破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

23 / 76
このSSでのイメージステータス

MAIN、ユミ・キサラギ(愛称:ユウ):Lv30

・エースボーナス:???

・成長タイプ:万能、防御

空:S
地:A
海:B
宇:A

・精神コマンド
:不屈
:信頼
:集中
:狙撃
:???
:鉄壁(ツイン)

・特殊スキル
:※???
:底力Lv5
:ガード
:気力限界突破
:気力+ダメージ
:ヒットアンドアウェイ

SAB、カリ・ユガ:Lv36

・精神コマンド
:感応
:努力
:祝福
:気迫
:???

努力+幸運+マップ兵器って強いですよね。
そういやカオス・レオーはあんな俊敏に動いておきながら運動性85ってどういう事なの?(´・ω・`)


要塞突入

「ふん、お主ら如きにやられるグラビリオンでは無いわ!!」

 

アードラーは目を血走らせ、コクピット内にあるレバーのスイッチを押した。

グラビリオンの胸部が開き、高出力のビームが発射された。

 

「……!!」

 

「テメェ……!!味方ごと撃ちやがったな!」

 

 

グラビリオンから発射された広範囲のビーム砲。その巨大なエネルギーは、射線上にある全てを飲み込みながら進んでいく。

基地も、機体も、大破した機体から脱出した兵士も全て。その事を指摘されるが、「動けん味方など必要ない!」とアードラーは吐き捨てた。

 

脱出した兵士の大半は、カリ・ユガとユウによって撃墜された機体のパイロットだ。

カリ・ユガはともかく、ユウは相手が人間の場合はよっぽどの事がない限りはコクピットは狙わない。大抵は四肢やメインカメラを狙っている。SEEDDestiny序盤のキラのような感じだ。若しくは00ファーストシーズン序盤のソレスタルビーイングのような感じだろうか。

コレはユウが本来、戦争や殺しとは無縁なのが要因の1つだが、現状ではグランゾン以外にはそうするだけの余裕があるという事である。

 

アードラーが引こ起こした惨状を目の当たりにし、目をガン開きして止まっているユウに、カリ・ユガは口を開く。

 

『……ユウ。戦争とはこういうものです。例え戦場で脱出に成功しようとも、離脱できなければ攻撃の余波や流れ弾によって、その者のユガが終わる……という事も充分に考えられます』

 

「……ああ」

 

消沈している暇はない。今は目の前にいる巨大なグラビリオン。そして、それに乗っている外道を何とかしなければならない。

ちなみにエルザムは、激昂して正常な判断を下せないアードラーを危険視して一時撤退を選択したようだ。これもアードラーの戦犯行為のせいである。

 

SRXチームやハガネ、ついでにクロガネはカリ・ユガによって守られ、ラトゥーニ達は間一髪避けることが出来た。

こんなもの、現状ではカリ・ユガ以外が喰らえば完全にアウトだ。グルンガストや万全のハガネで1発耐えられるか……と言ったところだろうか。

 

ラトゥーニのラプターがハイパービームライフルを発射し、ガーネットの戦闘機がミサイルを放ち、ジャーダのゲシュペンストがリッパーを射出する。

「ちぃ……!!あのバリア、厄介だな……!!」

 

「グラビリオンのバリアはハガネと同じEフィールドじゃ!貴様ら程度の攻撃では破れんわい!」

 

ちょっと前までカリ・ユガにボッコボコにされていたことをすっかり忘れたかのようにアードラーは笑う。

グルンガスト以上の巨体に、基地1つ容易く殲滅できるビーム砲。それに加え、ハガネ並の防御力を誇っている。確かに脅威だ。

 

「だったら気合い入れて攻撃して、その自慢のバリアをぶち抜けばいいだけの話だろうが!」

 

ジャーダのゲシュペンストの腕にプラズマが走り、グラビリオンを殴りかかる。

 

「その程度の攻撃でグラビリオンは倒せんわい……!!」

 

プラズマステークによる殴打はグラビリオンのバリアを貫通する。本来、ゲシュペンストのステークによる拳は、機動兵器の装甲を簡単に粉砕するパワーを持っている。さながら石ころをハンマーで砕くように。ガーリオン程度ならば1発KOだろう。

 

しかし、今回は相手が悪かった。相手は特機級の装甲を持ちつつ、Eフィールドまで搭載されている。

コレはハンマー1個で高層ビルを壊そうとするようなものである。時間をかければ可能かもしれないが、今は戦闘中だ。時間はかけられないし、相手がかけてくれるわけが無い。ガーネットはミサイルで。ラトゥーニはビームライフルで援護しているが、グラビリオンはビクともしない。

 

ジャーダ達の抵抗に飽きたのか、グラビリオンの腕がゲシュペンストに向かって振り下ろされる。

ゲシュペンストが覆い被さる程の大きさを誇る巨大な拳だ。全長約80メートルから放たれる巨大な拳と、全長約20メートルのゲシュペンスト。正しくハンマーと石ころの関係だろう。

 

「させるか!!TーLINKナッコォ!!」

 

「計都羅喉剣!暗剣殺!!」

 

「アカシックバスター!!」

 

ジャーダが潰されそうになったその時。Rー1の拳がグラビリオンの腕を弾きとばし、青い炎を纏ったサイバードがその腕を砕き、グルンガストによる十字斬がグラビリオンの装甲を斬り裂いた。

 

「ぬぅ……!!貴様らァ!!」

 

「言ったはずだぜ、アードラー!!テメェの研究ごと殴り飛ばすってな!!覚悟しやがれ!!」

 

リュウセイの怒りに応えるかのように、Rー1のツインアイの輝きが増した。

怒りの念動力によるRー1の拳撃が、グラビリオンを殴りまくる。これでもかと言わんばかりに殴りまくる!一生逃がさない!!

 

「喰らえぇ!!TーLINKダブルナッコォ!!」

 

「ぐぅ……小僧が!!調子に乗るでないわ!!」

 

グラビリオンの装甲にヒビが入る。これにはアードラーもマズいと思ったのだろう。咄嗟にミサイルを発射する。

 

『「終末の光・速!!」』

 

肩、脚、胸に搭載されている膨大な数のミサイルが発射された。

MAPW級と言っても過言では無いミサイルは、カリ・ユガの白蛇達のビームによって全て落とされる。

 

「……!!」

それを目の当たりにしたアードラーの目は大きく開き、憎しみを込めてカリ・ユガを見た。

こんなはずではなかったのだ。DC副総帥にして、超一流の研究者の自負を持っているアードラー・コッホ。

 

確かに、彼が開発したグラビリオンは強かった。連邦は当然、ハガネ隊を殲滅できる程のポテンシャルを秘めていたのだから。

そんなアードラーの敗因は2つ。1つは、強すぎる相手であるカリ・ユガを相手にした事。

 

ーーーそして、もう1つは……

 

「ラトゥーニ11……!!」

 

「私を、その名前で呼ばないで!アードラー・コッホ!!」

 

フライトモードのビルトラプターのアンダーキャノンのチャージが完了した。

ラプターのフルパワー。グラビリオンならばEフィールドを張れば充分に無力化できる程度である。

が、バリアが起動しない。それに焦ったアードラーは、操縦席をガチャガチャと動かすが、何も起きない。

 

「ひゃああっ!!グラビリオンが沈むじゃとおおおおっ!?」

 

ラプターのビームがグラビリオンに直撃し、大爆発を起こす。

約80メートルの巨大な機体の大爆発。それにより、本体のガーリオンはホームランのように飛ばされてしまった。

 

アードラー2つ目の敗因。それは、ハガネ隊を怒らせた事だ。

 

「今だ!各機、これより要塞内部へ侵入する!」

 

クロガネが撤退し、グラビリオンが倒された。チャンスは今しかない。イングラムはそう言い、「俺に着いてこい!」とばかりに号令をかける。

 

「教官!俺は先に行かせてもらうぜ!」

 

「待ってろよ、シュウ!!」

 

そんなイングラムの意気込みも虚しく、リュウセイのRー1とマサキのサイバスターが先行。それを皮切りに、ビルトシュバインとカリ・ユガ以外が要塞へと侵入した。

 

それを見たイングラムは軽くショックを受けているのか、若干投げやりな指示を出した後に要塞へと侵攻したようだ。教官がこれでいいのか……。

 

ちなみにハガネ隊の一員であるリオ・メイロンと、元DC兵のリョウト・ヒカワは先に侵入して基地内で補給物資を調達していたようだ。これでアイドネウス島の戦いで消耗したエネルギーや弾薬を補充しようということだろう。

 

イングラムの悲壮感漂う後ろ姿を幻視したカリ・ユガとユウは、イングラムに着いていくかのように最後に要塞へと入ったのだった。




ロボットアニメあるある。初めて戦う巨大兵器は大抵苦戦する。

例えるならグラビリオンはデストロイ。ゲシュペンストやラプターはレイとルナのザク。戦闘機はバクゥ。Rー1やグルンガストはインパルスやフリーダム的な?



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。