破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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ユウ「じゃあ、ナノ・ポイズン……」

カリ・ユガ「同じようなものでしょう!却下です却下!」

そういえばカリ・ユガのHP40万に対してカオス・レムレースは50万もしくは24万x3なんですね。つよい。
ジ・エーデルなら普通にカリ・ユガを何とかしそうという謎の信頼がある。
グラビリオンは作中の解釈で行きます。コアがガーリオンだし、別にいいかなって。

どうしても場面がカタツムリに……(´;ω;`)


クロガネとグラビリオン

「アスラ……グランゾンと互角に戦った相手か……!!」

 

オペレーターらしきDC兵がゴクリと息を飲む。

南極事件でグランゾンと戦い、その後もDCやエアロゲイターを蹂躙した存在が、ハガネを援護しているのだ。

 

この戦いでも、DCの第4の切り札であるグラビリオンをいとも簡単にあしらった事から、その戦闘力は計り知れない。

ハガネの元へ駆けつけている最中に撃ったミサイルや主砲、副砲に対し、簡単に対処して見せたのだから尚更だ。

 

今も尚、ラストバタリオンの増援を蹴散らしながらクロガネの砲撃に対処している。

 

「ふっ……。カリ・ユガのみではなく、ハガネの部隊も我らの脅威となるか……!!」

 

それを見たエルザムは額に汗を流しながらも不敵に笑う。

グランゾンと互角のカリ・ユガだけではなく、ハガネ隊もこちらに対抗しているのだから。

DCの精鋭を僅かな時間で倒し、現在はクロガネ相手に1歩も引かない戦いを繰り広げている。

 

「ツインビームカノン、シューッ!!」

 

「行きなさい!リープスラッシャー!!」

 

「T-LINKナッコォ!!破ァ!!」

 

シュッツバルトのビームキャノンがドリルミサイルを相殺し、ヒュッケバインの円盤状の刃がクロガネを切りさこうと回転しながら迫ってくる。

クロガネは先端のドリルを回転させてリープスラッシャーを粉砕するが、R-1の拳の念動力による爆発を食らってドリルが損傷してしまった。

 

「くうっ……流石だな、SRXチーム!」

 

Eフィールドと堅牢な装甲が自慢の戦艦クロガネ。特に、先端の回転衝角を傷つけたのを見て素直に賞賛する。

クロガネの運用上、先端の回転衝角は最も硬く設計されている。それを損傷させたのだ。

 

今までで1番手強いかもしれない。そう気を引き締めたエルザムの視界に入ったのは、弟が乗っている黄色のシュッツバルトだ。

 

「この戦いで決着をつけるぞ、エルザム!」

 

「来るか、ライディース……!!」

 

SRXチームの司令塔であり、エルザムの弟であるライディース。彼が乗るシュッツバルトのツインビームカノンがフルパワーで発射された。

負けじとクロガネも主砲のビームを発射して相殺する。

 

「流石は我が弟だな」

クロガネに立ち向かう弟の姿を。クロガネに……DCに立ち向かう戦士たちの姿を見たエルザムは笑う。

よくぞ、ここまで来てくれたのだと誇りにさえ思っているのだから。

 

 

「……ライディース。この戦いの勝者が、真に地球の命運を担う事になる」

エルザムは問う。DCとの戦いは通過点に過ぎない。真の戦いはその先にあるのだと。

異星からの侵略者との戦い。即ち、未知の勢力との戦いだ。それに対する賭け金はこの地球という星である。

破壊されるか、侵略されるか……。いずれにせよ、この戦いよりも遥かに激しいものとなるだろう。

 

 

「お前に、その覚悟はあるか!!」

 

「言われるまでもない!」

 

兄への反骨心と、地球を守るという決意がライを動かす。

DCの世界征服を認める訳には行かない。今に至るまでたくさんの重死傷者を出した上、悪名高いアードラーまで雇っているのだから。

 

 

 

「調子に乗るなよ、ハガネめ……!!」

 

「アードラー!?」

 

SRXチームとクロガネとの戦い。そこに水を差したのはアードラーのグラビリオンだ。

SRXチームを消し炭にせんと、グラビリオンの胸部から巨大なビームが放たれる。傍にクロガネが居ようがお構い無し。グラビリオン渾身の一撃が、クロガネごとSRXチームとハガネを飲み込もうとしている。

 

ハガネを消せばこの戦いはDCの勝利だ。SRXチームと合流したグルンガストやビルトシュバインが何とかしようと抗っているが、既に遅い。

 

『……!!』

 

ハガネの援護をしていたカリ・ユガは、瞬時にクロガネやSRXチームの前に移動した。

3Lサイズならいざ知らず、特機サイズのカリ・ユガのスピードは変形前のリヴァルナ並だ。ましてや、カリ・ユガが居た場所はハガネのすぐ傍。駆けつけるのは容易と言えた。

 

カリ・ユガは浄化の槍を前方に構え、大きく回転させてビームを防いだ。

 

 

『ユウ。あの機体は私が倒した筈では?』

 

浄化の槍を回転による遠心力で、グラビリオンのビームを受け流して四散させる。少し前にやったカリ・ユガとの戦いの焼き直しだ。

 

再び姿を見せたグラビリオンに、カリ・ユガは疑問をぶつける。

見様見真似の〝スクランブル・エッジ〟によって地に伏したグラビリオン。腹部の装甲には、カリ・ユガのかかと落としによる足跡が付いている筈だ。

 

それなのに、今立っているグラビリオンにはカリ・ユガの足跡は見受けられない。それどころか、新品同様の輝きを見せている。

ユウが言うには、〝マシンセル〟という自己修復機能を持った装甲を装備していたら別の機体らしいが、そんな様子は感じられない。

そんな女神の疑問にユウは答える。

 

「……グラビリオンはあくまでも〝ガーリオンに特機の追加装甲を装備した機体〟だから、追加装甲とガーリオンさえあればいつでも戦線に復帰出来る」

 

要は〝リジェネレイトガンダム〟と同じ理屈だ。グラビリオンを構成する追加装甲さえあれば、ガーリオンはグラビリオンへと姿を変えることが出来る。追加装甲さえあれば戦場でガーリオンをグラビリオンにする事も、グラビリオン部隊を作ることだって可能なのだ。

 

基地に舞い戻ったグラビリオンが、SRXチームを倒そうと迫ってくる。全長約80メートルの巨体が猛スピードでこちらに近づいてくる。最早恐怖体験である。

 

だが、ハガネ隊がグラビリオンに対して抱いているのは怒りだ。スクールで極悪非道な人体実験を進んで行い、他人の命をなんとも思っていない外道への怒りである。なんなら味方である筈のクロガネの乗組員も内心ブチ切れていた。特にエルザムからは黒いオーラが滲み出ているようだ。怖い。

 

そんな事など知る由もないアードラーは、グラビリオンを前進させる。狙うべきはにっくきカリ・ユガだ。彼女対策に心血注いで開発した最高傑作がなすすべもなくやられる。その上、自慢の機体が技の実験台やサンドバッグのような事を言われたのだから、研究者のアードラーが怒りを抱くのは当然と言えた。

 

「ほう?このグラビリオンと戦う気か?ラトゥーニ11」

 

「……戦うだけじゃない。私のような人間をこれ以上生み出させないために、あなたを倒す!!」

 

前進するグラビリオンに立ち塞がるのは、ラトゥーニのビルトラプターだ。

 

クロガネとグラビリオン。この2機を突破しない限り、DCの要塞へ侵入できない。

ラプターのアンダーキャノンをフルパワーで発射する。フライトモードのラプターの先端から放たれたビームキャノンはグラビリオンに直撃した。

モニターを埋め尽くす勢いの爆煙が、アンダーキャノンの威力を物語っているように見えた。

 

「笑わせるな、ラトゥーニ11……〝真鍮クラス〟の11番よ!お前の価値はその程度でしかないのじゃ!」

 

アンダーキャノンの直撃により発生した爆煙の中から現れたのは、無傷のグラビリオンだ。

特機が誇る堅牢な装甲に加え、ハガネやクロガネと同じ〝Eフィールド〟を装備しているグラビリオンは、ちょっとやそっとの攻撃では傷ひとつつかない。

 

ラトゥーニの搭乗機であるビルトラプター。元は試作機とはいえ高水準の性能を誇っている。だが、特機型AMはその機体の一撃を難なく防いだ。

しかも、乗っているパイロットはスクールの生き残りだ。連邦軍の兵士よりも遥かに高い技量を持っている。

そんなラトゥーニでも、ブーステッド・チルドレンの最低ランク。所詮はこの程度か。こうなって当然だとアードラーは嘲笑う。

 

それでも、ラトゥーニは決して折れたりしなかった。寧ろ、反対に戦意が高まっていった。

 

「私は、もう昔の私じゃない……!!ジャーダやガーネット……リュウセイやみんなのおかげで強くなれた……!!それをあなたに教えてあげる!!」

 

ラトゥーニの意志に答えるかのように、人型に変形したビルトラプターのバイザーが光った。

ハイパービームライフルとアサルトブレードを持ち、ブレードの切っ先をグラビリオンに向ける。

もう昔の自分じゃない。アードラーの嘲笑をバッサリと切り捨て、戦う覚悟を強めていく。かつてのトラウマを払拭するかのように、ラトゥーニはメガネ越しに鋭い睨みを利かせた。

 

「てめぇの研究の何もかもを消滅させてやるぜ!アードラー!」

 

「ラトゥーニが受けた傷の痛み、倍にして返してやるんだから!」

 

「覚悟しやがれ!」

 

ガーネットの戦闘機と、ジャーダのゲシュペンスト。マサキのサイバスターが合流し、グラビリオンとの戦闘を開始した。

 

 

 




アードラー「ハガネを倒せればいいのじゃ!フルパワーでビームを発射!!」

エルザム「……(#^ω^)ピキピキ」

カリ・ユガ「やはりこの戦闘スタイルが落ち着きますね」

ユウ「……(´・ω・`)」

中断メッセージ風。カリ・ユガと機体改造。

カリ・ユガ「……!!」

ユウ「カリ・ユガ。何してんの?」

カリ・ユガ「ユウですか。ちょうどいい所に来ましたね。一緒にスパロボしませんか?」

ユウ「ああ。……って、武器しか改造してないの!?」

カリ・ユガ「ええ。そうです。どうですか、この圧倒的なダメージ量!高い火力は全てを解決するのです!」

ユウ「……命中率30パーなんだけど?」

カリ・ユガ「心配はいりません。こういう時こそ“直感”を……ってああ!!SPが無い!!」

ユウ「あーあ……無駄に〝熱血〟や〝魂〟を使うから……」

カリ・ユガ「だ……大丈夫です。30パーセントを引き当てれば……ああああああああぁぁぁっ!!」

ユウ「あ、避けられた上にやられた……。プレイヤーの皆は、機体改造や精神コマンドのご利用は計画的に」

カリ・ユガ「あ……あってはならない……!こんなことは……!!」
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