破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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自分はスパロボは64、無印z、第3次Z、第2次OG、V、X、クロスオメガ、DD、30の途中までプレイ済です。
OG過去作は第2次にある過去作のおさらいを1回見たくらいですね。

相変わらずのガバガバです。ユルシテ……ユルシテ……

今作のカリ・ユガはVのナイン的な立ち位置となっております。


虫型の機体

「ユウちゃん!おつかれ!また明日も頼むぜ!」

 

「分かりました!」

 

東京に転移したユウの最初の目的は、拠点の確保だ。

ここは地球とはいえ、並行世界に当たる。即ち、戸籍も何もかもがない状態だ。

長いところカリ・ユガの惑星で修行に励んでいた為、所持金が無い。即ち買い物すらロクにできないという事である。

 

極めて不謹慎ではあるが、不幸中の幸いと言うべきか……。今の地球はエアロゲイター等の異星人や、ディバイン・クルセイダーズ……通称DCによる戦争の激化のせいで、孤独となってしまった人間は少なくない。

その上、深刻な人手不足なのも相まって、戸籍が無い状態でもバイトができたのは幸いだった。ちなみに年齢は詐称している。

 

『ヒトというのは大変なのですね』

 

「まあ、生きていくだけでも色んな物が必要だからね」

 

山にある拠点に戻り、夕飯の準備に取り掛かる為、カリ・ユガの一部である白蛇を召喚。焚き火に向かって炎を吐いてもらった。

そこに川で釣った魚を串焼きにする。味付けは醤油だ。うん、美味しい!

 

『ユウ。調査に向かわせたリヴァルナによると、地球上でのまともな戦力はとても少ないとの事です』

 

「ああ。異星人は偵察機程度しか送り付けて来ていないが、もし本隊が来たら地球はほぼ確実に侵略されるだろうな……。シュウ・シラカワとグランゾンが本気出せば別だろうけど」

 

地球上でまともな戦力はDC位だ。後は、ヒリュウ改率いるATXチームと、SRXチーム位しか無い。

エアロゲイターの偵察機、仮称バグス。正式名称、メギロートを倒せたのはこの3つの部隊だけだし、南極に登場したガロイカも撃破している。

この状況でも連邦軍に派閥が出来ており、その上足の引っ張り合いが行われている状態だ。DCの宣戦布告のおかげで異星人の存在が明るみになってしまったこともあるだろうが……。

ともあれ、幸いだったのはまともな軍人が割かし多いという事だ。もし、連邦軍の上層部の大半がハンス・ヴィーバーのような性根の持ち主だったらと考えるだけでゾッとする。

 

『ユウ。どうやら、この付近にエアロゲイターの偵察機が出現したようです』

 

そんな事を考えながら、最後の1匹に手を伸ばしたその時、カリ・ユガの知らせが入った。

それに遅れて警報音がけたたましく鳴り響く。

 

「連邦軍の様子はどう?」

 

『付近の者たちが迎撃に入っていますが、大した成果は出ていないようですね』

 

「……なら、行くしかない」

 

この世界に転移して既に数日が経っている。

たった数日でこんな状況だが、元の地球よりは大分マシだし、なにより住んでいる場所に愛着が湧いていたりする。

なにより、死にたくないという思いが共通している以上、迎撃は当たり前の選択だ。

 

魔法陣を介し、カリ・ユガの力を引き出して変身を果たした後、転移で戦闘区域へと向かった。

 

 

ーーーーーー

 

「クソ!落ちろってんだよ!!」

 

連邦軍所属の青い戦闘機と戦闘をしているのは、虫の形をした機体だ。

戦闘機から放たれたミサイルを、其の姿宜しく虫のような軽い動きで避けていく。

ハエを手で叩こうとしても素早く対処されるように、戦闘機のミサイルが避けられるのだ。

一応、直撃すれば倒れる事は分かっているが、早く動く標的に当てる事は難しい。

無論、当ててはいる機体はあるが、決定打には程遠い。多少装甲が焦げているだけに終わっているのだ。

 

〝AGX-01・バグス〟。虫というド直球の仮称で呼ばれている、エアロゲイターの偵察機。

その性能は、虎の子のPT、ゲシュペンストと互角と言われているのだ。

バグスは口の部分から超音波のような円盤状のレーザーを放つ。

ソレは連邦軍兵が乗る戦闘機の翼部分に当たり、墜落していく。

 

「クソ!援軍はまだか!!」

 

墜落した仲間を見て連邦軍兵が愚痴をこぼす。

視界に広がるバグスの群れを見てそう言うのは仕方の無い事だ。

数が違う。質が違う。素早い動きは戦闘機のミサイルを避け、機銃では牽制にしかならない。

直撃させれば倒せるとは言うが、戦っている連邦軍兵達にとっては気休めにしかならなかった。

 

こんな絶望的状況。背後には基地と街がある。守るべき市民がいる。

少しでも時間を稼いで市民の避難を済ませることが出来れば……

 

そう、思っていた時だ。

 

「アレは……何だ?魔法陣か?」

 

ふと、戦っている連邦軍兵の視界に魔法陣が映った。

ソレは目映い輝きをみせ、魔法陣から少しずつ現れた者に対して驚愕する。

 

「アレは、南極の……」

 

魔法陣から現れたのは、あのグランゾンと戦った多腕の女神だ。

獅子の兜を被っている、常に目を閉じた美しい巨大な女。その表情は無機質なイメージを感じさせる。

 

『そこの者』

 

「しゃ……喋った?」

 

『この虫達の相手は私達がします。貴方達は、負傷している味方と共にこの戦域から退きなさい』

 

巨大な女の言葉に、連邦軍兵達は戸惑いを覚えた。

相手は暫定異星人だ。あんな女は地球には居ないし、あんな機動兵器も見たことも聞いたことも無いのだから。

戸惑っている連邦軍兵達を他所に、カリ・ユガの白蛇が戦闘機に向かっているバグスを噛み砕く。

 

「味方なんだな?」

 

恐らく、目の前の女はこちらには攻撃の意思は無いのだろう。現に、連邦軍兵に向かってくるバグスの魔の手から救ったのだから。

その言葉を聞いた巨大な女はゆっくりと口を開いた。

 

『ええ。貴方達が攻撃を加えなければ……ですが』

 

「それを聞いて安心した。我々はこの戦域より離脱する」

 

それを聞いた連邦軍兵達は、墜落した戦闘機パイロットを連れて撤退し、戦場には虫のような機体とカリ・ユガのみとなった。

 

『さあ、ユウ。準備はいいですか?』

 

「当然!」

 

対峙するは侵略者の機体群だ。しかも無人機。遠慮する必要は皆無だ。

カリ・ユガは先手必勝とばかりに2つの杖からビームを放って2体の虫を駆除した。

 

その爆発音と共に2振りの剣を持ち、凄まじい速さで斬り捨てて行った。




OGSの序盤って、64並に崖っぷちじゃね?

・勝利条件:敵の全滅

・敗北条件:カリ・ユガの撃墜

・SRポイント獲得条件:???
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