破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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寒い((((;゚Д゚))))

めっちゃ誤字報告あってびっくり。助かりますやで( ˇωˇ )
難産……(´・ω・`)戦闘は難しいけど、無双劇はそれはそれで難しい……(´◉ᾥ◉`)

ユガ隊で大家族作りたい(笑)


頭の中で好き勝手にイメージしたものをぶち込むのは楽しいゾイ。尚時期尚早だった為軌道修正した模様。


ユガの防衛戦

「凄まじい……」

 

輸送機の操縦席に映し出されるモニターを見たウェーブがかっているオールバックの女性……リリー・ユンカースが出した感想はそれしか出なかった。

 

アスラ……もとい、カリ・ユガの事は噂では知っていたし、地上の部隊から渡された資料や映像も見ていた。

その凄まじさは理解していたし、何より総司令やゼンガー・ゾンボルトが最大限の警戒をしていたのだから尚更だ。ちなみにあの毒ガスしか能がないケツアゴは余裕ぶっこいていた。

 

確か、カリ・ユガの地球連邦のキャッチフレーズは〝地球の守護女神〟だったか。確かに、これを見ればそう言われるのも頷ける。 連邦軍が苦戦しているバグスを相手に蹂躙しているのだから。

 

ついさっきまで苦戦。ないし負けていたにも関わらず、敵側が自分達よりも弱いと錯覚してしまう程に圧倒的だ。

応急処置の状態だったとはいえ、コスモリオンは通常のリオンよりも性能が向上しているカスタム機。乗っているトロイエ隊の兵士達もエリート揃いだ。一般DC兵以上ラストバタリオン兵未満と言ったところか。振れ幅が大きいとは言ってはいけない。

 

そんな人材や機体が豊富なDCでも、エアロゲイターはやはり脅威だ。偵察機であるバグスやスパイダーでも苦戦は確実とされている。

しかも、最近は〝ファットマン〟や〝ソルジャー〟といった人型まで現れているのだから尚更である。

 

『終末の光・拡!!』

 

雨のように降り注ぐビームの雨が次々に虫達を撃ち抜いていく。

それは正しく女神が振るう裁きの一撃だ。所有している戦力の2倍、3倍も多いバグスの群れをいとも簡単に殲滅して見せた。

 

撃ち抜かれた虫達は腹を上に向けて落下し、そのまま爆発する。

 

「これが……カリ・ユガ……」

 

連邦軍やDCが苦戦した相手をいとも簡単に葬り去る事が出来るパワー。

女神だと思える程に神聖で美しい容姿。それでいて人外の者だとひと目でわかる多腕と虹色の翼と白蛇達。

 

噂ではあのグランゾンと互角に渡り合ったと言われているが……。それはあの蹂躙劇を見れば本当なのだろう。

 

「ユンカース中佐!この空域に、新たなバグスが接近中です!!」

 

ーーーーーーー

 

 

「ああもう、キリがない!!」

 

ユウは苛立っていた。倒しても倒しても次から次へとおかわりがやってくるバグスに対して。

 

太平洋での小さな島で戦った時とは物量がまるで違う。

輸送機を襲っているバグスを倒したと思えば、地上から。空から次々とバグスの群れが襲いかかって来ている。

 

それだけならまだいいが、カリ・ユガの背後には輸送機がある。つまり、守るべき対象があるという事だ。

殲滅するために〝グラビトロンカノン〟のような広範囲攻撃を使ってしまえば巻き添えにしてしまう。これでは迂闊な行動は取れない。

 

広範囲の敵を一気に殲滅できる〝終末の光・拡〟を使えばいいのだが、それも敵味方を識別するために莫大な集中力が必要となる。その為、連続での使用は厳しいと言わざるを得なかった。

 

「……!!ユガの黒き光!ボラ・ボール!!」

 

カリ・ユガの翼が黒い輝きを放ち、それは徐々に玉のような形へと変えていく。

禍々しい闇の玉とも言うべき黒い光は遥か上空へと浮かび上がり、バグスの密集地帯を押し潰していく。

この技は、本来は黒リヴァルナが行う技だが、下僕にできて主に出来ないという道理はない。出来ないのは変形合体のみである。

 

カリ・ユガが武具で張り付いてこようとする虫を切り落とし、白蛇達が出すビームで虫達を消し炭にし、ユウがリヴァルナの技でそれをサポートする。

 

バグスの中にはちょっとカラーリングが違うものも混じっていたような気もするが、そんなのを気にしている余裕はない。ほら、また来た。

 

『ユウ!再度、〝終末の光・拡〟で敵を殲滅します!』

 

「わかった!その間の時間稼ぎは任せてくれ!アディ・ソーサー!!」

 

カリ・ユガはゆっくりと息を吐き、呼吸を整える。

これだけ大量の虫達をちまちまと倒すのは効率が悪い。かと言って、迂闊に広範囲攻撃をしてしまえば輸送機に当たってしまう。さっさと逃げればいいのに……。

 

その理由はなんとなく思い浮かぶ。

大した武装を持たない輸送機1機が大量のバグスに襲われる。それは恐怖以外の何物でもない。

宇宙の救済……それを阻止する者たち……自らの終焉……うっ、頭が……!!

 

例えるならば、1人の一般人が人気のない路地裏で凶悪なヤンキーの集団に囲まれているようなものだろうか。

 

相手は自分よりも遥かに腕っ節が強い相手。反撃しても軽くいなされ、ボコボコにされるのを待つしか無いだけの状況では誰しも恐怖する。それが心に傷が出来た者ならば尚更だ。

 

そんな状況で救いの強者が現れれば誰だって縋る。それが神ならば尚更だ。

逃げても直ぐに追いつかれるかもしれない。伏兵や増援、見回りがこちらに向かってくるかもしれない。1度追いかけられれば逃げられない。その時に再度助けが来る保証もない。

 

ならば、助けてくれた強者の下に居た方が最も安全であると考えるのが自然だ。それは分かる。

 

だが、それは助けられる側の都合であり、実際に戦う側から見れば「いや、いつまでそんなとこいるねん。さっさと逃げえや」というのが本音だ。

 

誤射の危険を考えなければいけないし、敵の被弾から守らなければならない。1発1発の攻撃が強い者ならば尚更だ。

シュウ・シラカワとネオ・グランゾンならば容易いだろうが、カリ・ユガとユウにとっては苦痛でしかない。それほど器用ではないのだから。

 

『……!!』

 

普段ならばカリ・ユガとユウが一緒に戦う。それは共に戦った方が力がより発揮されるからなのだが、今回はそうは言っていられない。

ネオ・グランゾンとの戦いで大きく消耗している中での防衛戦。敵が少数ならばいいのだが、如何せん数が多すぎる。

 

無論、カリ・ユガ本人だけでも充分に強いのだが、そんなものが通用するのは格下だけだ。格上に渡り合う為には1人と1柱の心が1つになる必要がある。

カリ・ユガ単体ならばネオ・グランゾンやアルティメット・クロス、鋼龍戦隊が相手ならば瞬く間にやられてしまうだろう。下手をすれば2発で沈んでしまうかもしれない。インフレすげぇ。

 

カリ・ユガが白蛇たちに指令を出している間、ユウはリヴァルナで構成されている翼に精神を集中させている。

赤のアディ・ソーサー。黒のボラ・ボール。白のラヴィ・ライトを中心に、カリ・ユガに近づく敵を撃ち落としていく。

切断されたり、押し潰されたり、消滅したりしていく虫達。それでも一向に数は減らない。

『宇宙を照らすユガの輝き……』

 

辺りが暗雲に覆われたタイミングで、白蛇達は上空へとビームを放つ。

蛇達の口から放たれた膨大なエネルギーは球体へと姿を変え、波のようにゆらりゆらりと揺れ動いている。

 

『終末のひかーーー』

 

敵味方の識別が完了し、後は裁きの光を降らせるだけ。そんな絶妙なタイミングで突然雷が落ちた。

 

『りぃっ!?』

 

蒼白い落雷は虫達を一気に飲み込んでいく。

雷の海に沈んでしまった虫達は呆気なく爆発四散。空に沢山の炎が生み出されていく。

更に暴風が吹き荒れ、雷と爆発が生み出す炎を大きく巻き上げて行った。

 

『な……なにが……!?』

 

輸送機は間一髪でユウが守ったようだが、先程の落雷はカリ・ユガも食らっている。

ネオ・グランゾンの攻撃と比べれば大したことは無いが、それでもそこそこのダメージを受けた。

鎧や白蛇の鱗は少し焦げ目が着いている。鎧は少し焦げ臭いが、白蛇は若干いい香りがしている。食べたら美味しいのだろうか。

 

雷のおかげで多くのバグスが消えたが、それでもまだそこそこの数が残っている。

終末の光が中断されたおかげで赤い球体が粒子となって消えた。

敵味方の識別を完了。いざ発射というタイミングでの唐突な落雷だ。動揺するのは当然と言えた。

 

(今の落雷はなんだったのでしょうか……?)

 

雲ひとつ無い空が雷雲に包まれた。前兆があった訳では無い。勿論、カリ・ユガが生み出した訳でもない。暴風にしてもそうだ。

 

ユウが残りを片付けている間、カリ・ユガの頭にはこの出来事だけが残っていたのだった。




リリー・ユンカース3つの運命。

ゲーム時空→アードラーの反撃を受け、沈みゆく艦と運命を共にした。死亡ルート。
ディバインウォーズ時空→逆にアードラーを粛清し、後に鋼龍戦隊に投降。生存ルート。
DW時空→そもそもDC残党と合流してない為生存確定。同じOG時空でここまで違うのか。

カリ・ユガのHP4割減、EN6割減で出撃中。ネオグラと戦ってからそう時間経ってないからね。仕方ないね。

リリー「ここを去るのは逆に危険。また襲われたらヤバいし、襲われる可能性大。カリ・ユガのそばに居た方が安心」

カリ・ユガ、ユウ「「帰って……(切実)」」
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