カリ・ユガの仕事想像しながら挙げてみたけど、ブラック過ぎない?なので休憩回です。
投稿するタイミングで不安がどっと押し寄せて足踏みはあるある。
『わぁ……見てください、ユウ!海ですよ海!!』
ユウを抱き抱えながら海に向かって指を指し、子どものようにはしゃいでいるのは水着に着替えたカリ・ユガだ。青と白を主体としたパレオタイプの物を着こなし、獅子の兜の代わりに白の帽子を被っており、高身長とスタイルの良さが組み合わさって最強に見える。勿論8本腕は据え置きである。属性が多い……!
大自然溢れるカリ・ユガの惑星では海と言うよりも湖や川がメインだった。遠くへ足を運べば海もあったのかもしれないが、あの時は修行や試練でそこまで遠くへは行っていないのである。
それに加え、本来の大きさである1999mオーバーならば、湖など最早水溜まりや子供プールも同然だ。カリ・ユガ、発進!もっと深く……。もっと深く……。もっと深く……。
「す……凄いはしゃぎっぷりですね」
「カリ・ユガにとって、何もかも初めてだから……」
全速力で海に向かって走り、思いっきりジャンプしてドボンしている姿は、まるで夏休み1ヶ月前から楽しみにしていた海を前にした幼子のよう。
本格的に人間サイズになったのは、この世界に来てから。具体的には南極事件に巻き込まれた後だ。
あの時は生活しながらユガの力を高め、身体に馴染ませることを中心にする事のみに集中していた。その際にDCやエアロゲイターを迎撃していたのは、民間人を助けるのは勿論、実戦が力を馴染ませやすいからだ。人助けが出来て、実戦も出来て修行も出来る。問題ないだろう。
それがいつの間にかハガネ隊に拾われ、DCやエアロゲイターと本格的に戦い、今ではヒリュウ隊の面々とも交流を深めている。何もかもが新鮮で、何もかもが眩しく見える。
正史の未来を見て恐怖を覚え、ユウ達と交流した事で楽しさを感じている。オフの状態カリ・ユガは、敢えて言うならば興味関心が人一倍強く、そして好奇心が旺盛……といったところだろうか。やっぱり背が高いだけの末っ子じゃないか。
あの時、ジュネーブに飛来するミサイルをカリ・ユガは全て撃ち落とした。地上から発射された白蛇達のビームは噴水のように発射され、見事に敵のみを撃ち抜いた。誤射は一切ない。
正史の世界ならばジュネーブは壊滅していた。だが、この世界においてはカリ・ユガが壊滅の危機から救った。
何故エアロゲイターが連邦の重要基地の中からジュネーブだけしか狙わなかったのかとか、何故イングラムが敵の狙いを的確に理解出来たのかとか、テンシの翠玉とは何なのかとか、気になる事は多くある。今は貴重な5時間の休息タイムをめいいっぱい楽しもう。と、2人でかき氷を食べながらはしゃぎまくっているカリ・ユガを見て思った。当然シュクラ・メイス産である。万能すぎる。
チラリと向こうに視線を送れば、リュウセイ達は水泳の競走と水着評価会を行った後、各々楽しそうに遊んでいるようだ。海にいないメンバーも、各自様々な休息を満喫している。
リヴァルナ達が砂像を作っている時にリュウセイが加入して一生懸命砂像を作っており、それをラトゥーニがじっと見ている。作品はリヴァルナやRー1等の人間サイズスケールである。無駄に再現度が高い。砂祭り優勝はこのチームなのではないだろうか。開催してないけど。
クスハとブリットは初々しいカップルの初デートのように楽しんでいる。
「……思えば、本格的に休息を取ることが無かったのかな」
ユウは目を閉じて今日までの事を思い出す。恐らくカリ・ユガは、ここに来るまでに一切休息を取っていなかった筈だ。
ムインが追放され、ブーニベルゼに敗北して間もない時間から“外なる宇宙”の警戒と対処。宇宙の寿命の計測と宇宙消滅を防ぐ為のリセット。不可視世界の捜索。それから宇宙の寿命問題や邪神が引き起こした無限ループを解決するための模索。ざっと上げるだけでコレだけある。期間にして万年や億年はくだらないだろう。
ユウが来てからは上記にプラスして人間の少女の面倒を見ながらの修行や監視、ユガの力の手ほどき。不可視世界を見つけてからは自らの分身にして神僕……即ち、サティヤ・ユガの制作に取り掛かっていた。やる事が……やる事が多い……!!
彼女の近接戦闘の技術はサティヤ・ユガが出現する前までのユウのデータと、不可視世界でユウに剣を教えていた不死身の剣士であるカイアス・バラッドのデータが活かされている。エトロと2柱で頑張りました。
ユウと融合した後事故でこの世界に来てからはDCやエアロゲイターの対処。ネオ・グランゾンと2回戦って2回とも敗北。インスペクター四天王との戦いで蓄積した累計ダメージによる融合の強制解除。ゼンガーと戦って敗北しそうになる。自らの分身が進化した上で謀反される。情報量が多い。一体何をしたと言うんだ……。
ともあれ、ユウもカリ・ユガも本格的な休息というものを取ったことが無かった。休みというものが存在しなかった。それよりも絶対に外せない、やらなければならないことがあったのだから。
「やっほー!ユウちゃん達も来たのね〜」
声のした方へと顔を向けると、楽しそうにこちらを呼びかけているエクセレン達が見えた。
「そういやカリ・ユガはめちゃ楽しそうに海にダイブしてたけど、2人はどうするんだ?」
「私はここで上がってくるのを待とうかと思っています」
「右に同じ」
海に来た時のダイブを見た時の表情は、女神というよりも幼子そのもの。おかげでほっこりとした様子だった。ただ、リリーは「準備運動……」と呟いたが、女神と人間の身体の作りは違うのだろうと割り切る事にした。コレで『足がつりました〜!』となったら怒りマークを出す自信がある。
その際にエクセレンが「見事なスイカだったわね〜」と言っていたが、「スイカじゃなくて惑星」と訂正しておいた。うおでっか。それを聞いた面々は本来のサイズである1999mオーバーを見ているのだからめっちゃ納得したようだ。挟まれたらどうなるんだろ?
「……!?」
海面がボコボコと泡を立てた後、海が突然膨らんだかのように見えた。そして膨らみが沈んだ途端、大きな波が押し寄せる。
ユウもリリーも、鋼龍戦隊の面々も思わずその方向へと視線を向ける。中には警戒や臨戦態勢を取っている者もいるようだ。
『ユウ、見てください!食料を手に入れましたよ!!』
海から上がったカリ・ユガが大きな亀を担いでいるのが見えた。腕が8本あるとはいえ、人間サイズの美女が1本の腕でPTサイズの大亀を持ち上げている。
ゾウガメを置いたカリ・ユガは走ってユウの元へ向かい、ヒョイっと持ち上げた。
「……え?コレが、食料……?」
「スッポンのようなものなのかしら……?」
「それにしても大きいわねぇ〜」
「そんな呑気な……」
「このゾウガメ、以前倒した時苦労したのに……」
「てか、食べられるんスか?コレ」
「大丈夫だろ。亀料理とかあるし」
「どの位滋養効果あるんだろ?」
リリーを初め、この場に居る面々はカリ・ユガが持っている物を見て警戒を解いて目を点にしている。というか、深海にこんな生物が居たのかと疑問に思う程だ。
ユウがゾウガメと言ったように、カリ・ユガが持ってきた生き物は象と亀を合体したかのような超巨大な生き物。見つけた理由はカリ・ユガの異物センサーがビンビンに働いたからとの事。
ちなみにこのゾウガメはカリ・ユガの惑星にて、修行したての頃のユウが好奇心に負けて戦い、足踏み1発で完全敗北を叩き込まれた種族である。
「BBQ、する?」
ユウの言葉にこの場にいる全員が頷いた。なんならカリ・ユガが物凄い勢いで首を縦に振っている。
少し早いが昼食の時間帯にしよう。それに、初めて見る巨大な生き物の味がとても気になるのだろう。量も多いし、海に来たからにはBBQで食事を取りたいというのもあるかもしれない。こういうのは雰囲気が大事だ。特に男性陣がはしゃいでいる。ついでにカリ・ユガもはしゃいでいる。なんなら1番はしゃいでいる。
ゾウガメに着いている鎖や装飾品を外し、甲羅と牙を剥いだ後に双剣で捌いていく。どうやら下級神器の素材になるエネルギーの塊は無かったようだ。残念。ちなみに道具は全てカリ・ユガの翼に収納していたものである。
捌き終わったゾウガメ肉は刺身にしたり、串焼きや蒲焼にしたり、スープや鍋にしたりとバリエーション豊富な料理が仕上がった。食べ切れなかった分は容器に入れて仲間におすそ分けする予定だ。あっ、カリ・ユガがリスのように頬張っている。
BBQの後もめちゃくちゃ楽しみ、あっという間に休息タイムは終わった。楽しい時間は経過するのが早いとはよく言ったものである。
この後もわっちゃわっちゃしてた。やはり難しい。エクセレンのノリにタジタジになってるカリ・ユガは想像できた。
多分リリーの水着はライフセーバー的な感じだと思う。多分保護者枠。
青ゾウガメってどの位強いんだろ?サティヤ・ユガ級?
・原作と比べて増えた休息時間
ジュネーブが生存した事でその分余裕が出来たってことで。
・シュクラ・メイス産かき氷
作り方は簡単。まずはシュクラ・メイスを用意します。その後ボダ・チャージで粉々にします。ね、簡単でしょう?
シロップの色は7色+虹色の8種のバリエーションがある。黄色は炭酸が効いている模様。
シャニ・イーターとボダ・チャージって1機でどう再現するんだろ。いっその事召喚系武装とか?