破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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ガッツリ絡ませます。

カリ・ユガ使用人概念……?

どうすりゃええねん現象ガガガ……マジで誰かカリ・ユガのヒロインSS書いてクレメンス……

……設定投げたら代わりに誰か書いてくれないかなぁ(´・ω・`)絶対ワイより上手く書けるって絶対。ワイの展開、基本的に行き当たりばったりで無理やり感結構あるし。

シュクラメイスかき氷食いてぇ




基地戦闘の決着、後編

ジーベル・ミステルはゲイムシステムの影響で精神が崩壊している。

唯一残った承認欲求と嫉妬が増幅され、気に入らないものを片っ端からぶち壊す存在になってしまった。

それだけならまだいいのだが、ジーベルが乗っているのはヴァルシオン……DCの切り札ともいうべき機体だ。

 

全長約60mの巨体を持ち、機体の大きさ以外の全てにおいてグラビリオンを超えている。そんなものが癇癪を起こしたように暴れ回っている。最早異星人よりも厄介な相手ではないだろうか。

 

「……!!」

 

そんなジーベルが乗るヴァルシオンに強い衝撃が走った。バランスを崩し、思わず倒れてしまいそうな程の強い一撃。その正体はヴァルシオーネのクロスマッシャーだ。

 

「邪魔をするなぁァァァァァっ!!」

ジーベルはけたたましく叫びながら、攻撃をした存在に向かってヴァルシオンを操縦する。

剣を持ち、スピードを最大にして巨大な美少女の姿をした機体……ヴァルシオーネに斬り掛かる。

 

「させないよ!」

 

ヴァルシオーネは腰に装備している剣を抜き、ヴァルシオンの剣を受け止める。

ヴァルシオーネは特機とは違い、どちらかと言うとゲシュペンストやヒュッケバインと同じPT……リアルロボットタイプだ。姉妹機とはいえ、パワー面に関してはどうしてもヴァルシオンの方に軍配が上がる。

少しずつ押されていくヴァルシオーネ。人間の美少女のような見た目をしたヴァルシオン2号機の全長は約24mであり、同じく剣……ディバインアームもそれと同じくらいだ。

機動性は勝るが、パワーはヴァルシオンに1歩劣る。故にヴァルシオンは着実に、少しずつヴァルシオーネを追い詰めていく。

 

「どぉおおりゃァァァァァっ!!」

 

ヴァルシオンがヴァルシオーネを押し切ろうとしたその時、ゲシュペンストが側面から猛スピードでぶん殴った。

目の前にいる邪魔者を排除しようと、思いっきり前方に力を入れているヴァルシオン。そこに意識外から思いっきり脚をぶん殴られたのだ。幾ら究極ロボとはいえ、バランスを崩して当然と言えよう。そこにラプターやヒュッケバインの射撃援護まで来たのだから尚更だ。ジーベルが機動兵器の操縦がそこまで上手くないのも要因の一つだろう。

勿論、その隙を逃すリューネではない。ヴァルシオンの剣を受け流して斬りあげ、更にバランスを崩させた後、腹に蹴りを叩き込んだ。

 

「ヌゥゥゥゥゥッ!!」

 

機体が大きく揺れる中、ジーベルは獣のような唸り声を上げながら操縦していく。

何とか立ち上がろうとスラスターを噴かせながらミサイルを発射するも、ヴァルシオーネの剣によって両断される。

ミサイルが爆発した瞬間、ヴァルシオーネは両肩から赤と青の光球を射出した。

 

「消えろ!潰れろ!潰れろォォォォォォォッ!!」

 

それと同じタイミングで、体勢を整えたヴァルシオンは腕を翳し、巨大な螺旋を描いたビームを放出した。ヴァルシオン系統の機体が誇る、広範囲高威力のビーム、

クロスマッシャーだ。ターゲットはヴァルシオーネである。

 

「そっちこそ喰らいな!クロスマッシャー!!」

 

2色の光球を射出し、エネルギーを両手に溜め終わったヴァルシオンもまた、赤と青の螺旋状のビームを発射した。

ヴァルシオンとヴァルシオーネ。2機のクロスマッシャーが衝突する。

互いに1歩も譲らないエネルギーのぶつかり合いが繰り広げられているが、ヴァルシオーネの美少女フェイスは歯を食いしばって耐えているような表情だ。

互いの螺旋の形をしたビームは拮抗している様子を見せているが、徐々にヴァルシオンのクロスマッシャーが押していっている。

 

ヴァルシオーネは美少女のような姿形のヴァルシオンだ。全長はヴァルシオンの約半分程であり、スペック自体もほぼ互角。機動性はヴァルシオンよりも上である。正しくリアルロボットタイプの……縮小版のヴァルシオンと言えるだろう。

 

だが、そんなヴァルシオーネも欠点がある。それはクロスマッシャーだ。

ヴァルシオンの場合、手首にある砲門から撃てばいいだけなのに対し、ヴァルシオーネは両肩にあるパーツを射出し、そこからエネルギーをチャージして撃たなければならない。故にチャージするのに時間がかかってしまう。

無論、エネルギーが100%に到達してないからと言って撃てない訳では無い。が、そうなるとどうしても威力不足にならざるを得ない。そこがヴァルシオーネ唯一の欠点であった。

 

ーーーチャージ量が少しだけ足りない。

その量はたかが1桁台だろうが、そのほんの少しだけの量の差がジリジリとヴァルシオーネを追い詰めている。ラトゥーニ達も加勢したが、それでも時間を稼ぐ事で精一杯だ。

 

「待たせたな……!!」

 

「マサキ!」

 

ヴァルシオーネの隣に降り立ったのは、翼を持った騎士のような機体、サイバスターが暴風と光を纏っている。

腕をクロスさせ、肩と膝に4つの風の魔法陣を展開した。

 

「コイツで終わりだ!コスモノヴァァっ!!」

 

4つの魔法陣から出てきた風のエネルギー波が1つに収束し、巨大なビームとなる。

コスモノヴァはヴァルシオーネのクロスマッシャーと合体し、ヴァルシオンが放ったビームをどんどん押し返していく。

 

「ぎっ……ヌゥおあぁぁぁぁぁっ!!」

 

そんな2つの巨大なエネルギーを、ヴァルシオンは両手で受け止めようとする。

ビアンが設計したヴァルシオンを、アードラーが改造したもの。素の防御力はオリジナルより上とはいえ、姉妹機と魔装機神の合体攻撃を相手にするには力不足だ。

 

「ふ……ふざけるな……!!この俺はジーベル・ミステルだぞ……!この星のリーダーとなるべき男なのだ……!!ゼンガーを蹴落とし、アードラーを引きずりおろして……ビアンに変わって、俺が新たなDCの総帥になって……!!」

 

「うるせぇ!!テメェみたいな奴が、ビアンを語るんじゃねぇ!!」

 

「アンタの野望も、ここで終わりだよ!」

 

確かに、ビアン・ゾルダークは悪の組織の親玉だった。だが、やり方は間違っていたものの、地球を守りたいという思いや信念は自分達と変わらなかった……本気だったのだ。

反対に、アードラーやハンス、ジーベルらのDC残党は、欲や野望、自己保身の塊なのだ。最早ロクでもない連中の集まりである。

 

「ば……ばかな……!こんな筈が……ぐおおあああああああああっ!!!!」

 

最後の最後で、ゲイムシステムが解けかかっていたのだろう。自身の野望を吐露出来るだけの意識があったジーベルは、コスモノヴァとクロスマッシャーの直撃を受け、DCの象徴とも言える機体諸共爆散した。

周囲を見てみると、ハンスは倒れ、テンペストは撤退している。残りはサティヤ・ユガのみだ。

 

 

ーーーーーーー

 

『じ……浄化の光ッ!!』

 

天使と女神に向かって、雨のように降り注ぐ光の剣。

終末の光のように、対象に満遍なく降り注ぐ剣はまるで女神の裁きのようだ。

カリ・ユガは浄化の槍をくるりと回した後、降り注ぐ剣に向かって槍の穂先を向けた。

すると、浄化の槍周辺の空間が歪み、そこを中心にキラキラと輝く巨大なビームが放出された。

〝無〟の力で形成された輝くビームは、生誕の女神の剣を次々と消滅させていく。

 

『愚かしやっ!!』

 

光の剣の消滅によって生じた煙の中から、サティヤ・ユガは再びカリ・ユガに斬りかかり、カリ・ユガは2振りの剣で受け止めた。

 

『くっ……!!サティヤ・ユガ!何故私を狙うのですか……!?貴女の使命は、ユウの試練の相手の筈!!』

 

『……私は許さない。我が母を葬り、宇宙の崩壊を引き起こした愚兄を……!!母の宇宙を捨てたお前を……!!』

 

『……ッ!!』

 

サティヤ・ユガの言葉は、自身が宇宙の守護を始めたばかりの時に感じていた怒りそのものだ。

〝母なる神〟が宇宙の均衡を守護していた事を知らず、愚かにも母を滅ぼして宇宙崩壊のきっかけを作ったのは自身と対を成す創世の神。彼の事を憎んでいると考えると、彼女の行動原理の理由が納得出来る。

 

(コレも、私の意志……という事なのでしょうね……)

 

サティヤ・ユガはカリ・ユガの意志と力を抽出して生み出した存在だ。そういう意味では同一人物と言えるだろう。

心の奥底に封じ込めていた怒り、憎しみ。宇宙を護ろうとする決意や使命感。それらを煮詰め、凝縮させたような神僕が、主と刃を交えている。いわば、これは自分の意志との戦いと言っていいだろう。

 

『……ッ!!』

 

カリ・ユガはサティヤ・ユガの剣を受け止めながら、浄化の槍で薙ぎ払う。

カリ・ユガの近接戦闘技術はサティヤ・ユガよりも低いものの、手数の多さは遥かに上だ。

その理由は至極単純。物理的に手が多いからである。カリ・ユガの腕は8本。手にはそれぞれ2つの杯、剣、杖。そして1つの大槍を装備してある。つまり、剣を受け止めながら攻撃をすることが容易ということだ。

 

サティヤ・ユガは咄嗟に避ける。浄化の槍は、着弾した惑星とその周辺の惑星を砕く力を秘めているからだ。アレの直撃を許してしまえば、一撃でやられてしまうだろう。現に堅牢な鎧がバターのようにスパッと刃型の穴が出来ている。

 

距離を取ったサティヤ・ユガに、カリ・ユガの白蛇達は炎を纏ったビームを放つ。

オペレートしてくれるユウはコスモリヴァルナに搭乗しており、再度向こうで大量のリヴァルナに囲まれているようだ。それ故に終末の光の精密なコントロールは出来ないが、それでも放出とビームの雨ならば可能である。

 

そこに追撃として浄化の光を撃ち込むが、サティヤ・ユガはコレも回避した。

 

『小賢しい……っ!!』

 

サティヤ・ユガは大きく舌打ちをする。

やはり、此方は目覚めたばかり。いわば寝起きの状態だ。更に戦闘は初めてであり、パフォーマンスが落ちていると言っても過言では無い。

反対に、向こうは調子が戻りつつあるようだ。遠距離戦を取られればジリ貧になるし、蛇も手も武器も。なんなら実戦経験も、リヴァルナでさえ文字通り数が違うのだ。

それに、この状況を利用してタイマンに持ち込んだはいいものの、どうやらDCはやられてしまったようだ。人間の部隊がこっちに来ると、益々不利になるのは明白であった。

 

故に、サティヤ・ユガは撤退を選んだ。足元に転移用の魔法陣を敷いた後、剣と盾を収納する。

 

『貴女が巫女に埋め込んだ〝テンシの翠玉〟……。その欠片、いずれ返して貰います……!!』

 

『……!?そ……それはどういう……』

 

『覚えておきなさい……!!』

 

カリ・ユガが槍を構えて疑問を投げかけるも、サティヤ・ユガは答えること無く転移を完了した。

それと同時にリヴァルナ達も主に着いていくように撤退したようだ。

 

こうして、基地内でのDC及び生誕の女神との戦闘は終わりを迎えたのである。




揃えた手札を再度使い切るスタイル。

カリ・ユガは手数の多さと遠距離戦で勝ち、サティヤ・ユガは近接戦闘とスピードで勝っているイメージ。



改めてカリ・ユガのステータス見たら格闘と射撃が同じ……ま、まぁ攻撃力と技術は違うから……(震え)

パルスのファルシのルシがコクーンでパージ

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