初期症状で何とかなったので病院行かなくてよかった。ウマウマ。
みんなも水分だけじゃなくて塩分もしっかり取ろうね。あと寝る時はエアコンつけて寝ようね。尋常じゃないめまいと吐き気とダルさが一気に来て普通に気を失うゾ☆
尚ワイの家は扇風機しかない模様。
長年作業用BGMとして使っていたPCの充電機能と充電器が遂にイカれました。Switch買ってて良かった。
……上手くなりてぇなぁほんとなぁ(´・ω・`)
「ちっ……!増援か……!!」
思わずキョウスケは舌打ちした。ただでさえ敵の数が多いのに、更に数が増えたのだから。
無論、来るだろうなとは思っていた。DCの大勝負の舞台に、組織のリーダーが来ないはずが無いとも。
とはいえ、簡単に予想は出来ていても実際に来られたらうんざりする。しかも増援は突破力や火力のある機体では無いと厳しいグラビリオンだから尚更だ。
反対に、アードラーはこの戦いでの勝利を確信している。切り札のヴァルシオンと、鬼札のグラビリオン部隊がいるのだ。
しかも、アードラーが乗っているグレイストークの直衛隊は量産仕様では無く隊長機仕様である。かつてのカリ・ユガ対策の副産物と言えよう。
「ホッ!?アードラーのオッサンじゃねぇか!!」
狂気に呑まれたテンザンが白目のまま驚いた。
「面白ぇ!コイツらを倒したら次の標的はテメェだぜ、オッサン!首洗って待ってやがれ!ヒャハハハハハハ!!」
「ちっ、テンザンめ……。使いこなせると言っておきながらこのザマか……。役立たずめ」
まぁ、元より期待なんぞしておらん。と吐き捨て、アードラーは狂気に笑うテンザンから視線を外した。
ジーベルやテンザンのヴァルシオンは、言わばゲイムシステムの実験機だ。
パイロットの脳に直接情報を流し、戦闘能力向上を目的としたマン・マシン・インターフェイス。実際に発動している機体としていない機体では明確な動きに差が出来ている反面、パイロットに精神崩壊や暴走を引き起こしかねない危険なマシンだ。
実験に失敗はつきもの。寧ろトライアンドエラーを繰り返し、より良いものに仕上げようとするアードラーの姿は正しく研究者と言えるだろう。外道である事に目を瞑れば……ではあるが。
テンザンやジーベルがゲイムシステムを制御出来ればそれでよし。出来なければ次の実験体へ。その繰り返しだ。
「ククク……なら、儂はそろそろ切り札を出すとするか。テンザンとかいう失敗作などではなく、真の切り札をな……!!」
アードラーが不敵に笑いながら艦に指示を出す。
グレイストークのハッチが開き、出てきたのは……ヴァルシオンだ。
「またヴァルシオン!?」
「ちぃっ!一体何機あるってんだ!!」
「流石に、アレで打ち止めと思いたいんだが……」
アイドネウス島やセパストポリ基地で戦ったヴァルシオンはとても強かった。
1機だけでもめちゃくちゃ苦労して倒したのに、2機目……正確には3機、あるいは4機目か。そんなものと複数戦わなければならない事実に、ガーネットとジャーダは一瞬身震いをしてしまう。特に2人はヴァルシオンに撃墜された事もあるから尚更だ。ラトゥーニは険しい表情をしてヴァルシオンを見ている。
「アードラー、いい加減にしなよ!親父のヴァルシオンと、DCをいいように利用したオトシマエ、きっちりつけさせてもらうよ!」
「ヒャホッ!?アードラーのジジイ、とんでもねぇサプライズイベントをぶち込んでくるじゃねぇか!!ダブルヴァルシオンってか!いや、そこの女ロボを合わせるとトリプルヴァルシオンか!いいねいいねぇ、盛り上がってきたぜ!!」
「黙りな!そのインチキヴァルシオン……親父に変わって纏めて叩き潰してやるよ!覚悟しな!!」
アードラーに対して怒りに燃えるリューネと、3機の究極ロボがフィールドに出たことで興奮するテンザン。反応は正反対だ。
リューネは父親からDC設立の真の目的を教えられている上、ヴァルシオンの目的も知っている。それを曲解し、歪めているアードラー率いる現DCに対して怒りを抱くのは当然と言えよう。
「ふん。何も知らん小娘がいきがりおって」
怒りに燃えるリューネに対し、アードラーは「くだらない」と吐き捨てた。
リューネにとっては大きい事でも、アードラーにとっては些細な問題。寧ろ科学者でありながら隙を作る方が愚かだと思っている。
そううんざりしながら、アードラーは口を開いた。
「お前の父親は確かに優秀な男じゃった。気に入らんが、このワシでさえ敵わないと思える位にはな。じゃが、奴にはたった1つの欠点があった。くだらない理想を持っていたという欠点がな」
「……ッ!!」
「〝この戦いに勝利した者が、真に地球圏の守護者となる〟……か。実にくだらない理想じゃ」
まるでどちらが勝っても構わないという考え。更には優秀であるならば、敵であろうと勧誘する……自らの懐に入れようとするという甘さがあった。その為隙が生まれ、そこを突かれて敗れた……というのがアードラーの主張だ。現に異星人であるカリ・ユガでさえも勧誘しようとしていたのをアードラーは知っていたからだ。
「真に地球人類を守りたいのであれば……愚民共を抹殺し、優秀な人材のみを生き残らせる。そうすれば、地球圏を守る我らDCの負担も減る」
「……!」
「アードラー、貴様ァ!!」
アードラーが語る理想にリリーは絶句し、テンペストは怒号を上げた。
アードラーが言っていることは、一言で表すならば選民思想。あのマッドサイエンティストが言う事だ。恐らく、あの爺が言う愚民を実験台に研究するつもりなのだろう。アードラーの人となりを知っていれば簡単に予想できる事だ。
優れた者によるより良き支配などではない。アードラーという名のマッドサイエンティストを頂点とした独裁星の誕生である。
「テンペストよ。以前貴様は儂に言ったな。〝それが死んでいった同胞に対して言う言葉か?〟と。実にくだらん。役立たずの兵が世界征服の為の礎となった……それだけじゃ」
「……ッ!!」
「……つまり、ゼンガーは貴様のそのくだらない理想に賛同した……という事か?」
キョウスケがアードラーに対して疑問を投げかけた。
ゼンガーがDCに寝返ったのは事実であり、コロニー統合軍の残党をDC残党に合流させたのもまた事実だ。とはいえ、あのゼンガーがアードラーの元に大人しく付くのは100%有り得ないだろうが、念の為聞いておく必要があるだろう。
「はて?ゼンガー?そういえば姿が見えんようじゃな。どこぞへ逃げおったか」
「……ゼンガー・ゾンボルトは信念の男。貴方のような男に従う事は正しくないと判断したのでしょう。別に驚きはしません」
そして、逃げたのでは無く剣を研ぎ澄ませているのでしょうね。と心の中で補足する。
ゼンガーは人の道に外れた行為を決して許しはしない。1つ例を挙げると、同僚のジーベルがコロニーに2度目となる毒ガスを蔓延させようとした際、零式斬艦刀で艦ごと剣のサビになったのだ。ちなみに1度目にはゼンガーに思いっきり顔面をぶん殴られた上、叱責されている。
それと同等……或いはそれ以上の事をしでしているのがアードラーという爺である。
「ほう?誰かと思えば、コロニー統合軍総司令の腰巾着ではないか。てっきり野垂れ死にしたか、逃げたものだと思っていたぞ」
「ええ。あなたの言うとおりです」
二重の意味で敬愛している存在の死を目の当たりにして、現実逃避をして全てを放り投げた臆病者。
女神と巫女を完璧な存在だと思い込み、1つの心ある生命だと少し前まで理解出来なかった女。
強い意志を持つことが出来ず、心の炎を燻らせる事も出来なかった。
「ですが、そんな私でも出来ることがあります……!」
「逃げ出した臆病者の兵士風情が何を言うか。貴様なんぞにワシの事をとやかく言えると思っておるのか?」
もしジーベルと同様、合流して従っていたのならばいざ知らず、DCから逃げた上敵対までしている者に言われるのは心外。とばかりに開き直っている。
リリーの方は思うところがあるのか、「好きなだけ罵ってくれて構いません」というスタンスのようだ。
「まぁいい。裏切り者がどう言おうとどうでもいいわい。ワシの目的は世界征服……もとい、愚民共の粛清じゃ。そして、地球圏を統一させた後に戦力をワシの元へ集結させ、異星人を討ち滅ぼす」
「今のアンタにそんな力がどこにあるってのさ!?」
「フヒヒ……ならは見せてやろう。そこのテンザンのとは違う、ヴァルシオン改のゲイムシステムをな!」
自信満々にアードラーが端末を操作すると、新たに出撃した青いヴァルシオンのゲイムシステムが作動し、そのまま基地の方へと向かっていった。
ごっちゃになったので一旦整理。
ユウの目標→〝外なる宇宙〟に耐えれる体作り、インスペクターの撃破、サティヤ・ユガの撃破。
カリ・ユガの目標→死なない事、ユウを強くする事。
リリーの目標→カリ・ユガ陣営のサポート、DC及びエアロゲイターの撃破(カリ・ユガの話を聞いてから明確化)
フェードアウトしてそのまま生存した世界線のリリーって何してたんねやろ?