転生者要素が前面に押し出されてるので人によっては合わないかも
不快だったらごめんなさい。
独自解釈山盛りなんでそこも宜しくです
追記:ループ手順を間違えていた為修正しました。他にも細かい点を少し書き直しました。
気が付けば、そこには光があった。
(……どこだ?)
『ーーーー?』
……何か聞こえる
『ーーーか?』
視界が輪郭を取り戻していくのを感じた時、そこにあったのはーーー
『おい、○○大丈夫か?』
ーーー心配そうに視界を覗き込む友人と、展開途中の青魔導具だった。
取り敢えず大丈夫と言いながら状況を思い出す。確か自分は……
周りの音に耳を澄ますと、パチッパチッとシャカパチの音が聴こえてくる。目を擦って周りを見渡すと、騒がしい中古ゲームのコマーシャルと、ショーケースの中電気に照らされた色鮮やかなカードが並んでいるのが見える。
ああそうだ、カドショでコイツとデュエマしてる途中だった。
『全く、ループ証明最中に寝る奴なんて初めて見たぜ』
友人が呆れた様子で笑う。見れば、自分は『神の試練』で無限にエクストラターンを獲得するループの真っ最中だった。全く、何でこんな状況で寝れるのか自分でも呆れる。バイトのシフト入れすぎたのが原因か。
『お前さぁ、疲れてんだよ』
エレンじゃねぇかそれ。
まぁ疲れてるのは否めないが。取り敢えずループを証明していく。
まず『堕呪ブラッドゥ』を唱えて墓地の『堕呪ゴンパドゥ』と『堕呪ブラッドゥ』と『神の試練』を山札に戻す。
次に『堕呪ゴンパドゥ』で『神の試練』を手札に加え、『神の試練』を唱えて追加ターン。
これで最初の段階に戻るので追加ターンが永遠に続く事が証明できる。ぶっとんでんな。その中で『堕呪ウキドゥ』を使い続けて相手の山札は全部吹き飛ぶ。相手は死ぬ。
『……人の心とか無いんか?』
そこに無ければないですね
『……というかまぁガチデッキでやろーつったのはまぁ俺だけどさ、流石にループはやり過ぎだと思うんよ。』
アナカラーハンデスを使っておいて何を言ってるのか理解できませんね……9ターン目までに決着を着けない方が悪い
『クラジャが全く引けないんだよぉ……全部盾落ちしてんのかな……』
なんだその奇跡!?草生える
『いやー、次はもうちょい手心を……ね?』
ハンデスに手心など無用。散りたまへ。
『……そろそろ時間だな』
は?いやまだ夕方ーーー
『なぁ、○○』
『俺の顔、覚えてるか?』
え……いや、え……?
そんなの、勿論……あれ
待って、待って、あ、れ……なんで……
いやだ、なんで、なんでっ!?
いつも一緒だったのに!?
どうしてどうしてどうしてどうしてっ!!!
というか、名前は……?
嫌だ嫌だ嫌だ!!!怖い!!!
君は誰なんだ!?ここはどこだ!?
分からない分からない分からない!!!
……あれ
僕は……誰だ?
思い出せなーーー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「待っーーー」
気が付けば、自分はベッドで横になっていた。
「…………夢か」
カーテンの隙間から差し込む陽の光が頬を照らす。どうやら現在は日が昇り始めた早朝らしい。病院特有の落ち着くような柔らかい空気が身を包む。
「…………」
静謐に包まれた部屋の中で、夢を思い出す。
「……僕は……」
前世の友人の顔すらまともに思い出せない。僕は、アイツとデュエルするのが楽しかった筈なのに。その思い出も、時と共に霞んでいく。
「…………楽しかった『筈』の時点でお察しだよな……」
五条と夏油と家入と出会って、さらに記憶が薄れていく。一時は、このまま忘れて良いんじゃないかとまで思った。
でも、駄目だった。耐えられないんだ。母親と初めて行った遊園地の楽しさとか、ロックマンでエアーマンが倒せなくて父親に泣きついた事とか、初めてパックを剥いてスペルサイクリカを当てた時の興奮とか。
この世界で僕しか覚えていないであろう、前世の記憶。暖かく煌めいていて、その美しさは僕しか理解できない、水晶のようなーーー
……僕が忘れてしまったら、もう何も残らない。あの世界を認識できる人間は、居なくなる。そんなのは嫌なんだ。
そうして出来上がったのが、霞んだ記憶に無理矢理縋り付き、この世界に居場所を見つけられない中途半端なクソ野郎だ。
前世の記憶は霞みがかって心の拠り所にするには無理が出てきて、だけどこの世界が僕が居るべき世界ではない事は知っているから馴染めず。無理矢理馴染もうとしていても、まだ夢に見る程前世に執着がある。
「なんなんだよ……僕は……ッ!!!」
本当に、本当に気持ち悪い。吐き気がする。
五条、夏油、家入。僕は、お前らの側に居ていいのかな。
こんな、気持ち悪い人間が、側に居てーーー
「ーーーま~たヘラってるじゃん」
無理矢理思考を書き消し自嘲する。マジでめんどくさい人間になってしまった。任務の前にもたしかヘラった記憶がある。やばいな。このままだと本当に病んでしまう気がする。
このままヘラっていると首を括る縄すら用意するかも知れないので別の話題を考えよう。
『神の試練』
『ループ』
ああそうだ。青魔導具には馬鹿みたいに凶悪なコンボがあったな。無限に追加ターンを獲得して相手の山札を悉くぶっ飛ばすループが。
(一応神の試練は魔導具ではないけれど)
なんとなく……できる気がする。
僕の青魔導具の術式の解釈は、かなり自由だ。
一度でも青魔導具のデッキリストに入り結果を残したら、それは青魔導具の術式対象だ、と思う。
「……いける」
こじつけだとか、屁理屈だとか。確かにそうかもしれない。だけど、術式の解釈なんて、そんなもん。心の底からその解釈を確信していれば、術式は応えてくれる。
そんな時。
『ゴリ"ンじュ"ウ"デェ"す"ヨ"』
部屋の壁から呪霊がすり抜けるようにやってきた。
等級は……多分準一級位はありそうだ。病院由来の呪霊だからなのかかなり強い。多分僕の中途半端な呪力に惹かれてやってきたな。
「……うへへっ」
……わざわざ僕の玩具になりに来てくれて、ありがとう。
「青魔導具:極の番ーーー『神の試練』」
効果で、術式が完全に焼き切れる。それは本来なら死と同義。呪術師としてはおろか、人間としても終わりーーーだが。『神の試練』は、術師が終わる事を赦さない。
「おい呪霊、ソリティアに付き合えよ。」
術式効果は、一定期間の術式の焼き切れと術式使用不可という因果の切断、相手の意識と術式への膨大な情報の流入による一定期間の機能破壊。
「あッーーーーアっーーーー?」
成る程結構上手くいくもんだ。だが、この術式の本質は、これでは無い。
澄んだ呪力が血管の一本一本を駆け巡る。
何だか、身体が軽い。
脳の中に自然と詠唱が浮かんでくる。
『証明開始』
ーーー今ならできるだろ?
『祓箒』
『羅針』
『神の試練』
『破壊の環輪』
「術式証明ーーー『
「なぁにこーーーーーーーーー?」
使用条件は三つ。
一つ。
二つ。神の試練の術式効果発動中であること。
三つ。使用可能な術式に『ブラッドゥ』、『ゴンパドゥ』、『ウキドゥ』が、使用済みの術式に『ブラッドゥ』、『神の試練』があること。
四つ。それらを正しい順番で詠唱すること。
それらが成立した時、術式は廻り始める。それは、呪力を伴った膨大な情報の渦。証明された永遠に、一切の虚は存在し得ない。故に、対象の全存在の一切の介入を許さない。
「ーーーーーーーーー」
全てを奪った後の、緩やかな死を待つだけの呪霊。それは、一切動く事が無い無力な置物と同義。
即ち、勝利の確定である
「ハッ……ハッ、ハハッ!!」
「ハハハッッ!!!」
「これだッ!!!これだよッ!!!!この快感ッ!!!」
ああっ、ああ!!なんて気持ちいい!!!
これが!!!完っ璧な勝利!!!
逆転のつけ入る隙の無い約束された勝利!!!
さっきまでのバカみたいな葛藤が消し飛んだ!!!
「これなら、この力なら!!!」
両面宿儺にだって勝てるんじゃないかーーー?
と、その時。ドアノブがガチャガチャと音を立てた。
『蒼真!!おい!!大丈夫か!!』
『鍵が掛かってるね、しょうがない』
『蹴破っちゃえ~』
なんか聞き覚えのある声がーーーってまさか!!
「開いたーーーって、え?」
不味いッ!!これを五条に見せるとーーー
「え、何こrrrrrrrーーーー」
「蒼真?何をしてーーーって悟ッ!?」
「なになになになに!?なんなの!?五条!?」
五条が鼻血を出してぶっ倒れてしまったぁぁ!!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ーーーで?申し開きは?」
「無いです……」
新たな教訓=夏油と家入はキレされるとマジで怖い。
表情はニコニコしてるのにとんでもねー怒りのオーラがはち切れんばかりに二人から発せられてるんですけど……怖すぎるゥ!!!
取り敢えずあの後五条は家入の反転術式で治してもらったんだが、六眼と脳がちょっとバグっちまったので暫く寝て回復を待つ必要があるらしい。ウソでしょ……?
確かにあれは対象の意識を一切介在させない呪力を伴った無限大の情報を永続的に流す術式。そしてその情報の元は、僕の『前世の記憶』。神の試練のフレーバーテキストには無限のカードの情報を頭に流し込む物だったが、僕の記憶の中のカードの情報だけでは少ないので『カード』=『人生の断片』として解釈してそれを流し込む事にした。
つまり、僕の人生そのもの。魂の情報。二度も生を受けた転生者というバグみたいな僕だから成せる技。一応簡易的な帳は下ろしていたつもりだったが五条の六眼の前には無力だったのかな……すまねぇ……
……っていうか、あれ?これ無量空処じゃね?
「……あの、心配かけた事は謝りますのでどうかその呪霊を納めて頂けないでしょうか」
呪霊が眼前に迫る中で正座はキツいモノがあるんよ……
「駄目だ、あと二時間はその体勢で居て貰う。その場の思い付きであんな規格外の術式を発動させ、実際五条に被害を出し、安静にするべきだと誰でもわかるような怪我をしていたのに安静にしない。そんな奴には丁度いい罰だね。」
「私が反転術式を掛けてあげたのにまた脳ミソ焼き切れる寸前にしてなおかつ五条の脳ミソと六眼をイカれさせて私の仕事を増やしたのは何処のどいつでしょ~か?」
ごめんなさい……
「……それはそれとして、君程の術師を瀕死にまでおいやった原因はなんだったんだい?あの傷は今思い出しても寒気がする程酷い物だった」
「そうそう、それに残穢も一切無かったし。まさか一般人にあんな傷負わされる訳ないよね?」
……そーいやそうだな、言った方がいいかな。
正直今思い出しても怖いんだよな……
「……禪院甚爾に狙われた。」
「禪院甚爾……?御三家の人間か?」
「……天与呪縛のフィジカルギフテッド。呪力が0の代わりに異常なまでの身体能力を有した男だ。別名『術師殺し』……禪院家とは一応なっているが今は違うかも知れない。」
「呪力が……0……?そんな生物があり得るのか!?」
「……マジだ。幽霊と戦ってる気分だった。僕の術式は呪力がある存在しか対象に捉えられない。相性はマジで最悪だった。しかもアイツの使う『天逆鉾』は術式のバリアやらを無効にしてくるから成す術も無かった。正直もう戦いたくない。」
でもまた懐玉·玉折で会うんだろ~な~~嫌だな~~マジで(迫真)
「そう、か……俄には信じがたいが……君がそう言うならそうなんだろう……」
「ん~、そいつの肉体気になるね~解剖させてくれないかな~」
「いや、多分メスが折れるよ……チェンソーでも無理だ。」
「え~~?」
あらヤダこの娘怖い……そうだよな虎杖解剖したいとかアニメのどっかで言ってた気がするもんな……
「……所で、まだ解放してくれない感じっすか」
「「当然」」
即答かよ泣きそうなんだけど
「…………本当に心配したんだよ」
恋愛要素って入れた方が良いんですかね
フラグっぽいの建てちゃいましたけど
恋愛要素っている?
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いらない
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いる