深夜テンション的なやつから解放されていざ冷静になるとふと思った。誰か調理してワイに食べさせてくれ(´・ω・`)
個人的にはビアンは超一流なオールラウンダー。アードラーはソフトウェア専門みたいなイメージありますね。ハードはそこまで得意じゃないから機体の方にこだわりとかなさそうな感じがする。
アードラーがハード面も得意かどうかは分かんない。並の技術者よりは上だとは思うけど。
ジーベルやテンザンの精神が崩壊した原因であるゲイムシステム。その受信装置を見つけたと思いきや、またも問題が立ち塞がった。
その受信装置の場所が、コクピットのすぐ傍にある。つまりは、〝残り2分以内に此方に襲いかかってくる強い人質が乗る機体のコクピット付近に攻撃しなければならない〟という事である。
狙うのは難しい。失敗すればシャインごとヴァルシオンは爆発だ。
「フヒヒ……気づいたか。さて、貴様らはどうするのじゃ?うん?」
アードラーが軽食をつまみながら得意気に言った。仮にゲイムシステムの受信装置に気づいても、甘い連中ならば動揺するだろうと確信していたからだ。
シャインの命を奪ってしまう事を恐れてもたつけば、制限時間が過ぎてゲイムシステムが人格を乗っ取って負け。コクピットごと破壊してしまっても負け。
前者ならばアードラーの実験が加速する結果となり、後者を取っても精神的なデバフを食らった相手ならば対処は充分可能。そう判断してのことだ。どっちに転んでも、アードラーにとっては利益になる。
「シャインごとヴァルシオンを倒すか、シャインが乗るヴァルシオンに倒されるか」というのはそういう事である。だからこそ、アードラーはこの戦場にて、映画感覚で赴いているのだ。オペレーター達がうんざりした様子で見ているが、上機嫌なアードラーは気づいていない。
「……いいえ。賭けになりますが、まだ手は残っています」
動揺を隠しきれないメンバーが多い中、コスモリヴァルナのサブパイロットであるリリー・ユンカースが口を開く。
ユウのサポートを最低限にまで削ぎ落としてまで、シャインのヴァルシオンの解析を優先した。それが今終わったのだろう。
「……作戦は?」
「正面突破です」
「それ作戦じゃ無いっス……」
「……いや、それが最も理にかなっているのかもしれん」
リリーが伝えた作戦内容にタスクがツッコミ、イングラムが指を顎に当てて思考する。
残り2分。それがシャイン・ハウゼンに残された時間だ。それが過ぎれば、テンザンやジーベルと同じように精神崩壊を起こしてしまう為、モタモタしていたら直ぐに時間が来てしまう。
ギリアムとラーダも同じ結論に達したのか、イングラムと少し話し合ってすぐに結論を出した。
「救出部隊各機へ通達。シャイン王女が乗るヴァルシオンの受信装置に攻撃を集中させろ。他の部隊は対応している敵を撃破出来次第、リュウセイ達か救出部隊の援護にまわれ」
シャイン救出の他にまだ1つ、やる事がある。それはテンザンのヴァルシオンの撃破だ。
まだ助けられるシャインとは違い、テンザンは完全にシステムに呑まれている。アレはもうテンザン・ナカジマでは無い。破壊衝動と闘争本能が暴走した狂ったAIのようなものに成り下がってしまった。
また、テンザンの才能とゲイムシステムの2つが混ざり合ったことで、テンザンのヴァルシオンをより凶悪に引き立てている。たった1機だけで此方を全滅させる事が出来るほどのポテンシャルを秘めている。そんな相手が、シャインを救出する際に乱入したらどうなるか……。
「ヒャハハハハ!無駄だ無駄だぁ!無駄なんだぜそういうの!ちょっとやそっとじゃあビクともしないぜぇ!!防御力がカンストしたヴァルシオンはなぁっ!!」
「黙りな!アンタが自慢しているそのインチキヴァルシオン!!真っ向から叩き潰してやるよ!」
「やはり、ですか」
ジーベルのヴァルシオンも、ヴァルシオーネのクロスマッシャーやサイバスターのアカシックバスター等の強力な一撃でないとロクなダメージを与えられなかった程に硬かった。テンザンのも同様だ。コスモリヴァルナの武装は効いている様子はなく、Rー1のTーLINKナックルでしかダメージを与えられていない。
シャインのヴァルシオンは、アルトアイゼンが空けた穴にRー2のハイゾルランチャーを撃ち込んで初めて手を破壊できたのだ。クロスマッシャーの砲身までは届かなかったが。
つまり、テンザンが言うようにちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない。機動兵器では突破力のあるRー1やアルトアイゼン、サイバスター。ヴァルシオンの姉妹機であるヴァルシオーネ。特機であるグルンガスト。トロニウムエンジンを持つRー2位しかロクなダメージを与えられないだろう。いや、サティヤ・ユガ戦の時のコスモリヴァルナも該当するか。
つまり、あのヴァルシオンは非常に防御力が高いということだ。その上、パイロットであるテンザンの「防御力カンスト」という言葉にアードラーは焦りを見せた。つまりはそういう事である。
「ちぃ、テンザンめ!余計な事を言いおって!ええい、此方も攻撃開始じゃ!」
流石に不味いと思ったのか、アードラーは慌てた様子で命令を下した。
シャインのヴァルシオンは、テンザンのものと比べてより硬く設計されている。装甲は勿論、コクピット周りもより硬く、たとえゲシュペンストの全力パンチを直撃させたとしてもかすり傷1つ負うことはない。岩と素手程の差があると言っていいだろう。
だが、それがバレてしまった以上相手側の遠慮は無くなったと捉えていいだろう。流石に人質相手に致命傷になる攻撃はしないだろうが、それでも強力な攻撃をしてくる事には変わりない。相手の動揺が少なくなった事も大きく、アードラーに焦りが出てきた。
グレイストークを護衛しているグラビリオンが動き始め、アードラーも艦長席から移動を開始する。
行動を開始したグラビリオンは数えるのも馬鹿らしくなるほどのミサイルを発射する。
「させるかよぉぉぉぉぉぉっ!」
この攻撃に対し、誰よりも早く反応したのはタスクだ。
ジガンスクードをミサイルの方へと動かして射線上へと最大スピードで移動させる。
味方の中で、最も防御力に優れているのはタスクが乗っているジガンスクードだ。今は呪われた機体だの忌むべき象徴だのなんだのと言われているが、元々の願いは皆を守るという願いと決意を込めて造られた筈だ。
「ギガ・ワイドブラスタァァァァァァッ!!」
ジガンスクードの胸部の砲身が熱を帯び、巨大な熱線砲が発射される。
約70mの巨体を誇る防御型の特機から放たれる熱線砲の威力も範囲も絶大だ。
グラビリオンから雨のように放たれたミサイルの群れを次々と消滅させていく。
「やったか……?ぐわっ!?」
「タスク!?」
だが、続けてきたミサイルの第2波が、ジガンスクードに襲いかかる。
Gテリトリーと呼ばれる重力バリアを展開しているものの、こうも数が多ければ大した意味は無い。
ラッセルとカチーナのゲシュペンストがビームライフルとスピリットミサイルで援護するが、数が数だ。減っているようには見えない。
「うおおおおおおおおおおおおっ!!」
タスクが雄叫びのような叫び声を上げながらジガンスクードを動かしていく。
シーズシールドによるパンチや、Gテリトリーによるバリア。時には自慢の防御力を活かして盾になってミサイルを破壊する。
タスクの頭の中にあるのは1つ。ジガンスクードと共に皆を守る盾になる事だ。コロニーにおける呪いを払拭し、祝われる存在にする事だ。
ならば、ジガンスクードとタスクは仲間や民間人を守る時にこそその真価を発揮する。
「無茶だ!幾らジガンスクードと言えど、アレだけの攻撃をまともに受けては……」
「大丈夫だぜ!俺とジガンを甘く見るなよ……!!それよりも、早く王女様の救出を急いでくれ!」
ブリットの叫び声にも似た心配の声に、タスクは平然と……それでいてしっかりと強く意志を持った上で返答した。
だが、これが痩せ我慢である事は本人も分かっている。ブリットの懸念通り、幾ら最強の大盾であるジガンスクードでも、グラビリオン部隊から放たれるミサイルの雨が続けば耐えられないだろう。
ブリットを筆頭にミサイルを撃墜しようとジガンスクードを援護している者もいるが、数が数だ。どうしても捌ききれていない。
ヒュッケバインのブラックホールキャノンならば一掃出来るだろうが、下手に使ってしまえばジガンスクードを巻き込んでしまう。
戦力はシャイン救出とテンザン撃破に割かれている。時間が経てば経つほど相手側の攻撃がより熾烈になっているからだ。特にシャイン救出組はキツイ様子なのが見て取れる。
残り時間は1分。それまで耐え切れるか否か。また、耐えられた時にどうやってこの状況を打開するか。タスクは必死に頭を巡らせる。
「……随分とキツそうだな。ジガンスクードのパイロット」
「……っ!?アンタ……!!」
そんな中、テンペストが乗るグラビリオンが、ジガンスクードの隣に位置取った。
そうだ。まだ残っていた。しかも、一筋縄では行かないベテランのパイロットが乗るグラビリオンが。
「……」
テンペストはジガンスクードとグレイストークを交互に見た後、ゆっくりと引き金を引いた。
「……っなぁっ!?」
そして、アードラーが乗るグレイストークにミサイルを。胸部から放たれる広範囲のビームを向かってくるミサイルへと撃ち込んでいった。
ふと思いついたネタ。
ノエルの妹でロックブーケの姉として転生したオリ主が七英雄の面々と元の世界に帰還する為に転移するが、オリ主だけ手違いか事故かなんかでキヴォトスに行って先生やるかベアトリーチェに代わってアリウスの理事になるみたいな感じ。
得意武器は弓と体術。術の種類は冥、水、土。
・リリーが言った救出作戦
要はアードラーのヴァルシオン自慢の防御力(コクピット含む)を信じたもの。賭けと言ったのはこの為。
「あれだけ硬いなら多少無茶しても大丈夫だよね」みたいな感覚。作戦もへったくれもない単なるゴリ押しとも言う。時間もないし、奇策には正道ってどこぞの戦術予報士も言ってた。正面からぶっ潰す!
・カンスト
カウンター(カウント)ストップの略。主にゲーム等で使われ、数字が最大上限にまで達した事でこれ以上上がらない状態を指す。
ちなみにテンザンはカンストとは言ったが、実際は違う。スパロボで当てはめるならテンザンとジーベルのヴァルシオンはHPと装甲が6、他が2段階の改造。シャインのヴァルシオンの場合はHPと装甲が8、他が3段階。
・カリ・ユガの今の精神状態
火種が着いた位。体力も回復しているが、メンタルブレイクしているのが現状。尚、諦めずに立ち向かっているハガネ隊とヒリュウ隊とユウを見て再誕する手前。
スパロボOGに当てはめると3話離脱状態になるのかな?