――ここはどこだろう。
スレッタ・マーキュリーは返り血を浴びたノーマルスーツの袖を壁にこすりつけながら、ふらふらとCブロックの内部をさまよっていた。
理屈では、それが論外と言えるほど危険な行為だとわかっている。
周囲には未だに謎の武装勢力やグラスレー社の戦闘員が徘徊している危険があったし、武装しているスレッタはいつ射殺されてもおかしくない。
だが、そんな当たり前の事実が煩わしくなるほどに、今の少女は疲れていた。
どうして、あんなことを言ってしまったのだろう。
答えはわかりきっている。
妬ましかったからだ。
スレッタ・マーキュリーはエリクト・サマヤの予備の肉体として生み出され、不要となると〈エアリアル〉の操縦のため育成された道具だった。
それに対してミオリネ・レンブランはどうだろう。
彼女は父デリング・レンブランの手厚い庇護に守られていて、死の間際になってなお、実の母ノートレットから愛されていた。
何もかも自分が持ち合わせていないものを甘受していたから、羨望と嫉妬が抑えきれず、あの場で悪意となって噴き出してしまったのだ。
自分が人殺しで、たぶんどこかがが壊れてしまっているのはいい。
だけど、母に愛されていなかったという現実は、直視させられるとあまりにも辛かった。
そうして不安定になった精神が、ストレスのはけ口にミオリネ・レンブランを選んだ。
それだけのことなのである。
一辺たりとも自分に正当性がない、みっともない八つ当たりだとわかっているから、スレッタは自分で自分が嫌になってくる。
そのときだった。
『――スレッタ、聞こえるかい? 今そっちに向かってる、現在座標は確認した――窓辺から離れてね』
〈エアリアル〉と彼女の間に結ばれた回線からコール。
スレッタの姉エリクトから、妹の安否を気遣う無線だった。
妹にダダ甘の彼女らしい通信内容に一瞬、笑みが浮かぶも、すぐにそれは暗い疑念に取って代わられた。
「ねえ、エリクト……エリクトは知ってたの? わたしがお母さんにとって、エリクトの予備の器で、要らなくなった廃品の再利用だって」
『スレッタ、それは――』
「お母さんの経験値を移植されたときに見えたの……お母さんがわたしをどういう風にあつかってたのか、あの人の視点で全部わかった」
答えはない。
数秒の沈黙のあと、エリクトは観念したように懺悔を吐き出した。
『……こうやってお話しできるようになる前から。僕は全部を見てたよ、〈エアリアル〉の中から。あの人がおかしくなっていく様子も、全部見ていた。僕には何もできなかったよ』
「そっか……ありがとう、教えてくれて」
彼女の姉はたぶん、そうやって無力感に苛まれながら生きてきたのだ。
それが手に取るようにわかるから、スレッタはエリクトを憎むことはしない。
ただ、愛されていなかったという実感が、渇ききった心に静かに広がっていくのを感じた。
分厚い窓の向こう側、宇宙空間を飛翔する四枚翼の巨人が見えた――スレッタから見て一番近いエアロックの傍に〈エアリアル〉がやってくるのが見えた。
『この付近に動態反応はない。安全だから早く僕の中に避難して、スレッタ』
「うん、ありがとう……エリクト」
通路を駆けて、ノーマルスーツのヘルメットを被り、エアロックをくぐり抜けて――真空の宇宙空間に躍り出る。
そこに彼女を待つ姉の身体――頭頂高一八メートルの巨人、〈エアリアル〉は待っていた。
新品のボディには傷一つなかった。
コクピットハッチを開いて、するりとシートに座る。システムオールグリーン、異常はなかった。
冷たく澄み切った思考の中で、少女は〈エアリアル〉という巨人の外殻に包まれて、ほっと息をついた。
ここにはもう、彼女を傷つけるものは何もない。
だから安心で安全なのだと自分に言い聞かせていた刹那。
声が、聞こえた。
『大丈夫か、スレッタ!』
それは懐かしくもある友達の声。
グエル・ジェターク――最初に彼女と決闘をして、親愛と友情を育んだ大切な人だった。
〈エアリアル〉のIFF(敵味方識別信号)には、友軍として接近してくる〈ダリルバルデ〉と見知らぬMS〈シルフィード〉が表示されている。
パイロットはそれぞれ、グエル・ジェタークとエラン・フィフス。
自分でもわけがわからないぐらいに、スレッタにはその光景がショックだった。
クーデターの最中、こんな殺し合いの場所に、大切な友達が自分からやってきている現実が信じられなくて。
「どうしてみんな、こんな場所に自分から来ちゃうんですか?」
『スレッタ……?』
『待つんだグエル・ジェターク、様子がおかしい』
互いを目視できるぐらいの距離で〈ダリルバルデ〉が逆噴射して制動をかけ、それに追従したフィフスの〈シルフィード〉も足を止めた。
あるいはこのとき、グエルが言葉を選んでいればあとの展開はなかったかもしれない。
だが、すべては無意味な仮定である。
グエル・ジェタークは激情で動く男であり、このとき彼が胸に抱いていた想いはあまりに真っ直ぐすぎた。
『エリクトから聞いた、お前と母親のこと……俺も母親に捨てられた子供だ、気持ちはわかる、だから!!』
その愚かしさを誰が笑えようか。
しかしそれは今、スレッタ・マーキュリーの神経を逆なでするような言葉だった。
グエルの言葉を聞き終えたスレッタは、目を細めて――地の底から響くような低い声で呟いた。
「…………うるさいなあ」
その言葉を発したのが誰か、最初、グエルにはわからなかった。
一拍遅れて、自分に向けた言葉だと理解して、少年は頭が真っ白になった。
『スレッタ・マーキュリー?』
「やめてください……グエルさんにわかるわけないじゃないですか」
『えっ……?』
『おい、二人とも落ち着けよ――何の話だこれ!?』
エラン・フィフスの仲裁も耳に入らず、スレッタとグエルは救いのない真実に踏み込んでいく。
堰を切ったように暗い感情があふれ出して。
少女は叫んだ。
「わたしはお姉ちゃんの
最初、スレッタの言葉の意味をグエルは理解できなかった。
アスティカシア高等専門学園で学んだ一般教養を思い出し、ようやく少女の発言の中身を飲み込めた。
リプリチャイルド。
マインドアップローディング技術やクローン技術などによって作成される特定個人の情報的・遺伝子的複製。
道具存在としてこの世に産み落とされる人間――倫理的に禁忌とされるもの。
それが好きな女の子の正体だと言われて、グエル・ジェタークは何も言えなくなった。
『なっ……えっ……リプリチャイルド……? ……だけど、お前は!!』
そう叫んだ瞬間だった。
〈エアリアル〉のスレッタ・マーキュリーは、彼を黙らせるように通信を割り込ませた。
「グエルさん、あなたに決闘を申し込みます。賭けるものは――すいません、これ、ただの八つ当たりなので何もありません」
『スレッタ・マーキュリー? 何を言っている?』
「フィフスさん、立会人をお願いします」
『人の話を聞けよ!』
めちゃくちゃだった。
ここは学園でもなければ、二人が決闘する必然性など何もない。
だからグエルが決闘を受ける必要などどこにもなかったし、エラン・フィフスの困惑も当然だった。
しかしスレッタとグエルの間にある絆は、決闘によって結ばれたものだ。
だからこそスレッタの無茶振りに対して、グエル・ジェタークが拒否するなどあり得ないことだったのである。
『……わかった。決闘を受けよう。俺が勝ったら、お前のこと全部聞かせろ』
「いいですよ」
もう二人の間に口を差し挟む権利を持ち合わせている個人は、どこにもいなかった。
はるか遠方では武装解除されたグラスレー社の艦隊が〈ガンドノード〉に包囲されており、クーデター事件の終結は誰の目にも明らかであった。
そんな情勢下のプラント・クエタCブロックの片隅で、何の意味もなく、少年と少女はモビルスーツで向かい合う。
白亜のMS〈エアリアル〉と深紅のMS〈ダリルバルデ〉が向き合って。
「いきますよ、グエルさん」
『ああ、来い』
困惑しているエラン・フィフスが何の合図も出さないことをいいことに、決闘は勝手に始まった。
開幕は、両者ともにビームライフルを撃ち合いながら推進装置を全開。
距離を取る〈エアリアル〉に対して、猛然と踏み込んで追撃していく〈ダリルバルデ〉――両者の心のありようが示されたかのような構図だ。
グエルの放ってくるビームライフルを避けながら、スレッタ・マーキュリーは自身の乗機、新しく改装された〈エアリアル〉の真のスペックを把握する。
事象改変型推進機構〈
高スコア環境下においては、パーメットとの同調が時空間すらねじ曲げることを利用した推進システムは、モビルスーツにこれまでの常識をはるかに凌駕する機動性を与えることが可能だ。
「パーメットスコア8……!」
瞬間、〈エアリアル〉の動きが変わった。背部から展開された四枚の推進ユニットから、銀色に輝く光の皮膜のようなものが展開される。
それはまるで、月光を受けて煌めく蝶の羽。
――光の翼。
そう呼ぶしかない現象が発生した刹那、〈エアリアル〉が〈ダリルバルデ〉のメインセンサーの範囲外へと消え失せる。
慣性制御を行い、推進方向を角度九〇度も変換した〈エアリアル〉が、瞬時に〈ダリルバルデ〉の背後を取ったのである。
瞬間移動にしか見えない異様な
スレッタはこのとき、オーバーライドを使う気はなかった。
決闘では実質的に使えないことになっていたし、何より――それでは自分の気が済まないからだ。
完膚なきまでにグエル・ジェタークを叩きのめす。
そういう理不尽な怒りが、スレッタ・マーキュリーを支配していた。
シールドでビームを受け止め、着弾の衝撃に耐えたグエルが、うめきながら叫んだ。
『スレッタ! お前は誰かの代わりなんかじゃない! お前は人間じゃないか!!』
「人間ですよ、生物学的には。でもそれじゃ、わたしがお姉ちゃんの
グエルはただ、目の前にいるスレッタに想いを伝えたかった。
こんなにもお前のことが好きなんだと。
その事実の前では、少女がリプリチャイルドであることなどどうでもいいと。
しかしそれは、傷つき血を流し続けている少女の逆鱗に触れる行為でしかなかった。
――スレッタ、泣いてるの?
――スレッタを泣かせる悪いやつ!
――殺しちゃおう、殺しちゃおう!!
〈カヴンの子〉たちが一斉に声をあげ、ビットステイヴが〈エアリアル〉の全身から飛び立っていく。
全部で一一基のスウォームドローン・システムが、血のにおいを嗅ぎつけた鮫のように〈ダリルバルデ〉へと殺到する。
深紅の鎧武者を包み込むかのような包囲陣形――
出力を抑えた学園レギュレーションのビーム砲が〈ダリルバルデ〉を四方八方から撃ち続ける――反撃とばかりに〈ダリルバルデ〉は背部バックパックに装着された、四基のドローン兵器を射出。
〈グスサー・イーシュヴァラ〉。
ビームサーベルでの近接戦に特化した〈イーシュヴァラ〉の発展系ドローン兵器である。
その鋭いビームサーベルの光刃が、〈エアリアル〉目がけて襲いかかる――〈精霊の翼〉の光の翼で瞬時に急加速、それをすべて回避。
今のスレッタには、グエルの動作の一つ一つが見切れていた。
GUNDフォーマットと繋がり続け、オーバーライドによってパーメットに適応した神経組織を持つに至った個人。
スレッタの知覚器官は今やガンダムのセンサーと同義であり、周囲の空間で起きるあらゆる物理現象の予兆を捉えることが可能になっていた。
「人間として死にそうだったエリクトの意識を入れるためだけに、人工子宮で作られた部品がわたしなんです! 結局、エリクトは死んでしまって、要らなくなって! わたしは道具として育てられました!!」
『ぐぁあ!?』
激しいビームの十字砲火を浴びて、ダリルバルデの右腕がビームライフルごと粉砕される。
爆発の衝撃で悲鳴をあげたグエルに対して、追い打ちのようにスレッタはビームライフルを乱射した。
回避運動を取ることを前提に、あえて散布するように発射された荷電粒子ビーム――グエルはその意図を見抜き、あえて〈ダリルバルデの〉装甲で受ける道を選んだ。
重MSである〈ダリルバルデ〉の装甲は強靱だ。
一発や二発の被弾には耐えられる堅牢な重装甲――ジェターク社の製品への確かな信頼が、グエルにその蛮勇を取らせた。
推力を〈エアリアル〉の方へ絞り、フルスロットルで突っ込んだ。
「――わたしにお父さんはいません!! お母さんは愛してもくれなかった!! グエルさんみたいに、親に愛されたりしなかったんです!!」
『スレッタァアア!!!!』
――死んじゃえ、死んじゃえ!
――スレッタを傷つけるなら!
――グエルも死んじゃえ!
ビットステイヴからのビームの雨が、〈ダリルバルデ〉の左足を撃ち抜いた。
何発もの被弾に耐えた装甲は、とうとう限界を迎えて荷電粒子ビームに貫通されたのである。
爆発。
その衝撃の中でも姿勢を立て直し、追撃のビームを避けながらグエルは〈エアリアル〉に突っ込んだ。
〈ダリルバルデ〉の左手に握られたビームカタナが、鋭く閃いて。
〈エアリアル〉が左手で抜いたビームサーベルと切り結び、
『お前は生きてるじゃないか、こうして! それの何が悪い!』
「生きてるから苦しいんですよ、グエルさん!!」
〈エアリアル〉の放ったビームバルカンが、〈ダリルバルデ〉の頭部センサーを吹き飛ばした。
すぐにサブカメラに切り替わる――その一瞬、グエルは勝負に打って出た。
『――今だ!!!』
刹那、四基の〈グスサー・イーシュヴァラ〉に
〈エアリアル〉の上下左右、四方向からの同時刺突――ビームサーベル・ドローンが全速力で突っ込んでくる。
逃げ場はない攻撃だった。
通常のモビルスーツ戦であれば、鍔迫り合いの最中の〈グスサー・イーシュヴァラ〉に対応する術はなく、この時点で勝負は決していただろう。
だが、スレッタ・マーキュリーも〈エアリアル〉も
〈
剣閃。
ビームサーベルの輝き。
次の瞬間、〈ダリルバルデ〉は四肢をもがれ、〈グスサー・イーシュヴァラ〉四基すべてが切断されていた。
手足を根元から切り離された〈ダリルバルデ〉とグエルは、何が起こったかもわからぬまま、虚空へ投げ出された。
『ぐわあああぁああ!?』
そんな〈ダリルバルデ〉を嘲笑うかのように、ビットステイヴがビームの雨を降らせた。
それは死の予兆に満ちた残酷な
〈ダリルバルデ〉の装甲が穴だらけになって、機体そのものが砕けていく。
――あは、あはは!!
――楽しいね、楽しいね!
――グエルをいじめるの、楽しいね!!
〈カヴンの子〉たちのあげる歓声の中、スレッタは冷酷に〈ダリルバルデ〉の姿を見下ろした。
まだ辛うじてブレードアンテナが残っている深紅の鎧武者は、ボロボロで今にも崩れてしまいそうだった。
その頭部にビームライフルを向けた瞬間、我慢できなくなったエリクトが声をあげた。
『スレッタ、もうやめるんだ! 十分じゃないか、勝敗はもうついている!』
だが、その制止に返ってきたのは、今にも消えてしまいそうなスレッタ・マーキュリーの呟きだった。
「エリクトも……わたしを捨てるの?」
『……ッ!!』
何も言えなくなった姉を捨て置いて、スレッタは、ビームライフルを放り捨てた。
ゆっくりと〈ダリルバルデ〉に近づいて。
『――ひっ』
恐怖で溺れるような呼吸音を聞いて。
スレッタは一瞬、粘液質な笑みを浮かべたあと――自分の惨めさに泣きたくなった。
こんな八つ当たりでグエルを傷つけたところで、何にもなりはしないのに。
わかってはいてもそうせずにはいられない自身の未熟さが、今のスレッタには辛かった。
そんな慚愧を覆い隠すように、スレッタは言葉を吐き出した。
「前にも言いましたよね。わたし、初めてじゃないんですよ――殺すのも、殺されそうになるのも、ずっとずっと繰り返してきました」
それが深く、深く、グエル・ジェタークを傷つけると知りながら。
少女は決定的な呪いを吐き出した。
「――
〈エアリアル〉の右手が、〈ダリルバルデ〉の頭部を掴み、めきめきと異音を立てながら装甲を剥がして。
そのブレードアンテナをもぎ取った。
『…………スレッタ・マーキュリーの勝ちだ。これでいいんだろう? もうやめろよ……』
両者の激戦を遠巻きに見守っていたエラン・フィフスの、突き放したような声が決着を告げていた。
それは、誰も救わない勝利だった。
歓声はなく、祝福はなく。
呪いだけが残った。
◆
「うあ……うぁああああ……!!」
負けた。
たぶん一番負けてはいけない場面で、何もできずに負けてしまった。
ボロボロに崩れ去った〈ダリルバルデ〉の機内で、グエル・ジェタークは顔面をくしゃくしゃにして泣いていた。
声をあげて泣いて、泣いて、泣いて――もがくように宙へと手を伸ばしながら。
グエル・ジェタークは涙を流した。
「俺は……
少年の慟哭に応える声はなく。
その声は虚空に消えていった。
――夢のように。
――愛のように。
・〈エアリアル〉最終形態
エアリアル初期型の外装+改修型の四枚翼バックパックの姿。
パーメットによる推進効率の最適化(常時パーメットスコア8以上が前提)となった事象改変型推進機構〈精霊の翼〉=エレメンタル・ウイングを持つ。
〈精霊の翼〉による完全な慣性制御技術により、機動兵器としては無敵に近い機動性・運動性を持っており、理論上は光速へ到達可能。
機動ユニットから生えた蝶のようなパーメットの粒子状の翼。
パーメットスコア9以降の深度では、基底現実に存在する物質そのものの強度を引き上げることが可能である。
これはパーメットAIサーバーの機能を〈エアリアル〉に搭載するための改修でもあり、パーメットAI搭載GUNDフォーマット〈守護者型〉として、アミュレット・システムの負荷処理を引き継ぐことが可能。
プラント・クエタ編クライマックスです。
2023年の更新は今回が最後になるかと思います。
良いお年を。
原作のグエルVSシャディクに近い試合運びでしたが、必殺のドローン攻撃を回避されてカウンターもらって綺麗にグエルが負けた形になります(解説)。
〈精霊の翼〉はそのまんまV2ガンダムの光の翼とか、デスティニーガンダムのヴォワチュールリュミエールみたいな超高速機動を可能にするデバイスです。
なお作動原理はオカルトの域に片足突っ込んできてます。