破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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カリ・ユガ(機体)

サイズ:L(グルンガスト位の大きさ)

HP:8640→9640
EN:230→280
装甲:2050→2300
運動性:100→125
照準値:105→130

機体改造度:50%

特殊スキル:パイロットブロック
:HP回復(小)
:EN回復(小)
:巨大化(気力130以上でサイズが3Lになり、機体ステータスが上がるコマンドを追加)

・移動力:6→7

・地形タイプ:空、地

・武装:【P】武具攻撃(射程1〜3、攻撃力3300)
:【S】終末の光(射程1〜6、攻撃力4000、EN消費10)
:【S】御使いの羽(射程1〜7、攻撃力4500、気力110で使用可、EN消費20)
:【MAP】浄化の槍(射程1〜6、攻撃力4600、気力130で使用可、EN消費80)
:【S】浄化の槍(射程2〜8、攻撃力5200、気力120で使用可、EN消費60)
:【S】浄化の光(射程3〜8、攻撃力5800、気力130で使用可、EN消費70)

・カスタムボーナス:移動力+1、HP回復(小)を得る

強化パーツ:Gテリトリー
:???

……ダークプリズンのネオグラクラスのぶっ壊れになりそうなイメージ。


DC解散と侵略者

ビアン・ゾルダークを倒し、DCが解散してからというもの、1日も経たない内に世界は動いた。

世界征服を企み、世界を混乱に陥れた悪の組織の総帥が倒れたのだから、それは当然と言えよう。ニュースもそれで持ち切りだった。

 

とはいえ、地球にはまだ異星人という脅威が残っている。

DC総帥のビアン・ゾルダークが解析、開発したEOTを搭載した物でも、異星人との技術力の差は分からないが、恐らくは地球の方が劣っているだろう。

それでも、人類は戦わなければならない。異星人からの侵略を受けてしまえば、地球人は生存権を失ってしまうだろう。

それでも連邦軍の上層部は性懲りも無く、降伏という名の和平交渉をする為の準備をしているようだ。

 

敗れたDCも散り散りになってしまった。その原因は、あと一手でハガネを沈めることが出来そうな時に、要塞の中枢が大爆発を起こした事から始まった。

何事かと思い確認したエルザムは、あの爆発はヴァルシオンがやられたものだと確信。作戦終了を悟り、有利な状況だったにも関わらず急遽撤退を選択したのだ。

 

同じくDCの空中艦、グレイストークに乗っていたアードラーも撤退したが、エルザムとの違いはビアンの意志を理解しているかどうかだ。

ビアンの意志を継ぎ、今後の予定を立てるエルザム。

ビアンの意志を曲解し、己こそが世界を支配するという野心に取り憑かれたアードラー。DC残党の派閥は2つに分かれることとなった。

 

 

 

DCとの戦いが終わり、アイドネウス島の基地で大破したハガネを修理する為に滞在する事になったハガネ隊。

サイバスターがアイドネウス島から旅立った後、ジャーダとラトゥーニが共にメテオ3を見学しようと誘ってきたが、ユウはバイトがあるとやんわりと断った。

 

「はい。勝手な事で申し訳ありませんが、こっちにも生活がありますので」

 

バイト先にはイングラムが連絡してくれたらしいが、もししてくれなければ無断欠勤からのクビのダブルコンボ待ったナシだろう。

問題は無い筈だが、万が一を防ぐ為に急いで東京の山にある拠点に帰り、復帰の連絡を行う必要がある。

普段ならカリ・ユガの転移があるが、ネオ・グランゾンとの戦いで大きく消耗している。今やるのは相当の負担があるのだ。

 

「いや、気にする事は無いぜ。こっちの勝手な都合にお前を巻き込んじまったんだ」

 

そんなユウに、ジャーダは申し訳なさそうに言った。

カリ・ユガの巫女で、グランゾン級の特大戦力であるユウ。主であるカリ・ユガの圧倒的な戦闘力で忘れがちだが、ユウの年齢は10にも満たない。ぶっちゃけラトゥーニよりも歳下なのだ。

 

ガーネットからは「困ったらいつでも頼ってくれていいからね」と、母親が子どもに気遣うような優しい口調で言ってくれた。もし、母親がいたらこんな風だったのだろうか。

 

荒廃した地球では姉以外の家族を異星人の手によって失っている。助けてもらったカリ・ユガとの関係は神と巫女だ。対等であると同時に上司と部下でもある変わった関係である。

 

ガーネットの言葉に頷き、目を閉じて祈りの姿勢をとる。

眩い光に包まれ、人間サイズのカリ・ユガに変身を遂げた。

 

身長199cmという高身長を持つモデル体型。手が8本である事を除けば人間の女性と変わらない金髪の女性。雑誌のモデルと言われても過言では無いだろう。

もしこの場にイルム中尉がいれば即座にナンパしに行っているだろうが、本人はシミュレータールームで監督をしている。なんの問題もない。

 

『では、私達はコレで。いずれまたお会いしましょう』

「転移先にハガネの部隊が居たら、その時はよろしくお願いします」

 

窓から身を乗り出し、50m越えの大きさへと姿を変える。

カリ・ユガは虹色の翼を大きく広げ、凄まじいスピードでアイドネウス島を飛び去っていった。

 

 

 

『中々楽しい人達でしたね』

 

夜の海を飛んでいるカリ・ユガの声は少し弾んでいる。

イングラム主導の尋問から始まり、そこからバグスの群れの襲来。アイドネウス島の攻略。ネオ・グランゾンとの戦いというイベントの目白押しだった。

当然、ネオ・グランゾンと戦った時は死を覚悟したし、アードラーとの戦いの際は不快感を出してしまっていた程。決して楽しい事ばかりでは無かった。

 

とはいえ、艦長であるダイテツ・ミナセは優しいおじいちゃんだったし、ガーネットとジャーダもとても優しかった。アレが父性と母性とでも言うべきなのだろうか。

リュウセイと趣味が合いそうだなとも思った。アイドネウス島の駐留という短い期間だったものの、ロボット談義で盛り上がったものだ。ちなみに、リュウセイはスーパーロボット派。ユウはリアルロボット派である。両方とも好きなのだが。

 

そんな事を星空を見上げながら考える。今まではそんな余裕もなかったが、DC戦争の終わりという1つの節目を迎えた。一つ一つは小さなものだが、満天な星空を見ていると自分を照らし続けてくれてたのだと思ってしまう。あ、花火が上がったようだ。

 

『ユウ。リヴァルナからの報告です。ここより遥か上空にて、輸送機がメギロートに襲われているとの事』

 

「アレ、花火じゃなかったの!?」

 

てっきりDCが倒された事で祝福の花火を連邦軍が上げているのかと思ったが、ガチの戦闘とは思わなかった。

相手は侵略者だ。恐らく、DCとの戦いで疲弊したところを狙ってきたのだろう。

 

「カリ・ユガ!ちゃっちゃと片付けてちゃっちゃと帰るよ!」

 

進路を拠点から上空へと変更。幾ら消耗しているとはいえ、カリ・ユガはネオ・グランゾンと同等のスペックなのだ。エアロゲイターの無人機など物の数ではない。

白蛇達が雄叫びを上げ、カリ・ユガは戦闘態勢に移行する。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

突如として現れたエアロゲイターの偵察機は、遥か上空にいる輸送機を襲っていた。

輸送機、レイディバード。PTやAMを最大5機。グルンガストなどの特機なら1機運べる輸送機である。

一応武装は積んでいるのだが、所詮は輸送機。搭載されている機銃やミサイルはデブリや障害物を破壊する目的としている為、戦闘には威力不足だと言わざるを得ない。

 

「くっ……!!」

 

そんな輸送機を操縦しているのは、薄い金髪の女性だ。 ウェーブがかったロングヘアをオールバックにしたような髪型で、紫色を主体とした軍服と貴族風の服をミックスさせたような衣装を着ている。

 

外の状況は決して宜しくない。外に出したなけなしの戦力……濃いめの青いリオンは先の大戦で消耗し、応急処置しか行われていない。

今は何とか持ちこたえてはいるものの、いつ沈んでもおかしくない状況だ。

レイディバードの都合上、青いリオンは5機しか積めていない。対して相手は10機以上いる。

小型艇での脱出を命じたものの、輸送機に乗っている女性達。そして、青いリオンに乗っている女性達はそれを拒否して懸命に戦っている。

 

とはいえ、数の上でも、機体の調子でも圧倒的に負けているのは誰の目から見ても明らかだ。

見るからに「応急処置しました!」という見た目の5機しかいない青いリオンに対し、万全の状態の虫の機体が大量にいるのだから。

RPGで例えるならば、パーティーメンバーのHPMPが真っ赤の状態でエンカウントした敵が大量に現れたという状態だろうか。しかも回復アイテムも無い状態で。

 

バグスの口から円盤状のビームが放たれ、1機の青いリオンの翼に当たった。

バランスを崩し、1回2回と回転。やがて黒い煙を上げながら下へと落下していく様子を確認した。

 

(こんな所で……!!)

 

女性は悔しさに顔を顰めた。 尊敬する総司令に後を任されたばかりだという矢先に、エアロゲイターの襲撃を受けたのだから。

 

そんな事情など、侵略者は知ったことかとばかりに攻撃を続けていく。

全てのリオンを蹴散らし、残りは目の前にある輸送機のみ。

 

最後の餌を貪らんとばかりに、大量のバグスが輸送機に突撃していった。

輸送機の方もミサイルや機銃で迎撃しようとするものの、如何せん威力不足。バグスには通用しなかった。ミサイルの爆炎の中からほぼ無傷の虫達が現れたのだから。

 

「……え?」

 

やられる……!そう思った直後、下から来た赤いビームがバグスの群れを次々と撃ち抜いて行った。

困惑する女性を余所に、胴体が綺麗な円盤状に焼け溶けたような穴を空けられた虫たちは次々と落下し、次々と爆発した。下にいる者達からは花火だと思われているのだろうか。

 

「一体何が?」そう思い、急いでモニターを確認する。

 

そこに映っていたのは、獅子の兜を被っている8本腕の巨大な金髪の戦士風の女性。コードネーム、アスラだった。

 

 

 




レイディバードって大気圏OKだっけ?そうなるとグレイストークになるけど……どうなんだろ?

まあ準備すれば行けるやろ多分。

媒体によってコロコロポジションが変わるって中々珍しいキャラよね。エグゼのプライド殿下然り。
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