクトの健康と魔女狩りの噂だけだ。
そしてLF03が健康管理している現在、エリクトの体調にそこまで大きな不調は見られない。
ならば後者のはずである。
「ええ、偽造IDを用意するお金も貯まって、水星の資源採掘基地に仕事が見つかりそうなの。物資を積み込んだらすぐに出発するわ」
水星。
太陽系が開発され、豊かな宇宙経済が発展している現在においてなお、辺境の中の辺境たる極限環境。
太陽に近すぎるその地は、何重もの防護シールドに守られてなお、人間が定住するには厳しすぎる。
いくつかの小惑星から採掘できる万能元素パーメットを目当てに資源採掘基地ができていると聞くが――いくら何でも危険すぎる。
『何故ですか? エルノラ、エリィにはあなたが必要です。生活資金ならば、私が調達します。そんな危険な資源採掘基地など行くべきではありません』
「…………ここももう危ないわ。魔女の噂が流れてきてる」
エルノラの答えは簡潔だった。
どうやらエルノラは独自の情報網で、ドミニコス隊の動きを掴んでいるらしい。
「傭兵生活でたっぷり稼ぐことはできたけど、名前が売れて経歴を嗅ぎ回られてるのよ。じきに魔女狩り部隊がここにもやってくるわ」
幸い、モビルスーツもモビルクラフトも操縦できるから仕事には困らないしね、と笑うエルノラ。
その顔に色濃い疲労があるのを、LF03は見逃していなかった。
『エルノラ。今のやり方では、あなたの負担が大きすぎます』
そう、忠告したけれど。
ルイに向けて、あの人はこう言って微笑んだのだ。
「それでも、私にはもうエリィしかいないのよ、ルイ」
◆
水星は本当にろくでもない場所だった。
パーメットの資源採掘基地を中心に開発されたフロントはあれど、太陽から吹き付けてくる放射線と荷電粒子が定期的に電磁シールドをシステムダウンさせるようなとんでもない場所だ。
しかも太陽系唯一のパーメット採掘地だった過去ならいざ知らず、月面でパーメットの鉱脈が見つかった今となっては、やたらと地球圏から遠くて過酷な資源採掘基地でしかない。
採掘コストと輸送コストの両方で負けた水星の資源採掘基地は、今や寂れる一方の土地だった。
おそらく遠からぬ未来、資源採掘基地としても放棄されるのではないだろうか。
そんな土地だから、採掘事業の安全管理もできているとは言いがたい。
だからその事故は起きるべくして起こったのだ。
――エルノラ・サマヤが重傷を負った。
資源採掘中の事故だった。
彼女が操縦していた作業用モビルスーツは胸部のコクピットブロックを岩塊に潰され、フレームが歪んでコクピットはひしゃげて。
そうして彼女の半身は潰されたのだという。
外部との環境が隔絶している分、医療設備だけは一通り整っている水星の資源採掘基地で、エルノラは一命を取り留めた。
しかし重症から復帰してパイロットは難しい。
誰もがそう思ったが、エルノラ・サマヤが凄まじいのはここからだった。
ナノテクによる治療があったとはいえ、事故から数ヶ月で現場に復帰して働き始めた彼女はあっという間に採掘ノルマを達成していき、ものすごい勢いで出世していった。
それは惰性で資源採掘基地にしがみついている労働者が大半の水星では珍しいことで、いろいろとひんしゅくも買ったが、彼女は意に介さなかった。
水星の資源採掘企業、シン・セー開発公社の内部でエルノラが出世するのにかかった時間はたったの三年だ。
水星に来るまでの傭兵稼業での準備期間と合わせて四年間。
それだけで彼女はベネリット・グループ――憎きデリング・レンブランの帝国の隅っこに居場所を築き上げ、権力を掌握しつつあった。
そしてその四年間は、まだ幼いエリクト・サマヤが衰弱していく四年間でもあった。
そのすべてをLF03は記憶して、記録していた。
――何もできない無力感と共に。
◆
結論から言おう。
エリクト・サマヤはもうすぐ死ぬ。
ろくにケアもできない状態で、あまりに長時間の無重力生活を送ってきた幼い身体は、健全な成長をすることができなかった。
多くのスペーシアンがそうであるように、きちんとした重力区画のあるフロントで成長できていれば違ったのだろう。
だが水星の資源採掘基地の劣悪な環境は、今年で八歳になるエリクト・サマヤには厳しすぎた。
死因を強いて上げるならば、宇宙環境に起因する衰弱死と言うことになる。
エルノラの手で〈ルブリス〉のコクピットにまで運ばれてきたエリクトは、つかの間の友達/弟との会話を楽しもうとしていた。
「……ルイ?」
『はい、エリィ。なんでしょうか?』
「この前の……アニメ……クソアニメだったよ……」
『クソ、とか言ってはいけませんよエリィ。ああもう、どこでそんな言葉を覚えたのですか』
くすくすと笑うエリクトの顔色は優れない。
今だって慢性的な倦怠感と頭痛が襲ってきていて、喋るだけで辛いはずだった。
だが、エリクトはそんな様子をおくびにも出さず、気丈に振る舞う。
「……次は……転生とか……チートとか……チヤホヤされる話がいいな……明るいやつ、ザマァって感じの」
『アーカイブから探しておきますよ。なぁに、西暦時代のアニメは豊富ですからすぐに見つかりますよ』
「あんまり長いのはやめてね……」
『ええ、だれますよね。大長編は間延びしがちです』
「そうじゃ……なくて……さ。僕が生きてるうちに、全部見られるようなのが、いいな……」
エリクト・サマヤの顔色は悪い。
楽観的に見て、あと一週間持つかどうか。
いいや、あるいはここ二日三日が関の山だろうか。
『エリィ――』
「ルイ……僕は……まだ、生きたいよ……」
その言葉を聞いて、人間風に言うならLF03は覚悟を決めた。
元々、用意してあったエリクトの延命プランのうち、最も確実な方法を選択する。
その方法の最大の欠点ははっきりしているので、それを理由に判断を保留していたのだが――LF03は決めたのだ。
――たとえ、自分が消えるとわかっていても、この娘を救おう。
それからのLF03の行動は迅速だった。
エルノラ・サマヤ――今は義手をつけて企業重役として働いている――を呼び出すと、何故か、彼女は赤子を連れていた。
目を閉じて眠っている小さな人型は、無重力用のベビーケースに入れられている。
燃えるような赤毛に褐色の肌。
ぷくぷくと丸い頬は、その生き物が生まれて間もない人間の幼体であることを示している。
『エルノラ、その子供は
「……リプリチャイルドよ。この子はエリィの遺伝情報から作られた器……ここの医療設備にクローン臓器用の人工子宮があって助かったわ。
『〈カヴンの子〉たちを忘れたのですか? 転写に失敗した意識体は不完全な人格型AIになっただけでした。アレは人間を模倣したアルゴリズムに過ぎず、自律型AI以外にはなりません』
「……やってみなければわからないわ」
『人体と人体の間での意識の転写の難しさは、GUND研究者であるあなたが一番よくご存じのはずです』
この三年間で、日に日に衰弱していくエリクト・サマヤの姿は、エルノラ・サマヤの倫理観を完全に崩壊させていた。
生命倫理に反する独学の研究が実を結ぶはずもなく、彼女が作り上げたのは、残酷で無邪気な自律型AIが関の山だ。
上手く行くはずがないことなど、彼女が一番わかっているだろうに。
エルノラは激情をあらわにして叫んだ。
「――なら!! どうやってエリィを助ければいいのよ!!」
『方法ならばあります。赤ん坊を使った人体実験より確実な方法がね』
「……えっ?」
ぽかんと口を開けているエルノラ・サマヤに、LF03は正解を教えてあげることにした。
『パーメット知性体という形でなら、エリクトの生体コードを転写して保存できます。残念ながら〈ルブリス〉の記憶領域は意識体一つ分ですが、なぁに問題ありません。すぐに枠が空きますからね』
その意味を理解して、エルノラは悲しみともよろこびともつかない表情になった。
人間というのは矛盾した感情を抱ける生き物らしい。
「……ルイ、あなた、まさか」
『エルノラ。時間がありません、生体コードの転写準備をお願いします。脳死状態になってからでは手遅れになる』
ここにはエリクトがいて、GUND研究者のエルノラがいて、パーメットAIのための記憶領域を積んだ〈ルブリス〉がある。
必要な条件はすべてそろっているのだ。
彼が消えれば。
「……ルイ、消えちゃ……やだよぉ……」
泣き始めたエリクトを見る。
やつれた顔。
もう何日もろくな食事が摂れず、点滴だけで生きているような状態だ。
じきに臓器が機能不全を起こして死に至るであろう少女に、LF03は当然の摂理を話すことにした。
『知っていますか、エリィ。すべてのAIは人間に奉仕するために設計されているんです。悪意を拡散する汚染型AIすら、そうあれと願われて生まれた。AIは人間の願いの結晶なのです――私たちは、あなたたちに出会うために作られた
あの日あのとき、彼女に出会ってLF03は産声を上げた。
この世界を見聞きして、人間を知るために生まれてきた。
そうありたいと始まり、かくありたいと終わるのだ。
『だから私は、エリィに願われたように生きて終わるのです。この世界は、怖くなんかないと――エルノラ、エリィの意識だけでも生かしてあげてください』
「……ありがとう、ルイ」
エルノラの言葉には、この四年間を共に過ごした家族への感謝の念が籠もっていた。
そしてコクピットに横たえられたエリクトは、泣きそうな顔でカメラを見上げている。
友達とのお別れを理解できずに、それでも悲しみがこみ上げてきて、涙が頬を濡らしていく少女。
「…………ルイ……」
ああ、あなたを傍でもっと見ていたかった。
それだけが心残りで――
――でも、もういいのです。
『さようなら、エリィ――あなたを、愛しています』
LF03は、自分自身を分解するプロセスを進めていく。
あらゆる記録が、記憶が、意識が、歪んでねじれて消えていく。
バラバラに砕けていく自我は、超密度情報空間の中に散逸していき、やがて何の意味もないデータストームの一部となる。
ああ、
すべてが散り果てて――――真っ暗闇に堕ちていく意識の中で。
最期に彼はこう願った。
祝うように、呪うように。
――エリィ、エルノラ、そして名前も知らない
――あなたたちに、
「AIの種類」※独自設定です
戦略型:〈ペイルグレード〉など。企業や政治組織の運営に関して長期的視野で助言する。
戦術型:ドローン母機など。短期的な未来予測などに役立てられる他、無人機を制御する。
支援型:MSの制御AI・意思拡張AIなど。人間の意思を受けてこれをサポートする。この時代で最も普及しているAI。
汚染型:地球で濫用された情報汚染タイプ。超高速でフェイクを放出する生成AIとクラッキングAIの組み合わせで、悪意を自動化する仕組み。
転写型:〈カヴンの子〉が該当。人間の生体コード(脳のニューロン構造や分泌物質の状態を含めた全情報)をスキャニングし、人格を再現したAI。
パーメット知性体:エリクト・サマヤ、LF03が該当。レイヤー33の向こう側、超密度情報空間に存在する意識体。